元勇者提督 作:無し
The・World R:1
Θサーバー 高山都市 ドゥナ・ロリヤック
トキオ
カイト「トキオ、ちょうど良かった、今からエリアに行くんだけど、ついてきてくれるかな?」
トキオ「わかった、どんなエリア?」
ブラックローズ「待ち合わせしてるエリアよ」
トキオ「おわっ!?ブラックローズ!」
ブラックローズ「何驚いてんのよ、早く行きましょ?」
Θサーバー大いなる 最果ての 沃土
カイト「よし、行こう!」
トキオ(なんだ?カイト、少し元気な気がするぞ…?いい事でもあったのかな)
ブラックローズ「待ち合わせ場所はこのエリアにあるダンジョンの上層部、そこにいるメグってPCと会って、プロテクトエリアを聞きに行く」
トキオ「いつものやつ?」
ブラックローズ「多分ね、でもなんか気になる感じだったの、最近までログインしてたアルフって子がお気に入りだったエリアで、その子と急に連絡がつかなくなったみたいなのよ」
カイト「とにかく、行ってみよう」
ブラックローズ「レベル上げも忘れずにね」
トキオ「よし、このエリアでもなんとか通用するな…!おわっ!?」
ブラックローズ「どきなさい!!でえぇぇぇい!!」
ブラックローズがすぐそばに居たモンスターを危うくオレごと真っ二つにする
トキオ「あ、危ないだろ!?」
ブラックローズ「気を抜いてるのが悪いのよ、シャンとしなさい!」
トキオ「は、はい…」
カイト「虎輪刃!!」
カイトが自身で削ったモンスターをデータドレインでドレインする
カイト「よし…ウイルスコアだ」
トキオ「これでここのモンスターは全滅だな…」
ブラックローズ「カイト、最近調子いいみたいじゃない」
カイト「うん、少しだけ、前を向けてるかもしれない」
トキオ(何か良いことがあったんだな…カイトが元気になって良かった)
ブラックローズ「あ、いたいた!」
カイト「あれがメグさん?」
トキオ「…でも、どっちだ?」
2人いて、話してるみたいな…
ブラックローズ「どう考えてもあっちの剣士の方でしょ、話してるのは…ショップのNPCみたいだし……」
カイト「…ショップのNPCが何でここに?」
NPCが転送されて消える
ブラックローズ「話も終わったみたいだし、行ってみましょ」
カイト「うん」
ブラックローズ「メグさん?あたし、メールしたブラックローズなんだけど、BBSに書いてたアルフの行ってたエリアってどこ?」
メグ「もう、いいの…」
ブラックローズ「へ?なにそれ?いいってどういう…」
メグ「さっきBBSにワード書き込んだんだけど、なんかヤバいみたいで…その…ごめんなさい!」
メグがそのまま転送する
ブラックローズ「あっちょっ…こらぁっ!……行っちゃったよ…でも…聞いたよね?」
トキオ「うん、BBSに書き込んだって…!」
カイト「すぐ確認しに行こう!」
Θサーバー 高山都市 ドゥナ・ロリヤック
ブラックローズ「メッセージ削除って手も足も出ないじゃないのよぉーーッ!もぉ、ぷんぷん匂うのにぃぃ!」
トキオ(BBSの書き込みも削除されてたのか…)
ブラックローズ「もうなえなえって感じ……」
カイト「…仕方ない、一回解散しようか」
トキオ「レベル上げでもしてるよ…」
リアル
宿毛湾泊地
重巡洋艦 青葉
青葉「演習、ですか?」
キタカミ「そーそー、それも1対多、まあもしくは逆パターンね」
アケボノ「私たちが呼ばれた理由が掴めませんが」
キタカミ「アンタらは1人組、他の奴らは多数組…わかる?」
青葉「えっ…ええっ!?わ、私が1人って…む、無理ですよ!」
キタカミ「心配しないでよ、別に不知火たちとやらせる訳じゃない、実力を合わせた相手にするからさ?」
アケボノ「その狙いは?」
キタカミ「綾波とやるなら…多数で囲んで叩くこともあるし、1人で雑魚を大勢相手する時もある、だから基本的な連携の基礎を叩き込む必要があるんだよ」
アケボノ「…まあ、良いですが…」
青葉「お、お二人がやると…一瞬で終わるんじゃ…?」
キタカミ「大丈夫、本気は出さないし」
アケボノ「私も、これは使わないでおきましょう」
青葉(あ、あれ…?アケボノさん、そんな武器、持ってたっけ…変な形の剣みたいな…)
アケボノ「気になりますか?」
青葉「え、あ、ちょっとは…」
アケボノ「…私の改二…と言えるかもしれません」
青葉「え?改二は既に…」
アケボノ「随分前にもらったんですよ、でも、そのまま放置してました」
キタカミ「なんでさ」
アケボノ「手札を見せないつもりで置いておいたんですが、すっかり忘れていましたね」
青葉(えぇ…?)
アケボノ「それに、私の特技は全てです、武器を換装しながら戦う事ができるのだから使わない手札があってもおかしくはないでしょう?」
青葉「は、はあ…」
キタカミ「まあ、言いたいことはわかったよ、じゃあ、早くやろうか」
青葉「あ、あの…?」
キタカミ「何さ」
青葉「…何でLinkの方達が相手なんですか」
キタカミ「向こうの強い希望だよ、なんか不味かった?」
青葉(…恨まれてるなあ…数少ない接触の機会を失ったこと…あと、それもだけど、なにより…)
青葉「8対1…?6でも多すぎるのに…」
キタカミ「いいじゃん、そのくらいの方が、勉強になるよ」
青葉「要するに負けて来いと…」
キタカミ「勝ってもいいよ」
青葉(期待されてないなぁ…でも、そう言う時に勝てたら、かっこいいかも)
青葉「絶対に勝ちます」
青葉(頭数も多いし、あれが使えるかな?)
キタカミ(やる気満々だなぁ…あの内気な青葉がこうも変わるとは思ってもみなかったけど)
青葉(名簿を見る限り、出てくるのはガングートさんとタシュケントさん、グラーフさん、リシュリューさん、プリンツさん、ユーさん、マックスさんにレーベさん…)
青葉「駆逐艦3に潜水艦1、空母1に巡洋艦1と戦艦2…」
キタカミ「ガチだよねぇ」
青葉「いや…」
青葉(ガングートさんたちの動きは少し知ってる、それに私もそこそこ白兵戦には慣れてるし、接近戦なら私に分があるはず、でも…後衛をどう倒せばいいのかわからない…)
ポケットから呪符を取り出す
青葉(明石さんに手を加えてもらったときに増産してもらったから、今の手持ちは20枚ある、でも…これは流石に卑怯かな…?)
キタカミ「使えるもんは何でも使っていいよ」
青葉(…許可は出たけど)
五枚だけ握り、あとはキタカミさんに渡す
青葉「後で取りに戻ります、5枚で仕留めます」
キタカミ(ほんとに、強気だねえ)
青葉「…キタカミさん」
キタカミ「あい?」
青葉「狼の狩りの仕方…知ってますか?」
キタカミ「は?」
演習場
青葉「…さて、信号弾が上がるのを待たなきゃ」
お互いの位置がわからない状態から演習は始まる
そうなると水上機の有無は大きな差が出る
今の私の装備は普段使っているヴォータンを模した槍斧、そして呪符が5枚に主砲一つ、そして対空用の小機関銃
あとは、水上偵察機を一機
あと、今回は…長期戦を想定して燃料を艤装に満タン入れてもらってある
青葉「…あ、信号弾上がった」
戦闘開始の合図…
さて、まずは…相手が私を見つけるためにどうするか
当然空母が艦載機を出してくる
それを待つ
水面にしゃがみ込み、ゆっくり落ち着いたまま、空を眺める
…相手が来るとわかっているのに、行く意味など何もない
青葉「よし、きたきた」
航空隊が一つ、私を見つけた…
でも、機銃の射程外…
青葉(飛んできた方向から南に3キロとか…?いや、位置を撹乱してる可能性は十分ある、それにあの航空隊、3機のみの編成…いや、分散してるんだ、だから今からどんどん集まってくる)
相手は私を完封したがっている
そのつもりで来ると思っていい
青葉「よーし!青葉頑張っちゃいますよ!!……なんて…」
キャラじゃない、かな…
ジッと動かずに航空機を見つめる
どんどんと北や西から集まってきた他の航空機も…
青葉(私1人に30機ほど…ちゃんとやる気ですね…よし、射程に入ったらやる!)
呪符と機銃を片手に握り、槍を航空機に向ける
青葉「さあ、居場所を教えてください」
此方に隊列を組んで接近してくる攻撃機をジッと睨む
確実に当たる距離まで…待つ
あとどれだけだ、どのキャラなら当てられる…
青葉(……よし、当たる)
青葉「斬風姫の召喚符!!」
機銃を撃ちながら攻撃機に向けて暴風を召喚する
風の刃に斬り裂かれたり、バランスを崩して勝手に墜落したり
抜け出しても立て直そうとしたところを機銃で撃ち落とされたり…
青葉(思っていた以上にうまく行った…!)
無傷な機体は居ない…
残った機体も一度撤収しようとしている
青葉(あとは、あの艦載機が勝手に居場所を教えてくれる…)
アレについていけば、簡単に居場所を割り出せると言う算段だ
青葉「もう良いかな」
射程外から抜け出しそうになった機体を機銃で撃ち落としながらついて回る
青葉(大体の方角は掴めたし、30機くらい全部堕ちた、あとは…)
直接対決、ということになる
でも、真正面から1対多をやるのは嫌だ、弱らせる
まずは弱らせて少しずつ仕留める
青葉「…見つけた」
遠方に敵艦隊…
私が見つけたということは、最短距離を通ってきた私の位置もバレている
青葉(撃ってきた!)
当然、射程は戦艦の方があるし、遠距離は不利
この距離を詰めるまでは一方的に撃たれるしかない
青葉(…まあ、想定内…よし、行くよ…!)
呪符を2枚掴み、投げ捨てる
青葉(瑞鶴さんにやってもらった時に思いついた組み合わせだけど…)
青葉「炎殺球の呪符!そして、鉄崩水の呪符!」
二つの呪符が水蒸気を作る
青葉「威吹の呪符!」
そして、水蒸気を風が一気に冷まし、即席の霧を作る
青葉「あとは…」
主砲を捨てて水上機の羽を掴み、槍を海面に突き立てる様にして回転する
そして、回転の遠心力とともに
青葉「索敵は任せたよ…!」
空に水上機を発艦させる
青葉「あとは、突撃あるのみ!!」
霧の中を姿勢を低くし、被弾しないことを祈りながら接近する
青葉(先手を…とにかく先手を取る!!)
水上機からはいる情報と自分の位置から正確な位置を予測して…霧を抜け出す瞬間に槍を大きく振るう
青葉「やあぁぁぁぁぁぁッ!!」
ガングート「ぐ…!」
ガングートさんが艤装で槍を受け止め、此方を睨み笑う
ガングート「ククク…グラーフ、賭けは私の勝ちだな…やはりこいつは近づいてきたぞ!」
青葉(近づかれるのもやっぱり想定内か…いや、大丈夫…)
近づいてさえ仕舞えば迂闊には撃てない
空母のグラーフさんと潜水艦のユーさん、そして肉薄してるガングートさん以外は私を狙って撃ってきてはいるけど、ガングートさんが近すぎるせいで当てようとはしてない
動きを制限してるだけ…
ガングート「槍を相手にどこまで立ち回れるか…楽しみだ!」
ガングートさんが刀を抜く
青葉「1人で相手をするつもりですか…1対多の演習なのに」
ガングート「む…?」
ガングート(…狭霧に後で怒られるか…?いや、それは避けたいな…だが、ここで真正面から戦う機会を失うのも…)
青葉(な、なんか普通に考え込んでるし!)
槍を一度引き、突きの構えを取る
ガングート「む」
青葉「はっ!!」
ガングート「ぐ…重い…!」
艤装の主砲部に突きが防がれる
青葉(隙を与えずにこのまま立て続けに…いや、危ない!)
槍をそのまま右に薙ぎ払う
タシュケント「っ!」
青葉「…貴方達も、剣を使うんですね」
タシュケント「Linkのメンバーは、白兵戦も一応教え込まれる…それだけさ」
マックス「タシュケント、こっちはいける」
レーベ「これで逃げ道は潰せたよ」
駆逐艦3名がいつの間にか私の両脇に回り込んで、退路を塞いでる…
ガングート(チッ…余計な事を…これでは誤射が怖くて銃器は使えんな)
青葉(…軽く削って逃げてのつもりだったけど、ここで決戦になりそう…)
青葉「……行きますよ…!」
踏み込み、槍を振るう
できるだけ手数を意識し、短く持って軽く振るう
青葉(有効打になるチャンスまで待つ…とにかく今は軽く速い手を!!)
槍の石突で背後を防ぎ、先端でガングートさんを牽制する
ガングート(こいつ、引きこもりのくせして何でこんなに動ける…!)
タシュケント(まるで後ろにも目がついてるみたいに的確にやってくる…!)
青葉(リパルケイジ…!)
片足を半歩引いて半身の状態で槍を縦回転させ、連続の斬撃を見舞う
ガングート(チッ!曲芸みたいなマネを…!だが、背後がガラ空きだ!)
タシュケント(よし、いける!)
青葉(ダブル…スィーブ!!)
前方に一度横薙ぎに斬りつけ、その勢いのまま背後に振るう
タシュケント「なっ…!?」
レーベ「弾かれ…」
2人の刀が宙を舞う
青葉「もらった!!」
そのまま石突で薙ぎ払う
ガングート「…やはり、不得意な事をするのは良くないと思わないか?」
青葉「……」
ガングート「マックス、貴様だけでも下がれ、タシュもレーベも撃破判定だ…退いていろ」
青葉(この人、やっぱり接近戦に自信がある…か)
ガングートさんが刀を片手で握り、空いた手に小銃を握る
青葉「なっ…!?」
ガングート「ん?どうした、そんなに驚いて…私達は艦娘だぞ、艦艇ではなくな…なら、使えるものはとことん使う、取り回しの良い武器は使うべきだ」
チャッと音を立てて銃口がこちらを向く
それに追随するように主砲も
青葉(…誤射を恐れて先ほどまでは刀だけで戦ってた…でも、ここからは違う……どうすれば…というか、あれ、実弾…?)
ガングート「安心しろ、中に入ってるのは非殺傷弾だ、だが、当たったら痛いぞ」
青葉「…どのみち、実戦想定なので…」
槍を短く持ち横薙ぎに一閃
ガングート「ッ」
青葉「関係ありませんよ」
当たれば負けだ、なら、戦闘から意識が逸れた瞬間を利用しなくてはならない
ガングート「この…いや、不味い!」
ガングートさんが退がり始めるが、遅い
撃ってもブレで当たらない
青葉(…いける…!)
体の回転の勢いを槍に乗せ、振るう
ガングート(低い!艤装で…)
槍を艤装で防がせ、そしてその艤装を中心に槍の勢いでガングートさんの裏に回る
ガングート「なっ!?」
ガングート(後ろには…!)
青葉「逃しませんよ」
マックス「うわっ!?」
マックスさんに馬乗りになり、切先を向ける
青葉「これで3人…」
ガングート「…まだ戦える私を無視してまで逃げ出したマックスを狙うとはな」
青葉「弱った獲物は喰らわれる…そういうものです」
ガングート「見込み違いだったか」
青葉「私は戦いを楽しもうとは思いません…私は、よりみんなを助けるために戦う…だから、汚いとか、そういうふうに思われても構いません」
呪符を水面に投げる
青葉「粋竜演舞の召喚符」
波が大きく荒れる
ガングート「…先ほどまでの背後への完璧な対応は、あの水上機を利用していたのか、そして今の呪符はユーへの牽制…」
青葉「潜水艦がいるのに、何故水中から仕掛けてこないのか…あれっきり艦載機も攻撃してこないのも気になりますが…」
ガングート「私が止めた、貴様を測りたい、と言ってな」
槍を構え直す
ガングート「…だが、どうにも見込み違いらしい…私は逃げ出した奴の背中を追うような真似はしない」
青葉「…それで仲間を失うくらいなら、私は薄汚い手を使う方がマシだと思います」
ガングート「そうか、どうやら話は合わないな!」
ガングートさんが小銃を棄て、斬りかかってくる
青葉(銃を捨てた!?…いや、チャンスを活かさない理由は無い!)
槍を大きく振り回し、振り上げる様に斬りあげる
ガングート「ふっ」
ガングートさんは主砲を手で掴み、盾の様に自身の前に寄せる
青葉(そうか、駆動じゃ遅いから自分で動かすために…ダメだ、そっちに意識がいってるせいで甘い!)
防がれたら逃げられない…
なら、振り切るしか、ない!
青葉「っ…りゃあぁぁぁぁっ!!」
金属がひしゃげる音が響く
ガングート「っ…!」
青葉「き、斬れた…!?」
ガングートさんの主砲の一部が宙を舞う
あんな巨大な鉄塊を斬るには本来どれほどの力がいるのだろうか
唖然としてしまう
ガングート「おい」
青葉「え?」
ハッとして前を向いた時には鉄の塊が頭を殴打していた
青葉「い…たた…」
ガングート「起きたか」
青葉「あ…」
…頭に一撃もらって気絶…か
なんとも情けない最後だ、戦場なら死んでいた
ガングート「貴様、どうやって主砲を斬った…」
青葉「え?…いや、あんなの偶然…」
じゃない、か…きっと、ナノマシンの身体強化が槍にまで作用したんだ
つまり、絶対に負けたくなかったんだ
なのに、自分の力に呆気に取られてやられるなんて
青葉(とほほ…)
ガングート「…偶然では無い、私はそう思う…土壇場にあんなことができるのは心が死んでいなかった証拠だ、お前はあの時詰んでいたはずなのに」
…確かに、あのまま槍が塞がれていたら、何もできずに負けていた
ガングート「私は人を見る目がなくてな、戦う事でしか人を理解できん、と思っている…だから、あんな場面で心が死んでいないお前は、やはり認めるに値する強者だ」
青葉「は、はあ…?」
ガングート「考え方は違うが、貴様のことは気に入ったぞ」
青葉「…恐縮です……あ!」
ガングート「む」
青葉「あの…Linkの皆さんにお話が…」
ガングート「話、だと?」
綾波さんとの事について、話した
狭霧「…そうですか、綾波さんがそんな事を…」
ガングート「じゃあ綾波は今ネットにいるんだな!?」
タシュケント「何いってるんだい、多分すでにどこかに行ってるよ」
リシュリュー「それよりも気になるのは…」
狭霧「ええ、派手に動けない…か」
青葉「今、綾波さんはCC社と行動をともにしている様でした、しかし目的は違う様で…」
タシュケント「…CC社に乗り込む?」
グラーフ「バカを言え、世界各国にある巨大企業だ、暗い噂はあれど私達が入り込めば即座にスパイで逮捕だ」
狭霧「…皆さん、私たちのやることは何一つ変わりませんよ」
ガングート「ああ、綾波信じて待つことだ」
青葉「…信じられるんですか?」
ガングート「さっきも言ったが、私は人を見る目がとことんない!だがな、綾波は私と戦った時、私を殺せる状況下で泣いた、こんな傷一つのためにだ」
ガングートさんが目元の傷跡を親指で指す
ガングート「そんなくだらない事のために、本気で真剣に涙を流していた、そんな奴は私は見たことが無い…だからな、この傷にかけて誓う、私は綾波の味方だ」
グラーフ「ここにいるメンバーは、全員それぞれが違う形や、似通った形で綾波を信じている…私は国を救われたしな」
ザラ「どんな事でもいい…私達は信じるに足りる理由を持ってます、確かに迷ったり、疑ったりする時もあるけど…」
狭霧「私たちを信じさせるくらいの人ですよ、綾波さんは」
青葉「…そうですか」
タシュケント「君は、どうなんだい」
青葉「私も信じてみようと決めました」
青葉(だって、司令官が信じてますから)
ガングート「ほお、では貴様も今日から同志だな」
青葉「えっ」
ガングート「なんだ?不服か?」
青葉「…ロシアの方がそう言うと、少しアカいような…」
タシュケント「おや?同志青葉はファシストだったのかな?」
グラーフ「おいおい、その手の話は…」
ガングート「なあに、気心の知れた連中の内輪話にケチをつける輩もおるまい!なあ、同志よ!」
青葉「は、はい…」