色々なキャラの異世界空戦録    作:両津

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搭乗機体:零戦52型丙
弾薬ベルト:13ミリ:地上目標
      20ミリ:ステルス

零戦52型丙実装記念に書いてみた
モード:AB アーケードバトル


アズールレーン
長門の零戦52型丙搭乗記


「双発機で零戦に格闘戦を挑んでくるとは…余には全くわからんのう…」

 

零戦52型丙に乗り、操縦桿を握るのは重桜のKAN-SENである長門。

いつもの服装ではなく御狐の寝間着の赤い下着のままで操縦桿を握っていたのだ。

長門が乗っているのは日本のランクIII艦上戦闘機『零戦52型丙』。機体性能と引き換えに火力と装甲を増加させた機体だ。

零戦52型丙は甲・乙の路線を踏襲し、更に武装と防弾装備を強化した型で、武装面では両主翼に三式13.2ミリ機銃を1挺ずつ追加して計3挺に増やしており機首左舷の九七式7.7ミリ機銃は撤去された。

しかし3式13.2ミリ機銃3挺と99式20ミリ2号機関銃2挺の火力は魅力的であり

特に3式13ミリ機銃はWarthunder世界にあるアメリカのM2ブローニングやソ連のブレジンUBよりも威力が高くスウェーデンの13.2mmAkan機銃と同等であった。

特に着火率は凄まじく当てれば火を噴くくらいに発火させやすい。

防弾装備面では52型乙の前方45ミリ防弾ガラスと座席後部に操縦員頭部保護用の55ミリ防弾ガラスに

縦席の背後に厚さ8mmの防弾鋼板を追加している。

が、その重火力・防弾装備強化の代償として零戦の持ち味と言える機動性が失われてしまっていた。

 

実際に長門が乗っていない他のプレイヤーの零戦52型丙は相手チームの同じ零戦の22型に格闘戦に持ち込まれて背後から20ミリを至近距離でぶち込まれて撃墜されていたのだ。

しかし機動性が落ちたと言ってもそれは零戦と日本機の中で他国機に比べればまだ高い方だ。

先ほど襲い掛かってきた双胴の悪魔として知られるP-38G・モスキートの二機を巴戦で叩き落していた。

 

「しかし手ごたえを感じぬ。これではまるで標的訓練ではないか…む?」

 

長門がコックピット前方に目をやると真っ正面から『ボーファイターMk21』が向かってくるのをコックピットのHUDで察知する。

近づくにつれてボーファイターmk21の姿が鮮明になる。丸っこい機首とタルのような胴体を持ち

エンジンは先ほど落としたP-38G・モスキートと同じ双発機だった。

このボーファイターMk21はブローニングM2 12.7ミリ機銃を4挺。イスパノ20ミリ機関砲4挺と極めて強力な火力を持っている。

 

「また双発機か…零戦相手に無謀もいいところだ…」

 

ボーファイターは距離が1kmを切った直後にブローニングM2 12.7ミリ機銃を4挺。イスパノ20ミリ機関砲4挺を乱射し長門の零戦52型丙をヘッドオンで仕留めようとするが

当然長門は乗るはずがなかった。

ボーファイターの放った銃撃が零戦52丙の位置に殺到した時はもうそこにはいない。

長門は操縦桿を握って左旋回をかける一連射を回避すると背後を見る。

やはりというべきかボーファイターは先ほどのP-38G・モスキートのように追ってきていた

基本的に双発機が単発機に勝てるのは一撃離脱であって。格闘戦や巴戦など愚の骨頂であった。

 

「余を双発機で落とそうとは舐められたものだな。」

 

双発機が零戦に勝てるはずもなくあっという間に背後を取って好射点につくと長門はすぐさま13ミリと20ミリの引き金を引いた。

52型丙の両翼縁と右機首から噴き延びた火箭の束がボーファイターの樽のような太い胴体と両主翼付け根付近に突き刺さった。

13ミリか20ミリのどちらかの弾が命中したかはわからないが燃料タンクに直撃したのか火災が発生しライターのように燃えていく。

 

「いくら敵とはいえ無謀すぎるぞ…」

 

多数の13ミリ・20ミリ機銃の直撃を受けたボーファイターは機体が炎に包まれながらバラバラに引きちぎられて錐もみ状態となり、火を噴きながら墜落していった。

 

「これで3機は撃墜したか。しかし歯ごたえがない相手ばかりだのう…」

 

あっという間にP-38G・モスキート・ボーファイターMk21の三機を撃墜した長門だが歯ごたえのなさに呆れていたようだ。

何しろ機動性の劣る双発戦闘機で格闘戦が十八番の零戦に挑んできたのだから…

 

「む?あれは…!」

 

すると鼻面の尖った単発機『ハリケーンMK.IIB』が長門の零戦52型丙の右上方から覆いかぶさるように急降下してきた。

この「ハリボマー」と呼ばれたハリケーンMk.IIBは両翼にそれぞ6挺ずつの7.7mm機銃12挺を装備している。

7.7mm機銃に一発の破壊力は期待できないが、12挺となると馬鹿にならず撃たれる方大量の弾幕を浴びることになる。

史実ではこの7.7ミリシャワーで爆撃機を多数撃墜している。

 

「ようやく単発機と戦えるな。余を楽しませてくれるといいが」

 

長門は操縦桿を左に勢いよく倒して横旋回の格闘戦へと移行する。

ハリケーンは長門の背後を取るとそのまま射撃し火箭が拭き伸びるが拭き伸びた先にはもう零戦は存在しない。

ここで長門は操縦桿を右に倒す。ロールは遅いとはいえ次の瞬間には右旋回となっていた。

ハリケーンの弾は直前まで長門の零戦52丙がいた空間を貫き、空気を切りさいた。

だがそれでもハリケーンは零戦の背後を取っていた。

 

「やはり武装と装甲が追加されたからか機動性が悪化しているな…」

 

その言葉は事実。零戦52型丙は13ミリ機銃を両翼内に増設し防弾装備面では座席後部に操縦員頭部保護用の55mm防弾ガラス・縦席の背後に厚さ8mmの防弾鋼板を追加していることにより機動性は悪化していた。

長門は52型丙の零戦に乗った事があるのだが今までの零戦に比べると旋回速度が低く感じられた。

史実の部隊によっては機動性を損なうと独断で防弾ガラスを外すケースも多かったようである

 

「とはいえ機動性が悪化したとはいえハリケーンには負けぬ。」

 

低空での格闘戦ではBf109に引けをとらないハリケーンではあったが、さすがに日本機には相性が悪かったのか

長門のゼロ戦を少しだけしか補足できず旋回しているうちにあっという間に背後を取られてしまい…

 

「同じ零戦ならばこちらが負けていたな…」

 

52型丙の両翼縁と右機首から噴き延びていく火箭がハリケーンの左翼に突き刺さった。

13ミリ機銃・20ミリ機関砲の直撃を左翼に直撃したハリケーンは粘土細工を引きちぎるかの左翼が千切れ飛び

錐もみ状態となって撃墜されたのだった。

 

「…物足りんのう。どうも向かってくる相手が零戦の得意とする土俵に乗ってくる相手ばかりだ…」

 

ハリケーンを撃墜した瞬間。コックピットのHUDに『チームの順位:4 撃墜数4』と表示され

飛行場へとワープしたのだった。

 

「長門姉?52型丙はどうでした?」←陸奥

「機動性が悪化しておるから、零戦の旋回性を活かした格闘戦があまり行えんな。上昇力と旋回力の低下が致命的だ。特に同じ零戦とやればまず負けるだろう…だが、13ミリと20ミリの計5挺の大火力は魅力的だな。」←52型丙に立てかけられたタラップから降りた

 

「ところで陸奥よ…飛行性能が21型に戻ったと言われている54型の実装はまだされんのか?」

「当分の間は52型丙で我慢するしかありません。」

「そうか…火力が上がった分敵機を落としやすくなったが立ち回りに注意しないといかんな陸奥…」

 

「次はどの機体に乗るのですか長門姉?」

「紫電改か零戦の後継機と言われている烈風か…それとも陸軍の新鋭機と言われている『疾風』に乗ってみるかのう…」




烈風と52型乙と丙にある三式十三粍機銃って着火力が凄まじいよね
あの機銃って下手したら20ミリ並みの威力じゃね?
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