緋乃Sido
俺らはため息をつきながら家へ入る。
すると・・・
「遅いわよ~」
風雅と琴羽の服装を変え遊んでいる母さん。
何時の間に帰った?!
「かあ・・・さん・・・?」
「そうよ?」
「・・・あんたは化け物か?!」
「いろいろとメタい事情があったって気づきなさいよ!」
「俺はそれ総無視してんだよ?!」
何でそんなこというの!?
「・・・・」
珱と朱莉はぼーっとして琴羽、風雅を見る。
琴羽がオールバック・・・ぷっ。
俺はつい吹き出す。
「あ!笑った!笑った!」
「悪い悪い。んで、買ってきたんだよな?」
「ええ。だから女の子たちおいでぇ・・・」
「輪花には触らせないぞ・・・」
俺は輪花を抱き寄せ、唸り睨む。
輪花の耳は赤い。
すると母さんが笑い、悲しみ、笑う。
「まあまあそんなこと言わずに~」
母さんが詰め寄ってきて、俺は抱きしめる腕の力を強めた。
「ひ、緋乃・・・?」
「ううう・・・・くるなぁ・・・・」
「なんで女の子じゃなく、息子に嫌われなきゃいけないのよー」
「母さんが嫌われないためだっ!」
「緋乃、大丈夫だよ・・・僕は平気」
輪花は、俺を見て、ふっと笑う。
うう、それに安心せざるを得ない・・・。
俺はしぶしぶ輪花を離す。
「・・・・・」
「えらいえらい、じゃあいきましょっか!」
「・・・うん」
「わかったわ」
「はい!」
なぜか朱莉は琴羽をじぃっと見てからついて行った。
「何で僕見られた?」
「おそらく俺が悪い」
「緋乃・・・」
「・・・なあ、なんで珱はあんな元気に」
「「信頼してるから」」
あと、風雅に目にものを見せてやるみたいなあれじゃないか?
「着せ替えは早いから、いいんだけど・・・」
『かーーーわーーーいいーー!!輪花ちゃん可愛いよぉおお!』
「無駄なしゃべりが多いんだよなぁ」
「迎えに行こうにもあっちは着替え中かもっていうか」
「理桜だけだな、あの中に突っ切っていけたの」
「ああ・・・懐かしいねぇ」
俺らは遠い目をしながら言い合った。
風雅だけは、輪花たちの去った方向を見つめて、ため息をついていた。
「どうした、風雅」
「いいや・・・・なんでもない」
「?そうか」
俺は疑問を抱いたまま風雅を見る。
・・・なぜ?
こういう人間は、色々なことに敏いものじゃないか?
まあ、それは、あくまで例え・・だと思うし。
なぜか、俺には風雅が珱の好意に気づいてる気がしてならない。
・・・俺の感覚だし、間違っていてもしかたないだろう。
つか、遅くないか?
いつもなら風雅と短い会話が終わった時点で、帰ってきそうだが。
三人だししかたないか・・・。
「ほらほら!!あなたたち、せっかく可愛いんだから、早く見せてあげて!」
「い、嫌だよ・・・恥ずかしいし」
「そうね・・・輪花に同意するわ」
「そもそも、見せたくないです・・・」
「わかったわ・・・じゃあ部屋へ行ってらっしゃい。輪花ちゃんはここでいいから」
「う、うう」
そんな会話が耳に入る。
うん・・・見たいです早く。
すると、母さんだけがやってくる。
「と、いうわけだから、あんたたはそれぞれ自分の部屋へいってちょうだい」
「は?」
「はいはい、いってらっしゃい!」
俺らは母さんにおされて部屋に入れられる。
ーーーーそこで見たものとは?
破片さんすいませーん・・・。
輪花「うう・・・どんな格好にされたんだろ」
スカートは必須でしょうに(キリッ
輪花「・・・」
朱莉「腹を括るしかないわね・・」
風雅「・・・俺は」
風雅さん?あなたは珱さんですよ。
風雅「・・・・ああ」
ではで・・・白刃取りぃいい!(バトンキャッチ
輪花「それは真剣白刃取りでいいの?」
さあ?
では!破片さん任せました・・・!