色々なキャラの異世界空戦録    作:両津

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疾風の丙型は艦これとかアズールレーンの重桜所属のKAN-SENには大好評かも

四式戦闘機”疾風”一型丙

速度:718km/h
適正高度:6000m
最高高度:13000m
旋回時間:19.1秒
上昇速度:22.6m/秒
離陸距離:421m
弾薬:機首ホ5 二〇ミリ機関砲   曳光弾ベルト
   両翼内ホ155 三〇ミリ機関砲 曳光弾ベルト

BR 7.7


長門の四式戦闘機疾風一型丙搭乗記

胴体のアウトラインが直線的なのが特徴でありバブルキャノピーをした

日本空ツリーランク4の四式戦闘機”疾風”一型丙に搭乗しているのは

重桜のKAN-SENである長門。

 

「これが陸軍の新鋭機である疾風か…」

 

長門がなぜ陸軍機の疾風丙に乗っているのかと言うと『重桜陸軍の新鋭機疾風は高性能らしい』という事に興味を持ち

その実力がどんなものなのか確かめたいと思い乗ってみることにしたのだった。

 

丙型は機首砲をホ5・翼内砲をホ155としたタイプだ。

丙型の最大の特徴は甲型・乙型ではホ5 二〇ミリ機関砲だった翼内砲がホ155 三〇ミリ機関砲砲に換装されており、機首二〇ミリ機関砲×2+翼内三〇ミリ機関砲×2の重武装となった。

このホ155は30mmにして砲口初速、弾道精度、破壊力は凄まじいことで定評があり

数発当てればレシプロ・ジェット戦闘機は言うに及ばず

B-29やランカスター・Tu-4などの重爆撃機相手でも容易く粉砕することができるという化け物機関砲である。

 

しかしその強力なホ155機関砲の代償としてBR(バトルレーティング)が

各国末期レシプロ戦闘機と戦中ジェット機(Me262・He162)や戦後ジェット戦闘機(F-80とかF-84とかYak-15、Su-9/11)とマッチすることが多いBR7.0にされてしまった。

その上ホ155は両門合わせて120発と(左右それぞれ60発。これは零戦21型の機関砲の装弾数と同じ)弾数が少なくこまめなリロードが求められる。

だが離昇2000馬力もある誉21型エンジンと

超連射速度ホ5 20ミリ機関砲と強力なホ155 30ミリ機関砲の重武装。

疾風の屈指の機動性と抜群のエネルギー保持によりジェット機をカウンターで打ち取ることも難しくない。

 

「やはり陸軍の新鋭機なだけあって乗り心地は抜群だな。視界もいい」

 

零戦52型丙と同じように長門は

旧海軍の飛行帽と飛行眼鏡をつけ御狐の寝間着の赤い下着のままで操縦桿を握りながら

同時に疾風のコックピット内で視界を見渡す。

やはりバブルキャノピーなだけあって視界は抜群だ。

そんな長門は上機嫌で疾風の機体を上昇させると青空の中に四発の爆撃機を見つけた。

 

「あれは…B24か。」

 

高翼配置である事とコックピット前面に表示された文字からB-24Dリベレーター爆撃機であると素早く判別した。

正面から見れば長い主翼が箱をぶら下げてみるように見える。

敵B-24の動きは直線的で基地を爆撃しようとしているようだった。

 

「早いところ仕留めねば厄介だな。」

 

長門は高度をB-24Dと同じにすると左斜め前方から突進を仕掛ける。

B-24Dは機首と胴体上面の銃座から激しい銃撃をしてくるが長門の疾風はそれよりも早く機体を左右に振る

 

<<まずい!疾風の丙型だ!>>

<<30ミリをぶっ放される前に落せ!>>

「やはりユニオンの爆撃機は銃座が多くあって厄介極まりないのう…」

 

B-24Dの機影が目の前に迫る。昆虫の目玉を思わせる風貌ガラスが、胴体上面の旋回機銃が膨れ上がる。

 

「三〇ミリ弾と二〇ミリ弾だから確実に墜とせるとよいのだが…」

 

長門はここで発射ボタンを押し機関砲の一連射を放つ。疾風の機首と両翼に発射炎が閃き

機首2挺のホ5 二〇ミリ弾と両翼2挺のホ155 三〇ミリ弾が殺到する。

この疾風に搭載されているホ155は零戦に搭載されている九九式二〇粍一号銃よりも初速・精度・連射速度も上回るようだ。

もし烈風や紫電改に搭載できれば鬼に金棒だろう。

 

「おっと…」

 

長門が機関砲を発射した直後には操縦桿を勢いよく左に倒し左フットバーを蹴とばす。

疾風が左へ急旋回し視界が左へ回転する。射撃の成果を確認する余裕はない。

対爆撃機戦法、いや対米軍系統の爆撃機(B-17・B-25・B-24・B-29)相手には一連射を浴びせたら

即座に離脱を図るのがセオリーだった。

 

「どうかな…?仕留められたか…」

 

機体を水平に戻し視界をB-24Dの方へと向ける。

必殺の二〇ミリ弾と三〇ミリ弾はB-24Dの右翼付け根と機体の中心にあった燃料タンクを貫き

活火山のような大火災を発生させていたのだった。右翼からも黒煙を引きずっている。

そして、B-24Dは火災が生じている右翼付け根付近から引きちぎられ

大きさと長さでは疾風の数倍もある巨人機が錐もみ状態になって回転しながら落ちていくのだった。

 

<<脱出だ!脱出しろ!>>

<<30ミリ持ちの日本機怖い…>>

 

「こうも容易く重爆撃機を落とせるとは…今度赤城や加賀にこの疾風を導入してみてはどうかと話してみよう。」

 

赤子の手をひねるかのようにB-24Dを撃墜した長門は

ホ155の威力に驚愕しているのだった。

 

「…また来たようだな。ユニオンの主力艦載機F6Fの火力強化型か…」

 

長門の疾風のコックピット前面のHUDには『F6F-5N』という敵機が迫りつつあるのがと表示された。

このF6F-5Nは夜間戦闘機型のF6Fであり

武装はAN/M2 二〇ミリ機関砲×2挺 M2 十二・七ミリ機銃×4と火力強化型ともいえるヘルキャットであった。

特に二〇ミリは一発当たり12.7ミリ機銃より大きく。零戦に搭載されている二〇ミリ弾よりも威力があるようだ。

まともに喰らえばいくら防弾装備に優れる疾風とて一たまりもない。

もちろん長門は陸奥から事前に

「NとついたF6Fは気を付けてください。零戦のより強力な二〇ミリ機関砲を持っています。ですが二〇ミリ機関砲に換装した事により機動性は低下していますので格闘戦に持ち込めば問題ありません」と聞いていた。

 

「本当なら真正面から仕留めたいところだが今余が乗っているのは戦闘機だ…正面切っての撃ち合いは避けねばならん。」

 

いくら長門が戦艦のKAN-SENと言えど今乗っているのは戦闘機。

戦闘機は戦艦のように頑丈ではなく、被弾が命取りになる兵器だ。

長門は一度回避してから格闘戦にすることにした。

 

<<疾風か…ヘッドオンで仕留めきれるか?>>

 

段々と距離が近づくにつれて機体形状がはっきりとしてくる。

スタイルのいい疾風に比べれば全体的にどこか丸っこい印象を受ける。

F6F-5Nが、長門の疾風丙に正面から向かってくる。

正面から見た印象は零戦のライバルであるF4Fに似ているが機体全体がゴツく

アメリカ人のマッチョのように逞しい。ヒグマが翼を手に入れ、空を飛んでるかのようだ。

距離が1kmを切った瞬間。F6F-5Nの主翼の前縁から火箭が拭き伸びる。

両翼から放たれる十二・七ミリ弾と二〇ミリ弾がスコールのように伸びていく

だがF6F-5Nの放った弾が疾風の位置に殺到した時は、疾風はそこにはいない。

 

「やはり機関砲に換装した事によって機動性がある程度落ちているな…これならば…!」

 

操縦桿を握って急角度の右旋回をかけていたのだ。

そのまま急速に上昇するとヘルキャットとの縦旋回戦に持ち込む。

しかしF6Fが縦方向での格闘戦において疾風に勝てるはずもなく疾風は上昇中で速度エネルギーを失っていたF6F-5Nの背後にピタリとついた。

その瞬間を見逃さずにすかさず発射ボタンとトリガーを引いた。

疾風の両翼縁と機首から噴き延びた二〇ミリ・三〇ミリの力強い火箭が

F6Fの太い胴体と水平尾翼、左主翼付け根付近に突き刺さる。

コックピット下部にある燃料タンクに直撃したのかF6Fは火災が火山のように発生し。

さらに尾翼操縦系統と水平尾翼をやられたのか上昇をやめくるりと落下し始めた。

どうやらこれが致命傷となり操舵不能となったらしい。

 

<<クッソ!!操縦不能!!もうダメだ!>>

 

追撃の銃撃を食らわせる。疾風の機首と両翼の淵から火箭がヘルキャットに伸びていく。

多数の二〇ミリ弾・三〇ミリ弾の直撃を受けたF6F-5Nは主翼・尾翼・胴体がバラバラに引きちぎられて失って錐もみ状態となって墜落していった。

ヘルキャットは他の米軍機に漏れず防弾装備は充実している。

だがこのように、二〇ミリ・三〇ミリ弾を連続して受けるのは想定されてない。

 

「さて、次の目標へ…む?」

 

すると長門は正面から自身へ向かってくる『F7F-1 タイガーキャット』を視認した。

外見はサメのようにとがった機首、ほっそりとした胴体。太くたくましいエンジンだ。

 

<<厄介なのが来た>>

 

「あれがユニオンの新型双発艦上戦闘機と言われているF7Fか…陸奥の情報が本当なら用心してかからねばな…」

 

長門自身はまだ対戦経験はない。

が、妹の陸奥から『最大時速は約700キロで双発機とは思えないほどの機動性を持ち、機首に十二・七ミリが4挺で両翼に二〇ミリが4挺という大火力を持つ』と言われているのである程度は把握していた。

 

「余とお手合わせ願おうか。ユニオンの新型双発艦戦とやらよ」

 

F7Fはそのまま正面から長門の駆る疾風に機首と両翼の十二・七ミリと二〇ミリを発射する。

しかし発射した直後長門は操縦桿を右へと倒し機体を右へと滑らせる。

 

殺到してきた無数の二〇ミリ弾と十二・七ミリ弾が風貌の脇や主翼の下や上をかすめて後方へと流れていく。

 

「む!?喰らったか…!」

<<ち、直撃弾ではないか>>

 

 

二度鋭い音が走り大東亜決戦機である疾風の機体をかすめ

二発の敵弾が疾風にかすり傷を与えたようだ。

しかし防弾がしっかりしている疾風はこの程度では落ちない。

右の水平旋回を掛けた疾風をF7Fが追ってくる

双発戦闘機の鈍重さはどこにもない。

 

「奴は…強敵だな…!だが…」

 

長門は笑みを浮かべながら追ってくるF7Fを見つめる。

すると長門はここで機体を急速に上昇させて縦旋回戦に持ち込むのだった。

しかしF7Fは待ってましたと言わんばかりに上昇し機首と両翼に発射炎を閃かせるも捕らえられず

長門の疾風は縦旋回戦によってF7Fの背後にピタリとついた。

あわてたF7Fは左に逃れようとするも誉ハ45-2の2000馬力エンジンの猛々しい咆哮を上げ突っ込んでくる疾風は

自らの機動性をいかし背後へと突進。

左旋回中のF7Fを後方から襲い掛かる。すかさず長門はトリガーを引き、疾風の機首と両翼から二〇ミリ弾と三〇ミリ弾が殺到するのだった。

 

<<うおおおおおお!?!?>>

 

長門の放った射弾はF7Fの胴体中心と後方尾翼を捉え吹き飛ばしたのだった。

直撃を受けたF7Fは機体がバラバラに引き裂かれて真っ逆さまに墜落したのだった。

機体を水平に戻した長門はすかさず周囲を見渡す。

敵機が迫っていることはないと知った長門ははぁ…と息を吐いて安堵する。

 

「もし2機や3機で来られていたらと思うと恐ろしくてたまらん…」

「しかし、この疾風の火力ならば如何なる敵機も怖くは…」

 

それ以上長門の言葉は続かなかった。

 

「…………………ほう。奴は!!」

 

ふと、長門の表情は憎悪と憤怒の入り混じった表情をしながらコックピット前方の四発重爆撃機を視認する。

その四発重爆撃機の外見は野球のバットに翼をつけて空を飛んでいるように見える。

だが長門はコックピット前面に表示される前にその四発重爆撃機を知っていた。

 

「忘れもせん。あの爆撃機は…!!B-29か!!!」

<<げえ!疾風丙だ!!>>

<<落ち着け!燃やせばこっちの勝ちだ>>

<<あの声アズレンの長門じゃね?声が…>>

 

そう。長門が見ているのは自分がKAN-SENになる前の長門の国と民を焼き払った仇敵ともいえる"B-29 スーパーフォートレス"だった。

史実ではこのB-29によって日本本土が焼け野原にされたのだ。

長門が守るべきであった日本をことごとく焼き払った。

日本人にとっては忘れたくとも忘れられない鋼鉄の凶鳥といえる爆撃機。

そのB-29が長門の目の前2km前方にいたのだ。

まるで『落とせるものなら落してみろ』と長門を挑発しているかのように

 

「余の前に現れた以上…生かしては返さぬ!!」

<<うわあ!完全に殺意むき出しじゃねえか!!>>

<<やべーぞ銃座は迎撃態勢を!!>>

<<こっちくんな!!どうせ無駄だけど救援要請をしろ!>>

<<高高度へ逃げろ!>>

<<無理だ!爆撃コースに入っている!銃座で迎撃して墜とせ!!>>

 

B-29は。長門を舐め切っているのか気づいていないのか直線的に動いている。

長門は決意した。このB-29は落とさねばならないと

 

「奴の防護機銃は強烈だ。短時間で仕留めねば余の負け…」

 

そのままヘッドオンの位置で正面から突進。

B-29の銃座から発砲されれる真っ赤な曳光弾が正面から疾風の機体を貫くかと思いきや寸前で右に回避し後方へと抜けていく。

そのまま反転上昇しB-29の真上と出る。

B-29の機体上部に取り付けられた銃座が長門の疾風へ向かって火箭を放つ。

だが長門は構わずに被弾上等で3式射撃照準器の胴体にB-29の巨体を納めるように真上後方から突進。

 

「…………………そこだ!!」

 

そのまま機関砲の発射ボタンを押すと機首と両翼から二〇ミリ弾・三〇ミリ弾の火箭が拭き伸びる。

放った弾はB-29の巨体に突き刺さっていく。

 

直後には長門の疾風はB-29の高度よりも下へと抜けていくのだった。

爆撃機相手に張り付いて攻撃するのは自身も撃墜されるリスクがあるため射撃機会は短時間しかない。

B-29の銃座が長門の疾風を捉えようとするが虚しく空を切るばかり。

 

「やれたかのう…!?」

 

長門がB-29の射程外から逃れて機体を水平に戻しB-29の方へと顔を向けるとB-29は

左右両エンジンから火災が発生し、後方には激しい黒煙を引きずっている。

燃料タンクをやられたのか左右両方の主翼が火災に包まれている。

炎は燃え広がり、エンジンを包みながら左右両方の主翼を火災で埋め尽くしていく。

<<駄目だ!第一・第二エンジンに引火しやがった!!>>

<<脱出しろ~!!と言っても脱出しなくても死なんけどな!>>

<<すいません許してください!>>

 

「あれではもう助からんな。」

 

長門の言う通り、直後爆発が起こり右主翼、左主翼の順に折れ飛びB-29の巨体は機首を地に向けて墜落していく。

途中で燃料に引火したのであろう。巨大な火球へと変貌する。

 

「…………………似合いの末路だな。」

 

かつての自国を焼き払ったB-29は未来永劫許さぬ---かのように吐き捨てると同時に

コックピット前面には『ミッション達成。撃墜した目標:4 チームの順位:5』と表示された。

 

「そうだ。赤城と加賀にこの疾風の事を教えておかねばならんな」

 

~そして、飛行場にて~

 

「三〇ミリ装備?…いいわねえ。零戦や烈風に搭載できないかしら…」←赤城

「素晴らしい。三〇ミリ機関砲と二〇ミリ機関砲の重武装が気に入った!だが陸軍機だから着艦フックと主翼を折りたためるようにしないとな…」←加賀

 

試合を終えた戻ってきた長門は赤城と加賀に疾風の事を教えた。

2人は長門が乗っていたこの疾風を気に入ったようだ…

そして長門はと言うと

 

「この疾風を重桜の空母に積めるように改修するべきだ!」

「長門姉。疾風を気に入ったのは分かりましたが…」

 

疾風を気に入ったようだ。




B-29を見かけたら真っ先に落とすようにしてる
奴は日本を焼き払った悪魔

登場機体

四式戦闘機疾風一型丙
F7F-1
F6F-5N

B-24D
B-29


ついにBR7.7になりました。

長門「なんだと!?ジェット機が多数いる魔境に放り込まれるというのか!?」
陸奥「ですが長門姉。格上のジェット機を返り討ちにしているとのことです」
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