色々なキャラの異世界空戦録    作:両津

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インフィニット・ストラトス
セシリア・オルコット。ウォーサンダー世界へ


「私のブルー・ティアーズは思い通りに動いてくれますわね♪」

 

雲一つなく蒼天下の上空で第3世代型IS『ブルー・ティアーズ』を

慣熟飛行しながら駆っているのはセシリア・オルコット。

IS学園の1年1組に所属している。日本と同じ島国であるイギリスの代表候補生である。

ベリーロングの髪型で金髪碧眼でナイスバディな白人美少女だ。

 

ちなみにこのブルー・ティアーズは

射撃を中心としたISであり。ライフルとビット・ミサイルを装備している。

このISは遠距離戦闘なら強いが

近接戦闘に持ち込まれれば弱くなるという極端なISである。

しかし彼女は近距離に持ち込まれないために常に

遠距離を維持していたのだった。

とは言え今しているのは慣熟飛行であり模擬戦ではない

 

「ふんふ~ん♪…今日も絶好調ですわ~………」

 

そんなブルー・ティアーズを操縦しているセシリアから突如笑顔と上機嫌が消えた。

 

「!?なんですのあれは!?」

 

なんとブルー・ティアーズの目の前に突如として巨大な黒い大穴が出現。

大穴と同時にセシリアのブルー・ティアーズが大穴へ引き寄せられるかのように吸い込まれていくではないか。

 

「これは…!!なんとしても離れないとまずいですわ!!」

 

ぽっかりと空いた大穴を見て一瞬でヤバイと察知した彼女は最大推力を出しながら黒い大穴から逃れようとするが

それでもじりじりとセシリアのISを吸い込んでいく…

 

「きゃあああああああああああああ~!!!!!」

 

そのまま、セシリアのブルー・ティアーズは黒い大穴へと吸い込まれていったのだった。

 

---------------------。

気付けばセシリアはISスーツのままどこかの飛行場にいた。

どういうわけか彼女が装着していたブルー・ティアーズはというと

なぜかすぐそばにあった。

 

「どういうことですの…?確か私はあの大穴に吸い込まれたはず…」

 

どういうわけかセシリアがいたのはどこかの空軍基地の格納庫付近らしい。

滑走路・格納庫に駐機中の戦闘機が多数あった。

セシリアは周囲を見渡す。

 

「どこかの飛行場か空軍基地かしら…?」

 

見た限り格納庫は多数存在し滑走路は8本を備えてあった。

離陸している飛行機から、どこかの飛行場だと理解した。

 

「何がどうなっているんですの?さっぱりわかりませんわ…」

 

セシリアは混乱の極みにあった。

なぜならば自分は上空であの黒い大穴に吸い込まれたからだ。

ならば自分は上空にいるはずだ。

なのになぜ地上の飛行場らしき場所に自分がいるのか? 

そして現在自分がいる場所がどこなのか分からない。

このような状況におかれては理解ができなかった。

彼女が最後に記憶している風景は上空であったにもかかわらず、地上にいたからだ。

誰かが救出したのかと思ったが、その時の自分はかなり国境を超えていたという事と目撃者はいなかったことから

その可能性はないと否定したのだった。

 

「あの大穴に吸い込まれたのは覚えていますわ…でもどうして飛行場に戻されたのかしら…?」

 

大穴に吸い込まれたはずの自分がどうして地上の飛行場にいるのかと混乱の極みにあるセシリア。

 

「嘆いていても意味はないですわ。この場所がどこなのかブルー・ティアーズに乗って周囲の捜索を…え!?」

 

セシリアはすぐそばにあるブルー・ティアーズに乗り上空から散策しようとする。

だが起動しない。何度起動してもピクリとも起動しないのだ。

「嘘!?故障しましたの!?」

 

いくら起動してもブルー・ティアーズは動かない。役目を終えたかのように

 

「そんな…どうしてですの!?故障なんてどこにも見当たらないのに!?」

 

悲観しているそんなセシリアに救いの手が差し伸べられるかのように一人の男がやって背後から声をかけてきた。

 

「あんた。セシリア・オルコットだな?」

「え?」

 

声のした方向に振り向くとそこには

その男は第二次世界大戦のイギリス空軍の服を着ていた。

白人の顔つきと喋り方・イギリス英語の発音からして同じイギリス人らしい。

年齢はセシリアと同じらしいが、熟練した戦士のような鋭い瞳をしていた。

 

「その様子とISからじゃここに漂着してきたって事か。」

「どうしてわかりますの!?」

 

漂着してきたことをピタリと言い当てた男に驚愕の表情をするセシリア。

 

「あんたと同じような人が漂着してくることがたまにあるんだ。どうやらあんたもそのようだな」

 

「それにどうして私の事を知っていますの!?」

「知ってるも何も。あんたの事はアニメで知ったんだ。インフィニットストラトスというアニメでね」

「アニメ…?」

「ああすまない。今のは忘れてくれ。」

 

そのまま男は続ける。

 

「この世界は『Warthunder』という世界だ。所謂異世界みたいなもんさ」

「異世界ですって!?」

 

異世界と聞いたセシリアは驚愕する。

男は構わずにこの世界についってさらっと説明を続けていく。

 

「ああ。ここは異世界だ。とは言ってもRPG風異世界とは違う。この世界は色んな国の空軍・陸軍・海軍の兵器に乗って戦うのが日常だ。」

「悪いが、あんたのすぐそばにあるパワードスーツ。いやインフィニットストラトスはこの世界にいる間は使えない。」

 

「使えない?どういうことですのそれは!?」

 

ブルー・ティアーズが使えないと知ったセシリアは悲鳴混じりに返す。

 

「以前ここにあんたと同じようなインフィニットストラトスの操縦者が来たんだ。彼女もISを起動できない事に嘆いていたよ」

「だから、この世界にいる間はその青いISは乗る事ができねえ。ウォーサンダーの最高権力である「ガイジン」は「ウォーサンダー世界の兵器以外は使用不能」と決めている。」

 

「そんな…」

 

セシリアはがっくりとうなだれる。

無理もない。いきなり異世界に来たと思ったら先ほどまで自身の操縦していたブルー・ティアーズを使用不能とされたのだから。

 

「…元の世界に帰る方法やここでISを使えるようにする方法はありませんの?」

「元の世界に戻る方法ならある。『全国家ツリーの兵器全てを開発する』『既定の勝利に達する』の二つらしい。」

「そしてISを使用できる方法だが…残念だがないな。ISなしで戦う必要がある」

 

「全国家と兵器全てって…どれくらいありますの?」

「確かアメリカ・ドイツ・ソ連・イギリス・日本・中国・イタリア・フランス・スウェーデン・イスラエルだから…」

「多分500種類の兵器を開発すればいいんじゃないかな?」

 

「そんな…」

 

「心配するな。ISを使えなくてもこの世界じゃ死という概念は存在しない。だからいくらでも撃たれようが撃墜されようが死ぬことはないから大丈夫よ」

「…………………。」

 

もうセシリアは呆然としながら話を聞いていた。

 

「私はこれからどうすればいいんですの…ISなしでどう戦えと…」

「この世界でISなしで頑張ってくれとしか言いようがない。大丈夫。ISなしでも戦えるから」

 

「わかりましたわ…覚悟を決めます…」

 

まさか異世界に来てこんな目に遭うとは予想だにしなかったセシリア。

しかも自分が乗っていたブルー・ティアーズはこの世界で使用不能と判明。

 

「IS操縦者ならまず空軍ツリーやってみたら?もっとも最初に乗れるのは複葉機からだけど」

「ふ、複葉機…武装はどんなものですの?」

 

「7,7ミリ機銃が2挺だけだ。」

「たったそれだけ…」

「大丈夫。相手も同じ複葉機だ…しっかり当てれば落ちるさ。」

 

セシリアが乗っていたブルー・ティアーズの武装は

巨大な特殊レーザーライフル"スターライトmkIII"

ビット型武器の"ブルー・ティアーズ"

接近戦用のショートブレード。"インターセプター"

 

これから乗るのは"7.7ミリ機銃2挺"のみという豆鉄砲。

ブルー・ティアーズに比べれば天と地の差がある武装であり

あまりにもお寒い武装に顔を青ざめるセシリア。

 

セシリアはしばらくの間複葉機に乗って戦う羽目になった。

彼女のウォーサンダー世界の人生はどうなる?

 

セシリアの初期機体:フューリー・MKI/MkII ニムロッド・MKI

 




整備員「すいませんねえセシリアさん。このブルー・ティアーズは格納庫に移動させますよ」

セシリア「え、ええ…」

整備員「災難ですねえあなたも。噂の異世界転生とやらに巻き込まれちまったんですから」
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