元勇者提督   作:無し

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悪虐

駆逐棲姫のアジト

駆逐棲姫

 

駆逐棲姫「…舐めてるんですか?姿形そのまま…殺すどころか傷つけても…いや、折れた腕が…再生した?」

 

イムヤ「私も、自分に対する理解力はあるから…!」

 

イムヤさんがこっちを見て笑う

 

駆逐棲姫「…何ですか?その笑顔、私に何を見せたいんですか?」

 

イムヤ「…みんなさ、綾波が帰ってきたら怒ると思うよ、すごく怒る…でも、私と春雨は違う、心の底から嬉しいって思うから…お願いだから、綾波…!」

 

駆逐棲姫「チッ」

 

頭を蹴り千切る

血を撒き散らし、イムヤさんの頭が転がる

 

駆逐棲姫「…レ級さん」

 

レ級「…はい」

 

駆逐棲姫「殺せませんでしたね?こうやって首をちぎったらおわった話では?」

 

レ級「…それは…」

 

駆逐棲姫「倉持司令官とイムヤさん、命を天秤にかけた結果…イムヤさんをとった、そういうことですよね?」

 

イムヤ「へぇ…やっぱり司令官絡みかぁ…」

 

駆逐棲姫「…へぇ、貴方もそれできたんですか」

 

生首が喋りだす

 

イムヤ「そう、ごめんなさいごめんなさいって謝りながら、ミンチにされたけど…私は死ななかった、春雨にしか私は殺せないよ」

 

頭が首に戻り、くっつく

 

イムヤ「…ね?」

 

駆逐棲姫「……痛くないわけじゃないでしょう?」

 

イムヤ「苦しいし、辛いし、死にそうだし、なにより痛いよ…だとしても…私にとって曙も、綾波も…2人とも大事な友達なんだ、だから絶対…2人に殺されたりしない…!」

 

レ級「イムヤ…さん…」

 

駆逐棲姫「…監禁、と行きますか…」

 

イムヤさんの首を掴み、運ぶ

 

イムヤ「ぁ…が……」

 

駆逐棲姫「レ級さん、もういいですよ、帰っても」

 

レ級「…せめて、一目提督に…」

 

駆逐棲姫「要求できる立場じゃないこと、理解してくれますよね?」 

 

振り返り、微笑む

 

レ級「っ……」

 

駆逐棲姫「ああ、泣かないで…泣かせたいわけじゃないんですよ?」

 

レ級さんは顔を俯け、声を殺したまま泣き出す

 

駆逐棲姫「ほら、よーしよし」

 

レ級さんを宥めようと近づく

 

レ級「来るな!…来るな…!クソ…!」

 

私に怒鳴り、レ級さんは海へと飛び出した

 

駆逐棲姫「…やりすぎましたかね」

 

イムヤ「…最低だよ、綾波…」

 

駆逐棲姫「うるさいですよ」

 

イムヤさんを蹴り飛ばし、基地の奥に引きずる

 

岩に穴を開けたような簡素な牢屋に放り込み、閉じ込める

 

イムヤ「あーあ…」

 

駆逐棲姫「…あなたにも餌くらいは用意してあげましょう」

 

牢屋を一瞥して離れる

 

護衛棲姫「駆逐棲姫様、ココニ居ラレマシタカ」

 

駆逐棲姫「護衛棲姫?どうしました」

 

護衛棲姫「駆逐棲姫様ノメンタル値ヲ計測スル機器ガ異常ヲ申告シテオリマス」

 

書類を受けとり、読む

 

駆逐棲姫「…私の精神の数値が…ふむ、喜びと悲しみを同時に……完全な故障ですね、後で修理しましょう」

 

護衛棲姫「左様デスカ、安心致シマシタ」

 

駆逐棲姫「しかし、仕事が後に控えてると思うと眠くなってきました、護衛棲姫、イムヤさんに一応まともな食事を、それと人間の捕虜に剣と水上歩行用の艤装を与えておいてください」

 

護衛棲姫「カシコマリマシタ」

 

 

 

 

離島鎮守府

軽巡洋艦 阿武隈

 

阿武隈「…なんか煙たくないですか?」

 

キタカミ[裏の方かな、タバコの匂いだね]

 

阿武隈「ちょっと見てきます」

 

煙が見えるところまで行けばあとは辿るのは簡単

そして行けば行くほど濃くなるのはタバコの匂いと濃厚なアルコールの匂い

 

阿武隈(お酒もタバコも誰もやらないのに…?)

 

阿武隈「うわぁ!?」

 

級に現れた土の壁、そしてあたりに散乱する大量のワイン瓶等酒の容器と火のついたタバコ…

 

阿武隈「…な、何これ…」

 

土の壁はまるでかまくらの様にドーム状になっており、ポツポツと乾燥による崩落の穴があった

その穴を覗き込む

 

阿武隈「ひっ!?」

 

中からこちらを睨みつける視線と目が合う

 

阿武隈「…曙…さん…?」

 

レ級「……」

 

阿武隈「このお酒全部1人で?タバコは何のために…」

 

レ級「黙れ!放っておけ!私は…!」

 

阿武隈「あ、曙さん…?」

 

阿武隈(従わないとほんとに殺されそう…)

 

レ級「…ぅ………く……提…督…」

 

阿武隈(…朧ちゃん達の言ってた話、本当だったんだ…)

 

 

 

 

 

執務室

 

朧「…そうですか」

 

阿武隈「だから曙さんにも…何か、できないかな、何かしてあげたいの」

 

朧「理解はできますけど…」

 

朧(提督は今すぐには…助けようにもどうしたらいいのかすらわからない…)

 

阿武隈「…難しいのはわかってるんだけど、あたしにできることなら言ってくれれば何でもやるから…!」

 

朧「…少し考える時間をください」

 

 

 

工廠

駆逐艦 朝潮

 

朝潮「…あれ?誰もいない」

 

新型艤装について呼ばれたのに…

 

朝潮「…まさか…これ?USBメモリ…新しいカートリッジって事…?」

 

USBメモリを艤装に突き挿す

 

朝潮「…そもそも挿し込み口無しじゃどこにもささらないか…」

 

USBメモリをデスクに置き、明石さんを待つ

 

明石「あ、ごめんね、ちょっと呼び出されてて…それでなんだけど…」

 

それは、絶対的な何か

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