銀河の片隅でジェダイを復興したい!   作:ひさなぽぴー

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10.仮免一次試験

 ヒミコとハガクレがウララカにお節介を焼いた日からの数日間、ウララカの私を見る目が少々複雑な色を帯びていて気まずかったが……容赦なく時間は流れ、日々は過ぎ。ヒーロー仮免許試験の当日がやってきた。

 

 私とヒミコは神野事件の折りに準個性と分類されたフォースでの仮免許を発行されているので、最悪受からなくてもなんとかなるのだが……“個性”の使用を許可されるには必要なことなので、仕方がない。

 

 そんな試験の会場は、静岡多古場(たこば)の国立競技場。聞いたところでは、ミドリヤとバクゴーの実家の近くらしい。

 

 まあ私とヒミコは、入場前に多くの学生から好奇の視線を向けられたのだが。注目を浴びることは予想の範疇なので、特にどうということはない。

 士傑高校や傑物学園からは声もかけられたが、こちらは単に我々の中の誰かと縁のあるところもあったからのようだ。

 

 まあ、士傑で声をかけてきたヨアラシという人物の縁は、あまり良いものではないようだが……その相手であるトドロキはヨアラシのことを覚えていないようなので、何やら少々嫌な予感がする。

 

 とはいえ、結局のところは試験の内容次第。そう思いつつ、各々がコスチュームに着替え会場へ足を踏み入れた。

 

「ずばりこの場にいる受験者1540人一斉に、勝ち抜けの演習を行ってもらいます」

 

 そして壇上に立ったヒーロー公安委員会のメラなる人物は、睡眠不足を一切隠すことなくそう言った。

 

「現代はヒーロー飽和社会と言われ、ステイン逮捕以降ヒーローの在り方に疑問を呈する向きも少なくありません。まあ一個人としては、動機がどうあれ命懸けで人助けをしている人間に『何も求めるな』は……現代社会において無慈悲な話だと思うわけですが」

 

 彼はそう前置いて、試験の内容を開示する。

 

「試されるのはスピード! 条件達成者()()100名を通過とします」

 

 そのあまりに狭き門に、会場内が一気にざわつく。我らがA組の中からも、声が上がった。

 

「受験者は全員で1540人……合格者は例年五割を切るとは聞いていましたけれど、これは……!」

「つまり、合格者は一割を切る人数ということね……」

「ますます緊張してきた……!」

「まァ社会で色々あったんで……運がアレだったと思ってアレしてください」

 

 だがメラ氏はあくまでも淡々としたまま、無慈悲に言い切る。彼はふるいにかける側だから、それも当然だろうが……いずれにしても考えるだけ詮なきことだろう。試練とは得てしてそういうものなのだから。

 

 しかしこの難易度設定……恐らくだが、オールマイトが引退に向けて動いている影響だろうな。

 彼がいなくなるなら、残された側には彼が抜けた穴を埋めるために相応以上の実力が求められる。そのためには下手に数で補うのではなく、質を重視しようという流れに舵を切った……もしくはその方針に傾いている、と言ったところか。

 

 どうやら、オールマイトは今のところうまく動けているらしい。普段の彼を見ていると、そうした政治ができるようにはあまり見えないが……彼のことを知っている理解者がいるのかもしれないな。

 

「で、通過の条件というのがコレです」

 

 おっと、続きを聞かねば。

 

 メラ氏が取り出したものは、ボールと……何やらライトのような形状の装置。同時に、彼の背後に設置されている大きなスクリーンにその全容が拡大されて映し出された。装置のほうにはターゲット、と記されている。

 

「受験者はこのターゲットを三つ、身体の好きな場所……ただし常にさらされている場所に取りつけてください。足裏や腋はダメです。そしてこのボールを六つ携帯します。ターゲットはこのボールが当たった場所のみ発光する仕組みで、三つ発光した時点で脱落とします」

 

 彼の言葉と同じ説明が、映像としてスクリーン内でなされる。

 

「三つ目のターゲットにボールを当てた人が『倒した』こととします。そして()()倒したものから勝ち抜きです。ルールは以上」

 

 メラ氏が言葉を切ったのと同時に、彼の後ろから委員会の黒服たちが道具一式を入れた箱を抱えて前に出た。

 

「えー……じゃ()()()、ターゲットとボール配るんで。全員に行き渡ってから一分後にスタートします」

 

 が、直後の言葉に会場内の人間の大半が首を傾げる。

 

 しかし、その答えはすぐに明かされた。会場が文字通り展開したのだ。直方体が面ごとに開き、部屋は部屋ではなくなった。

 そしてその周辺には、様々な環境を模したフィールド。これが試験の本当の会場ということなのだろう。

 

 だがこう……なんというか、無駄に大掛かりというか……この試験を、全国で三か所同時にやっているのだろう? 予算はどうなっているのだろうか……。

 

 まあ、そこは一受験者が考えることではないか。とりあえず装備一式を受け取り、予算のことは頭の外へ放り出す。

 

「先着で合格っつーなら、同じ学校同士の潰し合いはねェ……おいテメェら、離れすぎんじゃねぇぞ」

 

 が、ここで意外なことに、バクゴーが団体行動の音頭を取った。これに対して、全員が一斉に驚愕したのは無理からぬことだろう。

 

「か、かっちゃん……!?」

「どうした爆豪!? どっか具合悪ィのか!?」

「まさか偽者なんじゃ……!?」

「あァ゛ン゛!? 死にてェのかアホ面ァ!!」

「ひえっ」

 

 ミドリヤやキリシマはともかく、カミナリの言いようはどうかとも思うが……彼の気持ちもわからなくはない。これについては、バクゴーの日頃の行いが悪いとしか言えないな。

 

 ただ、開始まであまり時間がない。ここは説明させてもらおう。

 

「先日B組が予定時間より早く来たとき、バクゴーとモノマが揉めていただろう? 大方その件だろう。合格者数でB組に勝ちたいのではないかな」

「あのコピー野郎は絶対(ぜってぇ)ブッ殺す……! いいかテメェら、死んでも合格しやがれッ!」

「なんだ、いつもの爆豪だ」

 

 それで安心するのもどうなんだ、カミナリ。

 

 だがどちらにしても、入学当初のバクゴーなら、こういう形であっても協調は絶対しなかっただろう。雄英で一番成長したのは、バクゴーなのではないかな。

 

「ま、まあまあ。でも、僕もかっちゃんに賛成だよ。この試験内容だと他の学校もまとまるだろうから、たぶん学校単位の対抗戦になる。そしたら次はどこを狙うかって話になるわけだけど……この中には唯一、『“個性”不明というアドバンテージ』を失ってる高校がある」

「なるほど、私たち雄英……原因は体育祭ですわね」

「ウィ……でもボクたち、目立っちゃったから仕方ないよね☆」

「そっか! “個性”どころか、弱点やスタイルまで筒抜け……そういうことだねデクくん?」

「うん。だからたぶん、僕たちは真っ先に狙われる……! でも逆に言うと、それは向こうから出向いてきてくれるってことだから……みんなで相手を動けなくしてさ」

「理解した。拘束して確実にボールを当てる……返り討ち。爆豪はそう言いたかったのだな」

 

 トコヤミの頷きに、ミドリヤも頷く。バクゴーは、「ケッ」と悪態をつく。

 

「聞きゃわかんだろ。先着だからって攻めたモン勝ちの試験じゃねぇってことだわ」

 

 だが悪態と共に放たれた言葉は、この試験の本質を突いている。

 

 この国には「出る杭は打たれる」という言葉があるが、まさにそれを地で行く試験となるだろう。つまり、一人で突出すれば一斉に狙われる。先着百名、倍率十倍以上という言葉に惑わされて焦って取りに行くなど、自殺行為でしかない。

 

「つまり、友情・努力・勝利! ってことですねぇ」

「ジャンプか。いや言いたいことはわかったけどさ」

「要するに、団結と連携が重要! ってことだよね。ね、爆豪?」

「だァから、聞きゃわかんだろうが!」

「爆豪ちゃんは言葉が足らないわ。私たち、理波ちゃんたちみたいに人の考えていることは読めないんだもの」

 

 ヒミコの少しとぼけた総括に、ジローがくすりと笑いながら突っ込んだ。

 そこをアシドが拾い、バクゴーがかみつけば、ツユちゃんが冷静に問題点を指摘する。

 

 程度の差こそあれ、いつもの光景だった。どうやらみな、ほどよい緊張感はあれど上がってしまうようなことはないらしい。いいことだ。

 

「けどよぉ、二十人も集まって団体行動って難しいぜ? 轟とか、大所帯じゃかえって動きづらくねぇ?」

「いや。大まかにだが要点は覚えてる。問題ねぇ」

「え、あれ? いつの間に?」

「何言ってんのさ、峰田。俺たちはその訓練、つい最近やったじゃないか」

「尾白の言う通りだ。まあ、増栄はそこまで意図していたわけではないだろうが」

「……?」

「あ、そうか。合宿初日のアレ、ちょうど今みたいな感じだったな」

「それだぁ!」

「あー、そういえば」

 

 最後はショージの言葉にセロがなるほどと言いたげに手のひらを打ち、そんな彼へハガクレが指を向け、ミネタはようやく納得した。

 

 そう、そういうことである。

 ただ、別にこうなると予測していたわけではないのは本当である。図らずも、あのときの行軍訓練をちょうど活かせる状況になったというだけだ。

 

「では、成果を見せるときだな! やはり雄英は無駄がない。あの日の訓練は長距離の移動のみならず、こうした団体行動も見越していたのだな!」

 

 相変わらず少しずれた納得の仕方をするイイダであるが、まあ今回は訂正する必要はないだろう。そんな時間もないしな。

 

 かくして我々二十人は打ち合わせながら、いつぞやの行軍のように陣を敷いてフィールドに踏み込んだ。装備の変更や“個性”の成長、また相手が意思なき作りものではないことなどを鑑みて、ある程度配置に違いはあるが、クラス一丸となっての進撃である。

 あの日私の提言で大人数の連携と行軍を経験していなかったら、バクゴーやトドロキ辺りは早々に離脱していたかもしれないが……それはもはやもしもの話でしかない。

 

 ちなみに、私とヒミコは一旦ジェダイローブを脱いで委員会に預けている。ターゲットをローブに取りつけてしまったら試験中にローブを脱げないし、かといってローブの下に取りつけるのはレギュレーションを満たさないからである。

 

 さてそんな我々が踏み込んだのは、山岳エリアとでも言うべき場所。建造物などは一切なく、一つだけ大きい山を大小さまざまな凸凹が雑多に囲んでいる区画だ。あの日の経験をより活かしやすい場所を選んだ結果である。

 

 そしてそこに入ってすぐに五秒前からカウントダウンが始まった。

 同時に、周囲からの敵意が一気に膨れ上がったことを察知した私は、すぐさま注意を促す。

 

「開始と同時に、後ろ以外の全方位から一斉に来るぞ」

「了解! 皆さん、展開を! 手筈通りに!」

『おうっ!』

 

 これに呼応して、ヤオヨロズが号令を出す。彼女に合わせて私たちは陣を膨らませる形で広がりつつ、敵のいる方向に対峙するよう展開した。この国で言うところの、魚鱗の陣である。

 

『第一次試験、スタート!』

 

 このタイミングで、試験開始が告げられる。その瞬間だ。

 前方に広く布陣していたものたちが一斉に現れ、一斉にボールを放ってきた。

 

 だが、想定内である。ゆえにこの直前……開始宣言と同時に、私たちから見て右側に巨大な氷の壁が生まれた。

 

「『穿天氷壁』」

 

 手筈通り、トドロキが作り出したものである。私たちの右手に展開していたものたちは、これに阻まれ初動を完全に殺された。運悪く氷の中に巻き込まれたものもいるかもしれない。

 それでも相手が三分の二ほど残っているが……これで十分だ。

 

「やるぞヒミコ」

「もちろんだ」

 

 試験開始と同時に私に変身してなり切っているヒミコと共に前に出た私は、揃ってライトセーバーを抜く。

 

 手投げのボールなど、ジェダイの前では打ち返してくれと言っているも同然である。ましてや、大した打ち合わせも何もない……早さも威力もてんでバラバラなボールの弾幕など、武器を提供しているようなものだ。まあ、さすがにセーバーの長さは少し増幅したが。

 

 ソレスの構え――自前のものと変身先のもの、二本のセーバーを手にしたヒミコは変則的だが――に応じて、橙色の輝きが三つ閃く。同時にボールが次々と、そして正確に跳ね返され放ったものたちに直撃する。

 

「ばッ、バカなぁぁ!?」

「あの弾幕を跳ね返しやがったッ!?」

『あ、開始十秒で二人脱落ですね。山岳エリアです。また次の機会にがんばってください。あ、情報が入り次第私がこちらの放送席から逐一アナウンスさせられます』

 

 うち二人は開始早々の脱落となった。運が悪かったと思って諦めてくれ。

 

「事前に聞いた通りだな」

「ああ。ボールは他人のボールであっても有効らしい」

「情報通りなら、これで私とヒミコは撃墜数一となるわけだ」

 

 そんなことを、クラスメイトにだけ聞こえる程度の声量でヒミコと話し合う。

 

 私はボールとターゲットが配布されるタイミングで、他人のボールを跳ね返した場合どうなるかを聞いていた。答えは有効であり、それで撃墜判定になった場合は最後にそのボールに干渉したものの得点となる、とのことであった。

 つまりこの一次試験、私とヒミコに対して馬鹿正直にボールを投げるのは手の込んだ自殺である。

 

 とはいえ、本気でやったら私とヒミコは一分も経たずに通過してしまう。それではクラスメイトの援護ができないので、お互いに撃墜は敢えて1で留めている。

 その代わりと言ってはなんだが、我々に近いところにいる受験者はその大半が脱落一歩手前の状態にしておいた。うむ、我ながら上手くいった。

 

「っしゃあ行くぜ峰田!」

「おうよ瀬呂!」

 

 そしてそこに、セロのテープとミネタのもぎもぎが降り注ぐ。まずは動きをとめる。

 

 それと共に、ヤオヨロズが生み出したトリモチ弾が猛威を振るう。夏の間に鍛えられた彼女の“個性”は訓練が間に合い、複数同時の創造ができるようになっているのが大きい。

 次から次へと生み出されるこれを、イイダにオジロ、キリシマ、ショウジの四人が身体能力をフル活用して途切れることのない攻撃を行っている。

 

 とはいえ、これら接着するタイプの攻撃がすべて有効に働くとは思っていない。相手はヒーローになりに来ているものたちだ、むしろ半分以上が回避ないしは防御されている。

 ただ、テープももぎもぎもトリモチも、すべてその場に残るタイプのものである。つまり回避されたなら、そこにぶつけてやればいい。

 

 というわけで。

 

「ようやく出番だね☆ 派手に行くよ!☆」

「オラァ吹っ飛べモブども! 徹甲弾(APショット)機関銃(オートカノン)!」

「……ここに並ぶは少々不本意だが、致し方あるまい。『深淵闇躯(ブラックアンク)』!」

「同感だけど、仕方ないね。『ハートビートファズ』!」

「ケロっ!」

 

 アオヤマやバクゴー、トコヤミ、ツユちゃんやジローといった遠隔攻撃手段を持ったものが攻撃を加えて、見えている地雷に飛び込まざるを得ないように誘導する。

 彼らだけでなく、私とヒミコもフォースを駆使してこれを手伝う。私たちの場合、シンプルに動揺しているものたちを力づくで動かして行動不能にする形になる。

 

 結果、これらの反撃によって、大半の人間が身動きを封じられるに至った。

 

「この辺でいいかな?」

「おう! んじゃ行くぜ……ポインター射出! かーらーの……『ターゲットエレクト』!」

「おおー、上鳴くんホントに電撃ビーム撃てるようになったんだ!」

「へへっ、発目と増栄のおかげでな!」

 

 一方で、カミナリとハガクレを伴って空中に布陣したウララカは、氷壁――破壊されないよう、トドロキは逐次補修しつつ拡張もしている。左右同時発動で暖を取りながらなので、体育祭のときのように自滅する気配はゼロだ――の向こうに隔離された面々がやってこないように牽制している。カミナリは電撃を放って、ウララカは遠隔でゼログラビティをかけての無力化である。

 

 カミナリの“個性”は元来指向性がないのだが、そこは訓練の成果だ。サポートアイテムのおかげでもあるが……ともかく、今の彼は設置されたポインターに向けてなら電撃を放てるようになっている。その射程距離は最大でも()()()()()()()()()だが、今の状況なら十分だ。

 

「私もやるよ! んーむむむ……! 『ゼロ・リップル』!」

「うわえっぐ……麗日ってばいつの間に遠隔ゼログラできるようになったの……」

「すごいよね。やっぱお茶子ちゃんも“個性”成長してるよね?」

「んへへ、それもあるっぽいけどね、私も大体は理波ちゃんのおかげだよ。バンコさんからアドバイスとアイテムもらえたんだ」

 

 何せ彼と共に空中にいるウララカもまた、格段に成長している。

 

 彼女は我が父上の助言と、父上が現役時代に用いていたサポートアイテム、それに私も使っている立体機動補助装置の提供を受けた。これに加え、恐らくだが神野事件の際に抱いた想いが“個性”を成長させている。

 結果として、ウララカは自身の機動力を高めるのみならず、効果が出るまで多少の時間はかかるものの、ある程度離れているものを対象に“個性”を発動できるようになっているのだ。

 

 元々、触れただけで無重力化できるという強力な“個性”である。それが遠隔からできるようになった今のウララカは、極めて高い制圧力を持つに至っている。

 自ら以外も透明化できるようになったハガクレがそこに加わることで、さらに凶悪なコンボが可能となる。カミナリとウララカはもちろん、一連の行動が不可視となっているのだ。攻撃されている側にしてみれば、たまったものではないだろう。

 

 もちろん、トドロキもいるとはいえたった四人でずっと足止めができるはずはなく、さほど間を置かず氷壁は破壊されてしまったが……もう十分だ。

 

 氷壁を破壊し、私たちの前にやっと出てきたものたちが見たものは、テープやらもぎもぎやらトリモチやらで固められ、死屍累々となった受験者たちの山。

 

「ハッハァー! 楽勝ォ!!」

 

 ……の、中で、勝利を雄たけびを上げるバクゴーの姿であった。状況が状況だけに、ヴィランに思われても仕方ないのではないだろうか。

 

 しかし彼以外の人間……身動きが取れないものたちの周辺で、ターゲットにボールを押し当てる作業を淡々とこなしている私たちも、似たようなものだろう。そういう趣旨の試験なので、仕方ないことではあるのだが。

 

 まあいずれにせよ、やるべきことはやった。これで終わりだ。ヤオヨロズ原案、バクゴーおよびミドリヤプロデュースの計画は首尾よく完了である。

 

「うっそぉ……」

 

 誰かがそうつぶやいたのが聞こえた。

 

『うお!? うわー、っと、いや、はい。今最初の通過者が出まして……間を置かずに一気に二十人が通過! これで通過者は二十一名ですね。うーん、さすが士傑と雄英。ちょっとびっくりして目が覚めて参りましたよ。さあどんどん行きましょう!』

 

 と同時にメラ氏のアナウンスが響き渡り、私たち雄英一年A組の全員通過が確定したのであった。

 




仮免試験開始。
ですが今EPのメインテーマは恋愛とか青春とかなので、軽めに。
とりあえず、大量に投げられたボールをライトセーバーでバカスカ跳ね返すダブル理波の絵面をやりたかったので、やりました。ジェダイ相手に飛び道具は自殺行為。

なおかっちゃんが原作よりだいぶマイルドですが、理波の影響もさることながら、合宿でさらわれたりオールマイトがまだ引退したりしていないので、精神的に余裕があるのが大きいということで。
原作で「君ら落ちてよ!」とあんだけ露骨にケンカ売りに来た物間にかっちゃんがろくにリアクションしてないのは、やっぱ精神的な余裕がなかったからだと思うんですよね。
あるならまあ、あんな売り文句を買わないわけないだろうと。
そういうことで、全員合格しないとB組相手に完璧に勝ったことにならない、という判断の下、A組に助言・協調するかっちゃんの構図と相成りました。

その他、原作とは異なるところがある面々の説明については、仮免試験が終わったら回の後書きで書こうかなと思います。

スターウォーズメイン、ヒロアカサブの長編閑話って読みたいです?

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