今回の登場人物
影山蒼
影山有希
影山咲希
以上3名
当日になり、俺は自分の部屋にインフィニットギアを置いてきた。何故かと言えば、リンクスタートする場所はそれぞれの部屋と決めたから。
咲希は家で留守番しているように頼んだ。外出するときは鍵を閉め、いないと思え。こう伝えた。
「はぁ、もう行くかな」
俺はチャットで有希に言った。
〈行けるか?〉16:20
〈行けるよ〉16:20
〈じゃあ16:25になった瞬間入って〉16:23
〈りょ〉16:23
俺はインフィニットギアを被り、時間を待った。
16時24分59秒、16時25分00秒と、カウントされていき、16時25分01秒、俺はリンクスタートした。
【影山有希視点】
私は1人で自分の部屋にいた。蒼くんからの指示が来るまで私はインフィニットギアを被らすにいた。
そして、結構すぐチャットは来た。
〈行けるか?〉16:20
〈行けるよ〉16:20
〈じゃあ16:25になった瞬間入って〉16:23
〈りょ〉16:23
私はインフィニットギアを被った。16時25分01秒、私はインフィニットギアをかぶったまま言った。
「リンクスタートっ!」
もう蒼くんはいることだろう。どんなところにスポーンするかなぁ。
最初に出てきたのはプレイヤーネームの設定だった。プレイヤーネーム……偽名使った方がいいのかな?けど、有希って結構ぽい?
「Yukiでいいや」
私は結局Yukiにした。蒼くんが何にしてるか分からないけど、本名使ってるかな。
次に出てきたのはアバターの設定。「自作」と「リアルに合わせる」という選択肢があった。
「アバター?そんなの必要?」
私は「リアルに合わせる」を選択した。プレビューが表示され、ちゃんと私になってることを確認した。
次は種族。人間、ゴブリン、霊のどれか。
「人間に決まってるでしょ!」
私は少し怒鳴り気味に言った。人間を選択する。
次は専属武器。片手剣、スナイパー、アーチャー、魔術師、魔法使いの選択肢がある。
「私……アーチャー?いや、片手剣?」
どっちだろう。
剣だと攻撃力がデフォルト+15%
アーチャーだと攻撃力がデフォルト+5%
そして、エイムがデフォルト+45%、視力+50%。
メリットがあるのだとアーチャー?攻撃力向上を狙うんだったら剣かな。
「あ、2つまで選択可」
2つか。じゃあアーチャーと剣?
「攻撃力はプラスされるからいいかな」
私はアーチャーと片手剣の2つにした。
すると、システムの音声が聞こえた。
「最後にこの声によるガイドを行うかの設定を行います。はいかいいえで答えてください」
結構かわいい女の子の声。それに、声で検知するんだ。すごい……
「ありがとうございますっ!」
心を読めてる!?
「はい!システムなので!」
えっと、じゃあ、はいで。
「了解ですっ!Yukiさん、よろしくお願いします!」
「あ、よろしく」
「心の中か、声で『エム』と呼ぶと私が出てきますから、安心してください!」
そうなんだ。便利機能があってよかった。
【影山蒼視点】
設定はプレイヤーネームから。「So」だと分かりにくいな。Souにしておくか。
次はアバター。お、リアルに合わせる機能があるのか。もちろんそれで。プレビューで確認すると、やっぱり俺だ。
次に種族。人間、ゴブリン……
「人間だ!」
俺は少し怒鳴り気味に言った。
次は専属武器。魔法使いたいし、剣も使いたいなぁ。
1つ下の項目はナビゲーションシステム設定。これを先にするか。
「先にナビゲーションシステムの設定を行いますか?」
あ、結構かわいい声だった。
「ありがとうございますっ!」
心を読めるんだね。じゃあ、このままでいくよ。
「分かりました!私を使用しますか?」
YESで。
「エムって呼ぶと私が出てきます!気軽に使ってください!」
分かった。じゃあ、魔術師と魔法使いの違うはなんだ。
「魔術師は回復系を主とします。専属武器は杖です。回復量がデフォルト+30%、防御力がデフォルト+50%です」
魔法使いは?
「魔法使いは功撃系を主とします。専属武器はないですが、攻撃力がデフォルト+75%、防御力がデフォルト+25%、回復量がデフォルト+15%、エイムがデフォルト+45%、体力がデフォルト+70%、視力も+20%です」
なんかすごいな。2つまでって、この能力はプラスされるのか?
「はい!例えば、片手剣と魔法使いを選択すると、片手剣の能力である、攻撃力+15%が足されて、攻撃力はデフォルト+90%です」
なるほど、1番攻撃力が高くなるのは魔法使いと片手剣か?
「いえ、魔法使いとスナイパーが攻撃力デフォルト+70%なので、魔法使いとスナイパーを選択すると、攻撃力は+145%、通常より2.45倍になります。さらに、エイムもスナイパーは70%あるので、合計、攻撃力が+145%、エイムが115%、視力+50%、あとは魔法使いと同じです」
そうか。近距離は片手剣以外ないのか?
「実は、片手剣の中にも、一般的な片手直剣や、レイピア、ダガーなど、全部で4つの種類があります」
付与される能力はそれぞれ違うのか?
一応片手直剣にするつもりだが。
「まさかですけど、片手直剣にしたりします?」
え、そのつもり。何かあるのか?
「片手直剣の能力がすごくてですね、あ、こちらにまとめます。あと、能力は専属武器の能力も合わせますよ」
エムは表にまとめてくれた。
攻撃力+120%
もうこの時点ですごいことになっている。しかし、まだあった。
俊敏力+10%
防御力+15%
視力+50%
エイム+5%
武器耐久+10%
体力+70%
以上の能力だった。ということは、候補を全て選ぶと、
攻撃力が90%+120%=210%
防御力が15%+25%=40%
視力が50%+20%=70%
エイムが45%+5%=50%
武器耐久が+10%
俊敏力が+10%
体力が70%+70%=140%
回復量が15%
バケモノじゃないか。じゃあこれにしよう。
「片手剣と魔法使いで」
すると、エムが消え、ゲームがスタートされた。
いやぁ、どういうことだろう。
装備は普段着とほとんど変わらない。有希だってそうだ。とりあえず、能力を伝え合おう。
「有希、能力どんな?」
「ふふふ、聞いて驚かないでよ?なんと!攻撃力+20%、エイム+45%、視力+50%!」
「俺のこそ驚くなよ?攻撃力+90%、視力+20%、エイム45%、体力70%、防御力+25%」
有希は驚きすぎて声を出さなかった。武器の分はプラスしてないから、まだ上がる。
「武器買いに行こうぜ」
俺は武器を買いに有希と手をつないだ。
こうして、俺たちの、インフィニットワールド生活が幕を開けたのだった。
fin
データ
登場人物人数 6名
合計24話
「離れて近づいて」いかがでしたか?
もう今回で最終回です。
24話やってこれたのは皆さんのおかげです!
思えば2020年11月から始めてたんですね。冬が過ぎ、春になってしまいました。
1話の頃はまだ寒くて、みんな上着を着ていたのに今となれば25度を超えてます。暑くなりましたね。
さぁ、もう小説もだんだん終わってきますよ!
最初は「離れて近づいて」でしたね。
おっと、もう200文字を超える!
それでは、またいつか!