色々なキャラの異世界空戦録    作:両津

14 / 22
この伊藤誠はアニメ版の直後である


スクールデイズ
伊藤誠。Warthunder世界に転生す


「あれ!?こ、ここはどこだ!?」

 

驚愕しながら部屋の周囲を見渡している男は

テレビアニメ「School Days」の主人公の伊藤誠だった。

伊藤誠はアニメの通り西園寺世界によって刺殺されその生を終えたはず…だった。

 

「俺は世界に刺されて死んだはず…どうして軍事基地なんかにいるんだ?」

 

彼はアニメで基本的に都合が悪くなると付き合っている相手をすぐに見放すとかのとにかく

男として最低な行為をしまくった結果先ほど述べた西園寺世界によって刺殺されるという自業自得な結末を迎えた彼だったが…

どういうわけか彼がいたのはどこかの空軍基地の格納庫付近であり滑走路・格納庫に駐機中の戦闘機が多数あった。

しかも規模からして日本にある在日米空軍最大の基地である嘉手納空軍基地かそれ以上であり

3700mの滑走路4本を備え面積は嘉手納基地を上回る:29,855,000m2となっていた。

 

誠はこれは夢か何かと錯覚したが晴天下で出ている太陽が自分の体を日差しで照らしている事と自分のほっぺたをつねってみて痛覚がある事から現実だと認識した。

 

「あれ?!俺の服が…!」

 

誠は自分の体を確認すると…制服姿ではなく旧日本海軍の飛行服になっていた。

 

「なんだこの服装!?これって昔の日本の軍が使っていた服か?!」

 

誠は図書館にある本でさらっと読んだ程度だが昔の日本にこのような服装があったのを思い出した。

それだけのみならず頭には飛行帽・靴は飛行靴になっており

さながら誠は日本海軍のパイロットになったようだった。

 

「…まさか、俺は第二次世界大戦にタイムスリップしたのか!?」

 

第二次世界大戦にスリップしたのかと不安で青ざめる誠だが

その不安は的中しなかった。

なぜなら滑走路にある飛行機は学校の教科書で見たことがある零戦52型丙だったり

烈風だったり紫電改や疾風に雷電やBf109G-14だったりF8F-1BやテンペストMKVにJ21A-2。攻撃機はIL-10やHs129B-1にAD-4。爆撃機はランカスターにB-18AやPe-8だったりと国籍も機種もバラバラだったからだ。

 

「空軍基地じゃなくて航空博物館か?でも今離陸していったのもあるし…」

 

レシプロ機ばかりだからかここは航空博物館かと認識する。

が、じっとしていては埒が明かないので散策してみることにした

周囲にはレシプロ機を整備している整備員や弾薬の補充をしている整備員がちらほらと見受けられる。

 

「と、とりあえず探索しよう。何かわかるかもしれない…(何がどうなっているんだろう…)」

 

誠は飛行場を散策することにした。

 

「お?あんた新しく来た人か?」

「え?ああ…」

「顔でわかるよ。その顔。『どうして自分はここにいるんだ?』ってね」

 

散策して数分後に一人の旧米海軍飛行服を着た男に声を掛けられた。

その男はよく見ると誠と同じ日本人らしい。

 

「俺はわけあって死んじゃったんだけどさ、いやあどういうわけかこの飛行場にいたんだよ。あんたも死んでここに来たの?」

「ま、まあそういうことになるね…」

 

「だったら幸運だな。この世界は『Warthunder』という世界で色んな国の兵器に乗って戦うだけだからな。勉強もないし仕事もないからな。」

「戦う事しかないってどう見ても幸運じゃないような…」

 

「いや安心してくれ。この世界じゃ『死』という概念はないようなんだ。撃墜されたり地面に墜落しても痛みなど感じずにすぐに飛行場へ戻されるんだよ。俺は何百回も撃墜されているが痛みを伴うようなことはなかったね」

 

「ああそうそう。この世界ってどうやら色んな作品のキャラクターが来ているらしいよ。

 理由は不明だけどとにかく沢山の作品のキャラが来ている。」

 

「共通点が多いのは『自分は死んだ』という確かな記憶を持っていることらしい。」

 

誠は男から

 

・この世界は『Warthunder』という世界

・この世界では色んな国の兵器に乗って戦うのが日常

・Warthunderには『死』『痛み』というのが存在しない

・色んな作品のキャラクターが来ている

・ここに来る理由としてはいまだに解明できていない

 

という事を聞いた。

 

「…元の世界に帰る方法ってないの?」

「あるにはあるよ。ただ『全国家ツリーの兵器全てを開発する』『既定の勝利に達する』の二つを達しないと帰れないそうだ。」

 

「もっとも、俺はこのWarthunderの世界で暮らすことを決めているがね。第二の人生としてここで暮らしているんだ…帰ったところで辛い人生なだけだしさ」

「ここに来ちまった以上ずっとこの世界で過ごすことになるのか…ずっと戦い続けるのってしんどそうだな…」

 

「それなら問題ない。この世界には元の世界と同じようにうまい飯もあるし風呂もあるし何よりネットなどの娯楽もいっぱいあるから大丈夫大丈夫。」

「なら過ごせそうかな?娯楽がいっぱいあるんだし…」

 

「ところで、この世界では色んな兵器に乗れるって言ったけど最初に乗れるのは?」

「空軍だと最初に乗れるのは複葉機からだね。んでその次に単葉機・ジェット機になる。」

 

「…こりゃ道のりが長くなりそうだな。」

「ま、気長にやるんだね。ジェット機に乗れるには最低でも一年はかかるそうだから」

 

「あちなみに空軍と陸軍と海軍もあるけど全部まんべんなく進めるのは大変だから

最初はどれか一つに絞ってみるといいよ。」

 

伊藤誠はWarthunder世界に転生したのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。