かーらーの返し。
夢Sido
「えーと、どうしたの?」
輪花が不思議そうに首をかしげて聞いてくる。
「あんた、緋乃が言おうとしてたこと・・・教えて頂戴」
「え?!あ、えー、あー、うー」
あたふたし出す。
見てて面白いわね・・・。
「・・さ、さあ?」
「じゃあんたはなに言おうとしてたかわからないまま口を封じたと」
視線を彷徨わせながら輪花は頷く。
「嘘おっしゃい」
「えー・・・」
輪花はやっぱり?と言いながらがっくりとうなだれた。
まあどもり過ぎっていうのもあるし確実になにいうかわかってた反応だったし。
「な、何で気にするのさ・・・」
「そうね・・・好奇心?」
ポーカーフェースを保つ。
好奇心で動いてるとは思えない表情でもしちゃえば本当のことを言うに決まるんだけど。
「・・・ふーん」
「というのもあるしね」
「え?」
「なんでもないわ。で?なんて言おうとしてたの?」
「い、言わなきゃダメ?」
私は頷く。
まあ言わないなんていう選択肢が存在するのだったらいいのだけれど。
ないから。そんなの。
「えーっと、多分・・・す、好きな人を聞かれるか、じゃないかな?」
「輪花・・・あんたってやつは・・・」
前、輪花と朱莉が飛んできた夜。
二人が話してたのは聞こえた。
・・・その時に好きだのなんだの聞こえた気がする。
「夢って、好きな人ってやっぱ、緋乃?」
「・・・」
急すぎてついていけなかった。
すると背後に霊夢が。
『夢は前から緋乃が好きよ?』
輪花は絶望的な顔をする。
「・・・まあ、想うだけはただだし」
「そ、そう、だよね・・・」
そんな時、私はムッとした。
怒りのような何かが私の中に湧き上がる。
だから、扉が開いたのにの気づかなかった。
「・・・・・・・ああ、もう!言ってやるわよ!私は緋乃が好きよ!なんかある!?」
「おーい、輪花、布団敷いた・・・・は?」
男の声。
それがあいつーーー緋乃だと認識するのに何秒か使った。
緋乃は目を見開いて私を見つめ、呆然としていた。
私は輪花とハサミを持ち上げ、両方緋乃に向かって投げてやった。
黙って入ってきたバツよ!!
「うっさい!!」
「あぶねぇえええ!?」
「え、ちょ、なんで?!」
ガチャ、と扉を閉め、鍵をかける。
・・・もう、終わった。
『夢・・・』
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琴羽Sido
・・・・・。
なんか理不尽だと思う。
なぜ急に逃げられた・・・・。
「・・・んー」
朱莉さんが気になる。
『・・・・おーい、来世』
「あれ?前世」
『なにしてくれてるのさ』
「いや、僕に言わないでよ」
確かに最初に言い出したのは僕だけどさ。
それでなんか言われるのってすごい理不尽。
『でも、君君』
「?」
『また好きって言われちゃったね?』
すると言葉が蘇る。
『また会った時ーーー本心を話して』
話さなきゃ、かー。
いつ話そう?
『がんばれ、来世』
「あ・・・うん」
暖かく笑んだ前世に、僕は気力も失せた四肢を持ち上げた。
夢さん本編でもあまり気づいてないのに告らせちまったぜぇぃ・・・。
輪花「・・・」
朱莉「・・・」
何その冷めた目!?
僕そんな目されることした?!
二人「した」
ひどい!!
夢「せーの」
ハサミ投げないで!?(ピチューン)
「「「では!」」」
破片さんにバトンをシューーッ!!