ハイスクールD×D 転生者はアラガミ   作:オラクリオン

8 / 32
どうもお久しぶりです。
結果が出たためあとがきに乗せておきます。


第五話 漆黒の捕食者

「二度と教会に近付いては駄目よ」

 

イッセーと俺はアーシアを教会に送り届けたため部長に怒られています。もちろん正座で。

 

「下手をすれば戦争で―――」

 

にしても長い、かれこれ二時間ぐらい説教されている。だんだん眠くなってきたよ。

 

「いいわね、これからは教会だけでなく、その関係者にも関わってはダメよ」

「はい」

「了解です」

 

やっと終わっt「それと二人ともついてきなさい」ん?

 

「これから大公の依頼ではぐれ悪魔を討伐しに行くのよ」

 

 

*                   *                 *

 

 

「はぐれ悪魔」とは、爵位もちの悪魔の下僕にしてもらったが、主を裏切り、逃げたり殺したりした悪魔だったり、主の元を去り、力を自分のために使い暴れ回ってる悪魔たちのことをまとめてそう呼ぶのだ。今日は、そのはぐれ悪魔を二体討伐してくれとの依頼が部長のもとに来たのである。危険度はAとそれなりに高い(危険度=強さ、とも考えられる。SS、S、A、B、C、Dの六段階評価になっており、SSは滅多につかない。)。が、それは片方のみでもう片方はCで情報も事細かに乗っている。どうやら近くの地域で討ち損ねたはぐれ悪魔がこちらの地域に来たらしい。情報によると、幻術系の神器(セイクリッド・ギア)を持っていたらしいからそれを使ったのだろう。

 

「イッセー、アラト、ちょうどいい機会だから悪魔としての戦いを経験しなさい」

「え、俺、戦力にならないと思いますけど」

「でも、悪魔の戦闘を見ることはできるわ。今日は私達の戦闘をよく見ておきなさい。それと、下僕の特性を説明をしてあげるわ」

 

とある廃ビル、ここに二体とも集まってどうやら共同戦線を組んでいるらしい。

近付くにつれてあるにおいが強くなってくる。

 

「部長、片方は俺に任せてもらっていいですか…」

「え、どうしたの急に?」

「…血の匂い…」

 

ああ、来たか。

 

「不味そうな匂いがするぞ? でも美味そうな匂いもするぞ? 甘いのかな? 苦いのかな?」

「くひひ、全員食って力をためないとなぁ」

 

そこに現れたのは片方は下半身が獣の体で上半身裸の女で、もう片方は大きな蝙蝠のような羽が生えた獣人だった。二体とも体のあちこちが返り血で赤くなっている。

 

「はぐれ悪魔バイサー、グラット、主の元を逃げ、己の欲求を満たすだけのために暴れ回るのは万死に値するわ。グレモリー公爵の名において、あなたを消し飛ばしてあげる!」

「こざかしぃぃぃ! 小娘ごときがぁぁぁ! その紅の髪のように、お前の身を鮮血で染め上げてやるわぁぁ!」

「調子にのるなよ、小娘ぎゃ!?」

 

もう一体の方は最後まで言い切ることができなかった。なぜかって?単純なことだ。

 

「調子に乗ってるのはお前の方だろ?」

 

俺が腕を侵食モード(侵食リンドウさんの腕)にして神機らしきものを上から瞬時に振り下ろしたからだ。そのまま左から右へと十字になるように切り裂く。そのまま剣を持っている手を引き絞って、SAOのヴォ―パル・ストライクの様に突き出す。だがそれは、敵の体をすり抜けてしまった。

 

「ちっ…」

「くそっ!」

 

どうやら、幻術系の神器を使って最後の一撃のみ躱したらしい。

 

「俺の神器が「人を惑わす幻影(シャドウ・ミステリー)」でよかったぜ…てめぇはいったい、なんなんだ!?」

捕食者(プレデター)…」

 

そう言い放つと同時に駆け出し、剣を振り下ろす。だが、これも幻覚だった。

顔をを上げると、敵は十体近くの分身を見せている。

 

「無駄だっつの」

 

左腕をヴァジュラに変身させ、地面に手をつく。

 

「ふっとべ…!」

 

すると、俺を中心にしてドーム状の雷が広がっていく。分身すべてがそれにあたる、が

 

「いない…」

「はっ、バァーカが! 分身の中に俺がいると思ってたのかよぉ!」

 

途端に、背後から急に現れた敵が迫ってくる。

 

「いてもいなくても変わらないんだよ。」

「は?」

 

振り向きざま、あらかじめガルムに変身させておいた左腕で相手の顔面を殴る。もちろん炎をまとった状態で。ついでに、火球も放っておく。

 

「ぎゃあああああ!? あちいいいい!?」

 

炎の熱さでもがき苦しむ敵にゆっくりと近づく。

 

「助けてくれよ! 死にたくねえ!」

「お前たちに食われた人も、同じことを言ったんじゃないか?」

「あ、い、いやだ、やめろ、く、来るな…」

 

こちらに許す気がないとわかり震え始めるはぐれ悪魔。すでに相手の戦意は喪失している。恐怖から神器も使えないようだ。

 

「お前たちは、人の命を奪いすぎたんだよ!」

 

捕食形態の神機らしきものが相手を跡形もなく喰い尽くす。

 

「終わったな…」

 

 

 

一方その頃、他のみんなは最初は、荒斗の戦いに見入っていたが自分たちが何をしに来たのか思い出し、同じく呆然としていたバイサーに向かい木場が走り出す。

 

「祐斗の役割は騎士(ナイト)、特性はスピード。騎士になった者は速度が増すのよ」

 

敵の目の前に瞬時に来た木場は、剣を出しバイサーの両腕を切り落とした。

 

「そして祐斗の武器は剣。彼は目でさばききれないほどの速さと、達人級の剣さばきで、最速のナイトとなれるの」

 

苦し紛れかバイサーは、足元にいた小猫を踏みつぶそうとしていた。

 

「小猫ちゃん!」

「大丈夫よ、イッセー。小猫の役割は戦車(ルーク)、その特性はいたってシンプル。バカげた力に、屈強なまでの防御力」

 

小猫はバイサーの巨体を軽々と持ち上げなげ飛ばす。

 

「…吹っ飛べ」

 

彼女がバイサーの腹部にボディーブローを決め、建物の外に吹き飛ばした。

イッセーはその姿に驚きを隠せなかった。何分、小猫は小さいためギャップがすさまじかったのだ。

 

「あらあら、まだ元気みたいですね、それなら、これはどうでしょうか」

 

と言った瞬間、朱乃が天に手をかざすと、雷がバイサーに落ちた

 

「最後に朱乃ね。彼女は女王(クイーン)、【兵士】、【騎士】、【僧侶】、【戦車】、全ての力を兼ね備えた無敵の副部長よ」

 

「あがががががが!」

「あらあら。まだ元気そうね?まだまだいけそうですわね?」

 

と言って再び雷を落とす。すでにバイサーの体は黒焦げだというのに。

 

「あががががががが!」

「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。雷や氷、炎等の自然現象を起こす力ね。中でも雷が突出して一番強いわ。そして何よりも彼女は究極のSなのよ」

 

笑いながら雷を落とす朱乃。ついに打たれ強かったバイサーも動かなくなる。

リアスが近づいていき

 

「最後になにか、言い残すことはあるかしら?」

「殺せ」

「そう、なら消し飛びなさい」

 

リアスの手から放たれた魔力はバイサーを跡形もなく消し飛ばす。

 

「これで依頼は終了よ。さぁ、部室に戻りましょう。アラト、あなたも早く来なさい!」

「わかってるよ」

「あ、部長ちなみに俺は?」

「イッセーは兵士(ポーン)よ。あなたは私の兵士なの」

 

こうして、はぐれ悪魔は討伐された。しかし、しばらくは何もないだろう、というイッセーの考え方は裏切られることとなる。それも、自分が助けた少女が今回の事件の中心になるとは夢にも思ってないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 




結果発表
ハイスクールD×Dより
朱乃さん 3
黒歌さん 8
ロスヴァイセさん 3
ソーナさん 3
セラフォルーさん 1
オーフィスさん 4
イリナさん 1
ルフェイさん 1
GOD EATERより
台場カノン 2です
ということで一番票が多かった黒歌さんがヒロイン入り。それとサブヒロインにオーフィスさんで決定いたしました。
ご投票してくださった皆様どうもありがとうございました。

補足:人を惑わす幻影(シャドウ・ミステリー)
他人にそこにはないはずのものを見せ、あるはずのものを見えなくさせる幻術系の神器。
だが、使いこなせないとどちらか片方の能力しか使えない(何かを見せている間は何かを見えなくさせることができない)。今回のはぐれ悪魔は、ないはずのものを見せる能力に特化していたため、見えなくさせる能力はほとんど使えなかった。

それでは、次回もよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。