Warthunderの世界へ
「ふわぁ~あ。よく寝たわ…ってあれ?ここはどこ?」
金髪ロングヘアと黄色い目が特徴で
とんでもなく裕福な大富豪一家の一人娘で好奇心旺盛でいつも目をキラキラ輝かせている。
ガールズバンドユニット「ハロー、ハッピーワールド」のボーカル担当である
弦巻こころは個人のジャンボジェットの席で寝ていたが
目が覚めると何故かジャンボジェット機の席ではなくに部屋の二段ベッドにいた
自分はなぜこんな場所にいるのか?
「あ、あれ?一体ここはどこかしら?全く見覚えがない場所だけど…」
部屋周囲と自分の体を確認する……私服はジャンボジェット機の席で着ていた私服の赤と白のストライプ模様が入ったTシャツにデニムスタイルのオーバーオール着衣。
下着はというと星条旗ビキニのままだ。
「ここはホテルかしら?でも誰の気配も感じられないわ。」
周りを見渡してみるが誰の気配も感じられない……
「部屋の外に出てみた方がいいわね!誰かいるかもしれないわ!」
持ち前の前向きな性格でクヨクヨ悩むよりは行動!と思ったこころは部屋の外に出てみると
どうやらどこかの空軍基地らしく滑走路・格納庫に駐機中の戦闘機が多数あった。
しかも規模からして米空軍最大の基地である嘉手納空軍基地かそれ以上であり
3700mの滑走路4本を備え面積は嘉手納基地を上回る:29,855,000m2となっていた。
「え!?こ、ここは空港なの!?でもいつの間にこんなの大きな空港を作ったのかしら?」
彼女は個人用ジェットや豪華客船や別荘付きの島を持っているとはいえ
これだけの規模の飛行場は持っていなかった。
でも沢山の飛行機が並んでいるという事によりすぐに忘れ
「飛行機がこんなにいっぱい!!すごいわ!!」
無邪気で自由奔放・天衣無縫な性格のこころは駐機されている沢山の戦闘機に近づいていった。
近づいてみるとこころは首をかしげる
「でもここにある飛行機達…みんなプロペラ機ばっかりね?でもすっごくかっこいいわ!」
なぜなら駐機されている戦闘機はこころが乗っていたジェット機ではなく
みんな第二次世界大戦のレシプロ戦闘機ばかりだったからだ。
こころは知らないが駐機されていたのは零戦・雷電・烈風・隼・鍾馗・飛燕・疾風・紫電改・キ83・P-51H・P-47D・P-47N・F8F・・タイフーン・ハリケーン・スピットファイアFMk22・Ta152・Fw190D・Bf109G・Yak-3・Yak-1B・Yak-9と世界各国の名機がズラリとあった。
「色んなプロペラ飛行機があるのね!!あら?」
ふと。こころは一つの掲示板を見つけた。
~弦巻こころ様と黒服の皆様へ~
War Thunder(ウォーサンダー)の世界へようこそ!
こころ様と黒服のみなさまが現実の世界に帰るには戦闘機を使用する3つのモードのどれかでこころ様が勝利を続ける必要があります!
出来ないならばこころ様はWar Thunderの住人となってもらいます。
アーケードバトル(難易度:易):10000勝
リアリスティックバトル(難易度:難):8000勝
シュミレーターバトル(難易度:困難):3000勝
こころ様が使用できる兵器はこの格納庫にあるすべての戦闘機となっています。
たとえ撃墜されたとしてもこの格納庫に戻されるので心配は無用です!
そしてこころ様が相手を撃墜したとしても相手の格納庫に戻されますので問題ありません!
ここにある飛行機は操縦したことがないこころ様でも操縦できますのでご安心を!
飛行機に乗ったことのないこころ様のためにどんな操縦をしてもGはかからない事になっています!
そしてこの格納庫にある全ての兵器にBR(バトルレーティング)というのがありまして
兵器ごとによってBRが異なります!
性能が高い兵器ほどBRが高いのでその分相手も性能が高い兵器に乗ってきます!
なお、どのモードも相手と同じ数の味方がいますので心配は不要ですこころ様!
準備が完了したら駐機中の戦闘機か格納庫にある戦闘機に乗ってください!
離陸すればすぐに戦場へと転送されます!
なお、ここの飛行場にある戦闘機には国が設定されており
乗った飛行機が「日本」ならば日本の飛行機にしか乗ることができませんのでご了承ください
~看板はここで終わってる~
「…つまりここにある飛行機たちを使って勝てばいいって事ね!?面白そうじゃない!」
「こころ様!無事でしたか!」
看板を読み終えたと同時に彼女の護衛である黒服たちが背後にいた。
この黒服達はこころがやりたいと思ったことを何でもやってくれる上に無理難題もこなすというドラえもんを量産したウルトラスーパーハイスペックチート集団である。
どうやらこころと一緒にこのWar Thunder というゲームの世界に飛ばされて来たらしい。
「あっ!あなた達もあたしと一緒に飛ばされてきたの?」
「はい。我々も気づいたらこころ様とこの空軍基地に…」
「え?ここって空港じゃなかったの?」
「我々が探索し調査した限りだとここは空港ではなく嘉手納基地よりも規模が上回る巨大な空軍基地だと推測しました。」
「でもこれだけの規模なのに人がいなかったわよ?」
「そうでしたか。我々も探しましたが人一人見当たりませんでした…」
「まあとにかく!早速この空港にある飛行機に乗って来るわね!」
「こころ様?!それは危険すぎます!!」
「だってしょうがないじゃない!そこの掲示板にはあたしが乗って勝利してこないと元の世界には帰れないと書いてあったわ!」
「ですが…!!」
「大丈夫よ!掲示板には撃墜されてもここに戻されるって書いてあったわ!と言うわけで乗るわね!」
「…………………」
黒服達は顔を見合わせると
「ど、どれに乗るつもりなのですか!?」
とこころに質問した。
「この飛行機よ!あたしが描かれているから決めたの!」
こころが指を刺したのは自身が描かれていたA7M2『烈風』である。
零戦二一型を相似拡大したような大きなシルエットと自分が描かれていたことからこころの目を引いたのだ。
この烈風はあらゆる高揚力化措置を施した巨大な主翼を、離昇2,200馬力・全開2,000馬力のエンジンで強引に引っ張り回す戦闘機である。
こころのいた世界では零戦の後継機として試作され、試作機8機が完成するも
制式後の量産機は未完成のまま終戦を迎えた機体であるが
この世界では史実で活躍できなかった鬱憤を晴らすかのように大量生産されていたのだ。
そして、ゼロ戦の後継機に恥じない活躍をしていた。
「…………………。」
黒服たちは顔を再度見合わせると
「ど、どうか無理をせずに…」
「生きて帰って来てください…」
とこころに言った。
「大丈夫よ!やばくなったら逃げてくるから!」
彼女は烈風にかけられているタラップに乗り込むと
コックピットへと乗り込んだ。
乗り込んだ瞬間彼女は自分でも不思議に思うくらいに手慣れた手つきで
エンジンを始動させたのだ。
「あれ?あたしって飛行機を操縦したことあるかしら?」
口ではこう言っていてもまるで覚えているかのようにエンジンを始動させ。
烈風のエンジンとエンジンが出す2000馬力がゴウゴウとこの飛行場に鳴り響いた。
そして、弦巻こころが操縦する烈風は離陸をしていったかと思えば
透明になるように消えていった。
「こころ様…どうか、ご無事で帰ってきてください…」
烈風に乗った弦巻こころはWarthunderへの戦場へと向かった…
「さあ、元の世界に帰るために行くわ!!」
次は空戦です