魔法少女リリカルなのはViVid 〜鬼狩りの剣技を扱いし少年は鮮烈な物語を紡ぐ〜   作:シナプス・フィン

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さて、今回はオリジナル回です。
レオンがデバイスを手に入れる話です。



では、どうぞ。


Memory 6 スサノオ

ヴィヴィオとアインハルトの再戦が決まり、その前日の休みの日。レオンは、管理局に来ていた。

何故、レオンが管理局に来ているのかというとそれは、彼のデバイスを取りに来たのだ。

レオンがリンカーコアを持っているのはクラウディアで彼の身体検査も行われ

その際にリンカーコアが発見されたのだ。その時は、クラウディアの設備では魔力量は

分からずじまいでいたためその件は保留となっていた。

そして、ティアナ経由でデバイスのメンテナンスも兼ねてリンカーコアも測定しようという事になった。

魔力量を測定してみた結果ティアナと同じくらいと言われた。

そして今、レオンとティアナは、技術室に向かいデバイスを取りに行っていた。

 

「まっさか、管理局に来ることになるとは思いませんでした・・・」

「まあ、余程の事が無い限り縁も無いからね・・・」

「しかもデバイスまで作ってくれるなんて・・・。職権乱用になるんじゃ・・・」

「完全に外堀を埋めに来ているわね。貴方が管理局に入れるように・・・。

このまま恩をつけていくと仇で返すハメになるわよ?」

「それだけは勘弁願いたい・・・」

 

ティアナも今回ばかりは苦笑いを浮かべるのであった。

 

「ここよ」

 

ティアナの案内のもと到着したのはデバイスの整備室だった。

自動ドアが開き中に入るとそこにいたのは白衣を纏って眼鏡をかけた女性だった。

 

「いらっしゃいティアナ。待ってたわよ」

「お待たせしました。マリーさん」

 

そう言いマリーという方とティアナは、握手をする。

 

「レオン。こちらは、マリエル・アテンザさん。

管理局のメンテナンススタッフで技術部の主任をしている人よ」

「マリエル・アテンザです。君がレオン君だね」

「はい。レオン・ウェルキウスです」

「よろしくね。それじゃあ、これが君のデバイスだよ」

 

マリエルさんにこっちに来るように促され機械の中心部に置かれている

1つの指輪があった。

 

「これって、指輪ですよね?」

「見た目はね。それはデバイスの待機状態のものだね」

「といっても、私のクロスミラージュの待機状態はカードタイプだけどね」

 

ティアナは、待機状態のクロスミラージュを見せた。

 

「色々あるんですね」

「それと、そのデバイスはインテリジェントタイプでちゃんとした頭脳を持っているの」

「インテリジェントデバイスって事は、ティアさんの」

「ええ、同じタイプよ」

 

なるほどと感心をするレオン。

 

「データの方は全く中身が無い状態だからせっかくだから色々といじってみて」

「分かりました」

 

そう言い、レオンはティアナと共に訓練室へ向かった。

 

 

 

 

 

場所は変わって訓練室。

ここではレオンのバリアジャケット等の調整をするため比較的、広い空間がいるという事になり

訓練室を借りたという事になる。

 

「それじゃあ、魔法を使いながらになるからマズイと感じたらすぐに魔法をキャンセルする事」

「分かりました」

 

レオンは、そう言い指輪を嵌める。

すると、指輪が赤く光り初めてベルカ式の魔方陣が展開された。

 

「おお〜!」

「魔方陣が展開されたわ。後は、頭の中に質問とか色々頭の中に語りかけてくるから

その質問に答えるのよ」

「はい」

 

そして流れてくる言葉を復唱しながら質問に回答する。

 

「マスター認証 レオン・ウェルキウス

術式は近代ベルカ式

俺のパーソナルデータを登録・・・完了

デバイス マスターネーム スサノオ・・・全データ登録完了」

 

全てのデータの登録が終了すると同時に彼を囲んでいる

三角形の魔方陣が輝き始めた。

 

「さあ!出陣だ!!」

『OK Standby Ready』

「スサノオ!セットアップ!!」

 

レオンの掛け声と共に魔方陣が強い輝きを放つ。

そして輝きが治ると普段の私服ではなく侍が着る着物の

バリアジャケット*1を着ていた。

 

「これがバリアジャケットね・・・」

《貴方が新たな主か?》

「お、早速質問か?」

《貴方に付けてくれた名前、大切にさせて貰う》

「おう、よろしくな。スサノオ」

《こちらこそ》

 

そんなやり取りをしている中、バリアジャケットの感想をティアナに話そうとする。

 

「ティアさん、これ結構動きやすい・・・アレ?」

 

ティアナにバリアジャケットの感想を言おうとした時

彼女の表情を見ると頬を赤く染めレオンをただ見つめていた。

 

「ティアさん?おーい」

 

ティアナの前に手を振っても反応がない為どうしようと頭をポリポリと

掻いてしまった。そして、レオンはある事を閃いた。

 

「(殴られ覚悟かな〜)」

 

苦笑いをしながらティアナの右側に立ち顔を耳の近くに近づき、そして・・・。

 

 

 

 

 

 

フゥ〜。

と息を吹きかけた。

 

「うわひゃあ!?」

 

急な出来事に素っ頓狂な声を出したティアナ。

 

「えっ!な、何!?」

「ティアさん、大丈夫ですか?」

「え?れ、レオン?私どうしちゃった?」

「俺がバリアジャケットを着たら固まって動かなくなったんですよ。大丈夫ですか?」

「大丈夫!何でもない!何でもないから!」

 

そう言いティアナは、レオンの顔から背を向ける。

 

「(ヤバい・・・。あんなにカッコよくなるなんて思わなかったわよ・・・!)」

 

冷静を装っているが心臓はバクバクのティアナ。

そしてティアナは、肝心な事を忘れている。それは・・・。

 

 

 

 

 

「ちょっとー。私がいるのを忘れないでよー」

 

ティアナは、声が聞こえた方をガバッと向ける。

そこには白い目で見ているマリーさんがいた。

 

「それは、恋人が居ない私への当てつけ?」

「違います!断じて違います!!」

「売られた喧嘩は買うけど?」

「だから違いますって!喧嘩は売ってません!!」

 

そんなやり取りを遠目で見るしかないレオンだった。

そしてレオンが思っている言葉を一言で表すのならば・・・。

 

「なぁにこれ?」

《右に同じく》

 

であった。スサノオ、お前もだったか・・・。

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな訳で軽い模擬戦をしましょうか・・・」

「大丈夫ですか?精神的な意味で」

「色々と突っ込みたいところはあると思うけど大丈夫よ」

 

ゼェゼェと息切れをしているティアナに声をかけるレオン。

 

「さて、私も体を動かしますか!クロスミラージュ!」

《OK》

 

そういうとティアナは、バリアジャケットを展開した。

 

「おお〜。1年ぶりに見ました」

「4年前も見たんじゃないの?」

「あの時は一瞬でしたから」

 

そんな訳で2人共離れて距離を置く。

 

「それじゃあリア充、準備はいいか?」

「マリーさん!?」

「あー堪忍袋の尾が切れかけてますね」

「それじゃあ、初め!」

 

開始のブザーが鳴り響いた。

先制攻撃でティアナが魔力弾を発射するがそれをいとも簡単に避ける。

そのまま続けて攻撃を仕掛ける。

その隙にレオンの背後に魔力弾を放てるように魔力弾を生成。

ティアナの幻術魔法を使用し彼に悟られないようにしているが・・・。

 

「(カウンターを狙っているな・・・)」

 

レオンもまた、彼女の策を見抜いていた。

彼は気配を読み取る事に長けている為

彼女の周辺に何かが仕込まれている事は分かりきっていた。

 

「(さて、手っ取り早い話、わざと隙を作った方が色々とやりやすいし・・・。

 

 

 

 

 

 

ティアさんには悪いけどこの模擬戦勝たせてもらいます)」

 

そして、わざと大振りのをして動きを大きく見せてわざと隙を作る。

 

「(誘い込んでいるわね・・・。上等じゃない!!)」

 

そして、幻術魔法を解除し魔力弾を展開させる。

 

「あ〜らら。これは壮観だな」

「悪いけどこれで終わりよ!クロスファイアーフルバースト!!」

 

大量に展開された魔力弾がレオンに向けて発射された。

しかし、そんな事で動じるレオンではない。

 

「なら、俺も遠慮なく行かせていただきます」

 

ヒュゥゥゥゥ!!!!!

 

レオンも大技を決める為に呼吸を行う。

 

 

全集中 水の呼吸 陸ノ型

 

刀から水が溢れ出てティアナの魔力弾を巻き取っていく。

 

「嘘でしょ!?」

 

ねじれ渦 流流

 

一気に畳み掛ける!!

 

ねじれ渦で巻き込んだ魔力弾込みの刀身をティアナに向けて

駆け上がるように走り込む。

 

全集中 水の呼吸 弐ノ型

 

水車

 

縦方向へと回転してきたレオンの刀身はティアナに直撃。

 

「きゃあああ!!!」

 

そのまま訓練室の壁まで吹き飛ばされた。

 

「ヤベッ!!」

 

さすがにやり過ぎたと思い慌ててティアナの方に向かう。

 

「痛たた・・・」

 

かなりの威力だった事もあってか頭を摩っていた。

 

「ティアさん!大丈夫ですか!!」

「大丈夫だけど、それより何よ、あの技!私の魔力弾を巻き込んで更に

威力を上げて攻撃してくるとかどんな鬼畜ゲーよ!!」

「いや、あれ程の魔力弾を捌くにはアレが好都合だったんですよ!」

 

そんなガミガミとやり取りをしティアナは捲し立てて言ってくるが

レオンも何とか負けじと反論をする。因みにこの様子を見ていたマリエル技術主任は・・・。

 

「・・・もげろ」

 

ただそう一言言ったそうだ。

 

《マスターは、データで確認した通り人という枠を超えているのか・・・》

 

何とも失礼なデバイスもいたとかなんとか・・・。

 

 

*1
SAOUWのキリトが着ていた修剣学院2年の時の制服 真紅色版




いかがでしたか?


誤字脱字等ございましたら連絡を下さい。
よろしくお願いします。

では、次回。

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