魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜 作:シナプス・フィン
次回からはインターミドル編となります。
では、本編です。どうぞ。
それぞれの場所での戦闘が行われている中戦況は、青組に流れてきていた。
ルーテシアの作戦により消耗し始めた頃合いに2on1の状況へと持って行き
赤組を一網打尽にする作戦だった。
しかし、彼女が一番恐れていた事態が今起きようとしていた。
キャロ、リオ、ルーテシアの3人が戦っているエリア。
キャロは、アルケミックチェーンでアインハルトに近づけさせないように牽制していた。
そして、コロナが到着し攻撃態勢に入った。
「ゴライアス!パージブラスト!!ロケットパーンチ!!」
その言葉でゴライアスの右腕が回転しそのまま発射され
ルーテシアとリオに向けて発射された。
「うそ〜〜〜〜〜!?」
直撃コースかと思われた攻撃に思わず目を瞑った。
全集中 蟲の呼吸
蜻蛉ノ舞 複眼六角
突如、爆発のような音が聞こえ2人はゆっくりと目を開き驚きの表情を浮かべる。
そこには、突き技を放ったレオンがいた。
「え!?レオンさん!」
「ゴライアスの攻撃を防いじゃった!!?」
リオ、コロナが驚きの声を上げる。
その隙に、ルーテシアはキャロの方へ向かう。
「かなり面白い状況じゃないか。俺も混ぜてくれよ」
「みんな、ここは協力してレオンさんを倒すわよ!」
「え?ルーちゃん!?」
「どの道、キャロやコロナを仕留めるにしてもレオンさんがいたんじゃどうしようもできない!」
ルーテシアの言葉にみんなは頷く。
「というわけで!」
「レオンさん!」
「こちらは少し不本意ですが!」
「お相手!よろしくお願いします!!」
その言葉にレオンは、不敵な笑みを浮かべる。
「そうこないとな。っしゃあ!かかってこい!!」
その言葉でまず先に動いたのはリオだった。
ご自慢の武術で攻撃を仕掛けてくるがレオンは簡単に避ける。
「キャロ!行くわよ!」
「うん!アルケミックチェーン!!!」
リオが攻撃を仕掛けてフルバックの2人がレオンの動きを封じる。
「拘束系の魔法か。面倒な・・・」
「コロナ!いける!?」
「はい!ゴライアス!パージブラスト!!」
コロナは、フルバックの2人がレオンの動きを封じている間に
右腕を修復させもう一度攻撃態勢へと整える。
「もう一度!ロケットパーンチ!!」
再び発射されたロケットパンチは、レオン目掛けて発射された。
そしてそのまま直撃し地面から土煙が舞った。
「やったの?」
リオがみんなにそう聞いた時。
ビュンビュンと何かが移動している音が聞こえた。
全集中 蟲の呼吸
「悪くない手だったがこれで終わりだ!!」
蜈蚣ノ舞 百足蛇腹
4人は隙を突かれてレオンの突き技を直接受けた。
「「「きゃああああ!!!」」」
そして全員のLPを0にした。
「ルーテシア、リオ、コロナ、キャロ、撃墜完了っと」
「ふぇえええ〜〜〜。レオンさんいつの間に〜〜〜」
「最後まで油断しないように。その一瞬が命取りだからな。さて」
レオンは、なのはさんの方を見る。
するとティアさんも2人一緒に魔力を集めていた。
「・・・何かすごく嫌な予感」
《主人、収束砲撃だ!今すぐ撤退を!!》
そんな話をスサノオから聞くと2人が何かしようとしている声が聞こえた。
「モード!マルチレイド!!」
「シフト!ファントムストライク!!」
スターライト・ブレイカー!!
放たれた収束砲撃は、エリア全域を飲み込んだ。
辺りが静かになりレオンは、瓦礫の下敷きになりなんとか生き残っていた。
そして乗っけられていた瓦礫をどかし立ち上がった。
「全く、何の終末戦争だ・・・」
《ブレイカー級の砲撃を相殺したのだ。アレは仕方あるまい》
「よく生き残ったな・・・俺」
現在のレオンのLPは110。本当にギリギリだった。
バリアジャケットもボロボロになって高速移動も僅かながら制限もあるようだ。
すると背後から魔力弾が飛んできた。レオンは、そのまま回避する。
「ティアさんも残りましたか・・・」
「アンタも残ったみたいね・・・」
そう言うと腰にかけてある剣を手に取ろうとした時こちらに向かってくる人がいると気づいた。
「この感覚・・・ヴィヴィオ!」
ティアさんは慌ててモニターを確認すると本当にヴィヴィオだったことに驚く。
「嘘!?なんで無傷?」
「スバルさん辺りが助けたんでしょうかね?あの人レスキュー隊だし」
ヴィヴィオがこちらに接近してきている時、何かが彼女を阻んだ。
「覇王!空破弾(仮)」
吹き飛ばされたヴィヴィオにアインハルトが詰め寄っていた。
「ヴィヴィオさん、ティアナさんの所には行かせません」
「残念だが、その願いは叶わない」
「「!?」」
そこにいたのはレオンとティアナだった。
「レオンさん!?」
「安心しろ。俺たちはドロップアウトした」
「ええ!?」
「レオンと話をしたらどうせなら歳下の子供達に最後までやらせようって話になったのよ」
「だから2人が最後だ。残りの戦い、全力で楽しみな」
「「はい!!」」
「よし、じゃあ俺たちは遠くで見てるから」
そう言いレオンはティアナを持ち上げる。
「え!?ちょっと!?///」
ティアナを持ち上げたレオンがその場から去った。
「アインハルトさん・・・。ティアナさん、お姫様抱っこされてましたね・・・」
「は、はい・・・」
レオンのせいで何とも言えない空気になってしまった。
「えーっと、とりあえず!」
「続き、始めましょう」
「はい!高町ヴィヴィオ!押して参ります!!」
そして、ヴィヴィオの攻撃を受けてアインハルトはダウンしたが
最後の抵抗でカウンターを食らったヴィヴィオは共にダウンしてしまい全員が撃墜された。
こうして、勝負は引き分けとなった。
因みに、レオンがティアナをお姫様抱っこしたせいでクロスファイアを乱れ撃ちで
追いかけ回されることをこの時のレオンは知らないでいた。
その後、メンバーをシャッフルしたりして様々なパターンでの模擬戦を行った。
これは、レオンやアインハルトにとってはとても充実した合宿になった。
なのだが・・・。全力で楽しんだツケが回ってきたのだった。
「「「うぅ〜。」」」
「か、体が・・・」
「動けない・・・」
その様子を呆れて見るルーテシアとレオン。
「みんな加減を考えないで全力でやるからよ」
「全くだ」
「レオンさんとルーちゃんは何で平気なの・・・?」
「それは、年長者なりのペース配分?」
「俺は呼吸法でどうとでもなる。ましてや戦闘が長引く時こそ
いかに下手な力を入れないようにするかというのが鍵だな」
「呼吸法、便利すぎ・・・」
その様子にレオンは思わず苦笑いを浮かべる。
「ところでアインハルトは、DSAAにでないの?」
「DSAA?」
「それって魔法競技の奴だろ?」
「レオンさんも知っていたのね」
「ああ。確か今年の大会は、検証も兼ねて女子部門に男子枠を1つ設けるって話をニュースで見たな」
「せっかくだから2人共出てみれば?」
「ルーテシアは出るのか?」
「もちろん♪それにそろそろエントリーが始まると思うからやるなら今だね」
「俺は、少し考えておく」
そう言いながらレオンはドアの方へ向かう。
「アレ?レオンさん?」
「部屋にいるよ。何かあったらスサノオで呼んでくれ」
そう言い部屋から出て行った。
「何やるんだろう?」
「ねぇ?みんな行ってみない?」
ルーテシアの言葉でレオンの部屋に行くことになったが
ヴィヴィオ達が生まれたての子鹿のようになり移動にかなり時間がかかってしまった。
ヴィヴィオ達が覚束無い足で何とかたどり着いたレオンの部屋。
部屋の前に来たのはいいがルーテシアは、頭に?を浮かべる。
「ルールー、どうしたの?」
「なんか静かね・・・」
「寝ているのではないでしょうか?」
「ちょっと覗いてみよう」
そう言いリオは静かにドアを開くとレオンが瞑想しながら呼吸をしていた。
「何してるんだろう?」
「瞑想してるね。多分、気持ちを落ち着かせていると思う」
「部屋に戻った方がいいかな?」
そんな話をしている時だった。
「部屋に入りな。立っているだけじゃ大変だろ?」
「「「!?!?」」」
みんながビクッとなってしまった。
するとヴィヴィオ達が部屋に入ってきた。
「レオンさん、いつから気付いていたの?」
「みんなが足を震えながらコッチに向かってきた時」
「ほぼ最初からじゃないですか!!」
リオのツッコミに思わず笑みをこぼすレオン。
「まあ、立ち話もなんだから座りなよ」
そして全員が部屋に入り各々腰掛けた。
「聞きたい事は、まあ、色々あると思うけど」
「レオンさんは何をしていたんですか?」
「瞑想と肺を落ち着かせていた」
「肺を?」
「アレだけ戦闘で呼吸剣技を使ったんだからそりゃあ休ませるよ。
ついでに呼吸法の練習も兼ねてね」
「呼吸の」
「練習?」
ヴィヴィオとコロナは頭を?にする。
「実は、全集中の呼吸には続きがあるんだ。アレを常に発動状態にする
「ちょっと待って、レオンさん。常中って事はつまり・・・」
「ルーテシアの想像通り馬鹿げた身体能力を常に発動した状態にできるって訳だ」
子供達全員が引いた。
「引くのは酷くない?」
「これを引かずに入られるか!!」
ルーテシアがウガーと発狂しながらツッコむ。
「それを身につけるって分かるものですか?」
「ああ、その時はコイツを使うんだよ」
レオンは、そう言いながら鞄から瓢箪を取り出した。
「これって瓢箪ですよね?地球で見た事があります」
「そういえばなのはさんは地球出身だったね」
「はい、それでこれをどうするんですか?」
「破裂させるんだよ」
「へぇ〜・・・」
「「「「「・・・破裂?」」」」」
「ルールー、アインハルトさん。聞き間違いじゃないですよね?」
「は、ハイ。今確かに・・・」
「破裂って言ったわね」
リオは瓢箪をコンコンと叩く。
「こんなに硬いのをですか?」
「ああ、因みに常中をできるようになったときにこのサイズを割る事が出来れば合格かな」
そう言いながらスサノオのモニターで写し瓢箪のサイズを見せた。
「デッカ!?」
「これを割るんですか!?」
「因みに、この小さいやつは割れる」
みんなは半信半疑だったがレオンが実践してみたら本当に割れて驚き
瓢箪が割れた音に大人達がレオンの部屋に来て、レオンが割れた瓢箪を持っていて
子供達は口を開けたまま固まっているというよく分からない状況になり大人全員が困惑。
常中の話をし予備の瓢箪を使ってもう一度、やって見せたら今度は大人全員が発狂した。解せぬ・・・。
こうして、合宿の日々は彼女達の発狂とともに過ぎて行ったのであった・・・。
いかがでしたか?
この段階では、常中が完成間近という状況です。
誤字脱字等ございました連絡ください。
では、次回。
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