影山蒼
影山有希
影山咲希
以上3名
俺は京都のホテルに泊まった。すると、みんな同じ部屋だったからか、有希とは俺に近づいて言った。
「蒼くん、キス、しよっ」
有希はそう言ってすぐにキスした。咲希が見てない内に俺は早く済ませたかった。俺はすぐ離れた。
「ぷはっ!」
有希と俺の間に糸のようなものが垂れた。その時、咲希が後ろから言った。
「お兄ちゃん、お風呂はどうするんだっけ」
俺は跳び跳ねて驚きそうだったが、なるべく動かないように言った。
「ああ、ここのやつ使うから好きな時に行ってきて」
「じゃあ行ってきます!」
俺は自然なように答えた。危なかった…危うくバレるところだった…
「蒼くん、足りないよぉ」
「今いないはずだから、続きしよっか」
俺は有希の後頭部を優しく触り、こっちに寄せた。そのままキスすると、有希は小さな唇から小さな舌を出し、俺の口の中にいれた。
「んちゅ…」
「んっ、んんっ」
俺も中に入ってきた舌に絡ませる。有希は色っぽい声を出して、俺から離れた。
「んはっ…」
「も、もうそろそろ準備するか…」
「うん…」
俺は鞄の中から明日ののぞみ200号東京行きの切符を出した。
「もう帰っちゃうんだもんね」
「ああ、草津温泉行ってからね」
明日は朝から動くから早く寝たい。6:14発の東京行き始発に乗るのだ。
「好き…」
「俺も…」
俺たちがこんなことをしていると、後ろからドアを開けて先が入ってきた。短いな、風呂にしては。
「早いな、上がるの」
「咲希、ちゃんと入ったの?」
咲希の服はちゃんと着れていなかった。
「上がるしかなかったのっ!だって、男の人入ってきたんだよ!?」
咲希は焦るように言った。男の人入って来たって、あり得ないだろ……
「分かったよ。一応前までは行く」
入れないし。俺は女湯の前まで行った。
女湯の前は騒然としていた。しばらくすると、中から60代くらいの男性がこっそり出てきた。
「あの、なんで女湯に」
「げっ!」
その男性は急いで逃げようとした。俺は足を引っ掛け、わざと大きな音を立てた。
「なんで女湯に入ってた!」
周りの視線は転んでいる男性に向けられる。すぐに従業員がやってきて、男性はつれていかれた。
けど、さすがに入りづらいか……
「有希、入ってくるか?」
「どうしよう……明日でいいかな」
「分かった」
俺たちは個室に戻った。寝るところも全員同じだから個室ではないのか。
ベットは3つあり、それぞれのベットに自分の荷物を置いた。俺は出口に1番近いベット、隣は咲希、1番奥が有希だ。
「じゃあ、もうそろそろ寝ようか」
「はーい。電気消すね」
有希は電気のスイッチを押して電気を消した。
俺たちは翌日4時に起床した。まだ全然早いが、俺たちはもうチェックアウトした。京都に向かい、鉄道ファンだから行きたい場所があった。日本一のあるものが京都駅にはある。
「蒼くん……こんな朝早くなぁにぃ……」
有希はまだ眠そうだ。でも、これから眠気覚ましにあることをする。
「さて、着いたよ」
俺たちがやってきたのは京都駅0番線ホーム。全長は558m。だが、実際に「0番線」と呼ばれるのは323mだけ。残り235mは「30番線」だ。途中で番線は変わっているが、ホーム自体は1つ。日本一長いホームだ。
「ん?何これ……」
「眠気覚ましに端まで歩くぞ」
「うにゅ?はーい」
有希は気付いていない。俺は端からいつものペースで歩き始めた。有希は最初は楽なように歩いていたが、0番線が終わり、30番線に入ると、疲れ始めた。
「はぁ、はぁ……あとどのくらぁい?」
「あと200mくらい」
もう15両分もない。東海道線の端まで歩いてる感覚で行ける。
往復で戻り、新幹線に乗った俺たちは、みんな疲れはてていた。帰りもABC席を取り、3人で並んで座った。
「蒼くん……あれはやりすぎだよぉ」
「あはは……悪かった」
有希はブーッと頬を膨らませながら言った。いやごめんって。
「いつかし返す……」
「え!?それは勘弁してくれ……」
俺は有希に媚を売った。