霧隠れの狂人   作:殻栗イガ

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団子屋での刀売り

 中忍選抜試験が開催され4日後、順当に駒を進めた者達が死の森に挑みいよいよ大詰めとなった頃、村雨はこの4日の間にすっかりとのんびりとした日々に順応していた。

 昨日に引き続き今日も、2日前に見つけた団子屋に足を運んで茶と団子を堪能する。

 

「ほぅ……何度味わっても素晴らしい。一楽の店長さんといいここの団子屋といい、木ノ葉の里は忍だけでなく職人の質も大したものです……」

「それは何より……自里が褒められて俺も嬉しいよ」

 

 お茶の落ち着いた旨味に心地よくなり、口から出た感想に対面席に座ったカカシさんが穏やかに目を細めた。

 

 刀を売り歩く途中で出会い軽く挨拶をすると、教え子さん達が中忍試験に挑んでいる事で担当上忍として暇を持て余しているとの事らしかった。時間も手頃な頃合いだった事もあり、お茶にお誘いしたのが数分前のことだ。この際、実物がなくてもいいので"白光のチャクラ刀"についての話をして頂きたいとお願いし、和やかな時間を過ごしていた。

 

 ──もっとも、村雨は知らないことだがカカシが村雨と出会ったのは偶然ではなく、『霧隠れの刀姫』の監視として丁度暇を持て余している上忍であるカカシにその役目が任されたというのが実態なのだ。

 

 当然、そんな事を知る由もない村雨は目の前の団子に無心で手を伸ばすだけだが……

 

「ふむ……過剰過ぎない程良い団子の甘さ……実に美味」

「んーまぁ旨い事は認めるが……そんな一粒一粒感動するもんかねぇ」

「身近な店だから実感が薄いのかもしれない……ですね」

 

 実際異国から来た私としては、この店の団子は他所のそれとはかけ離れた味わい深さを感じた。

 もしも私が木ノ葉出身でなんやかんやの理由で里を出たとしても、この味を忘れることはないだろう。──そう、もしもテロリストになったとしても何らかの理由で里に戻ったら絶対にこの店には寄るだろう。

 

 何故かそんな飛躍した妄想が溢れるが、気が付けば目の前には何も刺さっていない串が三本も置いてありお茶受けとしては些か食べ過ぎてしまったと少し反省する。

 対面席のカカシさんの手元にも食べ終わった串が置いてあり、あちらももう食事は済んだようだ。

 ──しかしあのマスクでどうやって、というよりいつの間に食べたのだろうか? 

 

 そんな疑問も湧くがそれよりも……

 

「……今度は何か貫く感じの……貫通性のある忍刀を造るのもアリかもしれない……」

「団子の串から刀のインスピレーション受けないで欲しいなぁ」

「貫通性といえばやはり雷遁……高密度高周波の性質を持たせて刀身に……」

(千鳥が刀で再現されようとしている……それも団子の串がきっかけで……)

 

 自身の代名詞とでもいうべき技に近しい存在が何故か牧歌的な空間で生まれようとしている事にカカシは複雑な思いを抱き遠い目を浮かべた。

 

「でも雷遁は雷刀"牙"に貫通性は長刀"縫い針"と被る……もう少し差別化が出来ないと負けた気がする……」

「はははさすがは刀匠のお嬢さんだ、"砂の里"出身でもそんな風にすらすらと"霧の七人衆の忍刀"の名前が出せるなんて随分勉強しているねぇ……。まるで刀博士だ」

「──!べ、別に……刀匠なら普通のこと……かと」

 

 しまった、つい喋り過ぎてしまった。

 霧隠れの里出身という経歴がバレてそこから一族の事が知られると、命を保てるかさえ分からないという危機感を忘れていたのかもしれない。

 ここはもう少し気を締めなければ。しかし、先程の"刀博士"という褒め言葉にどうしても頬が緩む。

 カカシさんは中々に口が上手い、彼の部下や後輩などは上手く乗せられて都合の良いように扱われているのではないだろうか? 例えばご飯奢らされたり。

 

 いや、気にすべきことはそこじゃない。とにかく今は話題を変えよう。

 

「お、教え子さん達は今も中忍試験を受けているんですよね?」

「ん? あぁそうだな……今頃第二試験の大詰めってとこだしアイツらも参ってる頃かな。ハハハッ」

 

 教え子の辛苦を思っているとはとても思えない程呑気な声で笑うカカシさんに曖昧な笑顔で応える。この人に人の心はないのだろうか? 

 いや、部外者の私には分からない信頼関係というのがあるのかもしれないし、邪推はよそう。

 

「……お暇そう……ですね?」

「んー、まぁアイツらが居ると良くも悪くも退屈しないのは間違いないな……。でも案外暇ではないよ? 今だって真面目に色々考えてるよ、俺は」

「……ごめんなさい、あまりそうは見えない……です」

「その辺は一人前の忍者だからね。そう簡単に顔には出さないようにしてるんだよ」

 

 なるほど……では最初に会った時、色々な誤解の末に結構狼狽えていた様子だったのは本当に困らせてしまっていたということだったのだろう。

 流石に反省しなくては……。

 

「あぁ、そうだ。その考え事の話なんだが……少し相談に乗ってくれるかな?」

「……? 私で良ければ」

「そりゃ良かった。いやね、アイツらがこのまま順調に進んでくれたら俺も担当上忍として何かご褒美でもと思っていてね。何か良さげな忍具でもあれば買わせて欲しいんだよね?」

「そういう事でしたらお任せを! 初心者向けの刀で最高品質の物は予約済みですが良い物はまだまだございます! それに熟練者向きの物で良ければ少し使い方に癖はありますが予約済みの物に劣らない物だってございます! 是非是非ご覧ください!」

「あ、あぁ……ありがとう」

 

 懐に入れてある専用の巻物を取り出しそこに収納している刀を逆口寄せで取り出す。

 初心者向けの刀である『叢雲の剣』シリーズは既に予約済みである為、今回は少し癖のあるものをご紹介しよう。

 

「例えばこちらの『大刀・鰐喰い』は鮫は──ある刀を参考に造った大型の刀です! この大きさ故に力こそ必要ではありますが刀初心者の方にとってとても良い物となっています!」

「おーこりゃまた凄いサイズだ。それこそ再不斬の首斬り包丁と同じ位だ」

「そうですね。この『大刀・鰐喰い』は大きく重くすることで両手持ちになるように設計したため、少しサイズが大きくなっています」

 

 本来は水化の術を用いて腕力を補った状態で持つのだが、今回はカカシさんの手前ということもあり、それは出来ない。そのため、抱き抱える様に持った状態で紹介する。

 ──しかし、この持ち方……これはこれで中々……ふむ。

 

「へぇ重たい刀か……アイツらに扱えるかな? 少し持たせて貰えるかい?」

「構いませんよ……では少しお手を拝借します」

 

『大刀・鰐喰い』を机に立て掛けてカカシさんの隣に立つと彼の前に『大刀・鰐喰い』を収納していた巻物を置いてそれを広げる。

 

 そこには血で押された親指の指紋の羅列があった。

 

「これは──口寄せ動物との契約の巻物かい?」

「参考にしたものです。指先にチャクラを集中して血と混じえた指紋でこれに『大刀・鰐喰い』の持ち主として記録してもらう必要があります──あ、勿論お試しですので購入されないのでしたら指紋は消して頂いて大丈夫ですので」

「あぁそう? なら遠慮なく──これでいいのかな?」

 

 指紋は重要な情報だ。他里の人間に渡すというのは危険が多い。

 なのでそれは後で消すと前置きするとカカシさんは迷わず取り出したクナイで指先を軽く切って流した血を巻物に押し付ける。

 ──思うのだが忍の方々は口寄せの術といい親指を軽視し過ぎではないだろうか? 

 

「はい、大丈夫です。ではどうぞ」

 

 巻物を預かり立て掛けた『大刀・鰐喰い』に触れるように促すとカカシさんはそれをスッと持ち上げる。

 標準サイズの刀と比べてもそれなりの重さがあるはずだが、それを感じさせない動作にカカシさんの実力の一端が感じられる。然程太い腕というわけでもないのだが、この力、余程緻密なチャクラコントロールを体得しているのだろう。

 

「へぇ、結構重いのね……まぁでもこれくらいならアイツらでも何とか扱えるかな? で……これはどの辺が初心者向けなんだい? それにさっきの指紋の意味は?」

 

 カカシの様子に村雨が関心する一方でカカシとしても目の前の少女の技術に関心していた。

 重いことは事実だが見た目程ではない、初心者向けの刀というのも嘘ではないようだ。

 それにどうやらチャクラ刀同様に持っていると持ち主のチャクラに反応している感覚が伝わってくる。先程の巻物への記録からしても何やら仕組みがあるようだが──洞察眼には自信があるカカシをして分かるのは"その程度"だ。

 一体どんな刀なのか、純粋な好奇心で少女に問うた。

 

「はい、こちらの『大刀・鰐喰い』は付属の巻物に最後に記録した人物以外が持つと両腕を噛み千切ります」

「はい?」

「柄に隠した鉱石が持ち主のチャクラを識別し、記録した持ち主と異なるチャクラでしたらそのチャクラを吸い上げて──実演した方が分かりやすいですね」

 

 懐から更にもう一本巻物を取り出す。

 刀を収納したものではなく傀儡"梟"を格納した傀儡用の巻物を開きそれを召喚する。

 そして一緒に収納していた予備用の腕パーツと組み替える──流石に本来の腕のパーツを壊すのは出来ないのでこればかりは仕方ない。

 一度カカシさんに刀を置いてもらうと腕を付け替えた梟にそれを拾わせる。

 

 直後、激しい脱力感が全身を襲う。

 梟、そしてチャクラ糸を通して『大刀・鰐喰い』にチャクラを吸い上げられているのだ。

 

 そしてその吸い上げられたチャクラが梟が握り締めた『大刀・鰐喰い』の鍔から持ち手側へと放出される。

 それはまるでワニ、いや化け物の如き大きな口の様に上下に分かれ……一瞬にして柄を握る梟の腕目掛けて閉じる。

 

 ──ベギャッという鈍い音と共に梟の腕が噛み砕かれて床に転がる

 

「ハァ……ハア……ふ~……。こんな感じに万が一に戦場で武器を奪われても相手のチャクラと両腕と奪ってくれるというとても良い子で──」

「いや怖い、やりすぎでしょこれ」

 

 想像以上にチャクラを吸われた為息切れしながらだが必死に説明をするとマスクに覆われた口元に手をやりながらカカシさんは引き笑いの混じった声がした。

 

 とはいえ大爺様の最高傑作たる『大刀・鮫肌』は刀身に触れた相手のチャクラを根こそぎ削り取る上に奪われても自ら持ち主の下へ戻ってくる代物だ。

 それに比べこの『大刀・鰐喰い』は普通に使う分には普通の大剣でしかない。

 チャクラを奪う仕組みにしてもこれは一般的なチャクラ刀の持ち主のチャクラを使い切れ味を増す仕組みを利用し記録した人物以外が持った際に暴発させるようにしたものに過ぎず鮫肌とは比べるべくもない。

 ましてや刀と持ち主の融合なんてどうすればできるのかまったく分からない……大爺様は本当にどうやってあんな物を造ったんだ? 

 刀と融合……いや、こんな昼間から考えるのはやめておこう。──というか、また考え事に浸りすぎてしまっている。

 

「え……と、まぁこの噛み千切る仕掛けは万が一の為の保険ですし……如何でしょうか?」

「いやぁ……そうねぇ」

 

 カカシは村雨の言葉に首を捻る。

 彼女は万が一の保険と言うが忍にとって打ち倒した相手の所持品は他里の情報源として回収するのが定石だ。

 当然罠の可能性も考慮し判断するのだが、この刀の仕掛けは普通のチャクラ刀同様にチャクラを吸う仕組みを利用したものだ。現にカカシは、見た時は勿論、持ってみても"チャクラに反応しているな"程度のことしか感じ取れなかった。

 そんな気付かれにくい罠が最終的に印を結ぶ忍にとって命というべき両腕を的確に狙ってくるという殺意の高さに絶句する。あとチャクラで編まれた大口が喰らいついてくる絵面が普通に怖い。

 ……これ刀としてじゃなくて罠として使うのが正解なんじゃないか? と純粋な疑問が湧いてくる。

 

「ちなみこれ幾らぐらい?」

「素材は普通のチャクラ刀と変わりありませんし、特殊な技術も些細なものですから……七千両で如何でしょうか?」

「──まぁ悪くないかな……じゃ、お一つ買わせて頂くかな」

「ありがとうございます! では付属品の巻物に収納してお渡ししますね」

 

『大刀・鰐喰い』を巻物に戻すとカカシさんのものより前に血で残された指紋を全て拭き取った上でそれをお渡しする。

 

「じゃ! 生憎持ち合わせが厳しいので他の物はまた今度見させてもらうことにするよ……」

「はい! また何時でもどうぞ」

 

 刀代に合わせて団子代も一緒に卓に置くとカカシさんは片手を上げてその場を後にした。

 懐が温まったこともあって追加で団子を頼むと共に思案に耽る。

 

 結局自作の刀を売ってしまったこともあり砂の里に戻るのはいよいよ危険になるやもしれない……。

 場合によってはこのまま木ノ葉で立場を造るかそれとも砂とも木ノ葉とも違うどこかへ移動することも検討すべきかもしれない。──いや、よくよく考えればあの『大刀・鰐喰い』は私が"霧の里"にいた頃に造ったものだ。

 だったら"砂の里の鍛冶屋"としての私が売ったという訳ではないという事に……いや流石に通用しないわね……

 

「まぁ……今考えることじゃない……」

 

 少なくとも中忍試験が終わるまで受験者の担当上忍が任務に出るとは思えない。

 ならばカカシさんが私の刀を持っていると伝わるのは暫く先だろう。ならば今焦って安易に結論をだすのも早計というものだろう。

 

「はぁ……先程の三色団子も良かったけれど、みたらしも餡子も素晴らしい──あっという間に無くなってしまった」

 

 そうして村雨は追加の団子の味を堪能するのだった。

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

「……まさか……ね」

 

 木ノ葉の里にある建造物の一室でカカシは村雨から先程買い取った刀、『大刀・鰐喰い』を卓の上に乗せ手元の資料と見比べていた。

 

 数日前に入ってきた緊急連絡。木ノ葉の抜け忍にしてかつて伝説の三忍の一人と謳われた人物である大蛇丸が、中忍試験受験者に混じって死の森に入り込み、第二試験監督であるみたらしアンコに接触、襲撃したという情報。

 その後、アンコに対しこの中忍試験を中止するなという警告を残して立ち去ったという話だが、問題はその襲撃を受けたみたらしアンコの容態だ。

 

 皮肉にも彼女の元師である大蛇丸仕込みの能力のおかげで命に別状はないが、鋭利な刃物によって両腕を切り落とされた重体で暗部に回収された。

 凄惨な状態であるが、その後入ってきた情報によると、「幸か不幸か、大蛇丸が使った刃物の切れ味が良過ぎたことで縫合手術と神経回復の医療忍術で回復は普通の傷と比較して容易い」という話だ。

 そんな事が在り得るのかいう疑問の声も上忍衆から上がりもしたが──あまりに切れ味の優れた刀というワードに最近の心当たりがあり過ぎた。

 

「使われている素材はやはり水の国由来の物が多い……やはり彼女が『霧隠れの刀姫』というのは間違いない……問題は彼女と大蛇丸の繋がりか。そんな風には見えないが──もしも大蛇丸が彼女の刀を買いに来たら間違いなく売るだろうな、彼女は」

 

 自らの複雑な立場にも関わらずアスマに刀の予約を取り付けたり、自分に目の前の刀を売ったりと、相手が誰であっても彼女は自分の刀を売るだろうという確信があった。

 

「……嫌な予感がするね、どうにも」

 

 いっそアスマにはさっさと予約したという刀を買うように言った方が良いかもしれない。

 何なら今自分の手元にある『大刀・鰐喰い』とやら以上の特殊な刀があるようならそれも同様だ。

 砂、霧の里両方との関係を考えれば手荒な真似は出来ないが、それならば波風立てずに対処できるというものだ……。

 

「お疲れ様ですカカシさん、こちらの資料はどちらに?」

「あぁすまないアオバ、最初の資料で当たりだったようだ。もう必要なかったみたいだ……悪かった」

「いえ気にしないで下さい、それにしても急に忍刀の資料を集めてどうしたんです? それにそのデカい刀も?」

「あぁ、例の『霧隠れの刀姫』から買い取ってね。それと一応自分でも彼女の素性を調査してみたくてね」

 

 偶然遭遇した黒のレンズの眼鏡をかけた男性アオバに忍刀の資料を片っ端から持ってきてくれと頼んだのが数分前。最初に持ってきた資料の束の中にこの『大刀・鰐喰い』の素材となった鉱石などの情報が記され、主に水の国由来の物だと判明したのがつい先程。

 刀の質に加えてこの情報、根の情報ということもあって万が一ということを考慮したが杞憂だったようで、間違いなく数十分前にあった彼女こそが『霧隠れの刀姫』だと確信した。

 

「おぉ流石カカシさん、直接接触だなんて大胆な調査しますねぇ!」

「元々彼女とは一度会った身だからな……。ま、やった分の価値はあったかな」

「流石です。──それにしてもこれが刀姫の作品ですか? いやぁ良い刀ですねぇ、サイズは違いますけど黒刀使いだけあってライドウ先輩とか好きそうですよねこんなの」

「あぁそうだな──バっ!?」

 

 手元の資料を流し読みしているとアオバの声が徐々に近づいてきたため視線を向ければ──彼が卓の上に置いてあった『大刀・鰐喰い』を持っている光景が目に映りカカシは椅子を倒しながら慌てて立ち上がる。

 

「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 痛ましい悲鳴が周囲に響くと同時にカカシはあの少女の造る刀はやはり危険だと確信した。

 ──まぁ、今回に関してはアオバの不用心さにも原因はあるとも思うが。

 

 ともあれ直前でカカシが何とか『大刀・鰐喰い』を蹴り上げたことでチャクラの吸収が半端に終わったらしくアオバの怪我は精々大型犬に噛み付かれた程度で済んだのだった。

 




『大刀・鰐喰い』
霧隠れの里にいた頃に村雨が『大刀・鮫肌』意識して造った大型の刀。
付属品の巻物に最後に記録した人以外が持てばチャクラを吸い取られ、更にその吸い取られたチャクラで編まれた大口に両腕を噛み千切られる奪取不可能な特性を持つ。
チャクラの強奪と両腕破壊という忍殺しな仕掛けだが普通に使う分には大型の刀でしかないという欠点もある。

最初に造った時水化の術を使いながら刀を持つ水月なら大丈夫だろうとガムパッチン感覚で持たせてみたら半泣きでキレられたという曰く付き。
――なお、どちらも気付ていないが水化の術が維持できない程チャクラを奪われていたら冗談でなく大惨事が起きていた。

価格は七千両
仕掛け自体は通常のチャクラ刀の応用なので特出して高い価格という訳ではない。
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