魔理沙の弟子と転生者   作:Lan9393

39 / 43
三十九話:思考回路

緋乃Sido

 

  風雅・・・。

珱を思い出し、風雅に怒りが湧き上がる。

なんでわからないんだ!

わからないなんて・・・ないだろう。

お前自身の思いがあるはずなのに!

しかたないか、それがあいつなんだ。きっと。

俺は、心の中で願う。

じっと、動かず、願うだけをした。

 

(大切な人を失った珱の心の隙間を・・・埋めてやってくれ)

 

できれば、と付け加える。

風雅ならできるんだ。俺はそう思う。

幸せを、あいつは知っているから。

でも・・・珱は、理桜に与えられた少し歪んだコトしか知らないんだもんな。

(常識があるが)

それの、珱が想う相手は、決して悪いやつじゃない。

理桜だって、珱を守るためにーーー。

俺はそこで思考を払う。

やめておこう。今更考えてももう遅い・・・。

どうせ、俺には何もできない。

俺が考えなくっても、あいつらは丸く収まる。

そう・・・だな。うん。

何もできないんだから、何もしないほうがいいんだろうな・・・。

 

「・・・さて、どうするかな」

 

伸びをしながら、日差しを浴びて空気を吸い込む

しっかし、母さんが飯かー・・・。

母さんのことだ、きっと俺の飯に変なのを入れるに違いない。

信じてないって?いいや信じてるよ、そっちの方向で。

そう。絶対飯に毒薬を入れるに違いないと。

確かに、そう信じてるからなっ!!

 

「しかたないかぁ」

 

はぁ、とため息をつく。

どうにもこうにもなにも考えることがない。

 

「はぁ・・・帰るかぁっと・・・」

 

俺は振り返り、家に入る。

すると、そこにはーーー珱がこちらに走ってきて、それを風雅が止める。

そんな風景が出来ていた。

え、なにカオス。

風雅、なにやってんだお前。

 

「離してくださいぃいい!」

「ま、待て!もう一度だけ・・・もう一度だけ!言ってくれ!!」

「いやですぅ!」

 

おいおいおい!?なにしてんだ?!

あああ!?母さんがにやけてる?!

何が起きるんだ?、なにがあったんだ!!

え、なに、風雅!?

 

「・・・・お、おい」

「・・・」

「・・・」

「で、では!」

 

珱が家出。

家計が・・・。

すると、風雅は「あ」と言うと立ち尽くした。

何があったんだ・・・。

聞く気にもなれず、しかたなく席に座る。

輪花が俺を不思議そうに見る。

なんでいるのっていう感じの。

いちゃ悪いかテメェ。

 

「・・・輪花?」

「んぇ?」

「い、いや・・・」

 

俺は視線を逸らす。

母さんがすっごいにやけてる。

もういい・・・俺はその後のそのそと降りて来た琴羽をブン殴った。

そして、また、クラスメイトからの警告が鳴った。




風雅さんが暴走しちゃったー・・・。

輪花「あ、あはは・・・」
朱莉「・・・そう」
風雅「取り扱い注意・・・」

むひゅん。で、では、じゃあ拡声器を投げてーー。
破片さん任せましたぁあああ!!

輪花「いつもよりも短いね」
朱莉「そうねぇ・・・では」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。