魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜   作:シナプス・フィン

27 / 35
レオンは、比較的何もしない回になります。


では、どうぞ。


Memory 25 戦うことで分かり合えること

無限書庫の出来事から翌日。

レオンは、無限書庫で起きた出来事をティアナにメッセージを入れて送信したところだった。

その日の夜となり、ティアナから通信が入りレオンがコールに出た。

 

「一先ず、コレが事の顛末ですね」

『・・・そう。アインハルト達は?』

「気持ちの整理は必要みたいで俺からは何も。

彼女たち自身が乗り越える事だと思っていますから』

 

その瞳は、レオン自身も何もできない歯痒さが滲み出ている表情だった。

 

『ねえ、レオン。聞いてもいい?』

「何です?」

『もし、大切な人が死地に向かうって決めた時、貴方はどうする?』

「・・・」

 

レオンは言葉が出なかった。

レオン自身もあの手記の内容を知った時、自分にもできる事があったのかなと・・・。

 

「俺なら付いていくと思います」

『え?』

「大切な人程離れたくない、離したくないって言う思いが強ければ強い程意地でもどうにかしたくなるんだろうですけど・・・」

 

それでも、クラウスは、彼女の無念が今にでも渦巻いているからアインハルトの記憶に根付いた。

 

「やっぱり嫌ですよ。何も成せないままただ生きていくのは。

意地でも食らいつきますね」

『・・・そう』

 

ティアナは、それだけ言うと特に深追いはしなかった。

そんな時、スサノオに一通のメッセージが届いた。

 

「ヴィヴィオから?」

『どうしたの?』

「すいません。ヴィヴィオからメッセージです。えっと内容は・・・は!?」

 

その内容は・・・。

 

 

 

 

 

アインハルトと戦うから見に来て欲しいというメッセージだった。

 

 

 

 

 

ヴィヴィオとアインハルトが戦う当日。レオンは、その様子を遠目で見ていた。

ここには、はやてさん達以外の無限書庫に来ていたメンツが集まっていた。

 

「しかし、どうして・・・」

《主人、ヴィヴィオ殿にも考えがあっての行動でしょう。

余り多くを語るのも如何なものかと》

「それもそうか。これ以上は野暮か・・・」

 

スサノオの意見でこれ以上の追求を止めたレオン。

そんな時、ジークがこちらにやってきた。

 

「ジーク」

「・・・レオンは、この試合どう思う?」

「・・・ヴィヴィオが唯一、アインハルトの心を開かせる事ができる可能性がある奴だ。

俺は、その可能性に賭けたい」

「・・・レオンじゃダメなん?」

「ダメだな。旧ベルカの関係者で見れば部外者の俺が介入するのはお門違いだ。

それなら、聖王との血を引いているヴィヴィオが適任だ。

(クローン、て言われようが彼女は彼女だ。お前はお前の意思をぶつけるんだ。ヴィヴィオ)」

 

そのやりとりをした後、2人は試合を見守る事になった。

事の成り行きを見守る事にした。

 

 

 

 

 

戦いが終わりレオンは、ヴィヴィオの元に向かっていた。

中を覗き込むとそこにはノーヴェがヴィヴィオに説教をしているところだった。

 

「ノーヴェさん。それ位にしておきましょう」

「レオン、けどな!」

「言い分はわかります。しかし、戦っている姿を見た時に貴方も感じたはずです。

ヴィヴィオの覚悟を」

「それは・・・」

 

ノーヴェが言葉を詰まらせた。

 

「彼女自身の為に拳を振るった。そして、その結果が今になり新しい道に繋がった。

それが事の全てです」

「レオンさん・・・」

「しかし、無茶をしたのは頂けないのでこの試合はなのはさんに報告する」

「ええ!?」

 

予想外の展開になりヴィヴィオは仰天。

ノーヴェもビックリしていた。

 

「魔法素人の俺でも戦闘面からしてみれば無茶をしているのは百も承知。

それを許せるほど、俺は善人じゃない。よって、お叱りを受けなさい」

「うぅ〜・・・。はい」

 

意外な伏兵でガクリと項垂れるしかないヴィヴィオだった。

 

「・・・お前、容赦ないな」

「コレはまだ平和な方ですよ。

俺のなんて、無茶した訓練をしたら師匠に一方的に叩きのめされて一時的に再起不能に成るまで陥ったんですよ。

余計なお世話かもしれないですけどコレばかりは俺も見過ごせません」

 

ノーヴェは、ウゲェ・・・と更に引いた顔をしていた。

 

 

 

 

 

その後、アインハルトの様子を見に来たレオンはジークと話しているように見えたのだが頭に?を浮かべていた。

 

「どういう状況?」

「ウチら、ちゃんと話し合ったら仲良くなったんや」

「はい」

 

一瞬、呆気に取られるが直ぐに穏やかな表情を浮かべるレオン。

 

「そうか」

「レオン」

 

ジークがレオンを呼ぶと今度は真剣な表情を浮かべた。

 

「負けへんでインターミドル」

「・・・それはこっちのセリフだ」

 

ジークがそう言うとレオンは拳を作りジークはその拳を当てる。

こうして、アインハルトの記憶騒動は一先ず落ち着いた。

因みに、この件をレオンがなのはに報告しヴィヴィオはお叱りと心配の両方をされたと記載しておく。

 

 

 

 

 

数ヶ月が過ぎて遂に始まろうとしているインターミドル世界大会決勝トーナメント。

対戦カードはもちろん・・・。

 

 

レオン・ウェルキウス VS ジークリンデ・エレミア

 

 

ダークホース(レオン)チャンピオン(ジーク)

ご先祖の柵の関係ない最初で最後の熾烈な戦いが今始まろうとしていた。

 

 

 




インターミドル編がもう少しで終わります。


数話くらい番外編を入れたらGODに入る予定です。


誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。

-THE GEARS OF DESTINY-のシナリオを作るか考えていますが皆さんは見たいですか? 受付期限 11/17 0:00まで

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。