ハイスクールD×D 転生者はアラガミ   作:オラクリオン

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遅れて申し訳ありません。
週に六日も学校があって休みの日は昼過ぎまで寝ないと授業中寝ちゃうんで各時間が取れませんでした。
ちなみに題名からわかるように使い魔ゲットのお話です。


幕間
閑話 使い魔パニック


ミッテルトがうちに来てから、しばらくたったある日のこと、すっかり仲良くなったサリエルとミッテルトにアドバイスを貰いながらやっている小猫ちゃんとチェスをしている。と、突然部長が

 

「今日は生徒会の新人と使い魔契約に行くわよ」

「え?生徒会の新人…?」

 

イッセーは驚き部長に聞き返す。

部長はさも当然のように頷きながら

 

「そうよ。イッセーは知らなかったの?私たち以外にも、この学園には悪魔やそれに関する者たちが通っているのよ。そして生徒会も悪魔の集まりなの。…そんなことを言っている間に来たみたいね」

 

ガチャ

 

部室のドアが開きメガネをかけた知的なクールビューティーという言葉が似合いそうな女生徒が入ってくる。この人はこの駒王学園の生徒会長、支取蒼那さんだ。その後ろに元問題児の匙元士郎も入ってくる。

 

「知っているかもしれないけれど、改めまして、ソーナ・シトリー。上級悪魔よ。よろしくね」

「生徒会も悪魔の集まりだったなんて…」

「兵藤、お前、悪魔なのに気づいてなかったのか?」

 

後ろにいた匙がイッセーのことを馬鹿にする。

 

「匙、やめなさい。基本的に表では関わらないようにしているのだから知らなくても無理はないわ」

「その子が、新しく入った眷族?」

「おう! 会長の兵士(ポーン)、2年の匙元士郎だ!」

「知ってるよ。一年の頃スゲー噂になってたし。問題児だって」

 

イッセーがここぞとばかりに反撃する。

もちろん、そんなこと言われた匙はこぶしを握りながらイッセーに詰め寄る。

 

「なんだと!?」

「事実だろ!」

「うるさいです」

「ぐふっ!?」

 

匙とにらみ合うイッセーを小猫ちゃんが鉄拳で黙らせる。

腹を抱えながらうずくまるイッセーを見下しながら

 

「こんなのが同じ兵士とはな、ま、俺は駒四個使って転生したんだ! お前なんかとは格が違うんだよ!」

「匙、やめなさい。兵藤君は兵士の駒八個使用での転生悪魔よ。それに神滅具(ロンギヌス)を持っているのよ」

「はぁ!? こいつが!?」

「相手のことを偏見で判断するからだよ」

「何!? というか、なんで人間のお前がここにいるんだよ! それに堕天使までいるし!」

 

ミッテルトのことを指さしながら怒鳴る匙。

 

「堕天使なんか「おい」っ! な、なんだよ…?」

 

俺は少し怒気を含ませながら詰め寄る。

 

「俺の家族のことを、なんか、って言ったな?」

 

腕をガルムに変えると凄まじい熱気が部屋に充満する。

おびえている匙に対してできるだけ低い声で

 

「…潰すぞ?」

「ひいっ!?」

「アラト、やめなさい!」

「……」

 

部長に言われたので腕を人間に戻す。

 

「すみません。私の眷属が…」

「いいんですよ。悪いのは会長さんじゃありませんから」

 

深々と頭を下げる会長さん、実際むかついたがもうすでに少しは収まっている。少しは、な。

 

「気を取り直して、今日はイッセーとアーシア、それとソーナのところの匙君の使い魔をゲットしに行くのよ。善は急げというし、早速いきましょう!」

 

 

*                    *                     *

 

 

冥界にある『使い魔の森』と呼ばれる薄暗い森に転移した俺たち。

すると突然

 

「ゲットだぜぇ!」

「うわぁ!」

 

 突然茂みから変なおっさんが飛び出してきた。

 

「俺の名前はザドゥージ、使い魔マスターだ! 使い魔のことなら俺に任せろ! どんな使い魔がいい? 強いのか? 毒があるのか? それとも狂暴なやつがいいか!?」

 

変なおっさんことザドゥージさんの後をついていくみんな。ふと変な感じがしたので後ろを振り向くが特に何もなく、前に向き直ると

 

「…あれ?」

 

そこには誰もいなかった。ん? まさか、これって…

 

「置いて行かれた…?」

 

慌てて聴覚が鋭いヤクシャに耳を変身させ、みんなの足音を探ろうとするが、

 

がー!がー!

 

アゥーン!

 

がう!がう!

 

「うるせぇ…!」

 

周りの魔物たちの鳴き声がうるさく、足音すら聞こえない。

 

「こうなったら空から探すか?」

 

だが周りは木、木、木と、木が生い茂っていて上から探し出せるとは思えない。

匂いで探そうかと思ったが、木の実の甘い匂いや獣の匂いでまったくと言っていいほどわからない。

こんな状況に追い打ちをかけるかのように食料(お菓子)をほとんど持ってきてないことを思い出す。

 

「待て…このままだと…」

 

食料尽きる→空腹で動けない→みんなを見つけられない→死ぬ

 

「バッドエンド一直線じゃん!」

 

最後の一本のポッ○ーを食べながら歩き出す。

 

 

*                    *                     *

 

 

しばらく歩いていると見事に食料は尽きてみんなも見つかっていない。

 

「やばい、ほんとにバッドエンドになる…!」

 

作)ここで言っておきます。彼はアラガミなので、その気になれば石だろうがなんだろうが食べれます。しかし、生理的に食べたくないので

 

ぐぎゅる~

 

「ううん…」

 

ふらふらと歩いていると

 

バキバキッ

 

「うん?」

 

木々をなぎ倒しながら現れたのは

 

「本物のドラゴン?」

 

青い鱗に稲妻をほとばしらせた大きなドラゴン。

これが蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の成体であろうことをなんとなく理解した。

原作でアーシアさんの使い魔になっていたラッセーが蒼雷龍の子供だったよな。清い心の持ち主にしか従わないとか…

 

「大人になったのは、手が付けられないとかなんとか…」

 

空腹の状態で倒せるかわからないが…

そんなことを考えていると

 

ドスン

 

「え?」

 

突然倒れこんでしまった蒼雷龍。不思議に思いよく見てみると、体中あちこちに傷を負っているのがわかった。後ろからもう一匹、こちらは全身が灰色の鱗に覆われたドラゴンが出てくる。

多分、縄張り争いか何かで蒼雷龍が負けて逃げてきたんだろう。そして逃げた蒼雷龍にとどめを刺しに来た、ということだろう。勝負に勝ったところ悪いが

 

「やらせるわけにはいかないな」

 

灰色のドラゴンの前に立ちふさがる。両腕をカリギュラに変えて臨戦態勢を整える。

 

「とどめを刺そうっていうんなら、全力で止めるぜ?」

 

両腕のブレードを展開して目の前のドラゴンを威圧する。

しばらくの間、といっても数分か数十秒程度だったんだろうが、にらみ合うと、灰色のドラゴンはくるりと後ろを向き森の奥に返っていく。

蒼雷龍の方を向き声をかける。

 

「大丈夫…じゃなさそうだな。」

「グルル…」

 

力なくこちらを向く蒼雷龍。

傷からはとめどなく血があふれている。

それを見た俺は両腕を傷口に当てる。

 

「冷たいかもしれないけど我慢してくれよ?」

 

カリギュラの冷気を控えめに放ちながら、傷口を凍らせていく。すべての傷口を凍らせると蒼雷龍が起き上がり俺を口にくわえ、

 

「うわっ!?」

 

放り投げたかと思うと背中で受け止める。

そして、

 

「グオォォォォオオン!!」

 

稲妻の如き雄叫びを上げると、小さいながらも、同じような鳴き声が聞こえてくる。

すると、声がした方に向かい蒼雷龍が走り出す。

 

「おお!」

 

さながら雷の如き速さで森を走っていく。振り落とされないようにしがみ付くのが精一杯だった。

急に止まったかと思うと、目の前には見慣れたメンバーがいた。

 

「あ、アラト? あなた今までどこに?」

「えっと、それは後で話すとして、ザドゥージさん、魔物の傷を治療する道具ってありませんか?」

「あ、あるけど、すごいんだぜ。蒼雷龍の、しかも野生の成体の背にのせてもらえるなんてな…」

 

それから、蒼雷龍の傷を治療しながらみんなに今までのことを話した。あるものは納得し、あるものは呆れ、あるものは驚いていた。ちなみに傷ついていた蒼雷龍は俺の使い魔みたいな存在にになった。というのも、傷を治療し終わると俺のことを認めてくれたのか、すり寄ってきてくれたのだ。名前はブルー、安直かもしれないけど一番しっくりきたからな。アーシアさんはブルーの子供の蒼雷龍を使い魔にしたらしい、名前はもちろんラッセーだ。イッセーは紅蓮龍(ブレイズフレアドラゴン)の子供を使い魔にしていた。名前は俺のブルーを真似てレッドだそうだ。大変だったが、これにて一件落着だな。

 

余談だが匙は使い魔をゲットできなかったらしい。もう一回来たら、今度こそ! なんて騒いでた。




荒斗の使い魔になった蒼雷龍の見た目ですがモンハンのティガレックスの青バージョンをイメージしてください。レッドは赤い蒼雷龍の子供がイメージです。
またしばらく更新できないかもしれませんが気長に待っていただいてもらえるとうれしいです。
それと感想等お願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします!
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