「・・・ここは?・・・どこ、病院?」
目を開けると知らない天井が見えた。私の右手に感触があるので見てみるとシンジが私の手を両手で握って眠っていた。
「ふふふ。看病してくれたのかな?」
私は、つい、寝てるシンジの頭を撫でる。撫でているとシンジが目を覚ました。
「・・・んっ、一花?」
「おはよう。」
「おはよう。・・・痛い所とかは、無い?」
「無いよ。」
その言葉を聞いてシンジは、ホッ、とした様子。そこからは、医者や看護師が来て検査をして何事も無かったのでその日に退院することが出来た。
「何事も無くて良かった。」
「心配掛けてごめんね。」
「一花が謝ることじゃあないよ。無事でいてくれたから。それでいいよ。」
「うん。」
私は、シンジの言葉を聞いて嬉しく思う。だから次の発言に驚きを覚えた。
「もうエヴァには、乗らなくていいから。」
「えっ?・・・どうゆうこと?」
「僕、エヴァに乗るよ。」
「!!」
「ミサトさんと父さんに僕がエヴァに乗るって言ったから、一花は、もう乗らなくて良いんだよ。」
「それで良いの?使徒と戦うのは、痛いし、大変何だよ。」
「分かってる。痛いのは嫌だけど。」
「なら。」
「一花を守りたいから。それに一花には、あんな痛い目にあってほしく無いから。」
私は、頬に熱が集まるのを感じる。
「そこまで言うなら何も言わないよ。でもこれだけは、言わせて、無事でいて。」
もしもの時は、艦娘の力を使うから。
「うん。」
沈黙が辛くて私は、話し掛ける。
「今日、どうする?」
「そうだね。」
「すいません!通ります!」
看護師が声を上げる。看護師がストレッチャーを急ぎながら押している。ストレッチャーには、シンジと似た顔付きの女の子がいた。私は、心の中で。
『シンジと似ているな~。』
って思ったりした。そこからは、病院のロビーでミサトさんの迎えを待ってました。後、私に視線が集中していたので迎えが早く来るように願いました。
「僕と一花、第三新東京市で住むことになるようだよ。」
私は、衝撃の発言に思わずシンジの顔を見る。
「ホント?」
「そうよ。」
声がした方に向くとそこには、ミサトさんがいた。
「やっぱり、機密を知ってしっまったからですか?それとエヴァを動かしたことも関係ありますか?」
「そうよ。機密を知ってしまったこととエヴァを動かしたこも関係してるわ。」
「はぁー。」
私は、ため息をついた。その後、私達は、ミサトさんの車でNERV本部に移動した。
☆★★★
「エヴァのパイロットになれ、ってことですよね。」
「そうだ。」
私は、現在、シンジのお父さんである碇ゲンドウと面談をしています。
「分かりました。後、家族への説明は?」
「無論、説明は、するとも問題がない範囲でな。家族とは、使徒との戦いが終わるまでは、会えなくなるが。」
魔王と会えなくなることに寂しく、思いますが魔王ならひっそりと会いに来そうです。
「分かりました。」
「IDカードは、後程、支給する。下がっていいぞ。」
「分かりました。」
私は、ドアに向かう。その近くで止まる。
「シンジと会わないんですか?」
「・・・・」
シンジは、部屋の前にいる。冬月さんがシンジが入らないようにしていた。部屋の中には、私とミサトさんが入っていた。
「話し合ったらどうですか。シンジの状況ぐらい分かっているのでは?」
「・・・・」
私は、部屋を出ようとしたら。
「シンジのことをどう思っている。」
私とシンジの関係が気になるご様子。親として気になるのかな?
「・・・家族・・・だと想ってます。」
「・・・そうか。」
私は、部屋から退出します。
「大丈夫だった?」
シンジが心配そうに聞いてきます。
「うん!・・・第三新東京市のどこに住むの?」
「私の家に二人共、住んで貰うわ。許可も取ってるあるから。」
魔王が認めてるなら大丈夫だね。
「部屋の数足りますか?」
「・・・未成年の保護者役が、必要でしょう。」
ジッー
私は、目をそらしながら話すミサトさんをジト目で見つめる。
「歓迎会と祝勝会を上げるわよ。パッーとやるわよ。二人ともお腹、減ってるでしょう?」
露骨な話題そらしに何とも言えなくなる。
「そうですね。シンジは?」
「僕もお腹減った。」
「それなら早く行きましょう。」
ミサトさんの車でスーパーに向かう。ミサトさんは、ビールと惣菜を買っていく。
「何か作った方がいいね。」
「うん。」
「何がいい?」
「歓迎会と祝勝会だから豪華に行こう。」
「そうだね。」
私とシンジは、肉や野菜を買っていく。
「貴方達、料理出来るの?」
「そうですけど。シンジも出来ますよ。」
ミサトさんは、非常に驚いていた。
「中学生で料理が出来るなんて凄いわね。洗濯とかも出来ちゃうわけ?」
「家事なら一通り出来ますよ。」
「一花と同じです。」
「・・・・・・・・・凄いわね。あっ、そうだ。帰る前に寄り道するわよ。」
そのまま、小高い丘に向かう。
「良い場所でしょう。ここ、人がこないから結構穴場なのよ。」
「良い景色だね。特に夕陽が綺麗。」
「そうだね。」
私とシンジは、手を繋ぎながら夕陽を眺める。
「そろそろ、時間ね。」
ミサトさんが小声で呟く。何を言ったのか聞こうとしたらサイレンが響き渡る。何も無かった地面からビルや様々な建物が出てくる。
「これが本来の第三新東京市よ。」
「すごい。」
「そうだね。」
ちょっとした町が大都会に変化した。
「貴女が守ったのよ。」
ミサトさんは、優しく告げる。
「そうですね。今回は、守れました。次も守れるとは、限らないです。それでもこの景色を守ることが出来て良かったです。」
その後、私達は、ミサトさんの家に向かう。そこで衝撃の光景を見てしまった。
「「・・・・・」」
「ここよ。ちょっと散らかってるけど気にしないで。」
『『これでちょっと?!?!』』
ミサトさんの家は、ゴミ屋敷になっていた。
「・・・一花。」
「・・・うん。」
私とシンジは、ミサトさんは、家事が出来ない人だと理解した。
「ミサトさん。」
「何?」
私とシンジは、ハイライトが無い瞳で告げる。
「「掃除をしましょう。」」
「えっ、でも、・・・はい、分かりましたっ。!!」
その後、三時間位、掃除をしました。綺麗になったキッチンで私とシンジは、料理をしていた。私は、ステーキの肉を焼き、シンジは、野菜を切ったり、ポテトサラダを作ってます。
「そっちは、どう?」
「終わったよ。一花は?」
「こっちも焼き終わったよ。」
お皿にステーキやポテトサラダを乗っけて机に運ぶ。
遅めの夕食を始める。
「美味しい、貴方達、料理上手ね。」
「一花に教えて貰いました。」
「私は、独力で。」
「独力っでて凄いわね。こんな美人で家事も出来るなら何時でもお嫁さんに行けるわね。」
「どうでしょね。」
「貴方達の料理してるとこ見てたら夫婦見たいだったね。」
「なっ!」
「ミサトさんも中々言いますね。」
シンジの顔が赤くなっている。それが可愛く思える。
「くえぇぇ。」
「「えっ。」」
鳴き声がする方を見るとペンギンがいた。
「あれ、 何?」
「ペンギンだね。」
「新種の温泉ペンギンよ。後、同居人。名前は、ペンペン。」
「可愛いですね。シンジは、どう思う?」
「可愛いと思うよ。」
自己紹介しないとね。
「私、浜波一花、よろしくね。」
「僕は、碇シンジ、よろしく。」
「くえぇぇぇ!くえ!」
部屋の隅にある冷蔵庫に入っていく。
「言葉を理解してる感じがする。」
「そうだね。」
シンジの言葉に私も同意する。
「温泉ペンギンは、知能が発達してるからね~。新聞も読むわよ。」
「「・・・・・」」
私達は、その後、お風呂に入り、シンジと一緒に眠りました。
☆ゲンドウ視線?★
「民間人によるエヴァの操縦による、使徒の撃滅か。」
「それよりも今回の被害による、補償額は、国が傾くレベルだぞ。」
真っ黒な部屋で六人の男達が会議を行っていた。碇ゲンドウも会議に出席していた。
「もう少しエヴァを上手く使えんかね。」
「それよりもイレギュラーの件は、どうするのかね。」
奥の席に座る男が話を切り替える。
「浜波一花、計画には、出てこない人物だ。」
「問題ありません。計画にも変更はありません。予備が増えただけです。」
「本当だな?」
「えぇ。」
男達が次々に消えていく。ゲンドウは、一人呟く。
「だか、無闇に排除は、出来ない。」
シンジは一花という少女に依存しているのは、あの日、エヴァに乗せようとした時に分かった。もし、浜波一花を排除したらシンジがどんなことをしでかすか分かったものではない。
「それに奴は、何者だ。」
浜波一花の目は、人を信頼できない目をしていた。何故、あの少女は、そんな目をしているのかがゲンドウには、分からなかった。報告書には、普通の学校生活を送っていると書かれている。
「だが、問題ない。」
シンジは、自分からエヴァに乗ると言った。理由が浜波一花を守る為、とはいえエヴァに乗ることは、計画通りだった。それでもゲンドウには、気になることがあった。
「何故、エヴァを動かす事ができた?・・・ユイ・・何故だ。」
ゲンドウは、一人、考える。
ゲンドウ視線?上手く出来たと思いたい。