銀河の片隅でジェダイを復興したい!   作:ひさなぽぴー

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20.遥かなる帰郷

 エクセゴルの戦いからおよそ十年が経ちました。この間に色々なことがありました。

 

 中でも重要なことだけを抜粋すると、新銀河共和国とファーストオーダー、およびシスエターナルの生き残りを吸収する形で新たな銀河共和国が興されたこと。

 その銀河共和国の最高議長にレイアさんが就任したこと。そしてルークさんがジェダイを復興したことの三つでしょうか。

 

 ……銀河共和国の名前が乱立してるのでややこしすぎますね。とりあえず、レイアさんが最高議長になった国のことは、普通に銀河共和国と呼びましょう。それ以前のは、旧銀河共和国と新銀河共和国とします。……銀河共和国の文字でゲシュタルト崩壊しそうですね。

 

 その銀河共和国でレイアさんがやったのは、旧銀河共和国と新銀河共和国の失敗を徹底的に洗い出し、その失敗を改善することだったそうです。

 彼女はさらに、銀河帝国のすべてを否定するのではなく、帝国の失敗を教訓としつつも帝国の優れていた点は受け入れました。闇を闇として恐れ忌避するのではなく、闇にも価値を見出し取り入れる姿勢は、吸収されたファーストオーダーの人たちからも一定の支持を集めたそうです。

 

 私に政治のことはよくわかりませんが、レイアさんのやり方はおおむね銀河の多くの人に受け入れたらしいので、きっと間違ったやり方ではなかったんでしょう。

 もちろん反発がまったくなかったわけではないですが、そこは長年のキャリアを生かしてうまくさばいたようです。結果、彼女は銀河共和国の最高議長を任期限界までまっとうしました。

 

 またルークさんも、新しいジェダイに共和国ジェダイの失敗を教訓とするために独自の戒律を入れて再興しました。

 結果として、今までのジェダイと一致してるのはほとんど名前くらいって言えるほど別物になりましたが、そこは気にしちゃダメなのです。

 

 ルークさんは新しいジェダイを、光も闇も関係なく様々な知識や技術を学べる場所と規定しました。元々彼が帝国後に再建しようとしていたジェダイオーダーの方針も、戦闘力を重視しない方向だったらしいので、そこを引き継いだ形ですね。

 

 そもそもの話、彼がどれだけジェダイは不要だと思っても、この銀河系にはフォースセンシティブが生まれますし、フォースにはいつだって光と闇が存在しているのです。

 そこから目を背けることはできなかったので、だったらおかしな使い方をされる前に、ちゃんとした使い方を教えておいたほうがいいだろうってことですね。

 

 結果新ジェダイは二つの派閥を内包した教育機関になり、レイちゃんとベンくんがそれぞれ光と闇について教える立場に就きました。

 派閥争いが起きないか心配でしたが、新ジェダイの戒律の一つに、私が地球から持ち込んだ概念である「何事もほどほどが一番」も取り入れられてるので、当面は大丈夫そうです。私がコトちゃんやお義父さんから教わったものが採用されたところは、ちょっぴり誇らしいものがありました。

 

「百年、二百年後のことは知らないよ。そこまでは私も責任は持てない。それはその時代に生きる人々が考えるべきことだ」

 

 ちなみに将来のことについて聞いたら、ルークさんはそう答えました。つまり彼は、あくまで今の時代に即した形でジェダイを作り直すと割り切ったのですね。ヨーダさんに「ありもしない未来を見すぎている」と叱られたところは、ちゃんと改善したんですね。

 なので新ジェダイの戒律の中には、「時代に合わせて柔軟に考え方や取り組み方を変えるべき」みたいなものも入っています。できるだけ長いこと続くといいですねぇ。

 

 とそんな感じで、どうにかこうにか軌道に乗った銀河共和国でこの日、盛大な国葬が執り行われました。

 送られる人はレイアさん。最高議長を退いておよそ二年が経って、彼女は静かにフォースと一体になって逝ったのです。

 

 ルークさんは去年、一足先にお亡くなりになりました。

 こちらもフォースと一体化しての最期だったので、伝説と歴史に名前を刻んだ二人の遺体はどこにも存在しません。

 それでも、スカイウォーカーの血を引く双子は銀河の英雄として、人々に惜しまれ悼まれながら見送られたのです。立派な生涯で、大往生でした。

 

 そしてレイアさんの国葬が終わった一年後。いわゆる喪に服す期間を終えた私たちは、いよいよ銀河共和国を離れることになりました。

 

「遂に行くんだなレイ」

「ええ。全部フィンに任せっぱなしになっちゃうのは申し訳ないけど……」

「気にするなよ。それに、俺が一人で全部背負うわけでもない。君たちがそれぞれ優秀な後進を残してくれたからね」

 

 レイちゃんにそう答えるフィンくんの格好は、伝統的なジェダイのものでした。正確には、差し色に赤が入っているのでシスの要素もありますが。

 

 そう、フィンくんはルークさん亡きあと新ジェダイの二代目グランドマスターに就任しているのです。

 光と闇、どちらからも逃げることなく誠実に応じることを是とした新ジェダイにとって、その前の時代の最後を飾ったジェダイマスターと暗黒卿をその目で直接見たことのあるフィンくんこそが、二代目に相応しいのです。

 

 ですが今回は、あくまで友人として見送りに来てくれています。普段は立場がありますが、何せ今回は恐らく二度と戻ってこれない大冒険ですからね。

 

「でも、あえてこう言わせて。行ってくる。またね、フィン」

「ああ、行ってらっしゃい。また。ベンもな。……フォースと共にあらんことを」

「「フォースと共にあらんことを」」

 

 そうしてフィンくんに背中を向けた二人の前に、一人の人物がスターシップから下りてきました。

 

「レイ、ベン、こっちはいつでも行けるぜ。そっちはどうだ?」

「問題ない」

「ええ、大丈夫よ」

 

 ハンさんです。あれから十年経って、さらにお年を召しましたがまだまだ元気です。足腰はしっかりしてますし、ブラスターの腕前も衰えていません。

 

 彼は結局どこまでもアウトローだったようで、銀河共和国でも官僚はできませんでした。定期的にレイアさんのところに戻ってきてはいましたが、銀河のあっちこっちを旅していたのです。

 そんな彼にしてみれば、この銀河を飛び出して別の銀河に行くというのはとっても心が躍ったのでしょう。ノータイムでついていくって言いましたからね。

 

 最初は申し訳ないと思っていた私たちですが、元々ハンさんは天涯孤独の身です。だから「ソロ」なのです。

 レイアさん以外の家族はベンくんとレイちゃん、あとはチューイくんくらい。しかもそのレイアさんもフォースと一体化して遺体がないとなれば、この銀河に心残りはないんでしょう。

 

「ああ遂にこの日が来てしまった……銀河の外、しかも8700万光年も彼方の星へ無事に辿り着ける確率なんて、私の計算では0.01%にも満たないというのに……なんだいR2、元気だね。はあ、お前は気楽でいいな。私ゃ不安でならないよ」

 

 その旅路に同行するのは、ソロ一家だけじゃありません。()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 アストロメクドロイドのR2は当然として、3POがいるのは未知の星で未知の言語に遭遇した時のためです。彼はこの銀河に存在する、ほぼすべての言語を網羅している優秀なプロトコルドロイドなので、仮にまったくの未知の言語に遭遇したとしても、私たちより短時間でそれに対応できるだろうってことですね。

 

「よし、それじゃあ行くか。チキュウとやらに向かってな」

「……父さん、そうはしゃがないでくれ。もういい歳なんだから」

「そう言ってくれるなベン。男はいつだって心に少年を飼ってるもんなんだよ」

 

 相変わらず仲良くケンカしてる親子はほっといて、私たちはスターシップに乗り込みます。

 

 ……ミレニアムファルコンではありません。全長十数キロに及ぶ、とっても大きなスターシップです。

 名前は私が命名権をもらって、テラと名付けました。アースと迷いましたが、私のお義父さんはお寺の住職さんなので、なんだかこっちのほうがいいかなって。

 

 スターデストロイヤーよりも大きいこのテラ。ファーストオーダー戦争当時を知ってる人が見たら、スプレマシーを思い起こすかもしれません。

 でもそれは当然。だってテラのモデルは、まさにそのスプレマシーだからです。

 

 いくら地球よりも圧倒的に進んだ技術があるこの銀河でも、8700万光年の旅は尋常じゃありません。当然無補給なんて絶対に不可能なのです。

 だからこそ、その補給ができるようにしておく必要がありました。自給自足できる食料プラントや、燃料を精製するエネルギープラントなども組み込んであります。

 

 けれど長旅に必要なものをあれもこれもと詰め込むとなると、ただのスターシップでは全然足りるはずがないわけで。

 結果として、私たちの足はこんなサイズにまでなっちゃったわけですね。

 

 まあ、さすがにスプレマシーほどの大きさは必要なかったのですが、それでも建造には丸二年もかかりました。私は待ちくたびれましたが、今の私はヒーロー志望のトガなので、ちゃんと待てます。偉いでしょう?

 

 そんなテラの艦橋に移動して、私たちはいよいよこの銀河から飛び立ちます。

 と言っても、今いる場所は銀河の中心付近、コアワールドなので、まずは未知領域の手前まで。そこでさらに物資を詰め込んで、そこからようやく銀河の外に飛び出す流れですね。

 

「それじゃあ行くぜ?」

「ええ、お願い()()()()

「よし……それじゃあ、チキュウに向けて、出発!」

 

 船内のあちこちで位置に着いたドロイドたちから、システムオールグリーンの連絡を受けて、いよいよテラが飛び立ちます。惑星の重力から離れ、大気圏の外へ。

 

 どんどん小さくなっていく銀河の中心……コルサントを見送りながら、ハンさんがつぶやきます。

 

「はてさてどんな旅が待っていることやら……ファルコンの出番が来ないくらい無事に行くといいんだが」

「それは無理ね」「それは無理だ」『それは無理なのです』

「……なんだよ、少しくらい期待したっていいだろ」

 

 そう、このテラ。実はファルコンも載っています。

 テラが仮に長旅に耐えられずダメになったとしても、そこからさらにファルコンで先に進めるように。言い方は悪いですが、予備ですね。

 

「まあ、アレだ。このハン・ソロには、やっぱりミレニアムファルコンが一番お似合いだからな。ヒミさんの故郷にはこいつで凱旋するのが一番格好がつく。そうは思わないか?」

 

 とはいえ、ハンさんの言い分もわからなくはないです。私も色んなスターシップを見ましたが、地球に戻ったあとのことも含めて考えると、ファルコンが一番使いやすいと思うのですね。

 

 何せファルコンは貨物船です。コトちゃんのためのお土産をいっぱい積んでおくには、一番ですよね。大きさもそこまで大きくないのでそんなに目立たないでしょうし、しかも速いんですから、これ以上のものはないでしょう。

 

「さーて、そうこうしてるうちにハイパースペースに跳ぶ頃合いだ。ちゃんとフォースに祈っとけよ」

 

 十分コルサントから距離を取ったところで、ハンさんがニヤリと笑いながらハイパードライブの装置に手を伸ばしました。

 私たちが無言で、けれど頷いて応じたところで、彼はぐいっと装置を起動します。

 

 すると、視界の中で星々の輝きがすべて線となって後方へ流れていき、例の特有の音が大きく響き渡ったのでした……。

 

***

 

『ん……』

「おはよう義姉さん。珍しくよく寝てたわね」

『おはようございます、レイちゃん。ええ……夢を見てました。ジャクーから始まった、私たちの冒険の夢です』

 

 ふわりとあくびをしながら身体を伸ばします……と言っても、相変わらず私に生身の身体はなく、レイちゃんに間借りし続けてるので身体を伸ばした気になるだけですけどね。

 

「懐かしいわね。あれがもう、何年前のことになるのかしら」

 

 そんなレイちゃんの姿は、今まで見ていた夢の頃に比べれば随分と老けました。大体、あの頃のレイアさんくらいでしょうか。

 

 なんとか地球にまで来れたのはいいですが、地球がまだ平安時代だったせいで苦労をかけています。せめて江戸時代だったらなぁと思いますが、こればっかりはどうしようもないのです。

 

 申し訳ないのはそれに加えて、もう一つ。

 今日、私は千年の眠りにつきます。死なないにしても、千年以上もの間コトちゃんを待ち続けられるほど、私の心は頑丈じゃないのです。

 

 でもそれは、レイちゃんにとっては、ずっと一緒にいた義理の姉を永遠に失うに等しいことです。それが申し訳ないのです。

 

「大丈夫よ。あの頃とは違う。今の私には、ちゃんと家族がいるわ」

『……はい、それはわかってるんですけど。でも結局、銀河共和国には戻れないですし……』

 

 8700万光年の旅は、やっぱり過酷なものでした。未知の航路、未知の生き物、未知の植物、未知の物質、未知の現象。いろんなものが私たちの行く手を阻み、そのたびに何かを失う旅でした。

 

 ハンさんもその何かの中の一つです。それなりの長旅になったこの旅の途中で、彼は寿命を迎えてしまったのです。

 未知の毒とかで苦しみながら亡くなったわけではないですし、遺体は五体満足で地球まで運べたので葬儀ができたのはよかったんでしょうけど……だからって喜べるわけないのです。チューイくんも落ち込んでました。

 

 何より、あれだけ頑丈に造ったテラも予想通り耐え切れず、太陽系のかなり手前で限界を迎えました。

 おかげで地球にはファルコンで来ることになり……そしてファルコンだけでは8700万光年を超えることは不可能だってことは、ここまでの旅路で明白でした。

 

 つまり、レイちゃんたちは地球に永住せざるを得なくなったのです。銀河共和国に比べたら、格段に文明もフォースも劣るこの星に。

 

「いいのよ。後悔はしてないわ。私がやりたくてやったことだもの」

『……レイちゃん』

「ベンだってそうよ。だから気にしないで。義姉さんは心置きなく、愛する人のところに行ってくれればいい」

『……はい』

 

 それでも罪悪感を消せない辺り、私の中でレイちゃんがだいぶ大きくなってるなって自覚はあります。思えばもう、コトちゃんと過ごした時間の十倍以上を一緒にいるんですもんね。当然でしょう。

 

 でも。

 

 けれども、それでも、私はやっぱり、コトちゃんにまた会いたい。

 コトちゃんに抱きしめてほしい。愛してほしい。一つになりたい。

 

 だから。

 

「うん、わかってる。さあ、行きましょう」

『はい、お願いします』

 

 そうして私たちは、ファルコン最後のフライトに出かけました。付き添いは小型の戦闘機――ハイパードライブ非搭載型――が一機です。

 

 向かう先は、たぶん将来雄英の敷地になるだろう場所。

 の、地下です。ファルコンの保存のために作っていた場所です。私はここで、ファルコンをベッドに眠るのです。

 

 ただファルコンを置いて行ってしまうことになるので、レイちゃんたちはこのときのためにとっておいた最後の最後の予備の戦闘機で本拠地の島――いつの日か那歩島って呼ばれるようになるはずの島です――に戻る予定です。

 島ではチューイくんが、二人の子供や孫と一緒に待っているので、なるべく早く済ませてあげたいところです。

 

『……レイちゃん。ここまでありがとうございます。色々つらいこともありましたが……今はみんなに会えてよかったと思ってます』

 

 最後。

 そう思うと、しんみりしちゃいますね。それでも、これはきちんと言わないといけません。

 

『本当に、本当にありがとうございました。……あなたは私のヒーローです』

「義姉さんこそ。義姉さんがいてくれたから、私はここまで来れた。義姉さんこそ私のヒーローだわ。だから、ありがとう」

 

 改めて面と向かって言うと、恥ずかしいのです。

 でも、本当の気持ちなのです。そして、言わなくても伝わっていますが、言ったほうがいいことはあるものなのです。コトちゃんとの日々はそれを教えてくれました。

 

 でも、それを言ってしまったら、あとはもうこれしか言うことがありません。

 

『それじゃ、えっと』

「ええ、お別れね。さよなら、義姉さん」

『はい、バイバイです』

 

 名残は尽きないですけど。

 それでも私たちは振り切って、最後の言葉を交わしました。

 

「『フォースと共にあらんことを』」

 

 そうして。

 私の魂はペンダントに封印され。

 

 私の意識は長い、永い眠りへと落ちていったのです――。

 

 

トガ・ヒミコ/スター・ウォーズ・ストーリー――――完

 




8700万光年の旅の内訳は、それだけでとんでもない長さになりそうなので皆様の想像にお任せということで、なにとぞご容赦を。

このあとですが、レイとベンは那歩島に骨を埋めることになります。チューバッカも同様です。
彼らが具体的にどういう最期を迎えたかは、こちらも皆様の想像にお任せということで。

ただ、チューバッカの種族ウーキーは400年ほどの寿命を持つ種族で、チューバッカはEP4時点でちょうど200歳。まだ200年くらい生きます。
なので最終的にはレイたちに先立たれることになるでしょう。その後は島の守護神になったとかじゃないでしょうか。
那歩島の方言に、シリウーク語(ウーキーの言語)や銀河ベーシック標準語の特徴が混じってたら面白いですね。
それ以外はおおむね前章でトガちゃん自身が語った通りです。

・・・というわけで長編の幕間、トガちゃんの銀河での冒険のお話はこれにておしまい。
今後の予定ですが、次の章はヒロアカの本筋に戻って理波の物語です。
前章の後書きでも触れた通り、次の章は劇場版三作目、ワールドヒーローズミッションを中心にしたお話になります。
またしばらく書き溜め期間に入りますので、今しばらくお時間をください。
それでは、次の更新でまたお会いしましょう。










***

「うわっ!?」

 メモを書きながら歩いていた僕は、何かにつまずいて転んでしまった。

 よくよく見れば、それは椰子の実だった。南国だなぁ。

「あーあー、よそ見しながら歩いてるから……」

 ズレた眼鏡を直す僕の前に、手が差し伸べられる。一緒に来ていた友人のステファンだ。

「なあゲオルグ、お前の気持ちはわかるよ。俺だってクリエイターだ、いいアイディアが浮かんだからにはできるだけメモっておきたい気持ちはわかる。でもさすがに歩きながらってのはどうかと思うんだ。そもそも俺たちはバカンスに来てるんだぜ?」
「うん……言わんとしてることはわかるんだけど、ね」

 でも、この那歩島に来てからというもの、眠るたびに遠い昔、遥か彼方の銀河系の出来事を夢に見るんだ。それはまるで、本当に目の前で起こったと錯覚するほどのリアリティと説得力を伴っていて……これを忘れるなんてとんでもないと思ってしまうんだ。
 もしかしたら忘れられたのかもしれないことを、せめて僕たち地球人だけでも知っておきたいと……そんな風に。

 ……まあ、それはそれとして、これを映像作品にできれば間違いなくヒットするぞっていう、打算もないわけじゃないけどね。

 そこもあって、ステファンにはアイディアが湧いて湧いてとまらないってことにしてる。きっと、彼以外にもそういうことにすると思う。

 信じてもらえるとも思えないしね。フォースのことも、大昔の歴史のことも。
 あるいは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、誰からも疑われることなく受け入れてもらえるのかもしれないけど。そんなフィクションみたいな話はそうそう起きるものじゃないのが、現実ってやつだからね。

「やれやれ、ゲオルグはクリエイターの鑑だよ。……そういや、タイトルはもう決まったのか? 初日の時点ではまだ何もって言ってたよな」
「ああ、うん。それは決めたよ。ちょうどいいのが浮かんだんだ」
「どんな?」
「それはね――――
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