魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜   作:シナプス・フィン

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さて、今回からViVid本編に入っていきます。


では、どうぞ。


Memory 3 覇王

ティアナとの邂逅(再開)し1年の年月が経った。

レオンは、現在、St(ザンクト).ヒルデ魔法学院の高等部に進学したのだ。

授業が終わり放課後となり、時間を確認しすぐに教室を出て学校を後にした。

 

 

 

 

 

 

場所は変わりとある喫茶店。ここは、最近流行っている喫茶店で夕方前なのか人がそんなに集まっていない。

そこで1人、コーヒーを飲んで時間を潰している女性。

 

 

ティアナ・ランスター

 

 

レオンと再開したあの日から今日に至るまでお互いに年齢関係なく良い友人関係でいる。

ティアナ本人は、それより先の関係になりたいと望んでいるようだが・・・。

 

カランカランッ!

 

お店のドアが開いた音が聞こえてドアの方を見るとレオンが入ってくるのを確認し

レオンをこちらに来るように誘導した。

 

「お待たせ。ティアさん」

「こっちこそ学校終わりにごめんなさいね」

「いいですよ。最近、こうやって会えてなかったんですから」

 

そして流れるように注文を決めるレオン。

因みに、ある程度仲良くなると向こうから・・・。

 

「わ、私の事はティアって呼びなさいよ・・・」

 

顔を真っ赤にしながら言われると断れないプラス彼女の可愛さにレオンのハートが

クリティカルヒットしてしまいそう呼ばざるをえなくなったのだ。

そんな2人の和やかな雰囲気に他の店員やお客さんはホッコリしていた。

世間話をする中ティアさんの表情が真剣になった。

 

「それで今日呼んだのは理由があるの」

「え?そうなんですか?」

「実は・・・」

 

 

 

 

 

 

「傷害事件ですか?」

「事件と言ってもまだ被害届けとかは出されてないから事件ではないんだけどね。

何だか相手も無差別ではないの」

「どういう事です?」

「その相手が格闘家なのよ。要はストリートファイトして負けたから被害届を

出さないって事になっているの」

「格闘家ね・・・。ってまさかこれ言う為だけ来た訳じゃ・・・」

「違うわよ。アンタに会いたかったのは事実だから」

「・・・それならいいっすけど」

「て言うか言わせないでよ・・・。このバカ・・・」

 

そんな桃色の雰囲気に包まれる店内でブラックコーヒーが大量注文されたとか・・・。

 

「そ、それで、その傷害事件?の加害者の特徴は?」

「一応、事件までにはなってないから公に公開は出来ないの。

でもその人、必ず出会い頭に名乗りをあげていくそうよ。

 

 

 

 

 

 

()()。そう名乗っているそうよ」

 

ティアが呟いた言葉にレオンはその瞳を鋭くした。

 

「分かりました。忠告ありがとうございます」

「素直でよろしい!さて、ケーキ食べましょう。レオンと食べたくて待っていたんだから」

「・・・分かりました」

 

真面目な雰囲気から一転し2人で喫茶店のケーキを堪能するのでした。

 

 

 

 

 

 

ティアと喫茶店で別れた後、レオンは日用品を買いに出かけていたのだが

思いの外時間がかかってしまい夜になってしまった。

 

「すっかり遅くなってしまった・・・」

 

そんな事を呟きながら歩いていると何やら爆発音らしき音が聞こえた。

 

「近いな・・・」

 

レオンは、大きな音が聞こえた方へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

場所は変わり2人の女性がストリートファイトをしていた。

片方は、ノーヴェ・ナカジマ。

もう一人は、ティアから話を聞いていた噂の覇王だった。

そして、覇王が私と戦えという話になり今に至る。

 

「ベルカの戦乱も聖王戦争もベルカって国そのものも!もうとっくに終わってんだよッ!!」

 

ノーヴェは、蹴りを入れるモーションに入った。

 

「リボルバースパイク!!」

 

蹴り技のリボルバースパイクでダウンを狙った。しかし・・・。

 

「・・・終わってないんです」

 

ノーヴェにカウンターバインドを仕掛けていた。

 

「(コイツ・・・!防御を捨てて反撃の準備を・・・!?)」

 

ノーヴェの攻撃は避けた方が賢明だと思われたその攻撃は避けず

そして次の反撃の準備をしていたのだ。

 

「私にとってはまだ何も・・・覇王断空・・・!」

 

突如、覇王は何かを感じ取りノーヴェから距離をとった。

すると覇王が立っていたところが急に斬撃をしたかのような痕跡が現れ地面が抉れた。

 

「な、なんだ?」

 

唐突の事で何かわからず困惑する2人。

すると第3者の声が入った。

 

「噂の覇王とストリートファイトをしているとは何ともまあ・・・」

 

2人の声が聞こえた方を見るとそこには木刀を持ったレオンがいた。

 

「(だ、誰だコイツ?つか、木刀で地面抉ったの?)」

 

突然の事で困惑するノーヴェ、覇王の仲間かと思ったが相手の表情を見ると

同じく困惑している表情をしていた。

この様子からして仲間ではないという事は明白だった。

 

「・・・何者ですか?勝手に乱入してくるなんて」

「知り合いに管理局員がいてね。注意しておけって言われていたけど

赤髪のお姉さん。いらん世話だったかね?」

「え?あ、いや、正直、唐突だったから、つか、早く逃げろよ!」

「問題起こしている人物が目の前にいるのに尻尾を巻いて逃げるのもね〜?」

「ね〜?じゃねぇよ!」

「まあまあ。そう言わずに」

 

ノーヴェの言葉を無視しレオンは、覇王を見る。

 

「お前が何のためにその拳を振るうのか見定めさせて貰おうか。

最も、俺に一撃喰らわせる程の実力があるかは知らんけど」

 

その言葉にムッとした覇王は、標的をレオンに変える。

 

「・・・私と戦うのであれば防護服を纏って欲しいのですが?」

「持ってないぞ?」

 

「「へっ?」」

 

「俺、防護服持ってない。いや、デバイス自体も持っていない」

「だったら尚更逃げろよ!?」

 

レオンの言動に異議を申し立てるノーヴェ。

その言葉を無視し構えるレオン。

 

「かかってきな覇王様。お前の拳がどんなものか見定めさせて貰おう」

「・・・分かりました。では、遠慮なく行かせていただきます!!」

 

 

覇王断空拳

 

 

覇王から繰り出された拳はレオンに向けて放たれた。

肝心のレオンは、木刀を構え呼吸する。

 

 

ヒュゥゥゥゥ!!!!!

 

 

全集中 水の呼吸

 

 

漆ノ型 雫波紋突き

 

雫波紋突きと断空拳が激突したが手数と威力が断空拳を上回り覇王が吹き飛ばされた。

 

「(そんな・・・!)」

 

相手の表情は何も変わらず余裕が見える。

 

「いい拳だったが出直してこい」

 

全集中 水の呼吸

 

 

壱ノ型 水面斬り

 

レオンが続けざまに放った剣戟は覇王にクリーンヒットし吹き飛ばされ地面に直撃し土煙を上げた。

そして木刀を軽く振り回し納刀しふぅと一息つく。

 

「ま、マジかよ・・・」

 

ノーヴェは彼の戦いに戦慄した。

魔法無しで彼女を圧倒、洗礼された動き、全てが一級品だった。

しかもそれ全てに魔力を感じなかった。

あまりにも驚きの連続すぎてノーヴェはただただ困惑するしかなかった。

 

「(コイツ、一体何者だ?)」

 

ノーヴェがレオンを見つめていると彼の表情が険しくなった。

土煙が晴れるとそこには覇王がいなかったのだ。

 

「・・・しまった!逃げたか!!」

「あ〜それなら安心しろ」

「えっ?」

 

取り逃がしてしまった失態に自身に悪態をつくレオンをなだめるノーヴェ。

思わず聞き返したレオンにノーヴェはそのまま話を続ける。

 

「蹴りのついでにセンサー付けてやったから今どこにいるのかも分かる」

「・・・!ここからそんなに離れてないみたいですから今から追いかければ追いつきます」

「へ?いや、なんでそんなことが・・・」

 

分かるんだよと言いかけた時、レオンが目の前から消えた。

 

 

( ゚д゚)

 

 

その後、ノーヴェが回復するのに連絡が来るまで1時間近くかかったとか。

 

 

 

 

 

 

一方、レオンは逃げた覇王を追いかけていた。

 

「この辺りだったはずだが・・・」

 

もう一度辺りを散策するとフラフラの彼女を見つけた。

そして、そのまま彼女が倒れた。

その瞬間に神速を使用し彼女を抱きかかえて何とか地面に倒れるのを防いだ。

 

「流石にやりすぎたか・・・?」

 

すると彼女から光が発せられその光が消えると20代行っているかどうかの体型が

10代程の姿となった。

 

「魔法で姿を変えていたのか・・・」

 

少し驚き彼女を介抱しようとする。

レオンが持っている鞄を枕代わりにして携帯端末を取り出す。

そして電話をする。その相手は勿論・・・。

 

「ティアさん。覇王の通り魔の件で電話したんですけど・・・」

 

数十分後、ティアさんが待ち合わせの場所に来た。

 

「4年前もそうだけどアンタ巻き込まれすぎじゃない?」

 

思わず苦笑いを浮かべるティア。

 

「・・・否定できませんね」

 

レオンも遠い目をしている。

 

「んで、どうするんです。この子、どう考えても訳アリみたいですけど」

「この近くに私の同期が住んでいるのよ。事情を話してこの子を預けさせて貰うわ」

「となると、事情聴取で俺も来た方が良さそうですね」

「後は、この子が目を覚ましてからになるわね」

 

そんな話をしてその日は解散となった。

この時、レオンはもう一波乱あるかもと思っていた。

 

 

 




さて、次回にはヴィヴィオが出てくる予定です。


誤字脱字等ございましたら連絡を下さい。
よろしくお願い申し上げます。

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