元勇者提督   作:無し

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単話 プライド

離島鎮守府 海沿いの崖

 

「……わざわざこんなとこに呼び出してなんの用?」

 

「深い意味はないわ、でも、そろそろ警告しておこうと思って」

 

「警告?偉くなったねぇ?アオボノサマ?」

 

「…確かに私じゃアンタには届かないわよ、北上」

 

「……へぇ…本当にそう思ってる?」

 

「……そんな訳ないでしょ、今すぐ殺してやりたいわ」

 

「…いいねぇ…痺れるねぇ…!」

 

「そんなにポコポコして、威嚇のつもり?何も怖くないわよ…!」

 

「…それにしては…怯えてるように見えるけど…?」

 

「…アンタこそ膝が笑ってるじゃない…!」

 

「殺す…!」

 

「沈みなさい…!」

 

 

 

 

「はぁー!!いやー、今のいいねぇ!」

 

「わかる!やってみたかったのよねこれ、強キャラ感って言うの!?めちゃくちゃあったんじゃない!?」

 

「うんうん、えーと、カメラカメラ…あれ?撮影担当の青葉は?」

 

「……あれ?青葉ー………いた…気絶してるわ」

 

「何?……うわ、ホントだ…殺気に当てられたのかな?」

 

「北上本気で殺気向けるんだから…こっちもそれなりのやつで返しちゃったじゃない」

 

「いやいや、先に殺気当ててきたのはアオボノでしょー?それに私も割と加減したんだけどなー?アレを本気だなんて」

 

「何?やるって言うの?」

 

「ほら、また殺気立っちゃって」

 

「………口論してたらお腹減ってきたわ」

 

「そだね、青葉も連れて帰らなきゃいけないし、そろそろ戻ろっか」

 

 

 

 

 

 

 

「居た!北上さん!アオボノ!どうしたの!?って…青葉さんが…提督!青葉さんがやられました!」

 

「え、なに朧」

 

「何かの大惨事は…」

 

「何って…六駆や島風ちゃんは気を失うし、空母は気分悪くなるし、動ける私たちが戦わなきゃ…!」

 

「え!?何!?敵きてるの!?どこ!?」

 

「遊んでる場合じゃなかった…!」

 

「…え?2人があんなに殺気立ってるから相当な大物が出たって…」

 

「え…?」

 

「なにそれ…」

 

「と言うか遊んでるって何…?もしかしてこの大惨事は遊びによって起こされた物ってこと…?」

 

「いや…その……」

 

「あ!うん、そうなんだよ、実は敵を見つけてさ、戦っても良かったけど艤装持ってなかったから殺気を当てたら引いてさ!ねぇ!アオボノ!」

 

「あー!うん、そう!そうなのよ!青葉さんは巻き込まれちゃったんだけど!」

 

「……なんだぁ…よかった、こちら朧、警戒解除して良いみたいです…」

 

「寧ろ、よく朧は動けたね…」

 

「気絶したのはあまり2人と出撃しない子だからね、私は大丈夫」

 

「…ぅ………」

 

「青葉さんも目が覚めたみたいだね、よかった」

 

「…マズイ……」

 

「朧さん……これ……う…がくり」

 

「ビデオカメラ?なにこれ」

 

「逃げるかー」

 

「そうね」

 

「え?」

 

この後、ビデオの内容を見られ、厳重注意を受けました

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