元勇者提督 作:無し
離島鎮守府 執務室
軽空母 鳳翔
「そういえば提督、金剛さんとは仲良くないんですか?」
「え?どうして?」
「いえ、あんまりここに来ないので」
「……?」
「あ、ああ、その、殆どの金剛さんは傾向として提督に懐く事が多いらしいので」
「そうなの?」
「はい、それはもう、とても懐くと聞いています」
「……ペットみたいな言い方だね…」
「すいません、良い言い方を思いつかなくて」
「うーん、でも特別おかしな事はないし、気にしなくても良いんじゃない?この人は好きでこの人は嫌い、そのくらい誰にでもあるし…」
「提督にも?」
「さあ、どうだろうね?」
工廠
「Hey〜明石〜May I help you?」
「い、いらっしゃいませんよ!?」
「ノーネ!お手伝いしマースって意味ヨ!」
「け、結構です!?」
「なぁんか、懐かれてるね」
「あ、どうも北上さん、そうみたいですね」
「夕張、もしかしてジェラシー?」
「ないですないです、多分あれは刷り込みなので」
「……あー…刷り込みかぁ…ん?…なにそれ」
「いや、ひよこが最初に見たものを親鳥だと思うじゃないですか?」
「いや、刷り込みは知ってるけど…」
「だから最初に見た提督(代理)を提督だと認識してるんだと思います」
「ヒヨコか!?」
「2人とも遊んでないで助けてくださいよー!」
「何を助ければ良いんデスカー!?」
「……楽しそうだしほっとこうか」
「私はもう、そうしてます」
「え、ちょっと待って!?金剛さん、アイム、工作艦、アイドント提督!」
「ノー!明石はテートクデース!」
「ほんとに勘違いしてる!?」
「私のテートクは明石だけデース!」
「だ、誰か助けてー!?」
「私が助けマース!」
「えっと?」
「金剛さん!提督はこっち!私は代理!というかその代理も元なんですよ!」
「まあ有事の際はまた任せることになるかもだけどね」
「じゃあその有事にしちゃいマース!」
「わー!!やめなさい!やめて!」
「なんというか…極端すぎる感じがあるね?」
「……ちょっと疲れます」
「じゃあTea timeにしまショー!…といってもここはあんまり紅茶がないデース…」
「欲しいものがあるの?」
「LiptonのExtra blendは美味しかったネー!」
「リプトン?ペットボトルのやつでしょうか?」
「紅茶缶も出してるんだよ、確か…次に本土に行く人に頼んでおくよ」
「助かりマース、あとはできるならEarl Grayも飲みたいネー」
「イギリスで有名なやつだっけ?」
「名前の由来はグレイ伯爵デース、キーモンという紅茶が元になってマース」
「じゃあそれもまとめて頼みますか?」
「買えそうなところは調べておこうか、向こうで遊ぶ時間削るわけだし…」
「というか、ワタシも本土に行きたいヨ!」
「……あ、次の次の上陸組に入ってるから、その時に行くと良いよ、折角だし明石も行ってきなよ」
「Oh!気が利くネー!」
「えぇ……」
「明石〜!DateのPlanは建てておきますネー!」
「……マジですか」
「みたいだね」