元勇者提督 作:無し
離島鎮守府
提督 倉持海斗
アイオワ「ミー達もここのメンバーとして戦う事になったわ、今後、よろしく」
海斗「えーと、改めてよろしくお願いします」
アケボノ「よろしくお願いします」
アケボノがお辞儀で頭を下げる様子にアトランタが声を漏らす
アトランタ「うわっ……そんなことできたんだ、よく芸が仕込まれてるmonkeyだね」
アケボノ「私は、私への言葉には寛容です…が、モノには限度というものがある…という事もお忘れなきように」
ワシントン「ごめんなさい、後でよく言って聞かせておくから」
アケボノ「まあ、お気になさらず、あなた達がここに戻るまでに部屋も用意させていただきました、人数割りは2:2:3でよろしいですか?」
アイオワ「そんなのはそっちの好きなようにしてくれて良いんだけど、それより…大使館に居た…えーと、面会の時に居た人に聞くように頼まれたんだけど」
海斗「何を?」
アイオワ「オリジンって知ってる?」
海斗「オリジン…?アケボノ、知ってる?」
アケボノ「いいえ、私は存じ上げません」
アイオワ「じゃあ、Auraは?」
海斗「アウラって言うと…The・Worldの女神様の?アイオワ達もThe・Worldをやるの?」
アイオワ「…ええと、まあ、そうね……ありがとう、なんでもないわ」
アケボノ「食堂に案内役を待機させています、部屋はその者にお聞きください」
アイオワ「Okay またね」
アケボノ「まるで予知したかのような返答、恐れ入ります」
海斗「大淀さんがね、こう言う問答をするって予知をくれたんだ」
アケボノ「成る程、フィドヘルの力は本当に心強い物ですね」
海斗「…そうだね」
フィドヘルの予言…
かつて、フィドヘルから受けた予言は、もう全て完了しつつあるのかもしれない
海斗「……アケボノ、念のため盗聴器も対策しておいて」
アケボノ「はい、抜かりなく」
The・World R:X
シックザール ギルド@ホーム
重槍士 青葉
青葉「…撃破完了、ですか」
フリューゲル「ああ、青葉ちゃんのおかげだ」
青葉「…私の?」
フリューゲル「何度も戦い、その度に揺さぶってくれたおかげでカイトは最後に仲間を守る選択をした、だから隙を突くことができた」
青葉(…それは、少し…微妙な感じ…)
フリューゲル「…あー……おじさん言葉選びマズっちゃった?」
青葉「まあ…その、良い気分ではないです」
フリューゲル「そっか、それは悪い事を……っと?」
メトロノーム「団長は居られますか!」
フリューゲル「よおメトロノーム、随分怒ってるけど何かあった?あとメール見た?」
メトロノーム「メールを見たから怒っているんです!カイトは総力戦で倒すべきだと昨日話し合ったではないですか!それを団長自らが抜け駆けなど…!」
オルゲル「ギャーギャーうるせえんだよメトロノーム」
メトロノーム「オルゲル…!」
オルゲル「団長が勝ったんだからそれで良いじゃねぇか」
メトロノーム「オルゲル…!お前は昔からそうだ、お前は後始末をする身になった事がないからそんなことが言える…!」
オルゲル「あ…?俺がいつお前に尻拭いなんてさせたよ…!」
チェロ「ケンカはやめなヨ!みっともないヨ!」
メトロノーム「…団長、それと件の謎のPCですが、未だ解析は難航しています」
フリューゲル「わかった、俺から報告して…あー…やっぱ任せていい?」
青葉「ちゃんと仕事してください…」
フリューゲル「いやー、そう言わないでくれよ、もう何もかもめんどくさくなって来た…」
チェロ「団長のくせに愚痴を言わないの!シャンとしなヨ!」
フリューゲル「そう言うけどさあ…そもそもこの仕事はあんま乗り気じゃなかったんだよなぁ…!勤務時間は長くて給料は安いし、コーヒーはまずいし、上司のジーニアスはやたら偉そうだし…っと?」
モニターが浮かび上がり、誰かが映し出される
ジーニアス『シックザールの諸君、首尾はどうかね』
青葉(この人が、ジーニアス…)
メトロノーム「報告致します、勇者カイトのフリーズに成功、これにより黄昏の騎士団の排除は完了した事となります、以降はアカシャ盤の試験運航を実行する予定です」
ジーニアス『よろしい…抜かりなく進めたまえ、The・Worldに新たな産声を上げるためにな』
モニターが消える
フリューゲル「………聞かれてないよな?…うへぇあっぶね!」
メトロノーム「団長…もっと真面目に仕事をしてください…」
チェロ「ノムくん、ログの解析も団長にやらせようヨ!」
メトロノーム「それは…流石にまずいのでは?」
フリューゲル「お、俺は現場に…」
メトロノーム「トロンメルとガイストを向かわせています、その必要はありません……気が変わりました、データ解析を手伝ってください」
フリューゲル「…あー、青葉ちゃん?」
青葉「私哨戒があるので落ちますね」
チェロ「頑張ってネ!」
離島鎮守府
教導担当 キタカミ
山雲「キタカミさ〜ん?」
キタカミ「山雲……どしたのさ…」
山雲「朝潮姉さんが〜、佐世保に行って〜、その帰りに逸れた所を深海棲艦に襲われたらしいんです〜」
キタカミ「…聞いたけど…その…朝潮は残念だったね…」
山雲「……私は、なんとな〜くわかってますよー?」
キタカミ「…何をさ」
山雲「朝潮姉さん、生きてますよ〜」
キタカミ「…あんまり大きい声で言わないでくれる?」
山雲「あ、当たりでした〜?良かった〜!」
山雲がペタンと腰をつき、胸を撫で下ろす素振りを見せる
キタカミ(…カマかけられたか…山雲、私なら知ってるってあたりつけて来たな…)
山雲「本当に驚いたんですよ〜?朝潮姉さんは旧式の艤装だからAIDA暴走を防ごうとしたのかもしれないって言われてみんな信じちゃいました〜」
キタカミ「……事情があるんだよ」
山雲「わかってますよ〜?でも、みんな不安で潰されそうになってますから〜…私が宥めてあげないと〜」
キタカミ「…優しいね、大潮」
山雲「今は山雲ですよ〜、大潮は別に居ますから〜」
キタカミ「はいはい」
山雲「それと〜、択捉ちゃん達が探してましたよ〜、球磨さん達が出た行くから不安だって〜」
キタカミ「…そっか、そういやもうすぐ…か」
山雲「朝潮姉さんの代わりに来ます〜?」
キタカミ「んや、私は姉ってタイプじゃないからさ……あ?」
山雲「あー、どうも〜」
アケボノ「げ……」
手にはタバコの箱、か
キタカミ「提督に隠れて吸ってるんだ?」
アケボノ「…中毒性がある物で」
キタカミ「禁煙した方がいいんじゃないの〜?ねぇ?山雲」
山雲「そうですね〜、お野菜にもお身体にも悪影響ですよ〜」
アケボノ「……提督に止められたらそうします」
キタカミ「よーし告げ口だ」
アケボノ「やめてください、頭を悩まさずに済む時間を削らないでください」
キタカミ(…朧と綾波の事か)
アケボノが一本咥えて火をつける
山雲「匂い染み付いちゃいませんか〜?」
アケボノ「1日1本なので、それに消臭剤と香水もありますし……まあ、口元の匂いを嗅がれなければ大丈夫だと思います」
キタカミ「でもそんなタバコ臭い口じゃあコトの時大変だねぇ…」
アケボノ「……私はそう言う願望はないので」
山雲「そうなんですか〜?」
アケボノ「私はただ罪を冒した分、提督を裏切った分、その償いをさせて欲しいだけです、私は提督のために生きて死ぬ、それだけですよ」
キタカミ「献身的だこと」
山雲「でも〜、司令さんがタバコ臭いの嫌いだったらもし慰安の必要があってもできませんね〜」
アケボノ「あなた方の脳みそは下半身に直結してるんですか…?品のない…」
キタカミ「品がないのはどっちだか」
アケボノがタバコの先を指で潰して火を消す
キタカミ「うわっ…熱そ…」
アケボノ「そうでもありません、やり方さえ覚えれば火傷しないものですから」
山雲「携帯灰皿持ってるんですね〜」
アケボノ「まあ、証拠はできる限り残したくないので」
キタカミ「……アケボノ、さては酒も隠してるね?」
アケボノ「何のことやら」
キタカミ「飲酒に喫煙、提督に言いつけちゃおっかなぁ」
アケボノ「……お酒はもう飲みませんよ」
山雲「どうしてですか〜?」
アケボノ「朝潮さんがよく知っています…身をもって」
キタカミ(あ、なんかやらかしてるんだな)
アケボノ「…さて、私は呉に行く人達の書類で忙しいので、失礼します」