元勇者提督   作:無し

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EXコンテンツ vol.2
番外 龍驤さんとアオボノさん


軽空母龍驤

 

「アオボノー、飯行こうか」

 

「待って、漣達がまだ終わらなくて」

 

「ん?なんやこの書類の束」

 

「書類仕事を練習してるのよ…できるようになって、なんでもできるようにならないと」

 

「ほーん、うちもできんし、せっかくやからお勉強させてもらおか」

 

うちの駆逐艦はかなり働き者や、特に曙二人組はすごく働く

朧も潮も漣も頑張ってるけど、そこ2人はライバル視が強いせいで、お互いに負けたくないと言う気持ちが強いせいで

 

 

「ふー、終わったか」

 

「ん、ありがと」

 

「よーし、飯行くか!」

 

「RJ!今日の日替わりは誰!?」

 

「おーSM、今日は雷と暁や」

 

漣はなかなか調子ええやつやからお互い変なあだ名を付け合っとる

こいつもノリが良くて楽しいわ

 

「………私パスしようかなぁ…」

 

「潮、カレーなら安全よ」

 

「曙はいつもそれだもんね」

 

「……せっかくやし今日はここで飯食うか!」

 

「え?」

 

「鉄板くらいあるやろ?たこ焼きしよ!」

 

「鉄板…?」

 

「あったっけ」

 

「…いや…」

 

まさか…うそやろ…

 

「うちには無いわよ

 

「無いんかい!一部屋一台有るもんやろ!?」

 

「いや無いわよ」

 

 

 

 

「おー!おいひー!」

 

「ソースが良いよね、ソースが」

 

「そりゃあウチ特製やからな」

 

「へー、作ってるんだ」

 

「もう五十年前から代々受け継がれるソース…やったらよかったんやけど」

 

「ちゃうんかい!」

 

「だってウチ建造されたんついこの前やん」

 

「漣ちゃんは考えないから…」

 

「潮もなかなか鋭いわな…」

 

このツッコミはハリセンよりナイフやな…

上手い事漣がいなさんかったら雰囲気悪なるかもしれん、ウチには扱えんなぁ…やはり組むなら漣…か

 

「そういえば私雷寿司食べた事ないんだけど」

 

「漣もないです」

 

「………まあ、カレーしか食べないからね」

 

「……あの、雷豆腐をシャリに見立てた押し寿司や…」

 

「雷豆腐?」

 

「脱水した豆腐を油で焼くんや、それに甘酢をぶっかけて砕いて混ぜたもんに、お浸しをのっけて押し寿司にしとる…その…壊滅的やないけど…美味しくはないな」

 

「…たしかに美味しくはなさそうね」

 

「栄養はありそうですけどね」

 

「雷は面倒見がいいから栄養第一に考えよる、ただ、食わんと……すごい申し訳ないことになるから、後で貰ってくるから食ったことにしといてんか?」

 

「…名前だけなら貸します」

 

「私も」

 

「と言うか漣様はむしろ食べてみたいです!」

 

「チャレンジャー…」

 

 

 

「よーし、うちも食うかー!」

 

「えっなんでご飯が…」

 

「うちはたこ焼きとかお好み焼きは白米欲しいんや、悪いな」

 

「まあたしかに味は濃いからね、龍驤さん、私にもくれない?」

 

「アオボノちゃんチャレンジャー…」

 

「ふ、太っちゃうよ…!」

 

「うるっさい!」

 

「潮、漣…………ってことだと思うよ」

 

「あー…」

 

「なるほど!」

 

「何そこで納得してんのよ!しばくわよ!」

 

ハリセン持たしたらおもろいやろなぁ…

 

 

 

「うん、案外合うわね」

 

「うへぇ…漣は理解できません」

 

「肉じゃがバターでだいぶんみちの組み合わせに関しては寛容になったわ」

 

「おもろい組み合わせやな…」

 

「龍驤さん、あとで畑に行くんだけど一緒にどう?」

 

「んー、雑草取りか?ええで」

 

「そろそろ大根ができるから毎日行ってんのよ」

 

「…そういえば昨日の担当漣だけど、行ったわよね?」

 

「………お先に!」

 

「あいつ…」

 

「アオボノ、これ持っていき」

 

「………良いわね、気に入ったわ!」

 

「…龍驤さん、アオボノちゃん全力で行くと思うんだけど…」

 

「大丈夫や、ちょっと厚い紙で作ったハリセンやから、簡単には壊れん」

 

「漣の頭が怖いんだけど」

 

「あの子そろそろ抜け毛が始まるんじゃない?」

 

「………すまん、漣の頭皮」

 

「むしろ叩いて育毛なんてのもあるし…」

 

 

 

 

「よ、アオボノ、どうした?」

 

「漣を逃したのよ…」

 

「アイツの髪の毛可哀想なことになってるらしいからやりすぎんなよ?」

 

「わかってるわよ」

 

「そうか、ええ子やな」

 

「ちょっと!撫でないでよ!」

 

「ええやん、ウチからしたら妹みたいなもんや」

 

「……ふんっ…」

 

「照れんなってー!お姉ちゃんって呼んでみ!」

 

「………絶対呼ばない」

 

「うーんウチ悲しいわぁ…」

 

「………姉貴でいいなら呼んであげる」

 

「おっ!ええんかー?!呼んでくれ呼んでくれー!」

 

「そんなに喜ばれるとなんか嫌ね…やっぱり無しで」

 

「えー…アオボノぉ…」

 

「じゃ、私やることあるから…」

 

「おー、またなぁ…」

 

「……お姉ちゃん」

 

「…………ん?ん!?今呼んだよな!?アオボノ!?おーい!……走って行ってもた…んふふ…んふふふふ…!」

 

この日ウチは一日中気持ち悪がられたけど

全然気にならんやった

最高の日やな!

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