魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜 作:シナプス・フィン
では、どうぞ。
Memory 15 生き倒れ拾いました。
「「「お世話になりました!!」」」
「みんな道中気をつけてね!」
「ルーちゃんは、インターミドルで会おうね!」
「えぇ!強くなってくるから!」
彼女達は、それぞれ再開の約束を誓い合う。
「じゃあ、アインハルトは八神指令に確認できたらすぐに連絡するから」
「そん時は、アタシが仲介人になるからきにするな」
「はい、ありがとうございます」
なぜ、ルーテシアから八神指令という人の話を出したのかというと
DSAAに出場するにはCLASS3以上のデバイスが必要になるという規定があるのだ。
そして、アインハルトは肝心のデバイスを所持していないということがわかった。
そこで、ルーテシアの伝手で家族一家がベルカの魔導師だということで彼女を通じて
連絡をしてもらいデバイスを作ってもらうことになった。
因みに、レオンのデバイスはDSAAの規定以上のCLASS3以上のデバイスであることがわかり
その点は、問題ないとのこと。
出場する際、セコンドをどうするかという話があったがレオンは、必要ないと話した。
レオン曰く「かなり古い古流剣術だからその時の歴史を知っている人じゃないと話についていけない」
ということだったのでレオンは、セコンドなしで出場する事になった。
そして、挨拶を済ませてそれぞれ帰宅する事になった。
帰宅し久々の
そして、天井を見上げる。
「(全集中の呼吸・常中がだいぶ出来るようになってきた。後は、
日の呼吸、後1つを習得すれば・・・)」
そんな事を考えながら荷物を片付けるのだった。
翌日、インターミドルの男子選考会の登録をする為インターミドル大会委員会にやってきたレオン。
今回行う大会は、試験的な事も含まれている為、今回の大会の盛り上がり次第では
男女混合試合も行う事も検討されているとの事。
「はい、レオン・ウェルキウスさん。登録完了です。
予選の選考会と男子の選考会は日程が違いますのでしっかりご確認下さい」
「分かりました」
そう言いレオンは、ビルを後にした。
「そういや、出場者あんま見なかったな・・・」
そんな事を考えながら帰宅するレオン。
夕飯の材料を買い足しでの帰宅途中レオンは遠目であるものを見つける。
「なんだ?」
そのあるものの近くに駆け寄ると黒いジャージの人物が倒れていた。
「大丈夫か?」
その人に駆け寄った時だった。
グウゥ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
「・・・腹、減った」
「・・・」
行き倒れかよ・・・。額に血管を浮き出して怒りを露わにするレオン。
しかし、直ぐに気持ちを落ち着かせて冷静になる。
そしてすぐさまティアナに連絡をした。
「う〜ん、アレ?」
黒いジャージを着ていた人物が目を覚ました場所は見知らぬ天井の上だった。
「アレ?ここは・・・」
「あ、起きた?」
そういい声を掛けてきたのはティアナだった。
「あの、ここは・・・」
「私の家よ。友人が帰宅の途中で貴方が倒れているのを見つけたの」
「ああ、迷惑かけてしもうた・・・。スンマセン・・・」
彼女の話し方に一瞬驚くティアナ。
「どうかしました?」
「あ、ううん。私の上司に似たような話し方をする人がいてちょっと驚いただけよ」
「似たような喋り方する人いるんですか?」
「えぇ、最近は会ってないけどね」
ヘェ〜と思う少女?
「あ、私はティアナ・ランスター。貴方は?」
「あ、ウチは、ジークリンデ・エレミアって言います。ジークで構いません」
「よろしくね、ジーク」
「ところでティアナさん、ご友人は何方に?お礼言ってないんです」
「あぁ、そうね。というかご飯食べてなかったでしょ?お礼はその後でいいわ」
そういいティアナは、ジークをリビングへと連れて行った。
「あ、ティアさん」
するとジークとティアナは、思わず驚きの表情を浮かべていた。
そこには豪勢にすき焼きの肉や野菜がズラリと並べられていた。
「どうしたの?コレ?」
「一人暮らしってのもあってホームパーティーみたいな事するの初めてだったので
チョット奮発しました」
「気合入りすぎでしょ・・・」
ティアナは、レオンの気合いの入りように驚きと呆れが混じっていた。
「さて、えっと・・・」
「あ、ウチ、ジークリンデ・エレミアって言います」
「レオン・ウェルキウスだ。レオンでいいさ。さ、食べようぜ。
今が野菜とか柔らかくなっているから食いどきだぞ」
「「「いただきます」」」
するとジークは、思わず手を止めた。
「あ、あの、この卵は・・・」
「もしかしてすき焼き初めて?」
「あ、はい・・・」
「すき焼きはね、生卵を割って肉をつけるタレ代わりなんだよ」
「そうなん!?」
「すき焼きのそのものの味が濃いから卵はそれを抑える代わりって言ったところかな」
「ヘェ〜」
そういいジークは、レオンに習い卵を割りすき焼きの肉に卵をつけて食べる。
「美味しい!」
「ご飯もあるからな」
そんなやり取りを見ていた時、どこかティアナの表情が寂しく見えた。
「ティアさん?」
「え?」
「どうかしました?」
「ううん!気にしないで!というか料理できるなんてずるいわよ」
「いや、ずるいという言われようはないと思うが・・・」
「本当、歳下の癖に生意気ね」
「レシピ見ただけですよ。ティアさんは仕事上、かなり不摂生な気がしますから少し心配な所ありますからね」
「しっかりしてるわよ。ちゃんと」
「だといいんですけど」
ジークは、2人のやり取りを見ていて不意に気になった事を聞いてみた。
「なぁ、ティアナさんとレオンって付き合っとんの?」
ピシリっ!!
この一言で空気が凍った。
「そ、そんな訳ないじゃない!ジークったら勘違いよそれは!!」
「そ、そうだぞジーク!それにティアさんと俺じゃあ釣り合わねぇよ!!」
「「(ヤバい!心臓がはち切れそうだ!!)」」
変な所でシンクロするティアナとレオンだった。
食事が終わり食器の片付けをしているティアナとレオンとジーク。
そして一通り片付け等が終わってソファーで寛ぐ中、レオンは本題に入った。
「さて、ジーク。何故、行き倒れていたんだ?」
「そうねぇ。もし別の世界出身なら教えてくれれば管理局のデータベースで元の世界に
戻れるように手配する事が出来るんだけど・・・」
「えっ!?ティアナさんって管理局員なん!?」
「そうよ」
「じゃあ、レオンは?」
「いや、俺は違う。事件に巻き込まれた時に民間協力っていう名目でティアさんに協力したんだ」
「そこから色々と話す機会があってね。そこから今に至る感じかな」
ジークは思わず関心と驚きの表情を浮かべた。
「別にウチは他の世界の出身とかじゃないねん。単純に家がないだけなんよ・・・」
「「・・・はっ?」」
「って事は・・・」
「つまり、ホームレスって訳か・・・?」
「そやねん・・・」
静寂が包まれた。
何かしら訳ありである事には代わりはなかったかがまさかの
ホームレスというのは予想の斜め上だった。
「ジーク」
「なんや?」
「あえて言わせてもらおう・・・。
バカなのか?」
ジークは流石にカチンときたようだ。
「なんちゅう事言うねん!そこまでバカちゃうわ!!」
「俺と同年代位の人間がホームレスになるの早すぎるわ!
児童保護施設に行くとか管理局に頼るとか色々あっただろ!!」
「うぐっ・・・」
ハアと思わず溜息を吐く。
「ミッドチルダもそうだが治安はここ近年は比較的良くはなっているが
それでも頻繁に事件が起きたりしている事には代わりはないんだぞ」
「ううぅ〜・・・」
レオンの言葉でどんどん小さくなっていくジーク。
「ねぇ、ジーク」
「何です?ティアナさん」
「もし、ジークが良かったらここに住む?」
「えっ!?」
「その方がいいかもしれませんね」
「レオンの言った通り治安もあるから女の子でホームレスのようなことさせる訳にはいかないわよ」
「そういう事だ。これはお前自身の身の安全を確保するという名目もある」
「でも、迷惑なんじゃ・・・」
「今回限りでお別れでまたホームレス生活している事が後味悪いわよ」
「またすき焼き食えなくなるぞ」
その指摘にジークが揺れている。
「それにお前さん。格闘家だろ?それならゆっくり休める場所も確保するべきじゃないのか?」
「え?気づいてたん!?」
「何となくだがな。さっき、食器を洗って棚に戻した時の足捌きがしっかりしていた。
あの足捌きは、格闘家の足捌きそのものだったからもしやと思ってね」
「・・・レオンて何者?」
「人外」
「ひどくね!?」
ティアナに人間扱いされず涙目になるレオンだった。
「とにかく、今日は泊まっていきなさい」
「まあ、明日改めて返事を聞こう。それでもここを出るなら俺たちは止めない」
「分かりました。とりあえず今日は泊めさせてもらいます」
そしてレオンは、自宅に帰宅した。
ティアナにも泊まるかと聞かれたがそんなにかからないから問題ないと
話し、その日は家に帰った。
翌日、ティアさんから連絡が入り結局家を出るという選択をしたそうだ。
とりあえず何かあったら連絡してくれと話したそうだ。
何か厄介な事が起きなければいいなと切に願うレオンだった。
インターミドル戦はもう少し後になります。
誤字脱字等ありましたら連絡をください。
では、次回。
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