元勇者提督 作:無し
The・World Δサーバー 悠久の古都 マク・アヌ
青葉「キーオブザトワイライト…?」
アルト「そうにゃしぃ、そう言うアイテムについて何か知ってるかにゃ?」
転送用のカオスゲート前で明石さんを待っていたら知らない人に声をかけられた
青葉「いいえ…すいません、最近始めた初心者なもので…」
アルト「なんですとー!死の恐怖と絡んでるって聞いたからてっきり…」
青葉「死の恐怖…?それはどういう意味なんでしょうか…」
アルト「…やっぱ何でもないです!ごめんなさい、ありがとうございましたー!」
青葉(キーオブザトワイライト…Key of the Twilight…話にだけは聞いた事があるけど、確か…何でも願いを叶えられるアイテム…だったっけ?)
ゲームによくある伝説のアイテムというのはストーリーの終盤で普通に入手できてしまうものらしいけど、これは誰も手にしたことの無いアイテム
よくわからないけど…願いが叶うというのは、現実でなのかそれともゲームの中でなのか…ちらりと話を聞いたような気もするけど…
青葉「…願いが叶うなら、かぁ……」
願い事と言われても特には思いつかない、それだけ今が恵まれてる、たとえ命がけの日々でも元からがそうだった、急に人としての限りある、そして平和な命を与えられても困る
青葉「悪くはないんですけどね…」
アカシャ「何が悪くないんですか?」
待ち合わせの相手がようやくやってきた
青葉「あ、いや、今何か聞き込み調査みたいなものをされて…キーオブザトワイライトっていうアイテムについて…」
アカシャ「ああ、願いが叶うって言う…そんな御伽噺信じてるんだ…」
青葉「…いや、信じてるわけじゃなくて、もし願いが叶うならって考えただけです…」
アカシャ「たはー、メルヘンだなぁ……それより、せっかくそこまでレベル上げたんですし手伝ってもらいますよ、クエスト」
青葉「は、はい、お役に立てるかわかりませんけど…」
アカシャ「でもちょっと待ってくださいね、いつも組んでる人がもう少し時間かかりそうで…」
青葉(いつも組んでる人…?夕張さんかな)
桜草「おっす、待たせたな…そっちは?」
青葉(…この声って…摩耶さん?)
アカシャ「リアルの知り合いで青葉さんです、人が多い方がいいと思いまして」
青葉「よ、よろしくお願いします…」
桜草「よろしくな!」
青葉(摩耶さんなのかなぁ…良く似た声、なのかもしれないし、そもそもこっちの世界で一度も会ってない、声を勘違いしてるだけなのかも…)
桜草「んじゃさっさとエリアに行こうぜ、新しい武器を試したいんだ」
アカシャ「その前にクエストを受注しないと、エリアに行ってもクリアになりませんよ」
桜草「めんどくせぇシステムだなぁ…ったく、さっさと行くか」
Δサーバー 嘲笑う 喜びの 狂戦士
アカシャ「ワードに狂戦士って…PKがよく出没する事で有名なんですけど、何が関係してるんでしょうね」
桜草「掲示板見てたけど、ワードがかっこいいからって話は聞いたな、ほら、アイツら厨二病だからw」
アカシャ「あーw」
青葉(空気に馴染めない…)
周囲を青い壁が囲む
青葉「バトルエリア…って事は!」
アカシャ「ホントに出ましたよ、PK」
グム「厨二廟でごめんねー?」
鷹機銃「でも、そんな厨二病のPKが出没しやすいエリアに来てるって事はPKされるかも…って覚悟はしてるんですよね?」
桜草「ざけんな、お前らなんか返り討ちだ、今なら見逃してやるケド?」
鷹機銃「残念ながら私達もカオティック入りする為に頑張ってるところなので…アレ?」
グム「ちょっとごめん、一回待ってね……あの、1人足りてませんよね」
鷹機銃「…待ってください…うわ、寝落ちしてる…」
桜草「おーい?なんか流れ変わったなぁ?」
アカシャ「3対2、ですか、ボコボコにしてあげますよ」
鷹機銃「あーもう!加古の馬鹿!」
青葉(加古…って、艦の?この人は元艦娘……?)
グム「とりあえず、倒すしかないか…前衛はやります」
鷹機銃「了解!」
青葉(2人とも
グム「
剣での斬り付けで2人が弾き飛ばされる
青葉「武器が変わってる…!」
アカシャ「斬刀士のアーツ…!コイツ錬装士ですよ!」
桜草「チ…火力はそこそこあるな…だが錬装士は器用貧乏、どうせお前の装備も中途半端なんだろ?ぶっ潰してやる!」
グム「位置につきました」
鷹機銃「
銃弾が雨のように降り注ぎHPが削られる
アカシャ「ボサっとしてないで!やり返しますよ!」
桜草「オラァ!
グム「火力が足りてないようですね、私1人でも受け切れます」
アカシャ「コイツ硬すぎ…なんでこんなに硬いの…!?」
HPが減ってない…というより、斬り合うたびに回復してる?
青葉「た、多分回復系のアイテムを使ってるんだと…!」
アカシャ「ならこれで…月のタロット!」
鷹機銃「うわ、睡眠デバフ!?グムさん!」
グム「もうバフはかけ終わってます、充分私1人で相手できます」
青葉「え、えい!」
グム「…今、何かしましたか?」
青葉(こ、怖い…!)
グム「勘違いしてるようなので種明かしです、私の武器はHPドレインの効果があります、単純に殴り合うだけだと、不利ですよ…!」
アカシャ「この!全然落ちないし!」
桜草「あー、クソ、これは…キツイな…!」
グム「PKは…気分が良いですね、落ちなさい」
アカシャ「うわっ!火力が馬鹿みたいに上がってるんだけど…!」
桜草「コイツ戦闘中に武器を変えてやがる!さっきまでのは時間稼ぎ用の装備か!」
青葉「え?えっと…戦闘中に武器を変えるのは錬装士なら誰でもできるんじゃ…?それに刀から変わってないような…」
桜草「違えよ!同じ種類の武器をメニューから選んで武器を交換してるんだよ!多分属性とかも試してやがったな…!」
グム「ご名答……沈め」
Δサーバー 悠久の古都 マク・アヌ
桜草「クソ、バカ強え奴にあたっちまったな…」
アカシャ「アレは仕方ないですよ、武器を交換する隙が見えなかったし、アイテムもいつ使ってたのか…」
桜草「多分戦闘開始と同時に無駄話しながらアイテムを使ってやがったんだ、元々3人目なんか居なかったんじゃねぇの?」
アカシャ「はー…エリア行ってすぐなせいでクエストも達成してないし…」
青葉「お役に立てずごめんなさい」
桜草「いや、ドンマイドンマイ、あれはしゃーねーよ」
アカシャ「そうそう、あんなの出てきたら普通勝てませんって…まあめげずに別のとこ回しましょう」
双剣士 アケボノ
アケボノ「キーオブザトワイライト?アンタそんなの信じてるの?」
ハル「信じてちゃいけませんか?万物を自由にするほどの力…具現化こそ難しいですが、得る事はできるでしょう」
ボーロ「うーん…万物を自由にできるって言うと神様みたいだけどね」
ハル「有り体に言えばその通りです、まあ私は神になりたいのではなくその力を得たいのですが」
アケボノ「…コイツ痛くない?」
ボーロ「ま、まあまあ…」
ハル「そう言うのに詳しいギルド、黄昏の旅団、と呼ばれるギルドがあると聞いたのですが…ご存知ありませんか?」
アケボノ「あー、なんかあったわね、でもソレずいぶん昔に解散したって話よ」
ハル「…そうですか」
ボーロ「…あー…ハル?やめといた方がいいと思うよ、キーオブザトワイライトに関わるの、これ以上はないと思うし」
ハル「たとえ今がこの上ない幸福だったとしても、求めるのが人のサガと言うやつですよ」
アケボノ「…アンタ、友達居ないでしょ」
ハルがこっちを指さす
ハル「居ますよ、貴方達」
アケボノ「…アタシらは同僚」
ボーロ「…と言うか姉妹というか…」
ザミー「んー?何の話?」
ボーロ「キーオブザトワイライトの話」
ザミー「ああ!七夕の短冊ね!」
ハル「短冊…?」
アケボノ「その程度の認識ってこと」
ハル「…成る程」
ザミー「んで、そっちが?」
ハル「新人の曙です」
ザミー「おー!よろしく!」
ボーロ「…潮は?」
ザミー「初期設定に時間取られておりますぞ、名前で悩んでるみたい」
アケボノ「…それ永遠にかかるやつでしょ、確か名前の後にキャラメイクだし」
ボーロ「まあ、後で合流しようか」
ハル「はい」