霧隠れの狂人   作:殻栗イガ

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凄惨たる再会

 ハレンチ博士の下で働きだして数日後のある日、ハレンチ博士に突然呼び出された。

 もしや遂に血か細胞の一部を頂けるのやもと喜んだのも束の間、その内容は刀造りに集中できるように秘書を与えてくれるというものだった。

 

 ……正直要らないと思った。

 仮にそんなものを与えられても上手く関係性を築けるとは思えない上にあれやこれやと抑制されて刀造りをするのは気分が滅入る。

 しかしそんな私の考えを見越したのだろう、「とにかく、一度会ってから判断なさい」と釘を刺された為とりあえずその秘書さんの到着を待っていた。

 

 やがてドアが開きカブトさんが顔を見せる。

 ──そしてカブトさんの隣にはもう1人見知った顔があった。

 

 白い髪に鮫の様にギザギザとした歯、それらの特徴が暫く会っていなかった自身の数少ない友人である人物と合致した。

 

「あ、水月! 久しぶり……これからよろしく」

 

 なるほど、秘書というのは彼の事だったのか。

 ならば話は別だ。お互い見知った関係なのだ、関係性の構築などという必要は今更ないし、私の刀造りへの理解も深い人物なのだ。何せ昔から造った刀を最初に試して貰っていたのだから間違いない。

 今までの渋々としていた気分が一瞬でなくなり、頭を下げていた。

 

「謀ったなぁぁあぁああっ!!」

 

 ──? 

 何故か水月が悲痛な叫びを上げた……何故? 

 

「どうかしたの水げ──」

「大体何で君がこんなとこに居る訳ぇ!? 里から出るのは固く禁止されてたはずだろ!?」

「抜け出した……水化の術はやっぱり便利だった」

「何してんだよこの刀馬鹿!!」

 

「んー、久方振りの再会に水を差す様で心苦しいのだけれど……まずはこちらの話を聞いてくれるかい?」

 

 ヒートアップし続ける水月を隣に立っていたカブトさんが諌めると不満そうにしつつも水月もそれに従った。

 

「まぁ要約すると村雨の刀造りの際に彼女のサポート役になってほしいという訳さ、大蛇丸様としては村雨の刀造りを抑制するつもりはないんだが、何分他の仕事を抱えている人達もいるからね」

「別に貴方に一から十まで押し付ける気はないわ。ただ彼女がこちらが許可した時間以上に誰かを拘束するようなら止めてくれる人が欲しいのよ」

「あぁそういう事っすかー。はっきり言います無理です!」

 

 ……なるほど、今回の話はそういう事だったのか。

 確かに最近は左近さんを除く四人衆の方々を随分付き合わせてしまっていたな。

 刀造りに熱中していると時間の経過を忘れがちだがこれは思った以上に迷惑を掛けていたのかもしれない。

 

「……今後は気を付ける」

「彼女もこう言っているし」

「騙されないぞ、その言葉こいつのぶっ飛んだ刀持たされる度に言ってた! もう何十回も聞いた!!」

 

 そうだったか? そうだったかもしれない。

 でも水月が強い刀が沢山欲しいって言うから色々造った結果そうなったのだから多少の事は許して欲しい。

 

「……じゃあお互い過去の事は水に流して改めてよろしく?」

「聞きました大蛇丸様ァ!? この人反省が効かないからって過去の事を無かったことにしようとしてますよ!?」

 

 

 

(彼女の経歴を探った結果、水月と交流があったらしいですけど思ったより溝があったようですね)

(口振りからして造った刀の試運転をさせられていたようね……なんて不憫なのかしらね)

(まったくですね)

 

 言い争う二人を他所に密かに大蛇丸とカブトはこの状況の観察をしていた。

 結果、村雨の造る刀のテスト運用等という危険極まりない行為をさせられていたと察せられる水月の過去に強く同情する。──それでも秘書役をやらせる腹積もりに変わりはないのだが……。

 

 とはいえこのまま水掛け論を演じられても仕方がない。

 ひとまずは水月の不安を取り除くところから始めようと大蛇丸は声を発するのだった。

 

 

 

「とりあえず落ち着きなさい水月。心配しなくても貴方に村雨の刀の試運転をさせはしないわ」

「え? そうなの?」

「勿論、貴方は最も貴重なサンプルの内の一人なのだから、危険の伴う役目を任せる気はないわ」

「動機は納得いかないけど、まぁ……そういう事なら……」

 

 自身の刀の試運転が危険な行為という前提で話が進んでいることに村雨は酷く納得ができずにいた。

 持ち主の命に関わる失敗作など数える程しか造ってないし造ったとしてもそういう物は責任を以て大切に保管しているというのにあんまりだ……と

 

 しかし、水月や大蛇丸の立場からすれば"持ち主の命に関わる成功作"にこそ警戒しているが為にこうなっているのだ。

 

 しかし水月としてもここでこの役目を断ればまたあの退屈な水槽に戻されることは理解していた。

 いや、それだけならばまだいいが最悪の場合大蛇丸、そしてカブトと戦闘になる。

 要するに選択肢など元より無いのだと、それを理解していたからこそ、"危険な役目"はないという言葉にこの場は乗っておこうと決意した。

 

 …水月は気付くべきだったのだ。

 命の保証をしてやる程に大蛇丸や四人衆が村雨の制御をする役目を受け持つ者を必要としているという事実に。

 それがどれ程の貧乏くじであるのかという事に…

 

 しかし、それに気づかない水月のその態度に大蛇丸は満足そうに"それは良かった"と微笑み、この論争に決着をつける。

 

「そうだ、ハレ…大蛇丸さん。少し外出したいのですが?」

 

 ──そして新たな論争の火蓋が狂人によって切られた。

 

「突然どうかしたのかしら? 分かっていると思うけれど、私達は今は木ノ葉から目を付けられている身だからあまり不用意な行動は控えたいのだけれど?」

「すみません、……ただ、水月が居るのなら行きたいところがあるんです」

「……どこだい?」

 

 自分と会ったことで唐突に行きたくなる場所という話に水月はあからさまに顔を引き攣らせた。

 まったく心当たりがない……故に酷く嫌な予感がするのだ。

 そんな水月の不安を他所に村雨は口を開く。

 

「波の国です。──霧隠れの鬼人、"桃地 再不斬"さんの断刀・首斬り包丁がそこにあるらしいので」

「……それ本当?」

「再不斬さんを討ち倒したはたけカカシさんからの情報だから間違いはないと思う。ただ、波の国は水の国の近くだから私1人だと行くのは難しいと思って行けなかった」

「なるほどね……」

 

 水月はちらりと大蛇丸へと視線を向ける。

 その意図に気付いたのだろう、大蛇丸は口角を吊り上げる。

 

「許可するわ……ただし、村雨は自身に秘書を付けることを、水月は村雨の秘書係を受け持つことを条件にね……」

「「了解!」」

 

 2人からの返事を聞き大蛇丸は今度はカブトへと視線を向ける。

 

「カブト、貴方も彼らに同行しなさい。小国とはいえあの国はガトーの一件があった事で警戒が強いかもしれないわ。……貴方がいた方が確実でしょう」

「しかし……」

「私のことなら心配いらないわ。所詮気休めの薬でしかないのだし、本当にまずければ四人衆に逆口寄せさせるわ」

「……分かりました、一応薬は置いていくのでちゃんと飲んで下さいね」

 

 果たして大蛇丸の言葉は本心からなのか単に薬をサボりたかったのか。

 薬嫌いの上司の意図を何となく感じカブトは少し呆れながらも一応指示に従うことにした。

 

 かくして即席の三人一組が編成されたのだった。

 呪いにより絶えず苦しみの続く大蛇丸の事を考慮したカブトの、或いは一刻も早く意中の刀の下へ向かいたい刀バカ達の意志の下、行動はその日の内に始まった。

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 波の国への道すがら、フードで顔を隠した村雨は同様の服装に身を包んだカブト、水月と共に長い道のりの暇つぶしとして適当な話を繰り広げる。

 

 

「──という訳で今や壊滅した忍刀七人衆を再興しそのリーダーになるという願望を持った水月と、新しい忍刀七刀を造りたいという私の利害は一致した」

「実際問題、忍刀七刀が今やどうなっているかは分からないしね、こいつの造る刀は……まぁ問題は多いけど力自体は当時からとんでもないものだったからさ──それで試作の度に試運転に付き合わされるとは思わなかったけど、何度死ぬかと思ったことか……」

「……なるほど」

 

 カブトさんから"2人の関係性は?"と聞かれ、それに答えると水月もどこか含みを持たせつつ補足してくる。

 しかし、そういえば水月の話を聞いて思い出した。──そういえば……

 

「水月、そういえば他の七忍衆の候補は見つかったの?」

 

 忍刀七人衆の復興、その為に必要な物は大きく2つ。

 その内1つ"新たな忍刀七刀"は然程問題はない、いずれ私が造り上げれば良いだけの事だ。

 しかし、問題はその使い手だ。

 1人は水月としても優秀な人材があと6人も必要なのだが、それに関して言えば私にできることは何も無い。

 

「え? ……いや、それは……」

「あぁ、そういう事なら大蛇丸様にも声を掛けた方が良いと思うよ、あの人、君の造る刀には相当期待しているようだしね」

「……ハレンチ博士はちょっと……実力は申し分ないと思うのですが刀の扱い方に不安が……あとあの人、他の6人の刀も独占しそうですし」

「……大蛇丸様への理解が深いようで何よりだよ」

 

 この数日間で垣間見たハレンチ博士の様子、人となりを思い返して言った言葉にカブトさんは肩を竦めてそう言った。どうやらカブトさんからしても否定できなかったようだ。

 

「っていうか、そうなったら僕があの人を従えなきゃならないって事じゃないか! 絶対裏切られる! 絶対ヤダ!!」

「あの人に組織行動は難しそう……」

(散々な言われようだな大蛇丸様……仮にも組織の長なのに。まぁ、何らかの腹積もりもなく人に従うとは僕も思わないけど……)

「──っていうか……ハレンチ博士って何?」

 

 水月の言葉に「あぁ」と声が出る。

 しまった、また無意識にそう呼んでしまっていた。

 

「大蛇丸さんのこと」

「……よく殺されないね君……ほんと」

 

 一応あの人の行動が強烈過ぎた為についそう呼んでしまっているのだ、それで殺されるのは些か理不尽ではないだろうか? ……まぁまだ生きていられる辺り大蛇丸さんは温厚な気質なのだろう。

 こうして水月を秘書として与えてくれたり、カブトさんを同行させてくれたり親切な方だ。

 

 

「……ねぇ、やっぱりアイツと行動するの嫌なんだけど……いつか巻き添えで殺されそう……」

「うん……頑張ってくれ」

「いやせめてもう少し何か良い感じの言葉をさぁ……アイツの秘書やるって決まった後、四人衆からすっごい同情と感謝の視線向けられたんだけど?」

 

 小声でカブトに詰め寄る水月だったが返ってくる言葉は実に簡素なものだった。

 それもそのはず、実はカブトは大蛇丸の腹心として奔走する立場もあって村雨から特に絡まれることもなく、むしろ彼女に要望だけだして特注のメスを造って貰っているのだ。

 精々が彼女が素材や試運転役に選んだ者達の治療程度の手間で最大限の恩恵を受けている立場、ある意味では彼らの上司である大蛇丸以上に気楽な立場なのだから水月の気苦労に対してどこか他人事なのだった。

 

 

「2人とも何してるの? 刀の話なら混ぜてほしい」

「残念ながら君への愚痴だからね!?」

「そう……ならいい」

 

 私についての愚痴なんてやってて楽しいのかは分からないが昔から周囲にいる人達は良くやっていたのでそういうものなのだろう。──出来る事ならせめて私のいないところでやってほしくはあるのだが……少し傷付く。

 

 

 

 その後も話は続き、時折水月の水分補給やら村雨が見掛けたお店で食事を摂ったりと思ったよりも時間を掛けて波の国へと到着するのだった。

 カブトの指示の下、人知れず波の国へと入り込んだ彼らは"なると大橋"と名の付いた橋の近くにひっそりと作られた墓の前に訪れたのだった。

 

「こんなところにあったとはね……」

「間違いない、大爺様の傑作集の一つ、断刀・首斬り包丁……」

 

 霧隠れの忍刀七人衆が持つ七刀の内の一つがそこにあった。

 柄から切っ先まで測れば人の身長以上の大きさのあるその刀は暫く放置されていた結果、少々汚れも見られたがそんな物はこの断刀・首斬り包丁の能力を以てすれば何一つ問題はない。

 しかし、それにしても素晴らしい刀だ、首を跳ねることを意識した独自の刀身、見る者を威圧する雄々しく攻撃的な形状……思わず飛び付きたくなるが慎みを以て耐え忍ぶ。

 ──これを手にする資格を持つ者は別にいるのだから。

 

 隣に立つ水月に目で合図をする。

 忍刀七人衆の刀は代々受け継がれていくのがシステムだった。

 すなわちこれを手にするのはその為に修行を積んできた彼こそに相応しいのだから。

 

 大爺様、そしてここに眠る再不斬さんへの敬意を払い、そのシステムを守り……いや、待てよ、再不斬さんはこれを持って霧の里を出たのだからあまりシステムに拘っているわけではない……ならば私がお刀に触っても問題ないのではないだろうか? 

 

 ……いけない、少し邪な考えだそれは。

 邪念を払い再不斬さんの墓前にここに来る途中に寄ったお店で買ったお饅頭を置いておく。

 あまり足跡を付けるような行為は慎むべきだろうが刀を持って帰る以上誰かが来たということは分かるのだから然して気にすることでもないだろう。

 

 ……それにしても。

 

「ようやく一つ目……」

 

 大爺様の傑作集の一つ、内一つである"ヒラメカレイ"は霧の里にあるとしても里外に出て行ったこの断刀・首斬り包丁で漸く一つ目だ。

 他の5刀は今頃どこにある事やら。

 

 再不斬さんとその隣の墓に眠るどなたかに手を合わせ終えると残る大爺様の傑作達へと思いを馳せるのだった。

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 場所は大きく変わり木ノ葉の里から幾分か離れた町の裏通りに存在する宿の廊下。

 かつて霧隠れの怪人と恐れられた元忍刀七人衆の1人、干柿 鬼鮫は目の前の光景にほんの少し驚いていた。

 

 自身の所属する組織、暁の指名としてこの宿にいた金髪の少年、九尾を宿したうずまき ナルトという子供を捕らえに来たは良いが背後からした声に振り返ればあの"写輪眼"を宿した少年の姿があった。

 

 それがどういう事か、自身の相方でありその力、心情に敬意を払う人物、うちは イタチに彼が何者か問えば彼の弟だと言う。

 

「……うちは一族は皆殺しにされたと聞きましたが……アナタに」

 

 その言葉に対する答えはない。

 ……自身と同じ同胞殺し、それを成した際に何を思い何故あの子供を残したのか……答えないのならばそれ以上は問いはすまい。

 殺意を宿した瞳でこちらを……いやイタチさんただ1人を見据える少年に視線を向ける。

 

「アンタの言った通り……アンタを恨み、憎み、そして……殺す為に……俺は──」

 

 少年が印と共にチャクラを練り上げる。

 年の割には良いチャクラの質だ……さすがはイタチさんの弟といったところか、そう思った最中、印に交え少年が巻物を取り出すとそこに眠る忍具を口寄せする。

 

 ……奇妙な形状の刀だった。

 

「千鳥……それにその刀は?」

 

 左手に宿したのはあのコピー忍者のはたけカカシ代名詞たる雷遁忍術。

 そして右手に持った謎の刀。雷の性質変化を増幅させているのだろう左手の千鳥以上の雷が迸りその過剰な力に右腕が焼かれている。

 

「うオオオオオオオオオ!!!」

 

 少年が叫びと共に駆けてくる。

 大した力だ……あれが当たれば確かにイタチさんといえど手傷は免れまい──故に憐れだ……このような単調な動きが通用するはずがない。

 

 案の定、容易く左腕を掴まれるとそのまま引っ張られ動きを逸らされる。

 膨大な力を宿した右腕の雷遁刀……しかしそれはイタチさんに触れられぬまま姿勢を崩され、少年の左腕から右腕へと握り直したイタチさんの右手に腕の骨を砕かれ床に転がった。

 

「ぐああああああっ!!」

 

 骨を砕かれ苦悶の悲鳴を上げる少年。

 その右腕は骨折以上に痛々しい程の火傷の痕が目立つ。

 

 興味本位で彼が落とした奇妙な形状の刀を拾うと流石に驚いた。

 上手く隠されているが持ってみればこの刀の内部には基本性質変化に該当しない特殊な性質変化が秘められているのを感じた。

 血継限界の一種だ。

 刀そのものに性質変化を、ましてや希少な血継限界を宿らせる技術者など忍術こそが重視される現代においてそうはいまい。

 

 あらゆる機密情報の渦巻く環境に身をおいていた鬼鮫をしてそんな芸当ができる人間に心当たりなど……。

 

 ──いや、1人はそんな狂人がいましたね……。

 

 とはいえ霧隠れの里から出ることを禁じられていた彼女が木ノ葉の子供に刀を与えるなど……いや、あの狂気に塗れた野心を持った少女ならば今頃里を出ている頃合いやも知れない……。だとするならば……。

 

「これは子供の玩具には少々危険過ぎますねぇ」

 

 試作段階のテストならともかく、あの刀造りの天才児が実戦用に欠陥武器を持たせるとは考えにくい。

 ……ということはこの刀は恐らくかなりの制御技術が必要なのだろう。少なくとも復讐心に駆られたあの弟さんが扱えるような物ではない。

 

「「っ!」」

 

 九尾のガキがかなりのチャクラを練り込みだした。

 ……好き勝手されると面倒ですし、お仕事に戻りますか。

 

 手にした刀を床に再び転がし自身の愛刀を握る。

 頂いてしまっても良かったがどうやら雷遁チャクラを持つ者でしか真価を発揮できないようだし自分には不要の物だった。何より破壊力自体は見事なものだが戦力的に鑑みて自身の刀にはまだまだ遥かに劣る。

 

 イタチさんの弟という立場に、そして彼にそれを与えた旧知の少女への義理立てとしてその刀を返してやる。

 ……勿論、彼がイタチさんに殺されずに済めばの話だが。

 

 

 

 そうして鬼鮫は手にした自身の愛刀を振るう。

 九尾を宿した少年、うずまき ナルトが練り込んでいた膨大な九尾のチャクラは霞みの様に消え去った──否、振るわれたその刀に削り喰われたのだ。

 

 

 その刀の名は──『大刀・鮫肌』

 七人衆の刀の中でも最高傑作にして最悪の称号を冠した最強の忍刀であった。

 

 




本作の水月は狂人との付き合いで色々な刀を持たされた過去により筋力等々が強化されているので少年編の時点でも原作レベルで断刀・"首斬り包丁"を扱えます。良かったね(笑)
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