後に刀馬鹿さんも出演します。
さて、アラガミハートフルボッコ惨劇系恋愛系バトル系人情活劇『カミノツガイ』はーじまーるよー
小生は神無月。職業、ゴッドイーター。まぁ初めての人はなに言ってんだこいつとか言われそうなんで下からカンタンに解説していくことにしようか。
突如としてこの世界に現れた謎の生命体・「アラガミ」。その正体は単細胞生物である「オラクル細胞」の集まりである。
その強固でしなやかな細胞結合は従来の武器では傷一つ点けることもままならない。そしてアラガミはあらゆるもの(無機物から人間まで)を捕食し、驚異的な速度で進化をし続ける。
その恐ろしいまでの力を持つ絶対の捕食者を人々は、極東地域に伝来する八百万の神々に喩えアラガミと呼んだのである。
倒す方法はただ一つ、同じオラクル細胞を人間の身体に埋め込み、そしてなおかつオラクル細胞から作られた生体武器、「神機」を使ってその細胞結合を断ち切るしかない。
人々は神機を使ってアラガミと戦うものたちを畏怖を込めてこう呼んだ。
「ゴッドイーター」と。
「今日のメインターゲットはシユウだ。お前からすれば雑魚なんだろうが、先日新人と付き添いのベテランが何故かボコボコにされたらしい。
そいつらによるとあそこには何らかのイレギュラーが潜んでいたとのことだ。止めを刺す寸前、黒いものが自分たちを攻撃してきて、応戦しながら引くしかなかったらしい。
聞く限り相当な戦闘能力の持ち主だ。サブミッションとしてそのアンノウンの調査も含まれてる」
「いいとこで横槍が入れられたってか?アラガミだったら探知に引っかかってるはずだがなぁ?」
「それがまた不快なとこだよな。探知に引っかからないほど小さくて、挙句ベテラン一人を防戦一方にできるほどの戦闘能力…どれにしろ、侮るなよ?」
「誰に向かって物言ってんだ、って言ってみたい気がするが、若干のフラグ臭がするんでやめておこう。じゃあ行ってくる、カフェオレの配給取っといてくれよ?」
2メートルくらいの高さにホバリングしているヘリから降りたのは小生、神無月だ。白髪紺眼。この髪色については後々触れることにする
今まで喋ってた奴はコウキ、小生の戦友だ。ゴッドイーターでありながら豊富な化学的な知識を使っていくつもの対アラガミ兵器やその他もろもろを手がけてきた、いわば天才化学者である。
ところで本業のゴッドイーターとしての腕では…ココで言わぬが花というものだろう。
今回の小生の仕事は「鳥神・シユウ」の討伐任務である。
吸血鬼のような恐ろしげな顔、3メートル近い大きな人型の体躯、背中からは腕に羽がついたような翼が生えていて、もっぱらこの翼を使って攻撃してくる。
翼についている手と翼を足したような部分から火球を放ってきたり、地面すれすれに滑空して突進してきたりと実に芸達者である。
これでもアラガミとしては小さいほうだが、先ほどの会話にもあったとおりイレギュラーもいるらしい。
今までかなりの数のアラガミを討伐してきたが、新種といわれるアラガミと一戦交えるのは初めてではなかった。
もし新種なら、倒せないまでもデータを持ち帰り、更なる対策を練るだけだ。
終わりのない戦いなど存在はしない。だが、それが自分の生きているうちに実現するかどうかは別だ。小生の生きているうちは終わることはなさそうだな…そんな冷めた感情で今日も任務へ向かう。
贖罪の街。かつて人類が栄えていた栄光の影もなく、その町には人っ子一人いない。ビルの一部はアラガミの捕食で削り取られ崩壊し、街の建物は全て廃墟と化していた。
町の中心にはもうすでに祈る人もいない協会が、ひっそりと。神に矛盾を訴え続けている
小型のアラガミが大型のアラガミの死骸に群がって捕食をしている。その数3匹、たいしたこと無い。アラガミはこうやって捕食することで他者を取り込み、その情報を元に進化していく。
それは人間の作った兵器も例外でなく、ミサイルを放つアラガミも存在している。地上の植物の大部分がアラガミに食い尽くされてしまった今でも空気中の成分が変わらないのは、植物を食べたアラガミがその性質をとりこみ、光合成をしているからである。
なんとも皮肉な話だ
ゴッドイーターになりたてのとき聞いた講義の内容が頭に浮かんだ。倒したアラガミもそのままにしておくと雲散し、また新たな固体を形作る。
完全にアラガミの機能を停止させる方法は、彼らの脳であり心臓に当たる神経細胞の塊、通称「コア」を摘出することで、完全にアラガミを葬ることが出来る。それが神機使い、ゴッドイーターの仕事の一つだ。
自分の神機を銃形態に変形させる。壁の影から頭だけを出すようにしているので気づかれてはいない。群がっている小型アラガミ、「オウガテイル」に照準を合わせ、特性改造弾を一匹に打ち込む。
銃声とともに打たれたオウガテイルが倒れ、それに気づいたほかの固体がこちらに視線を向ける。
やつらが戦闘体制にはいる前に接近、神機を剣形態に変形させ、きりもみ水平切りで一匹の足攻撃し、バランスを失わせ立てないようにする。
一匹が飛び掛ってきたが、それをバックステップで回避、着地の隙に接近し頭を踏みつけて首筋に刃をあてがい、一気に引き切る。2等分になった
足を撃たれて倒れていたやつが立ち上がり、尾の先から棘を飛ばして攻撃してくる。ジャンプで回避し隙だからの背中に思い切り深く刃を突き立てる
そして3匹は完全に機能停止。抵抗するスキは与えない。一瞬の油断が命取り、それを身を持って経験し続けてきた。ぐったりと倒れ、動かなくなってしまったアラガミ。
そうして小生は神機を捕食形態に移行する。神機から邪悪な形をした捕食機関がずるずると姿を現す。そして勢い良くアラガミの躯に喰らいつき、アラガミを捕食した。
この世界は。イカれてしまったこの世界は、小生たちに何を望んでいるのだろう。そんなことを考えていたとき、この物語は動き出した。