魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜 作:シナプス・フィン
デート回ムズイな・・・。
恋人関係になり交際を始めたティアナとレオン。
と言っても、特別何かが変わるというわけでもなく今まで通りの日常を過ごしている。
そして、この時期に近づいてくるイベント。それは・・・。
「今年の文化祭は逃げるか?」
そう、文化祭の季節がやってきたのだ。
秋の中間考査が終了した来月にあるのだ。
正直、ティアさんを誘ったが仕事が被る可能性があると話していた。
その為、別の日にデートをしようと言う話になった。
「一応、ヴィヴィオやらアインハルトの出し物には出てくれって言われたけど正直それ以外はなんともな〜」
初等部、中等部は基本的には全員参加だが高等部の場合は参加は基本的に自由で出し物も強制されていない。
1人のお客さんとして文化祭を回るのもよし、出し物に参加して文化祭を盛り上げるのもよし。
という感じでそこに対しての縛りはないのだ。
昨年は、逃げようと思った時にクラスメイトの1人がレオンを使って金儲けを企んでいた。
レオンのルックスは、本人は自覚はないがかなりイケメンの部類に入る。*1
オシャレといったものは興味ないが外出する際は変な姿にならないように心がけているためTシャツにチノパンといった基本的ラフな格好で過ごしている。
その姿をクラスメイトが休日に見かけてこの案を使おうとなったのだ。
しかし、レオンが却下しその際に組手で勝負という形になった。
無論、レオンが武術の心得を持っているなんてほとんど知らずいざ戦ってみるとレオンが圧勝。
そのクラスメイトは、他のクラスメイトからは煙たがられていたから寧ろレオンのお陰でスカッとしたと話していた。
その時の出し物は、喫茶店になりレオンは交代制でシフトに入った。
尚、インターミドルの世界チャンプになった事でレオンに喧嘩を売ったら絶対勝てないというジンクスも生まれ下手に粋がる事が出来ないのだ。
と言っても、レオンはクラス関係の事は無関心で余程変なものでない限りは協力はする。
それで今年はレオンのクラスに演劇部に所属している人がいて刀の扱い方を教えて欲しいと頼まれた。
と言っても実物の刀を振れるようにするのではなく本格的な殺陣を行いたいのでそれを監修して欲しいと頼まれた。
殺陣を教えるならまあいいだろうということでひとまず了承。
そして現在・・・。
「刀を振り下ろした時の目線はなるべく正面。
で、倒れたら納刀する際は刃の部分は上の方に向ける」
レオンは、殺陣の練習をしていた。
監修はレオンと演劇部の演出監督を担当しているもう1名。
レオンが実際に刀を振っている人の目線を見てもらいつつ演劇部の演出監督が実際に指示を出す。
「ウェルキウス。この動きをする場合はどうすればいい?」
「この動きはステージ上の動きを鑑みると足場は摺り足がいいね。
激しく動くより緩急を混ぜたほうがいいね」
レオンのインターミドルの活躍は功を奏したのか部員たちは特に文句もなくレオンの話をしっかり聞いて物事を進めてくれる。
その為、レオンも比較的やりやすい。
そんなこんなでその日の夜。
「ティア。仕事の方は大丈夫?」
『ええ、幸か不幸か別次元に向かう程の任務は当面ないって言われてちょっと安心かな』
彼氏彼女の関係になったのか互いにタメ口になっている。
「そっか。所でクロノ提督はどうしてるんだ?幾ら休ませたとはいえだいぶ仕事溜まってたんじゃ」
『まあ、うん、と言ってもデスクワークが主体だからそんなに忙しかったって訳じゃないわよ』
そんな話をしているとレオンは、ある事に気づいた。
「そういえばティア。付き合っているの誰かに話した?」
『いいえ。特に言ってないわよ。急にどうしたの?』
「いや、こんな事言ったらアレだけど何か嫉妬の目が怖いって言うか・・・」
『・・・何かあったの?』
「いや、1つ下の学年の子が告白してきてな・・・」
話をダイジェスト化しよう。ティアナと電話しているその前の日。
屋上で告白してきた。そしてレオンは勿論彼女がいると話をした。
その次の日、何処からか流れたかは不明だがレオンが彼女持ちだと発覚。
するとクラスメイトの男子の視線が呪い殺せるかというほどの呪怨が漂っていたのだ・・・。
しかし、女子はむしろ・・・。
『そんなんだから彼女が出来ないんでしょ。
少しは、ウェルキウスを見習ったら』
と、手痛い指摘をされてレオン以外の男子が意気消沈してしまった。
その後、後に授業に来た先生が物凄く困惑している顔は今でも忘れられない。
「という訳です」
その話をした後、ティアナは不機嫌だった。
「どしたの?」
『・・・告白されたんだ』
「・・・一応、IMの世界チャンプになるまでは告白なんてされてないからな」
『え、そうなの!?』
「寧ろ迷惑だよ。見ず知らずの女生徒の相手をするのも。
向こうは、IM世界チャンプの彼氏っていう肩書みたいなもんが欲しいだけなんだよ」
レオンは、それにと言葉を紡ぐ。
「俺は、ティア一筋だから」
その言葉を聞くと思わず顔を赤くする。
『な、何生意気な事言ってるのよ!
あ、明日、朝早いからお休み!』
そう言いティアナは通信を切った。
頭を掻くレオンはそのまま就寝しようとした時、一通のメッセージが届いた。
相手はティアナだった。内容は・・・。
私もアンタ一筋だから・・・
とだけ書かれていた。
思わず頰を赤くし笑顔を浮かべたレオンだッた。
そんなこんなで文化祭当日。
「さて、何すっかな」
そんな感じで出し物を見ていた。
実の所、ヴィヴィオから遊びに来てくれと話をしていた。
そんなこんなでやってきた初等部。
しかし、レオンは失態を犯した。それは・・・。
「・・・地図貰うの忘れた」
レオンは、小、中学校時代は地球で過ごしていたため魔法学院の構造は高等部の方しか知らない。
そして今現在地図を見て場所を把握しようとした時だった。
「レオンさん?」
「ん?」
誰かに呼ばれて声の主の方に振り返ると魔女の格好をしたヴィヴィオを見つけた。
「おお、ヴィヴィオ!早速だがその格好は?」
「あ、私達の出し物で喫茶店をやってるんです」
「魔女みたいな格好だな」
「それはそうと!来てくれたんですね!!」
「そして絶賛迷子だ」
「ええ〜・・・」
ヴィヴィオは、最後の一言で色々と台無しだという目で訴えた。
「案内頼める?お嬢ちゃん」
「分かりました。では、こちらです」
ヴィヴィオの先導でヴィヴィオのクラスに向かった。
彼女のクラスに到着すると顔見知ったメンツ。
「ジークとハリー?ミカヤさんまで」
「おお〜。久しぶりやな、レオン」
「久しぶりだな、ジーク。ホームレスは脱却できたか?」
「ホームレス言うな!!」
その事を聞いた皆は頭を?にした。
「そういやミカヤさん。デバイスの方は?」
「問題ない。無事、修理完了だ」
「なら、近いうちに手合せお願いします」
「望むところだ」
そんなやりとりをしていると・・・。
「ヴィヴィオ」
「ママ!」
振り返るとなのはさんとフェイトさんが私服姿で学園祭に来ていた。
「なのはさん達も来ていたんですね」
「うん。お休み取れたんだ」
「レオンは、何か出店してるの?」
「いえ、高等部は自由参加なんです。
ただ、演劇の殺陣のアドバイザーをしました」
「え!レオンさんが殺陣の監修をしたんですか!?」
「見てみたい!!」
「監修なんて大それた事はしてないよ。
演出の監督に所作のアドバイスをしただけだよ」
立ち話を続けても良かったが他の人の迷惑になるので席について落ち着いて話を始めた。
ジーク達も一緒にどうだという話になったが練習もあるのでその日は別れた。
その後、休憩時間になりアインハルトと合流し一緒に食事をとるのだが・・・。
「アインハルト。そっちの子は誰だ?」
「私のクラスメイトのユミナさんです」
「は、初めまして!ユミナ・アンクレイヴです!!
よろしくお願いします!!ウェルキウス先輩!」
「レオン・ウェルキウスだ。よろしくな」
「さて、お互いの挨拶も済んだしお昼にしよっか」
なのはさんの一声で皆が食事を始めた。
意外だったのは、リオの地元ルーフェンで出されている食事を食べさせてもらった。
「中華料理みたいだな」
と、見た目の感想はそうこぼれた。
味は大変美味でした。
場所は、演劇ステージ。
レオンは、大慌てで舞台裏に駆けつけた。
その理由は・・・。
「大丈夫か!?」
「ゴメン。チョットミスった・・・」
何と、舞台中に足を痛めてしまったのだ。
その人物は、殺陣役の人物でレオンによく剣の扱い方を教えてもらっていた。
レオンは、その人物に近寄り足を触る振りをして透き通る世界で足を見る。
「捻挫しているな・・・。
この怪我じゃ、舞台は上がれないな」
「・・・そんな!」
「・・・それでもやる!」
「でも、その怪我じゃ」
「構うもんか!やっとできた舞台なんだ・・・。
俺にとっての恩返しなんだ!
その恩返しができなくなっちまう・・・!」
劇団の悔しがり震える声を聞く一同。
するとレオンは、無言でその刀を見つめてその刀を手に取った。
「ウェルキウス?」
「俺が舞台に立とう。お前の役割は、剣の扱いだけだろ?」
「お前、正気か!?」
「この殺陣。一応、俺も監修してるんだぞ。
動きだけだったら問題ない。セリフは?」
「いや、俺の役は剣士のエキストラみたいなもんだ」
「具体的にどう立ち回ればいい」
「とりあえず無双する剣士だけど・・・」
「それだけで十分だ」
レオンはそう言うと舞台衣装を纏い準備をする。
時を少し遡り場所は学院の駐車場。
ティアナが仕事は翌日に回しても問題ないほどの量になったので行ってこいと言われたのだが・・・。
「まさか、バレていたなんてね・・・」
そう、ティアナが彼氏ができたというのはどこからかバレたのだ。
そして、上司が残業を強要してきたら他の上司と同僚が結託しティアナを行かせるように仕向けたのだ。
因みに、このことで残業を指示した上司は、パワハラ未遂でお叱りをくらい降格させられたのは知る由もなかった。
「レオン。どこにいるのかしら・・・?」
「おい、今回の演劇にIMの世界チャンプが出るって?」
「ああ、しかも今回はそのチャンプが監修しているって話だ」
「行こうぜ!」
男子生徒の話を聞きまさかと思いティアナもそのステージに向かった。
演劇ステージに到着しステージの方を見るとそこにいたのはまさに侍だった。
ちょうど、劇はクライマックスを迎えていた。
「よもやよもや。このようになるとはな・・・」
「コレもまた、
「いざ」
「「参る!!」」
お互いに斬り合うレオンと演劇部員。
相手は、魔法補助でレオンの動きについていけてるがレオンは魔法無しで動いている。
この役は、レオンが敵を倒しそのまま去るというのが流れである。
そして、敵を倒したレオンは刀を納刀しその場を去った。
『こうして宿敵には倒れた。しかし、彼の戦いは終わらない。
どこかで新たな敵と戦っているかもしれない』
こうして、無事に終幕しそれぞれの挨拶となった。
「今回の舞台のスペシャルアドバイザー&スタントマン。レオン・ウェルキウス!!」
そう言われレオンが手を振りながら全体を見ていた。
『以上をもちまして学園祭は終了いたします。終演のセレモニーは校庭での聖歌斉唱を行います。
ご来賓のお客様はお時間がございましたら是非お立ち寄り下さい』
セレモニー開始の数分前、レオンは、ジュースを片手に一息ついていた。
ティアナは、そのまま彼に声をかけた。
「レオン」
「ティア!?仕事は?」
「何とかなったわ。それより劇に出るなら教えなさいよ」
「いや、今日決まったことでしたから教えられませんよ。
正直、今回だけでもう十分ですよ」
「その割には楽しそうだったけど?」
「・・・しんどかったよ」
レオンのゲンナリな様子を見てコレはマジだと納得したティアナ。
「・・・まあ、カッコよかったわよ。アンタの剣舞」
「・・・ありがとう」
そして、皆で聖歌を歌いティアナに自宅に送ってもらいその日は終了した。
しかし翌日、レオンはティアナのことについて問い詰められるとは思ってもみなかった模様。
今回はここまでとなります。
それと当小説がお気に入りが400件超えました!
いつもありがとうございます。
誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。
-THE GEARS OF DESTINY-のシナリオを作るか考えていますが皆さんは見たいですか? 受付期限 11/17 0:00まで
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