霧隠れの狂人   作:殻栗イガ

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雷雲峡の攻防

 林を抜けた先の繁華街に着くとすぐさま街行く方に話しかけ、銀行の場所を聞き出して角都さんの下へ急ぐ。

 銀行に入り周りを見渡すが角都さんの姿はなく別の店舗なのかと出ようとした時に黒服の方に呼び止められる…流石に銀行で悪さをした覚えは一切のないのだがと不安になりながらも黒服の方の案内に従い裏口に通されると、薄暗い一室で別の黒服の男性と向かい合う角都さんの姿があった。

 

 どうやら角都さんの部下をこの銀行に紛れ込ませているらしく通常の営業の傍らで、暁の資金を管理させているらしい…そしてそれとは別に角都さんの私財も管理させているらしく香燐さんに渡す3億を引き出しておくつもりだったらしいが最近近くの街で同じく角都さんの部下の帳簿係の方が何者かに襲われたらしく引き出しついでに暫くは身を潜めさせる為の打ち合わせをしていた様だ。

 

 恐らく上手く潜伏しているであろう角都さんの部下を襲うとは一体誰の仕業なのか、微妙に気になるが深く追求しない方が良い気がするのはどうしてだろう…。

 

「リーダーから話は聞いている。マダ…トビの指令に俺も協力しろとな」 

 

 配下と言えどもうちはマダラという名を聞かせるのは面倒事と判断したのだろう、口に出しかけた名を誤魔化しながら話を切り出す角都さんに頷き返す。

 

「はい。八尾の人柱力は手強いとの事で…どうかお願い出来ないでしょうか?」

「…既にそうする様にリーダーから言われている。こいつと金の移し先を決めたらすぐに出る」

 

 …疑っていたわけではないが本当にリーダーさんから口添えして頂けたとは…これで水月達を助けられると胸が熱くなるのを感じずにはいられなかった。

 

 組織の仲間とはいえお金の移動の話はあまり聞かれたくはないだろう、一度角都さんと話す黒服の男性に頭を下げて外に出ておく。

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 村雨が部下の男に一礼し去って行くのを見届けた後に傍の机に置いた地図に指を立て、今後の潜伏先とそこに着くまでの道のりも徹底的に指示を出す。…どこのどいつか知らんが余計な仕事を増やしてくれたものだ。

 おまけにリーダーからの村雨の仕事を手伝うことになり、本来引き出す予定の3億を持ったまま人柱力狩りになど行けようはずもなく何しにここまで足を運んだのか分からなくなって衝動的に殺意が湧いてくる。

 

 勿論だからといって目の前の相手を殺しては新しく金を管理させる人材を見繕う必要がある為必死に堪えるのだが…今回やられた帳簿係なんて幾らでも補充できるが一般社会に潜伏が利き、さらに巨額の金を管理させても逃げない命令に忠実な部下は中々貴重な為下手な事は出来ん。

 

 殺意を誤魔化す為に深くため息を吐いて外に出ようとした瞬間、部下の男から「一つアドバイスしておきますよ」と呼び止められる。アドバイスという部下が口にするには適さない単語に抑えようとした殺意がより刺激されるが手を出すより先に男が続きの言葉を口にした。

 

「あの連れの方はやめといた方がいい」

「……金に縁遠い顔でもしているのか?」

 

 何か前の連れの時もどこぞの換金所でこんなアドバイスをされたな…とデジャヴを感じたお陰で殺意が若干引いたのを感じたまま聞き返すと男は静かに首を振った。

 

「あの方は金に縁があり過ぎる顔をしている…あぁいう顔の奴は良くない、我々みたいな者は当然として堅気の連中だって金に対する価値観はそう変わらない。ですが金に縁があり過ぎる奴は違う、本人が望まずとも金の方から寄ってくる…だから金に対する執着がない」

「それは都合良い金蔓ということだろう」

「…違います。金に執着がないからこそあぁいう奴は我々とまったく違う物に価値を見出す。だからあの手の奴と一緒にいると気が付いた時には出し抜かれて貴重な物を持って行かれたり、もしくは価値のある物だと思い込んで曰く付きの物を見つけてきては周囲に混乱を招く…あれはそういう顔をしています」

「そ、そうか…」

 

 前の連れの事を"金に縁遠い顔"と見抜いた換金所の男も中々だったがこの男は更に具体性を持った分析を打ち出してきて面食らう…おまけにその分析が的を射てることもあって返答に困る。

 

 何せあの女が最初にサソリ達と遭遇したのは闇市で荒稼ぎしている場面だったと聞いたがその割に金に執着している素振りは一切ない、そして何より一体どこから見つけてきたのかあの柱間の細胞を持ち出してよりにもよってこの俺に移植させてきた…混乱を招くというかむしろ混乱そのものだ。

 

 ──だが、だがそれでも…

 

「確かにあの女は金に縁があり過ぎるかもしれん…だが、そもそもアレは俺の連れじゃない」

「あ、そうなんですか…では何故あの娘と同行をされるので?」

「…それなりの訳がある、それだけだ」

 

 連れにする気はなくとも混乱そのものの女に一時とはいえ同行することを容認するだけの訳があった。そしてそれは部下の男にそれを語る時間を惜しむ程に重大な訳だ。

 それだけ言い残して薄暗い部屋を立ち去り銀行から外に出ると村雨と合流し雲隠れへと共に向かう。

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 村雨と別れて数日後、霧隠れの追手を警戒し慎重に進んだこともあってそれなりの日を経過させつつも重吾、香燐と共に雲隠れの里に入ることに成功した。

 

 そして夜月一族という男からそれなりに時間を要するも聞き出した雷雲峡という場所で対峙した八尾の人柱力、名をキラービー…8本の刀と聞いていたが七本の刀しか持っていないのが気になったが右肩の鉄、左の頬に牛の角の刺青は一致していたことで目の前が標的であることを確信し戦闘を始めた…のだが──

 

「お前ら何者だ? ばかやろうこのやろう、お前ら何様? なぜ俺様捕まえる? アー!?」

 

 …戦闘を始めてからというもの…終始こんな感じのダジャレなのかラップなのか分からない妙なノリに神経を逆撫でされる。

 首斬り包丁の振り降ろしも腕を形態変化した重吾の攻撃も容易く防ぐ辺り大層な実力者なのは間違いないのだろうがとにかく言動が耳障りで嫌になる。

 

「っとに鬱陶しい。悪いけどとっとと捕まってもらうよ」

「ふん──む!」

 

 首斬り包丁を構え直してキラービーに向けると漸くやる気になったのか鼻を鳴らした──かと思えば唐突にメモ帳と鉛筆を取り出してブツブツ言いながら何かを書き込みだした。

 

「…なんのつもりだい、それ?」

「最高のライムを思いついたんだ、お陰で今は気分が良い、だから遊んでやるぜ」

「ッ!」

 

 背負っていた七本の刀を放り投げたかと思えば口に肩に両肘の裏、脇腹に膝裏…握るではなく挟み込む様に七本の刀を構えるその姿に目を疑いながらもその常軌を逸した構えをする為の慣れた動作に確信する──こいつは刀を使い慣れている…それもかなり。

 

 警戒し息を飲んだ一瞬、奴は片足立ちにも拘わらず大きく跳躍し空中で前転しながら目の前に降りてくる。

 

 口に咥えた刃、それに右肩と右肘の裏に挟んだ刃が盾代わりに構えた首斬り包丁とぶつかって火花を散らす。

 突き押される衝撃に後ろにぐらつきかけるのを抑え、着地の瞬間を狙うが着地の瞬間に唯一空いたままの左足を軸に回転し全身のあちこちに挟んだ刀がミキサーの様に襲い掛かってくる。

 

 回転、跳躍、逆立ち、それらの動作の合間に七本の刀を宙に放り投げては掴み直して変幻自在に攻撃する曲芸の様な七刀流──どっかのバカが喜びそうだと思いアレが途中で別れた事に安堵する。

 

「マイ、蝶の様に舞い…八尾、蜂の──」

「悪いけど…アンタの下手なラップに付き合う気ないっての」

「ッ!?」

 

 変幻自在の太刀筋の中で繰り出された大振り──口に咥えた一本と両手に握り直した二本、三本の刀での決めの突き、それを水化の術ですり抜けると勢いが付き過ぎたキラービーは僅かにグラついた。

 突然の事態でもその独特な構えの刀を落とさないのは凄い…が、これで終わりだ。

 

 自分の身体を通り抜けた際に奴の顔を水泡で包み込むと同時に振り向きざまに奴の腹目掛けて首斬り包丁の峰を振るうと防ぎにきた右手の刀をへし折りながらその呼吸を奪う。

 窒息死寸前まで追い込んで生け捕りに──そう思った直後、奴の身体に触れた首斬り包丁から電撃が流れ込んでくる。

 

「──ぐうぅ…クソ、雷遁か…」

 

 雲隠れ、それに雷雲峡なんて名前から嫌な予感はしていたけど何でこうよりによって戦う相手が雷遁使いなのか、肉体変化を維持出来ず顔を包んでいた水泡も剥がされた。

 

「俺の最高のライムに()を差すとは、()()知らずとはいえ許せねぇ。()ら死期を早めたな」

「うっさいなァこっちが生け捕りしか出来ないからって調子乗らないでよね」

 

 …とは言ったものの状況はあまり良くはない。

 幸い、鬼鮫先輩と戦うに備えてこの3年間剣術を中心に鍛えたこともあってあの七刀流も見切れない訳ではない、ただサスケと同様雷遁のチャクラ流しをされては一気に相性が最悪に変わる。

 帯電する刀身に歯噛みすると共に意を決し、再び首斬り包丁を盾の様に構える。

 

「受け止める気か? 上()! まずはお前から掃()!」

 

 正面から──は、フェイント。

 盾代わりの首斬り包丁を飛び越えて背後に回られるのに合わせて身体を回し、振り降ろされた一太刀に首斬り包丁で受け止める。しかし雷遁を流し切味を増した刀に耳障りな音と共に首斬り包丁に切れ込みが入る。

 

 刀が上物であることは勿論、やはりその腕も雷遁チャクラの使い方も上手いのだろう、首斬り包丁でも防ぎ切れないが──それは承知の上だ。

 

「今だ重吾、ボクごとやれ!」

「上手く避けろ水月」

「何!?」

 

 後ろで控えていた重吾に指示を出すと、一瞬の躊躇いもなく肉体変化で造られた砲台からボク達2人を軽く飲み込む程のチャクラの砲撃が放たれる。

 もっともボクは命中する直前に首斬り包丁を手放して感電から逃れ水化の術を再発動したことで地面と砲撃のすれすれでやり過ごすことが出来たわけだが…キラービーは無事ではすむまい。

 

 砲撃が止むと地面に落ちた首斬り包丁を拾い上げて確認する。

 刃の部分から峰にかけて随分と切れ込みが入れられた…この場に村雨がいたらどうなっていただろうか、確実に首斬り包丁をぞんざいに扱ったボクも、首斬り包丁に刀で切れ込みを入れてみせたこの八尾の人柱力も絶対に面倒な目にあったことだろうと確信し、彼女と別れたことに再び安堵する。

 

「さて、八尾の人柱力は…と」

 

 砂煙が舞い上がる奥を確認すると地面に俯せに倒れる男の姿があった。

 

「──香燐」

「あぁ、気を付けろ。そいつのチャクラ全然弱まってねぇ、むしろとんでもなく増幅してやがるぞ」

「感知タイプがいたか残()、不意打ちは断()。──仕方ない、八本目だ」

「ッ!?」

「ウイイイイイイイ!!!」

 

 雄叫びと共にキラービーの身体から赤い何かが噴き出した。

 ポコポコと泡立つ様なそれは異質なチャクラの塊だった──感知タイプでないボクや重吾でさえ肌で感じる程に膨大なチャクラはやがて6つの尾を象った。

 

 八本目──その言葉の通りこの姿こそが七つの刀とは別のとっておきの一刀という訳か。

 

「…なぁんだ、八本目ってのは刀じゃないんだね。がっかりしそうだ」

「ホゥ、この八本目を見てそんなことを言ったのは──お前が初めてだぜ!」

 

 腕を引き、それまでとは桁違いの速度でキラービーが跳躍する。

 速過ぎる、それにこの超高密度のチャクラは水化の術でもダメージを受ける──だけど…

 

「何!?」

「グゥウウ──殺せ水月!!」

「生け捕りだっての!」

 

 間に割り込んだ"状態2へと完全に仙人化"した重吾が腕を盾状に変化・硬質化させそれを受け止める。

 君麻呂って奴が死んでから3年間、ずっと修行を繰り返した結果殺人衝動は多少残りながらも意思の疎通も可能なレベルにまで至ったからこそ、躊躇いなくその重吾の肩を踏み台に首斬り包丁の峰を脳天へと振り降ろす。

 

「「──ッ!?」」

 

 首斬り包丁が脳天に当たる瞬間に身体が何かに跳ね飛ばされる──掌には首斬り包丁が当たった手応えがあったが確実に入りが浅く仕留めきれなかったと確信する。

 同じく後方へと弾かれた重吾と態勢を立て直しながらキラービーの姿を窺うとその変化に目を疑った。

 

 頭からは血を垂らし、やはり首斬り包丁の攻撃が当たりはした様だったがそれ以上に目を引くのは奴の背中に纏わり付くタコの足だった。

 

「まさか俺の雷犁熱刀を受け止めるとはな…バージョン1だったとはいえ中々やりやがる」

「バージョン1?」

「ふふん、バージョン2でも十分そうだが…お前らには()賛、だから俺も()喚。人柱力である俺様の相棒、それは怪()、それを見()。人柱変化イエー」

 

 奴の皮膚が剥がれると共にタコ足から徐々に全身が人の形さえも留めずに変化、巨大化し、雷雲峡を崩落させる。

 大量の瓦礫や建物の崩落に巻き込まれながらも着地した時、眼前には8つのタコ足と見上げる巨躯、見る者畏怖させる剛腕と角…牛とタコの化け物が顕現した。

 

「八尾で()()れお()()共」

 

 怪物になろうともさっきから神経を逆撫でするラップが健在だが、もやはそれは鬱陶しいどころか恐怖、いっそ不気味ささえも感じてしまう。

 

「なんだ、このチャクラ…こんなのありえない、ここにいたら死ぬぞ!?」

 

 香燐の言う通り、明らかにこれはヤバい──けどラッキーなことに雷雲峡が崩落し、下層まで落とされたことで辺り一面に水場が広がっている。

 地の利を得れるこれなら──こっちも手はある。

 あの蒸気荘怒みたいな相応のサイズの武器がまだないのが残念だがまだ対抗できる…その為にも──

 

「重吾、香燐を連れて離れてなよ…言っとくけど援護はしてよ」

「あれをやるのか? ──今度こそ本当に諸共撃ち抜いて構わねぇよな」

「当然」

 

 重吾を後方に下がらせ、周囲の水と自身のチャクラを練り合わせた瞬間、目の前の怪物が動き出した。

 

「敵を刺す、敵刺すロングホーン!! ウイイイイイイイ!!!」

 

 片腕を上げ、怪物が迫り来るがギリギリ間に合う──いける。

 

「ッ!? 何だ!?」

 

 そう思った直後、怪物の動きがピタリと止まる、まるで見えない何かに掴まれ逃れようとするかの様に身を捩る怪物の背後に暁の大男と見慣れた狂人の姿があった。

 

「…な、なんで?」

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 村雨と共に雲隠れに向かうこと数日、何とか忍び込むことに成功した直後に激しい戦闘音が聞こえ、その方向に向かえば何時ぞやの二尾同様に完全に尾獣化を果たした人柱力とそれと対峙する三人組が目に付いた。

 

 明らかに危機的状況にリーダーからあの女の任務を手伝う様指示された際に一つ、添えられたセリフが蘇る。

 それこそが銀行に潜伏していた部下に語らなかった一時的とはいえ村雨と同行を決めた理由だった。

 

『村雨と合流しマダラの指示で八尾確保に行った奴の仲間の援護をしろ。万が一八尾との戦いでそいつらが死んだ場合村雨の監督役を新しく今のメンバーから考えなければならなくなる』

 

 ──それだけは何としても避けねばならん!! 

 

 あの女の監督役など絶対に御免だ。

 暁に加入した経緯も自分にあの柱間の細胞を埋め込むという行動も何もかもが滅茶苦茶だ、同じ組織で仕事をしてもらいその恩恵を得る分には優れた存在だが、その仕事の過程まで共にした場合の負担など想像もつかん。

 

 そういう意味では村雨を殺してしまえばそもそも解決する話ではあるが…認めたくはないが自分が今生きているのはあの娘のお陰であることは事実、サソリと共にあのクシナダを完成させたことも個人的には評価している。

 サソリと鬼鮫の2人も奴と交流がありリーダーもどうやらあの娘を殺す気はないらしい…故にそこから導き出される結論はリーダーと完全に一致した。

 

 その為にもこの八尾の人柱力は確実に狩らねばならん。

 新たに手に入れた力の試運転に丁度良い、未払い状態だが村雨から一時的に貸すという形で受け取った"魂刀・屍鬼切"を右手に握ると自身の右腕に斬り落とされ、村雨に回収された死神の腕のみが纏わりついてくる。

 

 その不気味極まりない光景に思わず肩を跳ね上げるが刀本体に取り込んだ死神の小刀と共鳴し、本来の屍鬼封尽の術と異なり持ち主ではなく刀の方に憑依する仕組みであり危険性はないという。

 刀へとチャクラを巡らせると腕に纏わりついた死神の腕がモゾモゾと動きだし──急激にチャクラを吸われるのを感じながらも刀を振り上げるとその動作に合わせて死神の腕が大きく伸び、八尾のタコ足の一本を掴む。

 

「何だ!?」

 

 タコ足から魂を直接掴み引き摺りだされた事で身体が硬直した八尾が困惑の声を上げて身を捩り出す。

 その質量とチャクラ量に魂を掴む死神の腕にチャクラを供給するこちらの方が先に限界が訪れるのを悟り、一気に跳躍し死神の腕が引き摺り出したタコ足一本分の魂を斬り落とす。

 

 魂を失った影響か、斬り落とされたタコ足は炎症したかの様に黒く変色しダランと脱力し水に浸かる。

 

「グオオオオオオオ──ー!?」

 

 苦悶の叫びを上げる八尾を他所に着地したすぐ傍で呆気に取られた村雨の仲間だという連中に視線を向ける。

 

「ア…アンタ、何でボクらを?」

「──お前達を死なせる訳にはいかん…それだけだ」

 

 大事な監督役としてな。




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