今日も今日とて平和な幻想郷。特にやることの無い鈴仙と妖夢は永遠亭の一室でお茶を飲んでいた。
「鈴仙ってさ」
「うん?」
「・・・・・・見れるならどんな夢が見たい?」
「え?」
「見れるならどんな夢が見たい?」
「いや聞こえなかったわけじゃないから」
妖夢って夢見たことないのかな・・・。折角名前に「夢」って入ってるのになんだが勿体無い気もするような。いやいやそんなことどうでも良くって。
「確認だけど妖夢は夢を見たことがないの?」
「そんなわけないじゃない」
「じゃあなんで?」
「私ね・・・今日幽々子様の我儘に振り回される夢を見たの」
「なんだいつもの事じゃない」
「真面目に聞いて」
「はい」
なんだ、夢は見たことあったのね。そりゃそうよね。名前に「夢」って入ってるのに夢を見たこと無かったら勿体無いもんね。・・・・・・なんだかデジャヴね。
「その前の日は幽々子様の我儘に振り回される夢を見たの」
「・・・・・・ん?」
「更に前の日は幽々子様の我儘に振り回される夢を見て」
「妖夢・・・?」
「そしてその前の日は幽々子様の我儘に振り回される夢」
「妖夢?」
「その前の日は幽々子様の我儘に振り回される夢なんか見て」
「ちょっと一旦話を止めてもらえる?」
「前の日なんてもう幽々子様の」
「ちょっと黙って」
「はい」
いやコレかなりのデジャヴね。妖夢が発言する度に世界がループしてるのかと思ったわ。
「あ〜〜〜〜〜〜〜妖夢は夢の中でも主に振り回されて悩んでるわけね?」
「そうなの。夢でも現実と同じような事が起こるから今が夢なのか現実なのか分からなくなってくるの」
「大分ヤバいわね。・・・それじゃあ薬を処方しましょうか?」
「おねがい」
「よく眠れr」
「飲んだら8時間ほど気を失える薬をお願い」
「いや大分ヤバい薬じゃない」
え、飲んだら8時間ほど気を失える薬ってなに?そんなのある訳ないじゃないって言いたいけどお師匠様なら平気で作るんだろうなぁ。
「最近ストレスが度を越して酷くてね・・・」
「うん」
「体が半分人間、半分幽霊になっちゃったの」
「いや半人半霊は種族なんだから生まれつきじゃない。・・・・・・・・・え、ストレスで半人半霊になったの?」
「実はそうなの」
「ストレスで半分幽霊になっちゃって?」
「いやストレスで半分人間になっちゃって」
「いやどういう原理よ」
ストレスで半分人間になるってどういうことよ。ストレスで半分幽霊になるのもおかしな話だけど。
「まぁ流石に今の話は冗談なんだけど」
「本当だったらどうしようかと思ったわ」
「鈴仙は普段どんな夢を見てるの?」
「私?」
「そうそう。寝る前に考えてることは夢に見やすいとか聞いたことがあるし、参考にしたいから教えてよ」
「う〜〜〜〜ん。私の夢なんかが参考になるかなぁ」
「どんな夢を見てるの?」
「いつもお師匠様に新薬の実験台にされる夢」
「同じ悩み抱えてるじゃねーか」
という訳で鈴仙と妖夢で夢のお話。
次話投稿は年を越すと思ってください。嘘です。