魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜 作:シナプス・フィン
では、どうぞ。
試合開始のゴングが鳴り響くとそれぞれの持ち場についていた。
そして、なのはとティアナは、援護射撃の準備として魔力弾を生成していた。
「(なのはさんに大きいのを撃たれたら一瞬で全滅する危険がある・・・)」
「(ティアナの徹甲狙撃弾は私のより固いし速い。撃たせたら味方も私も危ない・・・)」
しかし、チームの司令塔2人は別の危険も考えていた。
「(そして・・・)」
「(何より・・・)」
「「(
唯一の救いは、レオンのLPが1000である事なのかもしれない。
肝心のレオンはというと最初の転送先に到着し周辺を見ていた。
その場所は、青色の道路?の上だった。
「この足場って、確かスバルさんが作った・・・」
《主人。ここはスバル殿が作った魔法、ウイングロードの上だ》
「じゃあ、どこかにスバルさんがいる可能性があるのか・・・」
《主人!後ろだ!!》
「!?」
レオンは慌ててバックステップで回避した。
すると足場にあったウイングロードが消えていた。
「魔力弾・・・。ということは・・・!」
魔力弾の先を見るとそこには手から煙を出しているスバルさんがいた。
「スバルさん・・・。!?」
「リボルバースパイク!!」
今度は、ノーヴェさんが攻撃を仕掛けてきた。
それをレオンは回避すると同時に回し蹴りで足を蹴りノーヴェさんを蹴り飛ばした。
ノーヴェさんは、エアライナーを生成しなんとか落下を防いだ。
「いっつつ・・・。やっぱ一筋縄じゃいかねえか・・・」
「奇襲作戦が失敗した以上、下手な奇襲ができないね」
「まあ、でも、2on1ならまだ倒せるチャンスはある。足引っ張るなよ」
「そっちもね」
そういった軽口を叩いていると2人は戦闘態勢をとる。
「まずはナカジマ姉妹ですか・・・。全力でお相手しましょう!」
レオンは、腰に装着していたレイピア風の剣を鞘から取り出す。
「・・・参る!!」
レオンが力強く呟くと一瞬で2人の懐に入り込み突きをする。
が、最小限のサイズでなおかつ強固なバリアでなんとか防いだがそのまま
レオンの攻撃は止まる事を知らずそのまま連続で攻撃を仕掛けてくる。
「(早すぎる!?コイツ、刀しか使えないんじゃねえのかよ!?)」
「ノーヴェ!!」
スバルは、ノーヴェを援護するためその拳を振るうが空振りになってしまった。
「アレ?痛あ!?」
自身の背中に蹴りが入れられて思わず声を上げてしまった。
「イタタ・・・」
「おいおい、大丈夫かスバル・・・」
「お二人さん。まだ終わりませんよね?」
そう言いながら軽い挑発をするレオン。
「言ってくれるね・・・。コッチも遠慮なく行くぞ!!」
ノーヴェは、エアライナーを展開しながらこちらに攻撃をしてくるがレオンの素早さについてこれないのだ。
今、レオンが展開しているバリアジャケットには少し特殊な加工を施してある。
風が当たるとバリアジャケットが縮んでいき空気抵抗を少しでも減らすことができる仕組みになっている。
更に、レオン自身の呼吸による身体強化と魔法による身体強化のお陰で更に速いスピードで動くことができるのだ。
このスピードは、理論上フェイトのソニックフォームに匹敵、またはそれ以上のスピードを出せると考えている。
「クッソ!早すぎる!!」
悪態をつけるノーヴェ。そしてレオンは一気に畳み掛けようとした時だった。
《一定時間が経過しました。転送を行います》
「えっ!?ちょっ・・・」
レオンの言葉虚しくその場から消え静寂が訪れた。
「ハア〜。耐え切った〜」
「マジでやばかった・・・。(武器は何時もの刀じゃなかった・・・。
最近習得したって言っていたけどそんな風には微塵も見えなかった・・・)」
そこで、ノーヴェは、昨日レオンが話していた言葉を思い出す。
『物事を覚える事に関しては基礎が大事になってきますから。その基礎を覚える事を入念にしているだけです』
「(あの言葉の意味を証明されると重みがすごいな・・・)」
そんなしみじみに思っているノーヴェにスバルは声をかけた。
「ノーヴェ?どうかした?」
「なんでもねぇ。そんじゃ、再開するか!」
「うん!」
レオンが居なくなったことにより姉妹同士の対決が再開した。
新たな魔方陣が展開されその中からレオンが落ちてきた。
「イデッ!?」
まさか地面ではなく空中とは思わなかった。
「っつう、スサノオ。近くに人はいるか?」
《東側に2つの魔力反応を確認した。1つは、物体操作の類ともう一つは、電気と炎だ》
「電気と炎?そういえば・・・」
レオンは、学校での授業を思い出していた。
『魔法にはレアスキルの他にも魔力変換資質というものがあります。
これは、魔力をごく自然に直接的な物理エネルギーに変換できる能力です。
例えば、発動する魔法を炎にして出したりする事もできたりと
このように必ず物事には例外があります』
レオンは、話を思い出していた。
「魔力変換資質持ちがいるのか・・・。しかも2つ。誰だ?
フェイトさんは電気だけだったはずだから炎を使うなんて無いし・・・」
レオンは、電気と炎の言葉が気になり近くに開けた場所があり覗き込むように様子を見る。
《主人、覗き見は余り良い趣味とはいえんぞ?》
「うるさい、自覚しているんだ。そこを掘り下げるな」
スサノオの話を一蹴りし開けたところを見ると電気の龍と炎の龍を纏ったリオと
岩石の巨人の上に乗っているコロナを見つけた。
「電気と炎を使っていたのはリオだったか・・・。つか、コロナのアレ何?」
《主人、アレは、ゴーレム
「真正面の戦いにおいてはリオだけどゴーレム操作の練度によってはコロナが有利になる可能性があるな」
ここでしかし、と思うレオン。
「あの戦いに突っ込むのは些か気がひける・・・」
《主人、当たって砕けろという言葉がある。潔く諦めて乱入するのもアリかと》
「それもそうだが・・・。ん?」
ふと空を見上げるとアインハルトの右腕がバインドで縛られ動きを封じられていた。
「強引にバインドを外そうとしているな」
《しかし、アレでは外せない。あのように強引に剥がそうとすると尚更》
「いや、なんか考えているみたいだな」
レオンは、2人の戦闘の様子を見て何かあると感じ取る。
するとアインハルトがバインドを打ち砕いた。
「あの動き、水切りの応用だな」
《彼女も侮れませぬな》
「だな・・・「アアーーーー!!レオンさん!!」・・・」
アインハルトの戦闘を見ていた時にレオンを見つけたリオ。
思わず大声をあげた声に反応したのか魔力弾がこちらに飛んできた。
その魔力弾をやかましく感じ切り捨てる。
「まっさか、貴方まで来るとは思いませんでしたよ・・・。
フェイトさん」
空からゆっくり降りてきたのはフェイトだった。
「ゴメンね。レオン、貴方を落とさせてもらうよ」
フェイトさんが構えると背後にエリオが降りてきた。
「お前もか・・・。エリオ」
「昨日してやられたからね。借りを返させて貰うよ」
あららと苦笑いを浮かべるレオン。
「コロナ、手伝って貰える?多分、エリオと私だけだと厳しいと思う」
「リオも手伝って。フェイトさんのいう通りかなり厳しい」
そんな話をしてリオとコロナは、互いに見て頷く。
「分かりました!」
「レオンさん!お覚悟はよろしいですか!」
「うわ〜、こりゃあ面倒くさいな・・・」
苦笑いを浮かべ内心焦るレオンは、この格好は失敗かと思った。
「でもまあ、負けるつもりはないんで!」
そういうとフェイトさんと同時に距離を詰め鍔迫り合いになった。
そして、デバイスを二刀流の剣と動きやすい格好になり一気に仕掛けてきた。
急いで距離を取るレオン。しかし、距離をとったその先にいたのはリオだった。
「レオンさん、覚悟!」
電気を纏った拳でレオンに殴りかかるがレオンは、そのままリオの手首を掴み
コロナの方へ投げ飛ばした。
「飛んでけー!」
「わあああ〜〜〜〜!!!!????」
「リオ!きゃあ!!?」
2人はそのまま激突し吹き飛ばされる。
フェイトは、2人の元に駆け寄る。
「2人共、大丈夫?」
「は、はい・・・」
「何とか・・・」
2人の心配をする中、エリオとレオンは、鍔迫り合いと斬り合いをしていた。
そして、レオンの突き技がかなり鋭く中々攻める事ができない。
「(決定打に欠ける・・・。一体どうすれば・・・!)」
「(ここでエリオを下がらせるか)」
するとレオンは、エリオを蹴り飛ばし距離を取り周辺のビルをジグザグに飛び上空へとジャンプする。
全集中 蟲の呼吸
蝶の舞 戯れ
すると突如、エリオ周辺が蝶で溢れかえった。
何が起こったのかわからず動きを止めてしまった。
すると一匹の蝶がエリオの胸へ止まろうとした時・・・。
「エリオ!避けて!!」
「!!」
後ろにいるフェイトの呼びかけで意識を取り戻し慌ててバックをする。
そこにあったのはレオンが使用している剣がエリオの胸の位置にあったのだ。
「流石にバレるか・・・」
「い、一体何が・・・」
「この技は、突き技に特化していてね。1on1ではかなり見破りにくい技だけど
流石に後ろにいる人だと分かりやすいか・・・」
そんな時、突如、オレンジ色の魔力弾がレオンの所に飛んできた。
それに気づいたレオンは、魔力弾を切り捨てる。
「今の弾丸はティアさんのか・・・。ファ!?」Σ(・□・;)
レオンは、ティアさんの方を見て思わず驚いた。
ティアさんの周辺の魔力弾の多さに驚いてしまった。
「フェイトさん、アインハルト、コロナ!足止めありがとうございます!
コレが赤組勝利への篝火、クロスファイアーフルバースト!!」
大量に展開されていた魔力弾の乱れ撃ちが発生し周辺にいたエリオ、リオは慌てて回避をする。
レオンは、ここにいるのは些か危険と感じその場を離脱した。
急いで隠れて周辺の様子を伺うレオン。
「下手に出て返り討ちに遭うのもなんかな・・・」
《主人よ、貴方はただでさえ規格外なのですからお構いなしに動いても問題ないでしょう》
「おいコラテメェどういうことだ」
そんな口喧嘩をしていると周辺の様子に変化がありそれを確認する。
レオンは、その様子を見て思わず驚いた。
「2on1!?ルーテシアの作戦はこれだったのか!!」
《消耗している所で息の合ったコンビで一気に勝負を仕掛けるというわけか・・・。
ルーテシア殿の作戦は中々やりますね》
「あぁ、だがなスサノオ。俺が今付けられている二つ名はなんだ?」
《主人、やるのですか?》
「ああ、俺は
スサノオ、この周辺で一番人が固まっている場所をサーチ。
サーチが完了次第、全速力でそこに向かう」
《御意。探索を開始する・・・。探索完了。主人、私が道を示します。
指示に従い移動してください》
スサノオの言葉に頷きその場から消えたレオン。
果たしてこの勝負の行方はいかに・・・。
キリがいいのでここまでとします。
誤字脱字等ございましたら練習下さい。
では、次回。
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