ハイスクールD×D 転生者はアラガミ   作:オラクリオン

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あとがきでアンケートを取りますのでそちらの方もご覧ください。
ちなみにこの物語のイッセーはあまりハーレム願望を持っていません。
口には出さないけどそうなったらいいな、みたいな感じです。


第四話 悪魔とアラガミと聖女

オカルト研究部に入部して今日でもう二日目。

イッセーは毎晩自転車をこいで必死にチラシを配っている。

というのも、悪魔は欲のある人間と契約し、願いをかなえる代償にそれなりの対価をもらってくる、といういわば『悪魔のお仕事』をしなければならない。そして、人間と契約するには自分自身を呼び出してもらう必要がある。だが、一般人に悪魔の召喚方法などわかるはずもないので、簡易転送魔方陣が描かれたチラシを欲深い人間の家に行きポストに入れる必要があるのだ。そしてこればっかりは魔法ではどうにもできないので自分で入れに行くのだそうだ(使い魔が変身の魔法を使って人間の姿で配ることもあるそうだ)。ダンボール五つ分のチラシを配り終えるにはどれぐらいかかるんだろう。まぁその間俺は小猫ちゃんと部室で菓子を食いながらしゃべってるだけなんだがな。

 

 

~数日後~

 

 

「やっと終わった…」

 

テーブルに突っ伏しながらぐったりとうなだれるイッセー。

そんなイッセーに労いの言葉とともにアイスを差し出す。

 

「お疲れ、ほら、アイス食うか?」

「もらっとく」

 

袋を開けアイスにかじりつくイッセー。

そんなイッセーを見ながら部長は(グレモリ―先輩にこう呼ぶように言われた)次のステップに進むことを告げた。姫島先輩が部室の中央に移動して呪文を詠唱すると、中央にある魔法陣が淡く青白く光りだした。そして部長がイッセーの手を取り指でなぞると、イッセーの掌に魔方陣が浮かび淡く発光する。

 

「それは転移用の魔法陣を通って依頼者の元へ瞬間移動するためのものよ。朱乃、準備はいい?」

「はい、大丈夫ですわ」

 

あ、これって確か…

 

「それじゃあ、行ってきます!」

 

魔方陣が光りイッセーの姿が消え…

 

「……あれ?」

 

なかった。

うんそうだよね。イッセーは魔力が少な過ぎて転移できないんだったね。

そして部屋には、額に手を当て困り顔のまま溜息を吐く部長に苦笑を浮かべる姫島先輩、呆けた顔でイッセーを見ている木場、小猫ちゃん。

まだ事態が把握できていないイッセーが質問をする。

 

「えっと、これは、つまり…?」

「魔力が足りなさすぎて転移できなかった、ってことじゃないか?」

「…無様」

 

小猫ちゃんの一言で崩れ落ちるイッセー。

 

「駄目だよ、子猫ちゃん。そういうのは心の中で言わなきゃ」

「そうですね」

「お前らひどくね!?」

「イッセー、あなたには申し訳ないけどまた自転車で行ってもらえる?」

 

外に向かいながらイッセーは

 

「はは、どこの世界にママチャリで召喚者のところまで行く悪魔がどこにいるんだよ…」

 

ビシッ!っと小猫ちゃんが無言でイッセーを指さす。それを見たイッセーは半分泣きながら疾走していった。

 

 

*                  *                  *

 

 

翌日、部活が休みなので依頼が取れずへこみながら歩くイッセーと下校していると、目の前でシスターがすっ転んだ。

 

「あうっ!」

 

両手を前に突き出し顔面からダイブしている姿は何とも間抜けに見えた。

イッセーはその子に近づいていくと手を差し伸べた。

 

「えっと、大丈夫ですか?」

 

俺も近づいていくと、若干涙目になっているシスターがイッセーにお礼を言いながら立ち上がっていた。立ち上がったときにシスターがかぶっていたヴェールが脱げて、隠されていた金髪が陽光を反射してキラキラと輝いている。エメラルドのような大きな目もかわいらしい。イッセーはヴェールを拾いながら少女に話しかける。少女が話しているのは何処か外国の国の言葉の様だったが、悪魔になったイッセーは普通に会話できている。そういう俺もかつてあの狼男を喰ってから言語能力も進化したらしく普通に会話できる。

 

「すみません、教会に行きたいのですが、歩いている人に聞いても言葉が通じなくて…」

「この町で教会って言ったら…あそこしかないな。よし、案内するよ!」

「ほ、本当ですか!? 私はアーシア・アルジェントと言います! アーシアと呼んでください!」

「俺は兵藤一誠。イッセーでいいよ」

「俺は神代荒斗。荒斗でいいよ」

 

境界に行く途中、怪我をした子供が転んでおり、それを見たアーシアさんが神器を使い治療していた。子供は怪我が治るとお礼を言っていたが、一緒にいた母親はアーシアさんのことをバケモノでも見るかのように見ていた。俺たちが子供がお礼を言っていたことを伝えると顔をほころばせ喜んでいた。神器のことを彼女は、

 

「治癒の力です。神様から頂いた素敵なものなんですよ」

 

と言っていた。神器(セイクリッド・ギア)はある意味神様からの贈り物なんだろうな。少し歩くと目指していた教会が見えてくる。

 

「あ、ここです! よかったぁ!」

 

地図が描かれたメモを見ながらアーシアさんが喜ぶ。ちらりとイッセーを見ると、教会から出る神聖なオーラが悪魔にとって有害になるのか冷や汗をかいているようだった。

 

「じゃあ、俺達はこれで……」

「待ってください! ここまで連れてきてくださったお礼をさせてください!」

「ごめんアーシアさん。俺たち少し用事があるから、今日はもう行かなきゃいけないんだ」

「しかし、それでは…」

「また今度会おうぜ。その時に何かお礼してくれればいいよ」

「…はい! また会いましょう、イッセーさん! 荒斗さん!」

 

 

これが俺たちとかつて聖女と呼ばれた少女の出会いだった。

 

 




ここでアンケートを取りたいと思います。
ヒロインなのですが、小猫、サリエルはすでに決定。
あと一人、二人ほどヒロインにするとしたら誰がいいか?ということです。
ヒロインにしてほしいキャラがいたら活動報告にお願いします。
一度書いた人は申し訳ありませんがもう一度お願いします。
締め切りは今月いっぱいです。四月一日に結果を発表したいと思います。
それでは、次回もよろしくお願いします。
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