仮面ライダーダブル&トリガー ~風都超常犯罪事件簿 ~   作:さじたりうす

8 / 8

「後れ馳せながら祝・風都探偵~スカルの肖像~!!!くぅ~、おやっさぁ~ん!!!」

「肖ってこちらも投稿するよ。筆者、一気に煮詰めまくったせいで、通常の文字数をあからさまにオーバーさせた」

「フィリップさん、メタいです!!」

「蓮子、メタいのはこの超ド底辺二次小説の通常運転よ」

「通常運転っ……って、何故にいつになく毒舌?!!」

「私達の世界をディスるのも通常運転よ」

「何で?!!何でこの世界をディスるの?!!」

「ノリと勢い?」

「……メリーって、ボケポジションだったけ?!」

「ああ~……まあ、まあ、二人とも!!今回でようやく事件解決の兆しだ!!それじゃ本編たのむぜ!!!」

「強引に持っていったね、翔太郎」

「やかましい!!」


第8話 理不尽のF/風都の仮面ライダー達の鉄槌

 

 仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーに仮面ライダーアクセル、仮面ライダーエターナルと現在における風都の三大仮面ライダーが、ホテルの裏路地で外道風俗店経営陣のドーパント達と対峙する。

 

 更にそのホテルの屋上では、その風俗店の客かつ、ガイアメモリ密造密売組織・バレットの一員の田中武明扮するフィンガードーパントがもう一人の風都の仮面ライダー、仮面ライダートリガーと対峙する。

 

 そして、フィンガードーパントのエネルギー指弾を皮切りにしたかのように闘いが勃発した。

 

「しゃあ!!!」

 

 弾かれたフィンガードーパントのエネルギー指弾が躱され、仮面ライダートリガーの後方の夜景に吸い込まれる。

 

 そのエネルギー指弾が上空をはしったタイミングで、下方の路地にいる各々の対峙者同士が激突し始めた。

 

「何が罪を数えろだぁああっ??!」

 

「おらぁあああああああっっ!!!」

 

 轟々としたファイタードーパントの拳と仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーの炎の拳とが激突する。

 

 その拳の重さは右半身のフィリップも口に漏らす重さだった。

 

「っ……!!!ファイターメモリだけあって、なかなかの重さだね……!!!」

 

「っっ……確かになぁっ……!!!」

 

「ぬうんっっ!!!」

 

 更に繰り出されるファイタードーパントの轟拳は、次にジョーカー側の拳と激突する。

 

 互いにパワーが拮抗したかと思われた次の瞬間、フックが振るわれ、轟拳連打の嵐が巻き起こる。

 

「ぶるぁあああああ!!!」

 

 突如の攻勢に対し、仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーはガード一辺倒にならざるをえなくなった。

 

「いきなりだね……!!!流石、格闘のメモリだ」

 

「(ぶるあああって、セルかよ!!!)あぁ……こいつ、唯ちゃんに対してっ……こんなにもえげつない……力を奮っていやがったのか……!!!」

 

 翔太郎が駆けつけた時点で、既に唯はボドボ……もとい、ボロボロの状態であった。

 

 今、実際に受けたファイタードーパントの攻撃力は半端ではなく、少女に与えるには実に許しがたい痛みと衝撃に他ならなかった。

 

 更にファイタードーパントの攻撃は加速し、格ゲーの連続コンボのようなパンチやキックの上下段を組み合わせた攻撃が繰り出される。

 

「ふん!!!はぁ!!!だぁ!!!だぁだぁだぁっっ、せいやぁあああああああ!!!」

 

「ぐぅっっ……!!!」

 

「はっ!!いくらガードしようが……ムダムダムダムダムダムダムダ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄あああああああ!!!」

 

「っっ……違う作品だあああああああっ……!!!」

 

 メタなネタが謎に加味されたラッシュアタックが仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーを襲う一方、仮面ライダーアクセルとエターナルは有利に戦いを進めていた。

 

「死ねやっっ!!!」

 

「ふん……!!!」

 

 仮面ライダーアクセルは、アームズドーパントが放つ左腕のガトリングを躱しながら、時にアクセルブレードでガードしながら一気に距離を制圧しにかかる。

 

「速っっ!!!」

 

「はぁあああ!!!」

 

 居合斬りのような軌道の斬撃をアームズドーパントに浴びせ、火花を散らせる。

 

「がぁああああ!!!くっ、くそがぁああ!!!」

 

 ダメージを受けたアームズドーパントは、右手に自ら生成したブレードを振るい対抗する。

 

 仮面ライダーアクセルはその斬撃をアクセルブレードで受け止め、更には捌いてみせる。

 

「っっ!??ちぃいい!!!」

 

 体制を前のめりに崩されたアームズドーパントは、再び振り返りながら仮面ライダーアクセルに斬りかかった。

 

 袈裟、横薙ぎと振るうが空を裂く。

 

「……エモノが巨大であれば、振るい後のスキもでかい……!!!」

 

 仮面ライダーアクセルが斬撃軌道を読み躱し続ける中、アームズドーパントはガトリングの射撃も混ぜる。

 

「やかましい!!!」

 

 射撃は仮面ライダーアクセルに近距離で直撃する。

 

「っっ……!!!」

 

「はっ、食らってんじゃねーか!!!おらぁああああ、俺の名前はなんだぁ!??なんてなぁ!!!」

 

 射撃をくらったものの、仮面ライダーアクセルはジャギネタ直後に放たれた射撃をエンジンブレードで再びガードする。

 

 そして、更に先程より速い速度で踏み込んだ。

 

「……な?!!また踏み込まれ……!?!」

 

「俺に質問を……するな!!!」

 

 

『エレクトロリック!!』

 

 

 仮面ライダーアクセルは、エンジンブレードのモードをエレクトリックに切り替え、スパークを帯びた横薙ぎの斬撃を繰り出す。

 

 その斬撃はアームズドーパントの左腕を斬り飛ばしてみせると同時に、感電のダメージを与えた。

 

「ぐがぁぎぃいいっっ?!!!」

 

「せあっっ!!!」

 

 続け様に仮面ライダーアクセルはエンジンブレードの袈裟斬りの一刀を浴びせ、そこから更なる連続斬りを食らわせた。

 

「ぐがはがぁあああっ……!!!ぎぎぎぐぐぐぅうっ、のぉやらああああ!!!」

 

「はぁっっ!!!」

 

 怒れる轟剣のつもりで反撃するアームズドーパントだが、右腕のアームズブレードを手首ごとエンジンブレードで斬り飛ばされる。

 

「?!!俺の両腕がぁあああ!!!」

 

「……しまいだ……!!!」

 

 エンジンメモリをエンジンブレードのスロットルに装填した仮面ライダーアクセルがトドメを刺しにかかる。

 

 

『エンジン!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

「絶望が、お前のゴールだ……!!!」

 

 先行決めゼリフの直後、マキシマムドライヴを発動させたエンジンブレードで、直接の袈裟斬り斬撃を叩き込んだ。

 

 

 ザダァギャアアアアアアアアアッッッッッ!!!!

 

 

「ぐっふがぁああああ、ががあっっ……!!!」

 

 

 ドォガゴォオオオオオオァアアアアアアアアアアッッ!!!

 

 

 必殺技「エース・ダイレクトバースト」。

 

 射撃的に繰り出すエース・ラッシャーや「A」の字に斬り込むダイナミック・エースと違い、マキシマムドライヴのパワーを文字通り直接食らわせる斬撃技だ。

 

 本二次小説オリジナル技である。

 

「がぁ……」

 

 メモリブレイクされたアームズドーパントの男は路上に倒れ、生体コネクタからガイアメモリを排出させた。

 

 両腕は健在であり、ドーパント時の直接的な切断ダメージは反映されてはいない様子であった。

 

 男のガイアメモリが砕け散り、エンジンブレードからエンジンメモリを飛び出していった向こうの背景では、仮面ライダーエターナルがバイオレンスドーパントの左手の鉄球状の拳をマント越しに受け続けていた。

 

「おらぁ!!!おらぁ!!!おらぁ!!!どうだあ?!!!防戦一方かよ?!!」

 

「ふん……防戦か……めでたいな」

 

「何ぃ!??」

 

「残念だが、俺は一ミリもダメージを受けていない……」

 

 仮面ライダーエターナルの漆黒のマント、エターナルローブは熱、冷気、電気、打撃を無効にする特性を持つ、チート装備だ。

 

「はぁ?!!!フジャケルナ、モアイ!!!」

 

「誰がオンドゥル語を言えと言った?まあ、いい……さぁ、もっと攻めるがいい」

 

「ぐぅるぅぁっ!!!ふっっざけるんじゃねぇえぞ、ごらあああああ!!!」

 

 余裕の挑発に業を煮やし、半ばやけくそ気味にバイオレンスドーパントは攻勢を強める。

 

 連続タコ殴りの打撃が続く中、バイオレンスドーパントは次第に腕払いや振り下ろしなどの大振りな攻撃をし始める。

 

 無論、如何なる重い攻撃を加えてもエターナルローブには無意味だ。

 

 自ずとそれはスタミナ切れを誘発する。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……うおおおおおおおお!!!」

 

 スタミナ切れをしながらも、なおも攻撃をするバイオレンスドーパントに対し、仮面ライダーエターナルは試し程度にカウンターを与える。

 

「ごのやろぉうぁああああっっ!!!」

 

「うるさいな」

 

 次に来た攻撃に対し、仮面ライダーエターナルはエターナルローブでガードしながらコンバットナイフ型の武装、エターナルエッジをバイオレンスドーパントの腕に突きさした。

 

「ぐぅうおお……!!?」

 

「今度はこちらだ……はぁあああ!!!」

 

 バイオレンスドーパントの腕から引き抜いたエターナルエッジが、一撃の薙ぎを見舞う。

 

「がぁああああ!!!」

 

「……おそらくキサマが今まで弱い相手にシテキタ暴の力……その身で試してみるか?はぁああああああああ!!!」

 

 仮面ライダーエターナルは一気にバイオレンスドーパントの懐に攻め要り、エターナルエッジの斬撃の嵐を見舞う。

 

「ががはははあっ!!!い、いでぇえええ!!!斬られるっっ、斬られるぅううっっ!!!やめろおお!!!やめてくれえっっ!!!」

 

「ほざけザコ……!!!これが本当のバイオレンスだ!!!」

 

 エターナルエッジの乱れ斬りが、バイオレンスドーパントへ多数の裂傷ダメージが与える。

 

 打撃を凌駕する「斬る」ダメージが因果応報を与えていく。

 

「強者からの一方的な攻勢、絶望……その地獄を楽しむがいい!!!」

 

 そう言いながら仮面ライダーエターナルは強烈なキックを浴びせ、バイオレンスドーパントをぶっ飛ばした。

 

「ぐががあっはああ!!!」

 

 ぶっ飛ばされ、アスファルトの地面に叩きつけられたバイオレンスドーパントは、もがきながらもまだある殺意を仮面ライダーエターナルに向けた。

 

「ぐうう……ぐぬう……うおおおお……ああああああ!!!」

 

 バイオレンスドーパントは唸り叫びはじめたと同時に、自身を巨大な球体に変形させ、仮面ライダーエターナルを押し潰そうと飛びかかる。

 

 対し、仮面ライダーエターナルは降りかかるバイオレンスドーパントを余裕で見つめながら、エターナルエッジのマキシマムスロットルにエターナルメモリを装填する。

 

「ふん……」

 

 

『エターナル!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

「?!!!ぐああっっ、あああああああ!!!?」

 

 バイオレンスドーパントは全身にスパークを帯ながら元の形態に戻り落下し、再度アスファルトにその巨体を激しく叩きつけられた。

 

 スパークがはしり続ける体に悶えるバイオレンスドーパントに対し、仮面ライダーエターナルが静かに歩み寄る。

 

「がああああ!!!げげげぐぐぐう……!!!」

 

「エターナルメモリのマキシマムの特性……敵視したメモリの力を無効化する……もうキサマはメモリブレイクされるしか選択肢はない……そして……エターナルメモリでメモリブレイクされた者は、メモリの力が強力過ぎる故に死に至る。だから俺は外道なメモリ乱用者を対象に、風の街の掃除をしているわけだ……!!!」

 

「な、なんだと?!!!や、やめ、や……め!!!」

 

「さあ、地獄をたのしんできな……!!!はぁあああああ!!!」

 

 

 ザァギャシャアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!

 

 

 仮面ライダーエターナルは地面諸とも斬り裂くように、仰向けにもがくバイオレンスドーパントをエターナルスラッシュで一文字斬りして見せた。

 

 「ぎぃゃあがあああああああああっっ!!!」

 

 

 

 ドォガゴォオオオオオオァアアアアアアアアッッ!!!

 

 

 

 真っ二つにされたかのような必殺の斬撃を浴びせられたバイオレンスドーパントは爆発する。

 

 そしてメモリ使用者のスキンヘッドの男からもガイアメモリが飛び出し、男は息絶えた。

 

 一方は変身を一時解除した照井に手錠をかけられ、もう一方はあえなく息絶える。

 

 唯にとって抗えきれなかった強者達は、更にそれを遥かに凌駕する力に裁かれた。

 

「後で俺の部下がキサマを確保しに来る……相方のようにされなかっただけでもマシと思え……!!!」

 

「ぐぅうっ……!!!」

 

 照井は厳つい髭の男の天然パーマの髪を鷲掴みにして、息絶えたもう一方の男の方へと視線を向けさせた。

 

 照井が手錠を施した相手を壁際に寄せ押すと、そこへ仮面ライダーエターナルが歩み寄る。

 

「照井竜……打ち合わせ通り向かうぞ。コイツらのアジト……」

 

「あぁ。後のこの場は左達に任せる。大道、俺に直接乗ってくれ」

 

「乗る……?」

 

 

『アクセル!!』

 

 

「変身」

 

 

『アクセル!!』

 

 

 照井は溜めず流れるように仮面ライダーアクセルへと変身すると、そのままバイクモードへと可変して仮面ライダーエターナルの前に着地する。

 

 横に倒れないのはご愛嬌。

 

「そーいうことか……地獄を楽しませにいくとするか……」

 

「あぁ……振り切らせてもらう……!!!」

 

 仮面ライダーエターナルが仮面ライダーアクセルにまたがりグリップを握ると、空ぶかしを幾度かさせながら弾けるような加速でその場を後にしていった。

 

 一方、屋上では弾幕合戦となっていた。

 

 仮面ライダートリガーの拡散エネルギー弾とフィンガードーパントのエネルギー弾が飛び交い合う。

 

 仮面ライダートリガーは走りながら弾幕を躱し続け、対するフィンガードーパントはその逆をいく。

 

「……よっしゃあっ……しゅっっ……ふゅーっ……しゅふー!!!お返しぃ!!!」

 

 バズゥガンッ!!! バズゥガンッ、バズゥガンッッッ!!!

 

 ワントリガーで8発のエネルギー拡散弾を速射できる仮面ライダートリガーのトリガーマグナム。

 

 ショットガンメモリのその弾幕は全てフィンガードーパントにヒットする。

 

「ガグごぉああぁっっ……っぐぐっかっ……!!!ちぃい!!!チョコマカ、チョコマカとぉおおお……!!!」

 

 哀しいかな、フィンガードーパントの弾幕は夜空に吸い込まれるばかりか、隣接するビルに被弾し二次被害が発生してしまう。

 

「やべ……躱すと被害が拡大しやがる!!!」

 

「あああ!!!うぜーなっっ!!!逃げんじゃねーよっっっ、くそがよぉっっ!!!」

 

 躱すも、躱せど苛立ちを帯びたフィンガードーパントの狙いは更に狂い、屋上の床や防護柵、ボイラー等までもが破壊されはじめる。

 

「だったら……!!!」

 

 

『シールド!!!』

 

 

 ショットガンメモリからシールドメモリへとトリガーマグナムのリロードアクションをする仮面ライダートリガー。

 

 それと共にマダオボイスが鳴ると(笑)、仮面ライダートリガーは全面に三発のエネルギー弾を発射した。

 

 そしてそれらは直ぐに弾け、全面にエネルギーフィールドを形成すると、フィンガードーパントの雑な射撃をシャットアウトする。

 

「な!!!?ATフィールドのパクりかあ?!!!」

 

「……やかましい!!!テメーがこれ以上弾幕撃ったら周囲に被害が出るんだよ!!!さぁ、今宵の夜空に相応しい弾幕パーティーだ!!!」

 

 

『ルナ!!』

 

 

 仮面ライダーダブルが使用しているガイアメモリと同様のルナメモリを装填、リロードすると、仮面ライダートリガーは明後日の方向に射撃した。

 

「はぁ?!!打ち上げでも花火してんのか!!!?おちょくりやがってぇええええ!!!」

 

 しかし、ご存知の通りルナのエネルギー弾は不規則かつ自在な弾道を描き、ガードや相殺されなければ必ずターゲットにヒットするように飛ぶ。

 

 フィンガードーパントは怒り任せに指を伸ばし、面前に展開されていたガードフィールドを破砕させる。

 

 ちなみに一度展開したガードフィールドは一定時間が経過すると強度は落ち(特にフォームを解除すると)、勝手に消滅する。

 

 仮面ライダートリガーに各々の指が届こうとした刹那、上空より多量のエネルギー弾が降り注ぐ。

 

 

 

 ディガガガガガガドォンッッッ!!!

 

 

「がああ!!!?」

 

「はい、激確俺のターン!!!シンプルにいこーか!!!」

 

 

『トリガー!!マキシマム・ドライヴ!!』

 

 

 

 仮面ライダートリガーは人差し指を軸にトリガーマグナムを一回転させ、リロードアクション無しに直接マキシマム・ドライヴのライダーシューティングを見舞う。

 

「砕けろ」

 

 

 ディギュアアアアアアンッッ!!!

 

 

「く、クソがああっっ!!!ご、ゴールドフィンガー!!!」

 

 今度は攻勢的にフィンガードーパントは中指を超振動させながらエネルギーを纏った右手を開いて、向かい来るエネルギー弾に対応する。

 

「アダルテーな技放つなや!!!あ?!!」

 

 震えるフィンガードーパントの中指がライダーシューティングのエネルギー弾を相殺する。

 

「はぁ?!!なんか、ムカつく!!!少なくとも、文には確実に受けてもらいたくねー技だ!!!」

 

 仮面ライダートリガーは、迫り来るフィンガードーパントのゴールドフィンガーに腕をクロスさせて対応する。

 

 

 

 

 ドォガズゥウウウウウッッッ!!!

 

 

 

「ぐおおおあっっっ……?!!」

 

 ガードした腕が超高速で削られる上に、身体全体に衝突事故的な衝撃ダメージも付加される。

 

 想定を上回るダメージに吹っ飛ばされた仮面ライダートリガーは、屋上の場外を越えて空中にぶっ飛ばされてしまった。

 

「はっ!!!いくら仮面ライダーつっても死んだな!!!」

 

「……っっ、わかってねーな。俺達みたいなのは落ちても死なねー……それに……」

 

 落下する仮面ライダートリガーの真下から急激な突風が吹き、その身を舞い上がらせる。

 

 そしてその惰性にのり、仮面ライダートリガーは回転しながら再び屋上へと降り立った。

 

「な、何が起こった?!!またメモリか?!!インチキライダーめが!!!」

 

「私ですよ」

 

 

 ドォンッ、ドォンッッ、ドドドォッッンッッ!!!

 

 

「ぐぅがぁ!!?な、なんだぁ?!!」

 

 女性の声と共に、フィンガードーパントへと見えない風圧のダメージが及んだ。

 

 すると、羽を羽ばたかせながら烏天狗の末裔、射命丸 文が舞い降りる。

 

「この街と私の能力は相性がいいんです」

 

「助かったぜ。サ~ンキュ、文!!」

 

「パートナーですから☆ふふ♪後追いかけてスタンバイしてました!!」

 

「な……?!!イチャイチャしやがって……NTRしてやろーか……んんん~!?くはあっ!!!これまた可愛い天使だなぁ!!!新たな女体コレクションに追加だぁ!!!オカシつくしてやる!!!まずはアエギを聞かせてくれよ!!!」

 

 仮面ライダートリガーのパートナーである彼女に向かい、ゴールドフィンガーの逆手バージョンの攻撃を繰り出す。

 

「あんヤロウ!!!文に向かってなんつー卑猥かつ下品な発言と攻撃をぉおおお……!!!」

 

 仮面ライダートリガーは、パートナーに向かって色々な意味で手をだそうとするフィンガードーパントに怒りを示し、トリガーマグナムを構える。

 

「くすっ……大丈夫ですよ、銃斗さん☆」

 

 だが、攻撃が直撃する刹那には既に文の姿はそこにはなく、僅かに彼女の残像をゴールドフィンガーがすり抜けるに過ぎなかった。

 

「な?!?」

 

「私はこの街最速です☆それに……」

 

「ちっ、掴まえれねー!!!なんなんだぁ?!!」

 

 フィンガードーパントは、まるでメモリの力であるかのような超スピードに翻弄されはじめる。

 

 指を伸ばし、意地でも彼女の身体を捉えようと躍起に指の伸長攻撃を繰り出す。

 

「らあああああっっ、その……堕天使の身体を堪能させろおお!!!」

 

「……天使でも堕天使でもなくっ、私は烏天狗……の末裔です!!!」

 

 瞬間移動するかのごとくフィンガードーパントの背後に文が回ると、右手に握った木葉扇をかざして弾風圧をダイレクトに撃ち放った。

 

「は?!!」

 

 

 ドォオオォンッッッ!!!

 

 

「がおはうっっ!?!」

 

「突の風・撃旋……!!!言ってみれば風のバズーカです!!女性の敵でもあるあなたには、特別威力を上げておきました!!!」

 

 文の攻撃を至近距離で浴びたフィンガードーパントは、仰け反りながらぶっ飛ぶ。

 

「ぐげはああああっっ!!!」

 

 ぶっ飛ぶフィンガードーパントは、仮面ライダートリガーに向かってぶっ飛んでいた。

 

「依頼人や他の被害者達がテメーに家庭を破壊された悲しみ、そしてその罪を存分につめこんどけ、外道……!!!」

 

 

 

 ガシャコンッ!!

 

 

 

 その言葉と共に、仮面ライダートリガーは向かい飛んでくるフィンガードーパントにトリガーマグナムの銃口を向ける。

 

 

『トリガー!!マキシマム・ドライヴ!!』

 

 

「ライダー・ラピッドシューティング!!!」

 

 

 

 ディディディディディギュ、デディディディギュッッ、ディディディギュ、ディディディディディディギュ……ッッ!!!

 

 デュギャドドドドドドォッッ、ドドドドドドドドドドドドドドドドドドォ……ッッ!!!

 

 

 

「ぐばらららごごごごげごぎがががががかっっ……!!!」

 

 仮面ライダートリガーは小刻みに銃口をランダムに動かしながら、ライダーシューティングの連射版のマキシマム・ドライヴをフィンガードーパントに叩き込む。

 

 言わば拳の連打のようなものが銃撃として襲い掛かるようなものだ。

 

 一発のライダーシューティングでも十分な破壊力がある上に、更なる高速引き金操作による連射や文の攻撃でぶっ飛んだ事による慣性も加わり、そのダメージは跳ね上がる。

 

「ががががはあああああ!!!」

 

 

 

 ドォバォガァァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!

 

 

 

 仮面ライダートリガーはそれをマシンガンの如く瞬時に叩き込み、突っ込んでくるフィンガードーパントと正面衝突する前の中間地点でメモリーブレイクを引き起こさせた。

 

 そしてメモリ使用者の武明はガイアメモリを排出させながら仮面ライダートリガーへと突っ込む。

 

「潰れとけ」

 

「あがあああっっ!!!」

 

 武明は突き出したトリガーマグナムの銃口部に顔面を激突させ、仰け反りながら屋上に転がり倒れた。

 

「あがががご……!!!」

 

 更に文が倒れもがく武明に降り立ち、ある意味諸悪の根元のモノに向かって天狗下駄風にアレンジしたシューズの一撃を垂直にみまう。

 

 男にこれは痛い。

 

「ぐぎぃがああああああ!!!きぃいいいぐぅぃいいっ……!!!」

 

「いっ……いってぇぇ~!!!エグいな、文!!!」

 

「コイツの事調べましたが、女性を弄ぶ域をも越えてましたからね……!!!女性代表として、その諸悪の根元を潰したまでですよ!!!」

 

「男として凄まじい視覚的痛みが……いってぇ……!!!」

 

「なんで銃斗さんが痛がるんですか?!」

 

「ほら、あれだ!!痛そうな映像見せられて、自分のその部分も痛くなりそーなアレだ!!!男にしかわからん痛み!!!」

 

「もう……帰ったら銃斗さんのケアしてあげるから☆」

 

「いい?!!ちょっとまて、発言がR指定!!!」

 

「ふふふっ……ところで銃斗さん。ワスプドーパントの時に比べ随分と軽めにやっちゃいましたね」

 

「それはあれだ。文字の尺の都合だ。あの時は俺の見せ場で今回は仮面ライダーが一度に四人まとめて戦ってるからなー」

 

「出ましたね、メタ発言……それで、ターゲットは今回はどうするんです??ケーサツ突きだします?それとも消します??」

 

「……消す。それが依頼だ。どの道ムショを出たとこで逆恨みして、手当たり次第に今回の関係者の家族を逆恨みして悲劇を新たにまき散らす」

 

 そう言いながら仮面ライダートリガーはそう言いながらトリガーマグナムを向ける。

 

「外道は外道……人にあらずだ。俺は警察じゃねー。裏社会は相応の罰のやり方がある。田中さんよ……これまでの愚行のツケに……チェックメイトだ!!!」

 

「や、やめ……!!!」

 

 

『トリガー!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

「あああああ……?!?」

 

 

 

 ディギュアアアンッッッ、デュディゴオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

 

 

 

 容赦なく田中武明を葬ると、仮面ライダートリガーは下の戦いを見下ろした。

 

「あとは、下の仕事かな?」

 

「下……あぁ!!銃斗さん以外の仮面ライダー達ですね……」

 

「あぁ。噂には聞いていたが、遂に出会えたぜ……風都の仮面ライダーに。更にはこの後酒の呑み交わしの約束もだな……」

 

「えぇ?!それじゃ今夜の私との時間が……!!だって銃斗さん、お酒入るとアッチが萎えちゃうじゃないですかぁ!!」

 

「だああ!!!文、発言!!!発言~!!!」

 

 二人がイチャつく一方、仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーとファイタードーパントの戦闘にも変動が起こる。

 

「ぶるあああ!!!」

 

 下段蹴りからのニーキック、フック、アッパーのコンボを受け凌いだ仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーは、反動を利用して着地する。

 

「とったあああああ!!!」

 

 その次の瞬間、ファイタードーパントは仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーに爆発的な接近をし、その剛腕で頭を掴み取る。

 

 バードドーパントにされた唯にもしていた暴の力がギリギリと加わる。

 

「ぶははははは!!!うちの店の小生意気なメスガキにもしてやった技だ!!!潰れろ、仮面ライダー!!!」

 

 主導権を握ったと踏んだファイタードーパントは勝ち誇り気に言うが、それが翔太郎の逆鱗にふれる。

 

「んだとお……?!!唯ちゃんにこんなえげつねぇコトまでしやがったのか……!!!」

 

「ふははは!!!まぁ、強制的にドーパントにしてやった上でだがなぁ!!!」

 

 翔太郎とフィリップの脳裏に理不尽かつ外道過ぎる格恫喝也の行為を受ける唯の姿を過らせる。

 

 更にはその言動も加わり、一気に二人の怒りが頂点を突き抜けた。

 

 

 

 BGM♪「Free Your Heat」

 

 

 

 掴み上げてくるファイタードーパントの剛腕に向け、仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーがジョーカー側の拳を腕に打ち込む。

 

 

 

 ドォグゴオオッッ!!!

 

 

 

「がああああ?!!」

 

 感情が高ぶれば相応してポテンシャルを凌駕し続ける特性を宿したジョーカーの怒りの一撃は、ファイタードーパントの剛腕さえもくの字に曲げていた。

 

「ごおおおお?!!ばかなッッ、強靭な腕が?!!」

 

「許さねえ……!!!」

 

「僕も久しぶりに怒りの感情が隆起したよ……!!!」

 

 高ぶる翔太郎とフィリップの感情に、ヒートとジョーカー両半身から赤と紫の炎が滾り始める。

 

 次の瞬間にはファイタードーパントの顔面にヒートとジョーカーの連打を見舞っていた。

 

 

 

 ドォドォドドドガアアアッッ!!!

 

 

 

「ぐこッッ??!」

 

「おら!!!おら!!!おら!!!おらっっっ……!!!をらああああああ!!!」

 

 

 

 ドォゴッ、ゴグドォッッ、ドォガンッッ、ズドォグゥッ、ダゴガァンッッ、ボグゴォッッッ……ドォズグゥンッッッ!!!

 

 

 

「がはああああ!!!」

 

 ヒートとジョーカーの交互の拳打に続いて、ヒート側の炎の拳をファイタードーパントの水月(胸部の人体急所)へ直撃させ、更にジョーカー側の回し蹴りを浴びせその巨体を豪快に吹っ飛ばす。

 

 

 

 バギャガアアアアアアアア!!! 

 

 

 

「ぐごおおお……!!!」

 

 

 落下し、悶えるファイタードーパントに闘志を滾らせ続ける仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーが歩み迫る。

 

「ダブルのジョーカーメモリは、感情が高ぶれば高ぶる程メモリの本来の性能を凌駕する特性がある。つまり怒れば怒るほど攻撃力はもちろん、それ以外のスペックが上昇し続けるわけさ。増してや翔太郎とジョーカーのメモリは相性が抜群だ。まぁ……格恫喝也、繰り返すが君にはこの僕も怒りが浸透している……!!!」

 

「ぐッッ……おおおおおお!!!」

 

 ファイタードーパントは意地でも起き上がり、再び突撃する。

 

 だがもはや戦いの主導権は完全に仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーにある。

 

「翔太郎、メモリブレイクだ!!」

 

「言われるまでもねぇさ……!!!いくぜ、フィリップ!!!」

 

 

『ヒート!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

 仮面ライダーダブル・ヒートジョーカーは、ヒートメモリをマキシマムスロットルに装填すると、ヒートとジョーカーの拳に赤と紫の炎を爆発するように発生させる。

 

 まるでKING OF FIGHTERSの草薙京の如く。

 

 そして突っ込んでくるファイタードーパントに向けて突撃し、燃え滾る拳の連打の必殺技を打ち込む。

 

「ヒート・ガトリングラッシュ!!!」

 

 

 

 ドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォオオオッ……!!!

 

 

 

「ごごゴゴゴゴゴゴゴがガガガガガガガごここおッ……??!」

 

 文字通りのガトリングガンのごとき炎の拳の連打が某百裂拳よろしくファイタードーパントに襲い掛かる。

 

 直ぐにドーパントの維持の限界をオーバーキルし、ファイタードーパントは殴られ続けながらメモリブレイクの爆発を引き起こした。

 

「をらああああああああああ!!!」

 

「がかかかかかかかかかごごかァああああああああああああ……!!!」

 

 

 

 ドォドォドォドォドォドォドォドォドッッドォヴァガオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!

 

 

 

 爆発の中からファイターメモリが飛び出して砕け散る。

 

 同時に、目元に深いクマを作った格恫喝也が吹っ飛ばされながら地面に叩きつけられた。

 

「ぐえッうっっ……がっ……俺は……俺は夜の店の……頂点に……ぐはっ!!!」

 

 メモリのブレイクと毒素の影響で格恫喝也は気絶した。

 

「……終わったな。こいつも……違法風俗店も……」

 

「ああ。この二次小説始めてから何年越しだろね、翔太郎」

 

「フィリップ……そーいうこと言うな……後は照井と大道に任せて、唯ちゃんを昌君の所に連れて行かなきゃな」

 

「ああ。あと二人の母親もね」

 

 

 

 

 

 翔太郎タイプライタータイムナレーション

 

 (その後、ラブホテルを後にしたフィリップ達と合流した俺は、昌君に唯ちゃんと再会させることができた。姉弟の再会は何物にも代えれない報酬のひとつだった)

 

「お姉ちゃんっ!!」

 

「昌っ……!!ごめんねっっ……ごめんね!!!お姉ちゃんがどうかしてたっ……でもね……生活の為にお金貯めるためでもあった……けど、もういなくなったりしないからね!!」

 

「お姉ちゃああああん……!!」

 

 事務所ではこの青山姉弟再会の光景を蓮子とメリー、亜樹子も安堵しながら見守る。

 

「よかったぁ……昌君と昌君のお姉さんがこんなに早く(メタ的には数年経ってるけど)再会できて!!」

 

「うん……私、ちょっともらい泣きしちゃった……」

 

「うんうん!!本当によかった!!蓮子ちゃんとメリーちゃんの二人もありがとう!!フィリップ君から話は聞いたわよ~!!まさかフィリップ君以外に地球(ほし)の本棚に入れ……あ、いかんいかん!!ま、まぁ、とにかく!!二人には初めての依頼で大変だったかもだけど、これからもよろしくね☆」

 

『は、はい!!頑張ります!!あ……』

 

「あははは!!見事に息ピッタリねwww……まるで翔太郎君とフィリップ君だwww……あぁ、唯ちゃんと昌君もゆっくりしていっていいからね!!」

 

「ありがとうございます!!」

 

「うん!!ありがとう!!」

 

「……後は二人のお母さんと家の事情か……」

 

「メリー……メモリの件のコトだね?」

 

「えぇ。フィリップさんと調べたけど、二人のお母さんを形的に拉致していた田中とかいうDQNが使用してたガイアメモリ、厄介な特性があったの!!」

 

 (抱きしめ合う姉弟の再会は確かに依頼内容を成就した。だが、それだけじゃ今回の件の涙は拭えきれなかった。二人の母親・真知子さんとも再会させ、父親のやらかした借金も何とかしなければならなかった)

 

「フィリップ!!そんなに厄介なメモリなのか!??」

 

「あぁ。彼女達に使われたハイメモリは極度に快楽を求め続ける依存性が強力なメモリだ。いわば麻薬に等しい!!こともあろうか田中武明という特定の男を求めるようにも調整されている!!!今仮に会わせても彼女は堕落したままだ!!とても母親として会わせれない!!」

 

 (フィリップが地球の本棚で調べたマンションに青山姉弟の母親を助けにいくと、そこにはNTR魔DQNにより拉致監禁された女性達がいた。質の悪いガイアメモリを使わされ、本能のままに快楽を欲する有り様だった)

 

「く、どーすりゃいいんだ!!」

 

「ねぇ、タケアキどこぉ!!!体を満たしてえ!!!」

 

「うぅっっ……!!!抱きついてきたあ!!!」

 

「間違っても手を出さないでくれよ?翔太郎」

 

「バカやろー!!!とてもじゃないが、唯ちゃんや昌君にこんな欲望丸出しな母親の姿なんて見せられねーな!!」

 

「母親……母親……!!!ふっ、ならこっちも母親を召還させてもらおう!!!」

 

 (ハイメモリの悪質特性をなんとかすべく、かつてシュラウドと名乗っていたフィリップの母親・園崎フミネに助力を求め、鴻上研究所へと赴いた。やっぱり俺達のダブルドライバー一式やアクセルドライバー一式とか造っただけあり、すげー助かった)

 

「……来人。これが言っていたメモリ?」

 

「あぁ。拉致された女性達がこのハイメモリの特性にさらされ、とても家族や恋人の所に帰せない!!なんとか中和できるような対策とかできない??!」

 

「わかったわ。ガイアメモリは元々の得意分野……対策方を編み出すなど造作もないわ。任せなさい、来人」

 

「ありがとう、母さん!!!」

 

 (そして、園崎フミネにハイメモリ中和用のメモリを急造してもらいマンションに戻ると、また獲牙銃斗と再会した。どうやら銃斗もハイメモリに関係する依頼を請け負っていたらしい)

 

「あれ?!!また??!」

 

「お~!!まさか同じ事件?!!いや~、連続でこんな偶然あるなんてなあ~!!!」

 

「ゲットワイルドエンドタッグ♪」

 

「いや、歌わんでいいwwwところでさっきの呑みに行く話、後日にしないか?遅くなっちまってるし」

 

「ああ!!構わないぜ。じゃ、連絡先交換で♪」

 

 (フィンガードーパントの田中武明は銃斗の依頼人のターゲットで、既にドーパントとして人道外れた家庭破壊を自らの欲求の為にNTR兼ねてしていたそうだ。まぁ、色々な条件が重なって事件に結び付いたようで……とにもかくにも、銃斗の依頼人の草加部家もまた青山家同様、事態の解決に向かっているようだ。そして後日、真知子さんが直接鳴海探偵事務所を訪れてくれた)

 

「本当に、本当にありがとうございました……!!!探偵依頼費用は必ずお支払していきます!!!」

 

「いやいや……いいんですよ。支払いできる無理ない範囲からちょっとずつで……お母さん。我々は昌君の幼きSOSの声を受けて動いたまでです。あと、借金取りの件も知り合いの弁護士にたのんだので、ご心配なく……」

 

「借金取りの件も解決してくれたんですか?!!」

 

「はい。完全に不安や悲しみを拭いきるのが我々の役目ですから……」

 

 (青山家と草加部を取り巻いた事件の根幹にはバレットというガイアメモリ密売組織が関わっていた。そんな奴らも、照井と大道の洗礼を受けて見事に壊滅した)

 

 バイクフォームの仮面ライダーアクセルにまたがった仮面ライダーエターナルがバレットのアジトへと突撃する。

 

 凄まじい破壊力でアジトの壁をぶち壊し、ある程度のバレットメンバーを巻き込んでいた。

 

 仮面ライダーアクセルから降りた仮面ライダーエターナルが逆サムズアップをバレットメンバーに向け、瞬時に通常フォームになった仮面ライダーアクセルがエンジンブレードを構える。

 

「さあ、地獄を愉しみな……!!!」

 

「……振り切るぜ……!!!」

 

 

 

 ザガシュアンッ、ザシュガンッッ!!! ディギャシュンッ!!! ザガアアアアンッッ!!! ズドォオオオオオ!!!

 

 ズシュバッッ、ザバシャッ、ギャシュインッ!!! シャギャンッッ、ズバザアアッッ、ギャザアアアアンッ!!!

 

 

 

「ぎゃああああああ!!!」

 

 バレットのアジトでメンバー達が集会をしていた所に仮面ライダーアクセルと仮面ライダーエターナルがカチコミ乱入し、既にドーパントと化していたバレットメンバー数人を斬り伏せていた。

 

 その中には武明の家庭破壊NTRの趣味に加担していたメンバー達もいる。

 

「くっそ!!何だって仮面ライダーが!!?」

 

「応戦だ、畜生!!!」

 

 彼らの大半はコックローチドーパントやアノマロカリスドーパントの量産タイプの他、アントドーパントやバタフライドーパント、フライ(ハエ)ドーパント等の新たなドーパントの種も見られる。

 

「仮面ライダーめがああああ!!」

 

「ふん……!!!」

 

 

『エンジン!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

 ダッギャシャアアンッ!!! ズバギャアアッッ、ズバギャア、ザギャドッッ、ザガシュウウン……!!!

 

 

 

 エンジンメモリのマキシマムを発動させたまま、飛び掛かってきたアノマロカリスドーパントを斬り伏せたのを皮切りに、仮面ライダーアクセルは斬撃無双を開始した。

 

 攻撃に飛び掛かるドーパント達が次々にカウンターの斬撃を浴びて吹っ飛ばされていく。

 

 無論、マキシマムドライヴによる斬撃の為、それらのドーパント達は仮面ライダーアクセルの背後で次々にメモリブレイクの爆発を起こしていく。

 

 

 

 ドォオオオオンッッ……ドォドォグワアアアアッ、ドドドドォッッ、ババゴゴゴバアアアアッッ!!!

 

 

 

 更にその向こうではエターナルエッジによる斬撃ショーも巻き起こっていた。

 

 大道が変身するエターナル自体が強力故、並みの適合率やそれ以下のドーパント達はメモリブレイクされ息絶えていく。

 

 

 

 ザシュガッッ、ザバアアアンッッ、ズバッシュッッ、ギュシュアアッッ、ズシャガアアアッッ……!!!

 

 ドォドォドォオオオッッ……ゴッゴバアアアアアンッッ、ドォドォカアアアアッッ……!!!

 

 

 

「斬撃の見せ場は作らんとな……だが、こっちも裏社会のビジネスだ。ここからは効率よくさせてもらう!!!」

 

 

 

 ザガシャアアアアアアア!!! ドォドォドォドォドォドォドォオオオオオオオオン!!!

 

 

 

 仮面ライダーエターナルは、一度大ぶりの斬り払いで面前のドーパント達を一蹴すると、全体を見渡せる高所へとジャンプしてその場に着地した。

 

 そして見渡す限りのドーパント達を凝視しながらエターナルエッジにエターナルメモリを装填する。

 

 

『エターナル!!マキシマムドライヴ!!』

 

 

『ぎゃああああああああああああ??!』

 

 敵視した対象の使用するメモリを無効化するという、エターナルのマキシマムドライヴのチート特性に中てられたドーパント達がスパークしながら一斉に苦しみだす。

 

 そして再びその場から下へ着地し、仮面ライダーアクセルの下へとスパークするドーパント達を掻い潜りながら歩み寄る。

 

「俺の仕事はバレットの壊滅。照井は摘発……幹部とある程度の雑魚のメモリブレイクは任せる。俺は残りの雑魚全てをやる。メモリブレイクすると死ぬからな」

 

「ああ。その方がこちらとしても助かる。構図は二人の異なる仮面ライダーによっての組織壊滅……と言ったところか」

 

 ジャキンと双方の得物を構えると、マキシマムドライヴによる必殺技を放った。

 

「覇ぁああああああああああああああああ!!!」

 

 気迫と同時に仮面ライダーアクセルはリーダー格の幹部であるロブスタードーパント目指し、滅多斬りに周囲の雑魚ドーパントを斬り伏せ駆ける。

 

「ぐッッ……うおおおおおおおお!!!ちくしょおおおおおお!!!」

 

 本来ならロブスタードーパントは両腕のハサミを繰り出しながら仮面ライダーアクセルへとヤブレカブレに突撃する……という流れになるだろうが、エターナルのマキシマムドライヴ特性がそれを許さない。

 

 メモリブレイクの爆発を背景に仮面ライダーアクセルも突っ込んでいき、牙突を訪仏させる構えでエンジンブレードの切っ先を向けた。

 

 そして、強烈な突きがロブスタードパントに突き刺さる。

 

 

 

 ズドォオオオッッ!!!

 

 

 

「ぐぎいい??!」

 

「絶望が……貴様達のゴールだ……!!!」

 

 

 

 決め台詞の直後にトリガーが引かれ、ゼロ距離……否、マイナス1の距離でエースラッシャーが放たれる。

 

 

 

 デュギュアアッッッ―――ドォッズヴァゴアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!! 

 

 

 

「ぎゃああああああああああ!!!」

 

 ダイレクト・エースラッシャーを食らい、ロブスタードーパントのリーダー格の男はメモリブレイクの爆発に吹っ飛ばされ、落下と共に気絶した。

 

 それを見計らい、仮面ライダーエターナルはエターナルエッジのトリガーを三回引いた後にマキシマムスロットルのボタンを押し、必殺のメモリブレイクを発動させた。

 

『あああああああああああああ??!』

 

 するとマキシマムドライヴに中てられたドーパント達に更にスパークが二重になり、一斉にメモリブレイクの爆発を巻き起こさせた。

 

 

 

 ドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォドォオオオ!!!

 

 

 

 対一体多数のメモリブレイク、「エターナル・ジ・エンド」。

 

 エターナルのマキシマムの特性に既に中てられたメモリを一斉に爆発させるチート極まりない必殺技だ。

 

 無論、これをやられたガイアメモリ使用者は死に至る。

 

 仮面ライダーエターナルは爆発の中から次々に斃れていくバレットメンバーにサムズダウンしながら言い放った。

 

「大所帯で地獄を楽しみな……!!!」

 

 

 (その後、バレットのアジトの現場には風都署の捜査が入り、メンバーのリーダー格や生き残りのメンバーが一斉逮捕された。更にそこから芋づる式にJKヒャハー店長・格恫喝也に繋がる。違法風俗店経営に加えガイアメモリ保有で逮捕・摘発に至った。そして青山家の借金取りの一件もまた北岡さんの鶴の一声で解決する)

 

「いい?今後あの家族に取り立てたら、本腰入れてこっちが動くよ??そもそもお宅ら自体違法なんだからさァ……!!!」

 

「くッッ……わかった……引くから手打ちにしてくれ、頼む!!!」

 

「なら検討してあげるよ。ただし、僕の方はお宅らに目を光らせておくからね~。よろしく~」

 

「わかった……」

 

 北岡の電話を終えた借金取り立て業者の部下の男が疑問を投げかける。

 

「何で引くんですか、あんなビンボー一家の取り立て一つに~!!!」

 

「バカ!!!北岡弁護士の厄介さ知らんのか?!!目をつけられたら色々な意味で厄介になるんだ!!!一説によると消されるっていう噂もある。俺達のような人間からして見れば悪徳弁護士だなんだっっ!!!まさか北岡につながるなんてなぁ~……!!!」

 

 (最後に俺の+アルファの機転で横暴な帰らなくなっていた旦那さんの足取りをついでにフィリップに検索してもらった。どうやら別の超常犯罪に巻き込まれ、人知れず大量のメダルにされたらしい。一つの家庭を自ら不幸にした男にふさわしい最後だったとも言えるだろう。何はともあれ青山家に違法な借金も無くなり、母子家庭という形で新たなスタートを始めた。俺達は東風都駅方面へと歩いていく昌君や唯ちゃん、真知子さんを見送った。目の前のウインドウ・シップ風都や向かいのマンションからも一つの事件解決を祝うようにビル風が吹く……一人の少年の涙のうったえから始まった、数年にも及ぶ事件のように感じる数日の事件はこれにて幕を閉じた。通常よりもかなり多めの文字数を打ちながら……ゲフン、ゲフン。何はともあれ、今回から蓮子とメリー……大学生のバイトだが、探偵志望の新しいメンバーが加わった。彼女達もまたこの街の色々な事件を俺達と経験していくだろう……)

 

 タイプライターを打つ翔太朗に窓からの風が吹く。

 

 隅っこのベットでは検索にいそしむフィリップ、応接テーブルでは亜樹子に見てもらいながら依頼の報告書をノートパソコンで打つ蓮子とそれを一緒に見学するメリーの姿がある。

 

「いい風が吹くな……そうだ、蓮子、メリー。今日この後時間あるか?この前は夜遅くになっちまったからやめにしちまった事件解決と歓迎会……今日祝い含めて呑みに行こうと思うんだ。どうかな?もちろんおごりだ!!」

 

「ええ?!翔太朗さん……!!そんな、いいんですか?!」

 

「ええ~?!どうする……蓮子ぉ?」

 

 遠慮気味な姿勢の二人に亜樹子が二人の肩に手を置いてはつらつと言う。

 

 普段、彼女はこの手の話は「経費ガー」になりやすい傾向にあるが、今回は同じ女子のメンバーが二人もできたことからの喜びからもきているのだろう。

 

「もおー!!二人とも遠慮しない!!時間オッケーならぱーっとやりましょ!!ぱーっと!!何よりあたしも女の子のメンバーできて嬉しいしー!!」

 

「亜樹ちゃんの言うとおりだ。遠慮することはない。もう二人は鳴海探偵事務所の仲間なんだ」

 

 話を聞いていたフィリップもまた、本をたたみながら蓮子とメリーに投げかける。

 

 この空気にメリーも嬉しさと恐縮を混ぜた感情で蓮子にうかがった。

 

「フィリップさんも……!!じゃあ、お言葉に甘えちゃおっか?蓮子」

 

「うん……甘えちゃお、メリー!!」

 

 二人の返答にタイプライターを打ち終えた翔太朗が立ち上がる。

 

「よっしゃ、そうこなくっちゃ!!じゃあ、今夜カフェ&バーTOHOに行こうぜ!!」

 

 事件解決兼歓迎会ではしゃぐ空気が新鳴海探偵事務所の事務所内に溢れる。

 

 その一方でも銃斗と文の二人が会釈して去っていく依頼人の草加部家を風都駅で見送りにきていた。

 

 草加部氏とその妻、息子の三人の姿がそこにあった。

 

「本当に、ありがとうございました!!拉致された妻も帰していただき!!ありがとうございます!!ありがとうございます……!!!」

 

「あ、そこまでお礼頂かなくても……(汗)当然のことをしたまでですよ。外道に壊された家庭をターゲット仕留めてそのままに終わりになんてできない。あるべき形を取り戻す手助けをしたまでです」

 

「本当に依頼してよかった……!!!重ね重ね本当にありがとうございました!!!じゃ、行こうか結(ゆい)、駿太郎!」

 

「うん。行きましょう、駿也……私からも本当にありがとうございました」

 

 被害者であった草加部婦人・結からも銃斗は礼をされた。

 

 確かに依頼人いわく、美人でスタイルもいい。

 

 余談だが、奇しくも今回の事件は二人の「ゆい」という名の女性達が被害に遭う形となっていた。

 

「はやくー。ままー、ぱぱー、ハンバーグたべたーい」

 

 家族の談笑を見送りながら銃斗と文もまたその場を後にした。

 

「ふう~終わったなぁ……」

 

「あたし達もいつかはあんな家庭作るのかな?」

 

「いい?!急に何言ってんだ……文!!」

 

「だって、あの家族見てたらそう思っちゃって☆それとも何??嫌なわけじゃないですよね??」

 

「そんなわけあるか!!!俺だって文が……!!!」

 

「じゃー結婚しましょ、結婚!!」

 

「いきなり逆プロポーズ?!!ちょっとまてええ!!!すぐにはムリゲー!!!てか、軽く言う?!!」

 

「銃斗さん、矛盾してますよー!!!」

 

「いててててて(嬉)!!!」

 

 (俺達のやり取りが引きのズームアウトしながら風都駅の情景を映し出す。結婚の形に固執しなくたって、俺は文と居れる時間そのものが結婚している時間に等しい……愛の形は決められた一つだけじゃないぜ、文)

 

 

 

 

 シティーハンターのエンディングチックな幕引きで……

 

 続く

 

 

 

 

 





 約二話分の文字数になってしまいましたが(笑)、ようやく事件解決しました!!!

 今後はドーパントメインにしつつ、ヤミーやファンガイア、オルフェノクも登場予定です!!

 よろしくお願いいたします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:30文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。