私の見上げた穹模様   作:じゃがですよ

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じゃがですよ。です
 これは戦闘ものとかジャンプとかの王道とかを書けない、飽きやすい私が頑張って続けたいと思い、ちゃんと頑張って作りたいなと思い執筆した作品です。
 話自体は構文で分かりにくいし、何か何を伝えたいのかよくわからないと思いますが、そこを踏まえて御拝読していただきたいです。
 どうかどうか、気になったのであれば読んで差し上げてください


夜空の下の出会いは浪漫がある

空は色々な物を映す。

 太陽の光が照らす晴天。不穏な空気や予感を走らせる曇り。哀しみや孤独な気分を味あわせる雨。緊張や恐怖を伝えてくる嵐。一つの風景を塗り替え、新世界のように見せてくれる雪。

 他にも一年の一定の周期で環境を変える季節など、様々なものを映してくれる。

 

 今でこそ日常としてありふれた、誰も気に留めることや注目することは殆どないだろう。いや、天気が変わる事に必要な行動や対策を考えると、主婦やニュースキャスターは天気を気にして空を眺めたりするから、一概には言えないが。

 かといって、他の者達が過敏に気にするというのはないだろう。当たり前のようで、なくてはならない存在。それが空だ。

 

 私は、そんな空が大好きだ。テレビや映画と言った、目紛るしい変化を遂げるもののように、空も同じく変化をする。

 だが空の変化というのは、とても不安定で唐突にやってくるのだ。

 三日も晴れていたというのに、突然豪雨が降り注いだり、曇りで雨が降ると言われているのに一日中降らず、日が過ぎれば晴れていたり。

 テレビや映画とは違い、起承転結では終わらない、決められた順でやってこない、終わりがあるわけでもなく、始まりも分からない。

 そんな天気をもたらした空は、とても見ていてワクワクする。明日はどんな空なのだろうか。どういう形で変化するのだろうか。漫画や小説のように、先が読めない。だから好きなのだ。

 

 ………なんて、私は頭の中で長い一人語りをしながら、河川敷の空を眺めている私は人から見れば、所謂寂しく危ない不審者(変人)なのだろう。

 そう思われても仕方ないが、これは私にとっての日課。やるべきことなのだ。

 一日一日、平日休日であれその日の空の様子を眺め、脳裏に焼き付かせるのだ。そうすると心が安らぎ、落ち着く。

 

 脳裏に焼き付かせた後、家に帰ってキャンバスにその光景を描いていく。

 勿論空だけではない、その下にある光景も描くのだ。河川敷で遊んでいる子供達の笑顔やその姿を描く。

 空だけでも構わないのだが、それでは味気無いものもある。それにどんな状況なのか、どういう雰囲気かは空の状態に左右される。

 故に、私は空には一層注意を重ねて慎重に描いている。とても集中力のいることだが、とても良い。この時間は、私にとって幸福な時間なのだ。

 ─────そんな時間も、この後にやってくる物によって終わるのだが。

 

 ふと、私は河川敷に向けていた視線を空へと急遽切り替え、空を見上げる。

 

 

 一瞬だが、空が不自然に歪んだのだ

 

 

ただ歪んだのではない、───“陽炎(かげろう)”だ。

 陽炎とは、夏の猛暑の日に見かけるあのもやもやとした景色の揺らめきの現象。火を焚いている時に空気がゆらいでいるあの状態と同じものだ。

 陽炎が起きる条件として、主に二つ。

 

①日射が強く、快晴である

②風が吹かない

 

 これによって、空気とは異なる大気が混合し、光を屈折させてもやのようなゆらめきを起こす。このことから、先程見たあの現象は起きるはずはないのだ。

 そう考えながら辺りを見渡していると、ある方向に見たこともないものを見つけた。

 

 私の方向から右にある山の見える辺りに、空がゆらゆらとゆらいで、曲がって歪んでいるのだ。

 ものの数秒としない間にその歪みも薄まり、消えていった。私の幻覚なのだろうか。否、視覚の不具合だろうとあのような幻覚はあり得ない。

 ではあれは何なのか?答えは一つ───分からない。

 その日の昼から夕方は、先程起きた出来事を思い返しながら、呆けた時間を過ごした。

 ついでに図書館で気象に関する本を探し、それを何冊か借りて帰宅をした。

 


 

 現在は夕方の五時。私は自宅にてあの事を考えながら、冷凍食品のハンバーグを解答し、食べていた。

 今日の昼、空に陽炎のような歪みが発生した。すぐにその現象は消えてしまっま。人々にとっては奇妙だか、気にも留めないものだったのだろう。

 だが、私の脳裏には完全にあの現象のことが焼き付いていた。食べている物の味が分からないほどに、私の好奇心はあの現象に惹かれているのだ。

 

 夕食を食べ終えた後、水に浸した後、あの現象の事について考える。あれは一体なんだったのだろうか。どうして あんな現象が起きたのだろうか。

 私の妄想ではないのか、はたまた幻覚なのか。既存の現象なのだろうか。………色々と考えたが、どうにも私には分からない。既存ならば、そもそも気象の図鑑に本に載っているはずだ。

 妄想や幻覚の線は既に外している。想像はすれど、あのような不可思議な現象を想像した覚えはない。妄想より現実の天候の方を予想した方がとても楽しいからあり得ない。

 

 考えれば考えるほど分からなかった。同時に、あれに対する好奇心や関心は一層強くなった。一体どうすれば───

 思考を早く回転させても一向に分からないままだ。

 ポチャン、と台所から音がする。きっと蛇口から垂れていた水滴が落ちたのだろう。

 時間を見てみると十時になりつつある。窓を見ればもう真っ暗だ。いつの間にこんな考え込んでいたのか。我ながらこれは流石に嘆息をつき、気晴らしに窓を開けて夜空を見る。

 無数に小さく輝く星星と、それを覆うような雲が幾つか空を漂う、優しい光を持つ月が暗い夜を照らしている。

 

 私は夜空を眺めるうち、散歩をしたくなった。このような景色を見て、夜の世界を直にみたくなった。

 早速懐中電灯と家の鍵を持ち、家に鍵を閉めて夜の散歩を始めた。

 懐中電灯で目先が明るく、それを道標として歩き続ける。周囲は家の電気の光や、電柱につけられた街灯の光が暗い道を照らしている。

 何でもない時間だったが、いつも見ている世界とは別な雰囲気がして楽しい気分になれた。子供の頃は、親に付き合ってもらって見ていたが、一人で歩く分新鮮で、とても楽しめた。

 

 目的もなく歩いていたせいか、無意識に陽炎が起きた山の入口付近にまで来ていた。それほど私は気になっていたのだろうか、自分の好奇心と行動力に驚いたよ。

 身の安全や睡眠のことを考えると、帰るべきなのだろうが、このまま帰るのも寂しい、何よりこの山に何か原因があるかもしれない。

 好奇心と慎重さが拮抗するなか、どうしても好奇心が勝ってしまい、そのまま山の中へと入ってしまう。この判断が、後の展開になるとは、誰も思わないだろうが

 


 

 ────パキパキと音を鳴らして草木を踏みしめ、暗い獣道を歩き続ける。

 上空の星はとても綺麗だったが、森の中は昏昏(こんこん)かつ暗澹(あんたん)とした雰囲気で、鬱蒼と生い茂る植物が一層夜の闇の深さを表している。

 これもまた夜の一側面で味があるのだが、割と恐怖の方が勝るものがある。懐中電灯でも心細い。

 

 漸く、陽炎が起きた場所に近づいてこれた。こういうことは慣れていると思ったが、暗いのもあって時間がかかってしまった。もう少し明るいときに入っておけばよかったかもしれない。

 到着し、少し開けた場所に出る。上空を見ると月が確認でるようだ、良い眺めで魅入ってしまう。

 それはさておき、改めて周辺を見渡し懐中電灯で確認する。………何もない。あの時と同じような現象があると思ったが、無いみたいだ。だが、何かあるかもしれないと思うので、少し探してみようと思う。

 その辺や周囲を歩き回ってみたが、これといったものは見つけられない。暗いのもあるし仕方はないだろう。

 脳裏に「妄想だったのではいか」という思考が再び過る。負の考えは好かないが、夜の静けさや森の暗さの恐怖が勝っていた影響で、そんな考えが強くなる。

 

 そう考えると、……少し、へこむな

 

 私は小さく、ポツリとそう呟いた。夜風がヒュオオ、と冷たく音を立てて吹く、梟も声をあげない、静寂な夜の中ではよく聞こえる。

 再び静寂が戻ってくると、それは突然起きた。

 

 私の目の前で、蛍火のような小さな光が浮き上がった。最初こそ一つだけだったが、時間が経つに連れて徐々に数が多くなっていく。

 私は戸惑った。昆虫のことに詳しくないが、夏ではないので蛍ではないのは分かる。人魂や精霊の悪戯というにも、そういうのは視界に写るかどうかはわからない。

 多くなっていく光の玉ほ一ヶ所に集まり、それは次第に大きくなっていく。私はその光の強さに腕で目を覆い、後ずさる。

 光は大きくなっていき、薄い膜のようなものとなって広がって変色を始めた。白い枠のようなものが作られ、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の繰り返しで妖しい光を放ちながら出来上がった。

 いつの間にか覆っていた腕を下ろし、声すらもあげられず呆然と、その膜を私は眺め続けていた。

 

 その光は眩く、七色に光る膜は妖艶で私の目を完全に魅了した。

 暫くその光の膜を眺めていたら、膜からうっすらと影が見える。先程の落ち込みなど打ち消され、一層強い好奇心に心を奪われて近づく。

 球体がやがて膜から現れ、姿もはっきり写り、私は目を疑った。

 

 本体であろう黒い球体に、承和(そが)色の目、紫と緋色、藍色の三色で構成された霧状の物質が周囲で顔以外を包むようになっている。

 私にもよく分からない形状をしていて、これが何なのか、今の時点で分かることは無かった。

 

 もう一つ。知る由も、得ることもなかったのだ。これから起こる日常の中に、知らず知らずと入り込む不可思議な冒険の予兆、それが今、目の前の出会いで起きていることだとは。

 私は、これから知ることになる。




じゃがですよ。です。
 前書きでもこの下りやりましたね。自分でやってて虚しくないかと言われれば、正直つまらないと思います。
 まぁそれはさておき、これを読んでどう思いましたか?時間潰しになりましたか?
 もし感想や何かあるなら書いて欲しいです(乞食)。
 正直感想と言っても、中身の薄い話なのでつまらないとしか言いようがないと思います。
 でももし、何かあるとするなら感想や意見でも良いので、教えてください。
 それではまた次回。
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