まじかよあの時怪しい視線や気配は感じなかったぞ!?
「おや気づきませんでしたか?福音書に書かれていた時点で貴方の観察、護衛は始まっていたんですよ?」
前言撤回だ……ペテルギウスの偵察はまさにAランクそのものだいや、気配を消すことに限ればもしかしたらSランクに並ぶかもしれない。
「はぁ……参った流石強襲科A武偵ランクのペテルギウス・ロマネコンティだ」
「元Sランク武偵のトウヤマ・キンジくんに褒められるとは頭が下がりますヨ」
「そうかよ」
こいつ本当の事言ってるのか分からないんだよな……
「さてさてさてこの後時間はありますかキンジくん?」
「まあ、時間はあるが……」
「ならば!交友を深めるために一緒に食事などどうでしょう?」
食事か……ペテルギウスが俺を害する可能性はないとは思うし本当ならいいかもしれないが……
「すまない今「奢りますよ」おい……何故わかった」
「わかるも何も調査中に何度も聞きましたよ毎日金欠のキンジくん?」
おい、その名で呼んだやつ誰だ。
「しかし女子から奢られるのは……」
「食事に誘ってるのは私ですし金欠のキンジくんからお金を毟りとる気はありませんので気にしないでください」
「その名で呼ぶな!?」
なんか定着しちゃいそうだろ。
「おやおや失礼しました、でどうですか食事は行きますか?」
「ああ、わかったご馳走になるよ」
こうなったらペテルギウスの財布に大ダメージ与えるくらい食ってやる。
「そう息巻いて入ったのがファミレスデスか」
そう俺達は今ファミレスに居る、違うんだつい入っちまったんだ……
「ファミレスは安いと聞きましたが私の財布に大ダメージ与えるくらい食べてくださるのでしょうか」
ペテルギウスはニヤニヤしながら俺を見てくる。
「グッ……早く注文するぞ」
俺はペテルギウスから目を逸らしファミレス内では高い方のものを幾つか選んだ、ペテルギウスはというと……
メニュー表に釘付けになっていた。
「なるほど……食品の絵……にしては綺麗すぎるこれも私の知らないカガクとやらの技術デスか……」
「ペテルギウス……もしかしてファミレス来るの初めてなのか?」
「はい情報としては知っていましたが来るのは初めてデス」
「なるほどな……じゃあこのハンバーグプレートとかはどうだ?」
「ふむ……普段なら多い気がしますが今の身体ならこのくらい必要でしょう」
「まるでほかの身体があるみたいないい方だな……」
「ただの比喩表現デス真に受けないでください」
相変わらずよく分からないやつだ……って俺ペテルギウスとそんな関わりないだろ、キャラ濃すぎて時間感覚が狂ってる気がする……
そして注文を終えたあと俺はペテルギウスに聞きたいことを聞いた。
「で?ペテルギウスお前はただ交友を深める為にここに来たわけじゃないな?」
「ただ交友の為に来たんデスよ?」
「「……」」
「冗談デスよそんな顔しないで下さい」
焦った……ペテルギウスの顔マジでそれが何か?って顔していたぞ。
「私が聞きたいのはただ1つデスそして重要な事でもあります」
ペテルギウスは指1本立てそう言った。
「なんだ?」
「貴方……魔女サテラを知っていますか?」
「魔女……サテラ?」
「ふむ……知らないご様子でいえただ本人に確認することは大事デスまあ分からない事が増えただけに終わりましたが」
「待て待て勝手に納得するな魔女……ってことはペテルギウスがやっている魔女教の魔女か?」
「ええ、その通りなのデス最初は貴方と魔女との何かしらの繋がりを考えましたがそれも無いとなると……」
「自分の世界に入らないで俺にも分かりやすく教えてくれ、そもそもなんで俺の名前が福音書とやらに書いてあるんだ?」
「分かりません貴方からは全く魔女の愛が感じられませんし同士の線もないみたいデスし」
魔女の愛?なんだその非現実なものは……
「ああ、魔女よ!貴女様の考えを読み取れない怠惰な私をお許しを!お許しを!お許しを!お許しをぉぉぉ!」
そう言うとペテルギウスはテーブルの角に頭をぶつけ始めた。
「落ちつけペテルギウス!出禁になるぞ俺も!」
このファミレスも決して来ない訳じゃないんだやめてくれ!
「おや?ご飯が来たようデスね」
頭を打ち終わって頭から血が流れているペテルギウスの視線の先に俺達の頼んだものたちが来た。
「では食事を始めましょうか」
「ああ……」
なんかどっと疲れた……ちなみに俺は最初に注文したやつでもうお腹いっぱいになったのでペテルギウスの財布の中身に大ダメージを与えることは出来なかった。それとファミレスを出たあとのペテルギウスの満足そうな顔が印象に残っている、ていうかいい加減血を拭けよペテルギウス……
1度半分くらい消えたから発狂した