がっこうぐらし! Megatenist No Faith.√   作:グレンフォード

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 先駆者兄貴たちの作品に感銘を受けて、自分でも書いてみたいと思ってしまったので初投稿です。


本編~ほんどうぐらし!~
はじまりのまえ


 はい、よーいスタート。

 

 ぞんぞんびよりな世界で、ぞんぞんから原作キャラを守護らねばならぬ……! なRTAはーじまーるよー。

 

 さて、今回プレイしていくのは、いまだにいろいろな隠し要素や仕様が見つかって、実況者や走者ニキネキ達を阿鼻叫喚のズンドコに叩き込んでいる、しかしその多様性ゆえに走者や実況者に大人気、かつ未だに有志wikiが大絶賛更新中の『がっこうぐらし!』を、とあるMODを導入して行っていきます。

 

 今回のRTAを走るにあたり、先駆者兄貴たちの投稿をテープが擦り切れるまで見て、じっくりと研究してきたのできっと大丈夫でしょう(慢心)

 なお、今回使う予定のMODを入れたRTAはまだありませんでしたので、レギュレーションの整備を含めても世界一位の記録になります。馬鹿野郎お前、俺は走るぞお前!(馬中の赤兎)

 

 さて、今回導入するMODはこちら。女神転生TRPGシリーズより、一部スキルを取得・使用できるようになる、“Megatenist No Faith”です。

 

 使用できるようになるスキルは、一部を除いた“情報系にカテゴライズされているor情報スキルとしても使用できるスキルや神威”となります。間違いなどではなく、取得可能スキルには一部の神威を含みます。なお、パンデミックに伴い、一部神威の出所さんっ!? は壊滅しているもよう。かなしいなぁ。

 

 ちなみにこのMODですが、導入しても導入の時点では特に変更される場所はありません。変更されるのは、ほんへ開始の直前となりますが、詳しくはそこに差し掛かったときに解説いたします。

 

 さて、ではそれはさておき進めていきましょう。まずは今回のプレイですが、先駆者兄貴たちの走りであるアサルト兄貴も走っていた、通称『そつぎょう』√を予定しています。

 というのも、このMODを入れたモノが無い以上、とにもかくにも前例を作ることが大事だと考えたからです。そのためには、奇抜さや斬新さよりも安定が求められるというもの。……えぇ、決して“このMODを使った先駆者がいないため、どんなにガバっても実質WRだから”では無いです。これだけははっきりと真実を伝えたかった。

 

 さて、そんなことはさておき、早速はじめていきましょう。今回は先駆者兄貴たちに則り、クリエイトを終えて“はじまり”を押したところからタイマースタート、エンディングで“つづく”が表示されると同時にタイマーストップとします。

 

 といいながら作成に入っていますね。今回は幼馴染システムも導入しつつ行っていきますので、クリエイトで名前欄には忘れずに(幼馴染)と入力しましょうね(3敗)。で……と、出ました。『沢代 理音』(さわしろ あやね)ちゃんですね。略称は真ん中をとって代理ちゃん、とでもしておきましょう。

 作成時に初期所持スキルとステータスが確認できるので、軽く確認しておきましょう。えと、能力はそこそこ優秀ですね。体力と筋力が高めで、知力も平均点以上、持久力は平均的でちょっと直感が低めな感じですか。

 スキルは“活発”“ムードメーカー”“料理(lv.1)”“忍耐”“話し上手”“ロジカル思考(偽)”って、(偽)ってなんやねん。りーさんの見せ掛け冷静(クール)の親戚か何かでしょうか? しかもこれ……“PTSD(飛び出し)”? なんやこのBS? ……んまあ、たぶんこれから先に飛ばせないムービーもあるので、そのときにwikiで確認するとします。

 では改めて、“はじまり”を押して、タイマースタート。

 

 さて、このゲームでは、開始が“一週間前”“前日”“当日”の中から、それぞれ3・3・4割の確率のランダムで選ばれるのですが、今回の時間は……

 

 『Few days Before...』

 

  や っ た ぜ 。

 

 この表記があるということは一週間前スタートですので、RTA的には若干ゃロスとなりますが、それを補い有り余るリターンがあります。

 そもそもこのゲームだと、当日開始以外だと、一日分だけ自由行動できるターンがもらえます。つまりは、原作開始前の出来事に介入できる、ということに他なりません。で、一週間前になると、とある人物を救うことができる――すなわち、るーちゃんを登場させることができる、ということ。

 

 ついでに説明しておきますと、原作におけるるーちゃんは、交通事故に遭って原作前の時点ですでに帰らぬ人となっており、後々のりーさんの“ゆきちゃん化”のトリガーの一つ…というより、りーさん発狂時の精神的逃避先になっています。ですが、実は原作では“いつ死んだか”は明記されていませんでした。

 そのためこのゲームではそれが、X-DAYの一週間前に設定されています。

 

 で、これを防ぐには、りーさんかるーちゃんの幼馴染になって、回想という形で割り込むか、原作で“不運(ハードラック)(ダンス)っちまった”運転手になるか、この一週間前開始のパターンを引く必要があります。

 

 この中で運転手√は、原作開始時に、どこからスタートするかわかりません。最悪の場合、首都圏の路上で前後左右を車に囲まれた状態からスタートし、そのままかれら化由来の事故に巻き込まれるか、逃げ場の無い状態でかれらに囲まれてなすすべなく……、といった状況も稀によく(凡そ81.0%:有志wiki調べ)発生してしまうため(34敗)、今回は見送ります。ほんと、初手詰んでる状態が八割超とかやめてくれよ……。

 

 次に幼馴染ですが、こちらはりーさん一択です。るーちゃんだとほぼ小学生、かつ鞣河小学校スタートとかいうに難易度Lunaticを通り越したナニカになりますし、そうでなくとも良くて中学生となってしまうため、篭城施設が整っているとはいえない一般中学校での生活は、こちらも難易度がかなりヤバいですね! なのでリセットになります(無慈悲)。

 

 なので、今回はりーさん幼馴染での介入か、一週間前開始を狙っていたのですが、無事一週間前を一発ツモできたようです。イイゾ~コレ。

 まあ、欲を言えば、りーさん幼馴染スタートだと正気度や好感度の調整がしやすいのですが(小声)、ここで豪運を発揮しなかった、幸運量保存の法則を使わずにすんだと思っておいてやりましょう。おう感謝しろよ(謎の上から目線)。

 といいながら、もしかしたらこの後に登場する幼馴染がりーさんである可能性もあるのですが、それはそれで。まあ若干ゃ損した気分になれますが、一応チャートにはさほど影響ないのでそのまま続行します。

 

 それはともかく、ではその喜びもそこそこに進めていきましょう。とはいえ、幼馴染の娘が来るまで少々時間があるので、先に個人情報を確認しておきます。

 ……どうやら二年生のようですね。で、現在は部活などへは所属していないようです。身体能力自体は、先ほどの確認通りかなり高い水準になっているので、おそらく何かしらの運動を行っている、或いは行っていたのではないかと思うのですが……。

 

「ごめんね、待たせた?」

 

 ファッ!? この後輩みがつよい声はみーくん! ガーターがセクシー…エロいっ! みーくんじゃないかっ! どうしてここにっ!?

 

「どうしてって……もともとあやねから誘ってきたんじゃん」

 

「そうだよ、ちょっと買い物の手が足りないからってさ」

 

 Kちゃんまでいる……えぇ、実は私、ちょっとこの時点でなきそうになっています。このプレイでは絶対にタヒらせないからなぁ(ケツイ)

 

 まあなにはともあれ、このまま立ち話も(ロスになるし)なんなので、そのまま道を進んでいきましょう。歩きながらでも話はできるのでね。

 さて、今回はどうやらみーくんが幼馴染だったようです。その関係で、みーくんの親友であるKちゃんとも仲がいい、と。だとしたら、偽ロジカルはみーくん経由のスキルだと思われます。

 

 ……これはワンチャンあるのでは? 上手く当日を動かせれば、二人を連れて初日に生活部の面々と合流できるかもしれません。

 というのも、X-DAY当日のみーくんとKちゃんは、授業が終わった後にショッピングモールへと寄り道して、そこでの買い物中に騒動に巻き込まれる形となる……のは、原作や界隈のRTA作品を履修されている皆様にとっては、すでに周知の事と思います。

 

 ではここに、プレイヤーが介入できればどうでしょうか。教師の手伝いの手伝いをお願いしたり、あるいは何かしらの用事があるから、といった理由はいくらでもつけられます。そもそも話し上手・活発・ムードメーカーのスキルをもっているので、流石に専用技能の“言いくるめ”ほどの効率ではないですが、好感度が“嫌悪”以下でなければ、簡単なお願い事位なら聞いてもらいやすい、というマスクデータもあったりします、ってwikiにかいてありました。

 例を出すなら、皆様の学校にも、ほぼ常にクラスの中心にいるような、所謂陽キャなムードメーカーみたいなのの一人や二人はいたんじゃないかと思いますが、おそらくこの子もそれに似た類の立ち位置だ、と思っておけばおおむね間違いは無いでしょう。

 検証してくれた検証班ニキたちありがとーフラッシュ!

 

「というか、何白昼堂々妄言吐いてるの」

 

「うんうん、そー言うのは事実でも、口に出さないほうがいいよ? えっちなのは同意だけど」

 

「ちょっと、圭まで! もー!」

 

 と、そうこうしている内に、いつもの百合夫婦漫才が始まっていますね。ああ~。

 

「そこ、諸悪の根源! 生暖かい顔はやめてよ!」

 

 と百合を愛でていたら、なにやらこちらにも飛んできていますね。私はただ百合の花を見守っていただけなのに。でも、顔を真っ赤にしながら涙目で背中をぽこぽこたたいてくるみーくん可愛い…可愛くない?

 

 >ごめんごめん、と背中をたたく可愛い幼馴染の“直樹 美紀”に向き直って謝りつつ宥めている中、煽るようなことを言ってくれた、親しい友人の“祠堂 圭”に視線で講義しようとしたとき。圭に向けようとした視界の隅に、なにやら飛んでくる物体を捉えた。それと同時に、小さな人影の姿も。

 >このままだとこちらにぶつかってしまいそうだ。だが、自分たちがその子を避けたとして、確かこの先はそこそこ車が来る道だったはず……

 

 Select!

 

ニア 飛んでくるものをキャッチする

× 美紀を引き寄せて道を明ける

 

 おっと、ここでTLC(Time Limited Choise)(時限式選択肢)ですか。とはいえこれはほんへでの某登場人物の好感度の関係上実質上一拓です。まあ、りーさんのことなんですけどね、初見さん。

 というか、そもそも下が選べなくなっているのはなぜでしょうか?

 

 >半ば反射的に、飛んでくる物体の方に“一歩踏み出して”手を伸ばす。自分の急な動きに何事か、と美紀と圭が訝しげに伸ばした手に視線を向けると同時、伸ばした手の中に飛んできたものがすっぽりと収まった。

 >と同時。“わぷ”という声と共に、トン、という軽い衝撃が右腰に。“無意識下での行動だった”けれど、その小さな衝撃があなたの心に安堵を運んでくれたように感じた。そのままの流れで、物体―どうやら帽子か何かか―を持ったまま、ぶつかってきた小さな人影の細い腕に手を回し、支える。

 

 と、ここでついでにぶつかってきた謎のょぅι゛ょを捕まえます。というかモノローグさんがすでに捕まえていますが。ちなみにもしこの場面で、捕まえられ得る状態なのに捕まえとかないと、ほんへ開始後、園芸部の恵体さんの好感度が、なぜだかメガトンコインしてしまうことが時々あるようです。イッタイナゼナンダロウナー(棒)

 

 とはいえ、ここではそんなにがっちりとカバディしなくてもいいです。最低限、赤信号や車の前に飛び出さない程度に留められば問題ありません。なので、このょぅι゛ょと帽子が、赤信号を飛び出さないように引き止めた程度でその手を離しまs……

 

 …… あ れ ?  な ん で は な さ な い の ?

 

 >確りと掴まえた、掴むことができたその小さな手。それを握ったわたしの手は、その子にとってはちょっと強かったかもしれない。

 >――けれど。けれどもし、ここでこの手を掴まずに、いや、掴めずに逃してしまったら。そうしたら、もしかしたらそのまま車道に弾いてしまうかもしれない。そう思うと。“もしこの子が私のせいで交通事故に遭ってしまったら”と。そう思うと、どうしても力が入ってしまうのだ。――もう、あんなのは厭だから。

 

 あ、さっきのBSこれかぁ。きっと代理ちゃん、過去に飛び出し関係で、何らかの悲劇に見舞われていたんでしょう。だから、手を離してくれなかったんですね。(微ガトン構文)

 

 ……ま、まあここでわかってよかった、ということにしておきます。これはちょっとしたロスかもしれませんが、このあとミスしなければそこまでのロスにはならないので続行しましょう。

 

「ぁぅ、痛ぃぃ」

 

「……って、ちょっとあやね!」

 

「力弛めて! 手ぇ絞まってる!」

 

 >糾弾するような幼馴染達の声。それにハ、として、知らず強くホールドしてしまっていた手を慌てて弛める。そのまましゃがみながら、その小さな人影に―少女に視線を合わせた。

 >強く握ってしまい、痕がついてしまった腕を軽く撫でつつ、今にも泣き出しそうな少女の瞳を覗き込み、そのまま

 

  “ごめんね”と謝り、そのまま立ち上がる。

ニア “ごめんなさい、痛くしちゃって”と謝りながら頭を撫でる。

   軽く抱きしめながら“痛かった? ごめんなさいね。でも前を見ましょ?”と軽くたしなめる。

 

 ここは…たぶん真ん中でいいでしょう。で、その後来るはずのりーさんに、全力全開の後方伸身宙返り4回ひねり土下座(未遂)を披露して謝ることにしましょうか。と、それはさておき。

 

 >何も無くてよかった、と思わず強く握ってしまった腕を撫でながら、誠心誠意をこめて少女に謝罪する。

 >その後、軽く体を支えてたたせると、掴んでいた帽子を少女に返却し、全身を確認しながら、他に怪我は無かったか、怪我はないかと尋ねていると。

 

「るーちゃんっ!」

 

 >少女の後方から、少女の家族だろう―あなた達にはよく見知った服を着た―女生徒が駆け寄ってくるのが見えた。

 

「りーねぇ!」

 

「るーちゃん! だめでしょ、急に走ったりしたらっ!」

 

 >女生徒の声に反応し振り返る少女。女生徒は少女に駆け寄ると、叱責の声とは裏腹に、少女を優しく抱きしめる。

 >抱きしめられた少女も、女生徒しがみつくように抱きつくが先か、声をあげて泣き出した。

 >何事か、とばかりに集まる周囲の視線も気にすることなく、しばらくそのまま抱き合う二人だったが。ふと女生徒の視線がこちらに流れる。その視線は圭、美紀と辿り、最後に自分と目が会うと、我に返ったように“あっ…”と小さく声をだした。その顔は耳までほんのり赤くなっている。

 

「ぇ…と、その、妹がごめんなさい! 怪我とかありませんでした?」

 

ニア いえ、こちらは大丈夫です。あと妹さんの腕を…こちらこそ申し訳ありません。

  大丈夫ですけど、気をつけてくださいよ? 何かあったら…あってから、では遅いんですから…

  痛いですね……これは痛い。オウゴルァ免許持ってんのかオルルァン!?

 

 この顔を赤らめたりーさんの破壊力よ(ノンケ)。涙目みーくんの可愛さに匹敵しますねクォレハ。

 それはともかくとして、選択肢は一番上ですね。というか一番下くっそ汚い黒塗り高級893は流石にNG。(りーさんの印象)こわれちゃーう! なおなにげに真ん中の選択肢が辛辣な件。

 

 >自身もとっさに少女の腕を強めに掴んでしまったことを女生徒に詫びる。もし怪我をさせてたら、というと、女生徒も“自分がうっかり妹から目を離してしまったから”と頭を下げてくる。

 >自分が、いやいや自分の方が。どれだけ互いにそうしていただろうか。それを止めたのは。

 

「あーもー、いつまでうだうだコントみたいに続けてるのさ、あやねも、そっちの人も!」

 

 >痺れを切らしたのだろう、隣にいた自分の親友の圭の割り込みだった。

 >へ? と間の抜けたような声を口から出しながらそちらを向くと、呆れたような顔をしていたのは圭だけではなかった。というか、女生徒の手を握っている少女は暇そうに欠伸なんかしているし、美紀に至ってはジト目でこちらを見ている。あ、目が合った瞬間ため息つかれた。なんでさ。

 

 >とはいえ、圭の割り込みで緩んだ空気の中で、改めて女生徒と視線を合わせたとき。なんだか急に可笑しく感じて、思わず吹き出した声が、女生徒のそれとぴったりと重なって。

 >それから先はもうお互いに堪えることができなくなって、そのまま揃って大笑いになってしまった。

 >周りの目も気にすることなくそのまま数分程度。いつの間にやら、美紀達や少女も混ざり、みんなでしきりに大笑いした後。落ち着いたみんなで、軽く互いに自己紹介。

 

「改めて、さっきはごめんなさい。私は若狭 悠里。巡ヶ丘学園の三年で、園芸部に所属しているわ。こっちは妹のるーちゃん、じゃない、瑠璃よ」

「わかさるり、です。その、さっきはごめんなさいっ!」

「ううん、こっちこそうちの運動馬鹿がごめんなさい、痛かったでしょ? あ、わたしは祠堂 圭。で、こっちのショートカットの娘が美紀で」

「直樹 美紀です。よろしくお願いします、先輩」

「こっちのゴリラがってちょ痛い痛い揺れる揺れる揺れてるってあやねごめ、ごめんごめんってばぁ!」

 

 >圭の紹介にあわせて頭を下げる美紀。そのまま流れるように自分の紹介になったのだが…圭よ、ちょっと待て。先輩の前ではあるが、思わず圭の肩を両手でがっしりと掴む。言うに事欠いてゴリラとは何だ、ゴリラとは。

 >ゴリラ呼ばわりで傷ついた乙女の尊厳の腹いせに、ひとしきり圭の肩をゆすって頭をシェイクしながら、ふと先輩のほうを向くと。

 

 なーんで代理ちゃんがゴリラなんですかねぇ? 仮に代理ちゃんがゴリラだとしたら、それ以上のクルミ・クルミはどうなってしまうのでしょうか? 私、気になります(暴言)。

 

「ふふ、祠堂さんと直樹さんに、あやね…さん? ね。祠堂さんとあやねさんは仲が良いのね」

「おねーさんたち、なかよしさん?」

 

 >軽く口に手を当てて面白そうに笑う先輩と、よくわかっていないのか首をかしげている瑠璃ちゃん。我に返るとかなり恥ずかしくなってくる。きっと今の自分は顔がさっきの先輩よりも遥かに真っ赤になっているだろう。

 >恥ずかしさにうつむきながらも、かろうじて出せた声で“沢代 理音です…”と名前を告げる。ぅぅ、“穴があったら突き入れたい”とはこのことか」

 

「あやね、それを言うなら“穴があったら入りたい”だよ?」

 

 >美紀、うるさい。そこは引っかからなくていいから。

 

 っと、長かった自己紹介タイムもようやく終わったようですね。まさか百合の花咲き乱れるいちゃいちゃぱらだいすが広がるとは、この海のリハクの目をもってしても見抜けなんだ…(節穴定期)。遅延するほどの濃厚な百合劇場はヤメロォ!(建前) ナイスゥ!(本音)

 

 …と、このまま百合の桃源郷を見続けたい気もしますが、それはロスなので巻いていきましょう。マイテマイテマイテセニョリータ…

 

「あ、そういえば」

 

「あちゃー……ごめんなさい先輩、私たちそろそろ」

 

「あ、ごめんなさい、引き止めちゃってたわね。それと改めてありがとう。妹を助けてくれて」

 

「おねーさん、ありがとーございました!」

 

 >言葉の額面も半分、ちょっとした照れ隠しも半分。親友二人を促し、挨拶を交わして先輩と別れる。

 >今日はちょっとしたイベントもあったけれど、それでも必要な買い物ではあるのだ、向かわないなんて選択肢はない。

 >話を切り上げながら軽く手を振ると、付き合ってくれている親友達に感謝を伝えつつ、ショッピングモールへと足を向けた。

 

 はい、というわけでどんどん進めていきましょう。とはいえ、流石に一週間も前となると、どんなに用意したところで殆ど意味がありませんし、なんならそれが上手くいったとしても、今度はそれで不和を引き起こしかねません(6敗)。時間はあるのに、カナシイナァ……。

 

 というわけで、ここでは何も準備はできないので……甥の木村、加速します(3.64倍)

 

 はい、昼間から加速して夜になりました。代理ちゃんも自宅に戻っています。ああもちろん二人とは、買い物デートを終えた、ゲーム内でちょうど日が沈んだあたりで別れています。

 

 で、ここで等速に戻したのは、冒頭でお話しましたことに絡んでいます。そう、MODによる介入点です。

 

 というのも、開始時点が三つあるというのはお話したとおりですが、そのうちアウトブレイクの一週間前か、前日に行動タイミングがあるパターンだと、その日の夜にこうやってイベントが入ります。

 イベントそのものはいたってシンプルに、自キャラのパソコンないしスマホに、メガテニストの皆様にはお馴染み、親の顔よりも見たかもしてない(もっと親とコミュれ定期)、“STEVEN”を名乗る謎の危険人物からメールが来るんですね。

 

 で、そのメールを開くか否かの選択があるわけですが、そこで開かなければシュレディンガーの猫、というわけで通常のストーリーモードになります。

 今回はMOD前提なので開かない理由はありません。当たり前だよなぁ!?

 

 >家に戻り、夜の準備の傍ら―というかむしろそっちが半ば主目的になっているのだが―いつものように友人たちとアプリ上でのやりとりを行い、そろそろ寝ようかとしているとき、あなたのスマホからメールの着信を告げる音が聞こえた。

 >友人からだろうか? そう思ったあなたは着信を確認する……が、そこに表示されていたアドレスは友人のものではなかった。

 >というか。何で自分のアドレスから届いているのだろう? 自分は送った覚えはないのだが……。

 >不審に思いつつも、なぜかそのまま削除してはいけないような感覚があなたを包む……。

 

 うーん、メガテンほんへでも思っていたんですが、知らなかったりありえなかったり…、なアドレスから届くメールとか怖くてあけられないってそれ一。界隈の主人公連中ってヤツは、クソ度胸が凄いのか考えのかの字もないのか……むむむ。

 まあ軽子坂のラッキー系ヒーローはきっと何も考えていないと思いますが(マガオー)

 

 それはおいといて、選択肢が出ているので“開ける”を選択します。するとよくわからない、けれどメガテニストニキ達には親しみのありそうな、アルファベットと数式の交じり合った文字列、もといDDSのプログラム式が画面上をザーっと流れまして、DDSルートのフラグが立ちます。

 

 ちょうど画面の中で、代理ちゃんの瞳に反射した数式の羅列が高速で流れていっていますね。で、それが終わると自動的に“コンピュータ操作”のスキルが開放され、自動的に習得されます。

 それと同時に、なぜか操作キャラのスマホやパソコンのバッテリー消費や電波の問題がなくなります。いったい何グネタイトの影響なんでしょうかねぇ?(すっとぼけ) というかまじでバッテリーとのマグネタイトのやり取りはどこでやっているんでしょうか?

 

 それはさておき、このMODではここでようやく、スキル全般の取得や操作が解禁になります…と解説している途中ですが、このMODでは、ここでスキップ不可のチュートリアルイベントが開始されます。

 なおそのイベント中は、スキルを弄ることができないので、実質このイベント終了からスキルを割り振ることになります。(スキルのお預けは)もうちょっとだけ続くんじゃ。

 

 >どれくらい経ったのか。いきなり感じた、ナニカを浴びせられるような感覚をようやく通り過ぎた、と自身で意識できるようになったあなた。

 >何があったのか。あるいは何もなく、ただ寝ぼけていたのだろうか? 自身を包む軽い脱力感と、先ほどの奇妙な感覚に、よもや夜に見る白昼夢とは、いやまて、夢とは疲れを伴うモノだったか? などと取り留めのなく流れる思考をそこで打ち切り、改めて夢の世界に飛び込まん、と布団の中に潜り込んだあなただったが、不意にある思考が頭をよぎる――

 

ニア スマホ、見とこうかな…

  ノートパソコン、見とく…?

  新しいタブレット、買ったんだっけ…

 

 はい、ここでの選択が、今後のコンピュータ操作に関わってきます。具体的には、ここで選択したものが、この子のメインガジェットになってきます。大きいものを選ぶと、急を要する場面では使えないので、ここは携帯性を優先します。流石に迫りくる“かれら”の前で、悠長にPCなんぞ取り出そうとしていると噛まれます(7敗)。そら(緊急時にわざわざ動きとめて余計な動作をしようとすれば)そう(簡単に噛まれてかれらの仲間入りもする)よ。

 

 というわけで、今回は取り出しやすさを加味して一番上のスマホを選びましょう。ちなみにスマホを選ぶと、自動的にモバイルバッテリーと、なぜかソーラー式充電器もセットでついてきます。タブレットも同様ですが、大きさは大きくなり易くなっているようですので、ひどい乱数を引くとノートPCを選んだのと大差ないものが出てきます。ノートPCだと、ソーラー式充電器だけになる代わりに、そちらに電源機能がついた上でソーラーパネルの性能と大きさがかなり大きくなるのですが、流石に重い、重すぎるっ!(銘菓饅頭) ので、こちらは罠です。まあそれでもなぜか、パンデミック当日にはソーラー充電対応UPSとも言うべきソレを、パソコンとともに学校へもってきているのですが。なんでさ。

 

 >なんとなく。本当に何の気なしにふと思い立ち、先ほどスリープしたばかりのスマホに光を入れた。

 >画面は先ほどのチャットアプリではなく、ホーム画面に戻っていた。閉じた記憶はないのだが、アプリが何かしらで自動アップデートでもしたのだろう、と思いながら、ソレとは別に感じる違和感。

 >その直感でホーム画面をよく見てみると、見慣れないアプリの姿があった。と同時、先ほどの奇妙な感覚が気のせいではない、と思えてくるのだから不思議なもの。

 >とはいえ、すでに時計は天頂を過ぎている。これ以上おきていると学校にも差し障るだろうし、詳細は起きた後の自分に任せよう――

 >そう思い(丸投げし)ながら瞳の蓋を下ろしたあなた。すると、その意識は間を置くことなく、夢の世界への階段を駆け下り始めた。

 >その最中。あなたはなぜか、意識の端で“そのアプリを消そう”という選択肢がないことに気付いたような気がしたものの、ソレはやがて意識の潜航とともに無意識の海へと流れ出していった……。

 

 はい、この暗転があけてから、今度こそ本当にスキルを振ることができるようになります、といったところで今回はここまで。次回もよろしくお願いします。

 

//////////

 

 今にして思えば、おそらく。あの日あの時が、私、若狭 悠里にとっての最大の分岐点となったのだろう、と思う。もしあのときに彼女がいなければ、きっとこの手に繋がれている温もりを二度と感じられなかったに違いない――と。

 

 そんなことを思いながら、私はいつものように妹、瑠璃(るーちゃん)と通学路を一緒に歩いていく。

 

 あの時はあんな感じになってしまったけれど、いつか改めて御礼ができるといいな…と。なんとなく私たちの恩人に対して思いながら。そして――

 

「ねえ、りーねぇ?」

 

「なぁに、るーちゃん?」

 

 小学校との分かれ道。そこに着くくらいの時、繋がれた手の先からかけられる声。彼女のおかげで喪わずに済んだ、掛け替えの無い大切な家族(いもうと)の声に顔を向ける。

 

「…りーねぇの学校、いってもいい?」

「―どうして、って聞かなくてもいいわね。ええ、大丈夫よ」

「うん、ありがとー、りーねぇ」

 

 ――そして、それは私だけではなく、るーちゃんも同じなのだ、と改めて思いながら。

 

「ふふ、じゃあ畑のお野菜を一緒に採ってみましょ? それと、ね?」

「うん、あのおねぇさんたちもいっしょに!」

 

 ニコッ、と屈託無く笑う妹に、けれど、とひとつ釘を刺す。

 

「もう飛び出したりしちゃ駄目よ? ちゃんと」

「まえをみて、きゅうにはしらない、だよね! わかってるよっ!」

 

 じゃーね、りーねぇ、いってきまーすっ!

 そういって小学校へと向かう妹に、気をつけるように伝えつつ少しだけ見送ると、私も踵を返し学園へと歩き出す。――あのときに救われたことのお礼を改めて。そう思い、あのあと連絡先を交換した三人宛にメッセージを流し、具体的にはどうしようか、なんて考えながら。

 

 あの時はそのままになっちゃたけれど。でも、あの時のことは私たちの中できちんと息づいている。だから―

 

『きっと還すわ、たとえ一生かけてでも。ねぇ』

 

 ――あの子の、私の。私たちの恩人さん?

 

//////////

 

 かくして時は流れていく。幼い少女についた疵にも同様に。しかし疵は消えても、その想いは薄れず続く。

 

 やがてそれは。本来の流れには居なかった少女()行動(羽ばたき)は、あったはずの悲劇を散らし、しかして二人の少女に刻まれる。

 

 その刻まれた思いが、蝶の羽ばたきが、やがて大きな流れと姿を変えていく。だがそれを、救った少女も、救われた少女も知る由は無い――少なくとも、今はまだ。




 初めて書いて疲労困憊となってしまったので失踪します。

 とか言いつつ、りーさんの名前の漢字を間違えてたとか言う特大のガバがあったゾ…
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