(ここは・・・、一体何処なのだ?私はマリオに倒され、ただの折り紙に戻ったはずだが・・・)
そこは暗く、周りは真っ平らな石が連なっている。そこに置かれている籠に入っているようだ。見た感じ、紙製の石や籠では無いようだ。
そのあと自分の手を見ると、立体感のあるマリオのような五本指の手が見えた。
しかもその手はとても小さい。
(な、なんだこの手は⁉︎折り紙のようにピシッとしていないだと⁉︎)
そんな風に慌てていると、石の隙間から足音が聞こえる。
その方向を見ると、ペラペラなマリオやキノピオのような紙の身体では無い、立体的な、これがあの私の生みの親のキノピオの所にあった本に書かれていた『ニンゲン』なのか?
紙では無いのはとても違和感があるな。髪が長いから女なのか?するとその女は私が入っていた籠を持ち上げる。私はこんなに小さいのか⁉︎
持ち上げるでない!私は一応、兄妹の兄なのだぞ⁉︎
「誰かしらね?こんな所に赤ん坊を捨てていくなんて・・・。可哀想に。あら?紙が入っているわね?これは名前かしら?『折井 応』って名前なのね」
オリイオウだと!?なんだその名前!私はオリーだぞ!?そんな戯けた名前じゃ!
そんなことをお構いなしで私はその女に籠に入ったまま連れて帰られてしまった。
四年後
このペラペラでない世界に生まれて四年が経った。よく分からないが、世界人口の八割が特異体質の超常社会になっているそうだ。
本棚から適当に引っ張り出した本にそのように書かれていた。文字は何故か見たことないのだが違和感なく読めた。周りの子供達は凄いって顔で見てきたが興味ない。
私は拾われてから孤児院『キノコの家』という場所で保護されたそうだ。キノピオを恨んでいた私がキノコの家にお世話になるとは皮肉だな。
私の今の姿は金髪の髪で前髪の左側で目が片方隠れる髪型にしている。この髪型が一番落ち着く。
身長は折り紙だった頃とは違い、八十センチ程度だ。
そんな訳でこの世界にもこの立体的な身体にも慣れてきたので、『いのち折り』が出来るかどうかを試してみることにする。
孤児院の委員長の『
もちろん私の妹『オリビア』を折るのだ。あの時、折った時と同じように想いを込めて折っていく。
ゆっくり丁寧に折り、オリビアが折り終わる。
折り終わった瞬間、オリビアが光り出す。
近くで賛先生も見ていた為、驚いている。
光が止むと、オリビアは空に浮き上がり、こちらをみる。
「あ、あ、兄上ー!」
「オ、オリビア!突然なんだよ!?」
これが久しぶりの兄妹の再会だった。
なんで新しい小説のネタしか思い浮かばないのだろうか?