魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜   作:シナプス・フィン

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今回はあの一家の1人が出てきます。
それと、お気に入りが200件を超えました。
いつもご愛読ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。


では、どうぞ。


Memory 16 烈火の騎士との鍛練

ジークとの出会いから1週間。

男子シード枠の選考会に出場するのに3週間を切り始めた時だった。

レオンは、今、目の前にあるものと睨めっこしていた。それは・・・。

 

 

 

 

 

()()()()である。

レオンは今、全集中の呼吸・常中を習得するため日夜鍛錬に励んでいる。

そしてある程度形になってきたので習得できたかどうかを試すのだ。

自身に緊張が走る・・・。そして息を吹きかけた。

今出来る全力で息を吹き、そして・・・。

 

 

 

 

 

 

バキーン!!

 

息を吹き終わると疲れて座り込むレオン。

 

「ハア、ハア、ハア、や、やったあ〜〜〜〜」

 

力が入らない中、ヨロヨロとへたり込むレオンだった。

 

「これで常中は問題ない。後は日の呼吸だ・・・」

 

そんな訳で、後は実戦で試していくしかないのだとレオンはそう考えた。

 

 

 

 

 

 

翌日。そしてレオンは、ある問題に直面していた。それは・・・

 

「相手してくれる人がいない・・・」

 

レオン自身は、元々文献を利用してそれを解読し試行錯誤をしながら鍛練に励んでいたので

相手をしてくれる剣士がほぼいないのだ。

 

「ヤバい、こうしてみると剣術関係で仲のいい奴いない・・・。恭也さんに頼むのもなぁ・・・」

 

レオンが言う恭也さんというのは、祖父が住んでいる海鳴市に剣術をやっている人がいると

紹介してくれたのが恭也さんだったのだ。

恭也さんとそのお父さんの士郎さんが修めている流派の歩行術・神速を教えてもらったのだ。

何故神速だけなんだという話だが雷の呼吸は神速を多用するためその足捌きといった動かし方を教えてくれたのだ。

そう、恐らくレオンが知る中で一番強い剣士、月村、いや、旧姓高町恭也さん程の強さの人が・・・。

 

 

 

 

 

 

「という訳で誰かいませんかね?」

「久々に連絡をしてきて何事かと思えば・・・」

 

呆れるようなトーンで話すイケメンの男性。

 

月村恭也

 

「いや、だいぶ型が形になってきたので実戦に近い戦いでやった方が馴染むんですが」

「言い分はわかる。だが、だからって俺に頼るか?」

「一応、頼りになる人に話すのもなんかなって」

「・・・俺よりなのはに頼んだ方が確実じゃないのか?」

「あ、忘れてました」

 

あの人、教導官だった。砲撃が凄くて可愛い人という印象しかなった。

 

 

 

 

 

 

 

ペキッ!!

 

場所は変わって管理局内ランスター執務官が書類のサインを記入している時

ボールペンが思わず変な方向へと向けられた。

 

「ら、ランスター執務官?」

「大丈夫よ。ええ、大丈夫よ。冷静だから問題ないわ」

 

その日、管理局内は一日中、恐怖に震えたとかないとか・・・。

 

 

 

 

 

 

そんなことを知る由もないレオンは、恭也さんに鍛練の相手がいるかの話をしていた。

 

「やっぱなのはさんに頼んだ方が早いですかね?」

「だろうな。なのはに後で連絡を入れておく。後は自分でどうにかしろ」

「そうします。士郎さん達は元気ですか?」

「ああ、たまには顔を出してやってくれ。みんな喜ぶ」

「そうします。忍さん達によろしく言っておいてください」

「ああ、インターミドル。頑張れよ」

「はい。では」

 

恭也はレオンとの通信を切りなのはさんにメッセージを入れた。

その日の夜、なのはさんがかなりアタフタしながら話していたのを

笑いながら通信をしていたのは頭の片隅に置いておこう。

 

 

 

 

 

 

数日後。なのはさんの知り合いに剣士が居ると話しており

その人に特訓相手(生贄)になってもらえるか直接話をしに行くのだ。

 

「ここだな」

 

到着した場所は、八神道場。

 

「シグナムって人だよな。なのはさんの名前を出せばいいって言ってたけど」

「アレ?レオン?」

 

自分の名前を言われて振り返るとそこにはアインハルトとノーヴェがいた。

 

「ノーヴェさんとアインハルト?」

「なんでお前がいるんだ?」

「俺は、なのはさんの紹介でここにいるシグナムさんって人と手合わせを頼んだんですが、そっちは?」

「ああ、アインハルトのデバイスが完成したから取りに来たんだ」

「おお!出来たのか!よかったじゃないか」

「はい」

「だな。さ、入ろうぜ」

 

そしてノーヴェさんがドアベルを鳴らし迎えてくれた八神はやてさんの案内で部屋の中に入っていった。

 

「なのはちゃんから聞いたで。なのはちゃんを倒したそうやんな」

「えぇ。まあ、たまたまな所もありますけど・・・」

「そのたまたまでも勝てるなんてほぼおらんで」

 

そう言われながら居間に入るとまさに強者の雰囲気が漂う綺麗な女の人がいた。

 

「お前がウェルキウスか?」

「はい。レオン・ウェルキウスです。今回は無茶なお願いを聞いていただきありがとうございます」

「私がシグナムだ。それに、あの高町を倒したと聞いてどんな奴か気になっていた所だ」

「それはまた・・・」

 

思わず苦笑いを浮かべるレオンだった。

 

「それで、何やらナカジマ妹とも親しいらしいな」

「はい、アインハルトがデバイスを取りに行くと今さっき聞いたばかりだったので」

「なら、その後でも良いだろう。私は、準備をしてくる。少し寛いでいてくれ」

「ありがとうございます」

 

その後、リインフォースツヴァイとアギトという融合騎と家族の一人ヴィータにも挨拶し

無事にアインハルトのデバイスを入手し初期設定も完了。

そしてレオンにとってのメインイベントが始まる。

 

「では、よろしくお願いします」

「ああ、こちらこそよろしく頼む」

 

お互い木刀を構えて戦闘態勢をとる。

開始の合図が始まると同時にレオンがその場から消えシグナムの懐に入る。

 

「!?」

 

慌てて攻撃を防ぐシグナム。

その表情は驚きと歓喜に溢れていた。

 

「(久々に良い宿敵に出会えたぞ!!)」

 

そしてお互いに常人では見えない速度で斬り合っていく。

さらにその様子を見ている外野はというと・・・。

 

「全然見えません・・・」←アインハルト

「全くだ・・・」←ノーヴェ

「本当ですぅ・・・」←リインフォース

「アイツ、スゲェな。初見でシグナムの動きを見切ってるぞ・・・」←アギト

「アイツも同類(戦闘狂)か・・・」←ヴィータ

「シグナム、熱入ってやり過ぎひんかな?」←はやて

 

そんな外野の野次を気にせず斬り合うレオンとシグナム。

そしてお互いに距離を置く。

 

「ウェルキウス。お前の剣技、見事だ。久々に高ぶるぞ」

「それは光栄ですね」

「さて、私もこの後仕事がある。名残惜しいが」

「そろそろ白黒決めましょうか」

 

お互い睨み合い・・・。

2人は一気に距離を詰める。

 

「はあっ!!」

 

全集中 日の呼吸 拾弐ノ型

 

炎舞

 

 

シグナムの斬撃を防ぎレオンの斬撃がシグナムに直撃した。

そしてそのままシグナムが倒れた。

 

 

 

 

 

 

「ウェルキウス。久々に良い訓練が出来た」

「恐縮です」

 

お互いの健闘を讃え合うシグナムとレオン。

 

「やっぱアイツは、人間かどうか疑う」←ノーヴェ

「今の剣技は一体・・・」←アインハルト

「シグナムお姉さんを倒すなんてすごいですぅ!」←リインフォース

「驚いた、シグナムを倒すとは・・・」←アギト

「つか、あの剣技。魔力あったか?」←ヴィータ

 

そんな野次がある中、はやてさんがスポーツドリンクを持ってきてくれた。

 

「2人ともお疲れ様」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます。主はやて」

 

いただいたスポーツドリンクを飲む2人。

 

「しっかしホンマに凄かったで。シグナムも全力だったんやろ?」

「はい。魔法を使っていなかったとはいえあそこまでやれるとは思っていませんでした」

「レオン君。君が使っていた剣技って何なん?」

「アレは地球の古流剣術ですよ」

 

その後、呼吸のことを説明したらシグナムさんが興味を持ち概要を説明した所

そこに居合わせた八神家全員がかなり驚いていた。

因みに、瓢箪を割る映像を見せた所、はやてさんが・・・。

 

「綺麗にフラグを回収すな!!」

 

と言われた。正直、意味わからんです。

その後、シグナムさんが仕事でその日は解散し後日鍛練の約束を取り付けた。

そして、3週間後・・・。待ちに待った男子選考会。

 

 

 




さて、今回の回で常中と日の呼吸全てを習得しました。
透き通る世界はどうなるでしょうかね。
そこは楽しみに待っていてください。

誤字脱字等ございましたら連絡ください。

では、次回。

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