がっこうぐらし! Megatenist No Faith.√ 作:グレンフォード
や、ちゃうねん。決して村正ヒャッホーしたりSタルで爆死したり天狗にうつつ抜かしてたとかじゃないねん……してましたサーセンorz
はい、なんだか倉庫荒らしをして、戦利品を持って帰ってきたら、石抱きならぬ蕎麦抱きの刑に処された気がするRTAはーじまーるよー。
ということで、今回はくるみネキが種火先輩を担いでエントリィィィィィッ! したところから再開していきましょう。
といっても、すでにくるみネキが入ってきた段階で……えっと、なぜか知りませんが、ゆきちゃんがとっさに、ロッカーを移動させるよう声をあげてくれましたので、とっさに動いてくれたるーちゃん(に合わせて動いたりーさん)の手により、いつもより早くロッカーを持ってきてくれました。
え? 助かるけど……なんで?(困惑) ……ま、まあ時間短縮になるのでヨシッ!(現場猫)
この挙動は気になりますが、今はともかくドアをふさがなければなりませんので、ロッカーが来るまでドアをしっかりと押さえつつ、来たらすぐさま置き場所を指定しましょう。――オラッ! ロッカーバリケード! まんじりともせず(乱打を)受け止めろ……っ!(ボタン連打)
で、ロッカーをドアの前に置いたら、そのままロッカーごとドアを押さえ続けます……あ、ちょちょちょ押されて……やb
「――はッ!? あやね!? ッこの!」
>何が起きたかわからないものの、この狂乱を屋上内(こちら)に入れてはなるまいと、咄嗟にドアを押さえたけれど、容赦のない乱打がドアをこじ開けようとする。
>その様子を見て我に返ったか、呆然としていた美紀の目の焦点がはっきりとするや否や、近くにあったのだろう棒状の何かを引き抜き、こちらに……正確に言えば、ドアに向けて投げつけた。
>普段なら、狙いが大きくそれたか、あるいは私に当たっただろうそれは、しかし。ブンブンと空気を切りつつ回転したまま、ちょうど押し込まれかけてできていたドアの隙間へと吸い込まれていき。
>校舎の内から押し込んできていた生徒たち――否、事ここに至れば、ソレは既に“人ではないナニカ”というべきか――へと、生々しい音を立てて突き刺さった。
「――――ッ!!」
>不思議と大きく聞こえたそれは、はたして誰が息を呑む音だったのか。妙にクリアに聞こえたその音を聞きながら、幾分か弱まった圧力を、体全体を持って押し返し――
「――それをここにっ!」
>何とか押し切って閉めたドアの前。そこに、先ほど佐倉先生とともに現れた女子生徒の誘導で、ロッカーが文字通り転がされて塞ぎ留める。
「――――ッッ! あ、りが、ハァ、とぅ……ハァ、ハァ」
>ソレを見て安心したのか、あなたの身体から力が抜けていき――
「――ぁ、ぇ? せ、んぱい……?」
「――――ぇっ!?」
「そこの人ッ! う、動いてッ!」
>へたり込んだと同時に聞こえたその声に、首を回す以外の行動を取る体力は、いまのあなたの身体には残っておらず。
>その視線の先に居たのは
「……ぇ? 先輩、どうし、て……?」
>疲れと恐怖と、その理由は違えど、あなたと同じように腰を抜かす少女の姿と、それに生気を感じさせない動きでにじり寄る、一人の青年の姿だった。
>状況が見えていないのか、あるいは認識したくないのか。弱弱しくも声をかけ続ける少女に、傍まで来ていたその“元”青年は手を伸ばし……
「ゥゥゥァァァアアアアアアあああっ!」
「せ、先ぱ―――きゃッ!?」
>伸ばされた手が少女に触れる、その寸前。確かに濁りきっていたはずのその瞳が、弱弱しく、しかしはっきりと光を湛えた刹那。
>青年は、その腕の振りを持って、少女をしっかりと――
「――っ!? こふッ」
「ぁっ!?」
>ドサリ、と音を立て、少女の体は先ほどよりも後方(こちら側)へと倒れこんだ。
「ううウう、くルみ、にゲrォォォォオオオ……」
>しかし、その理性もそれが限界だったのか。再度光を失い、濁りきった目へと変じた青年は、先ほどまでと――あるいは、今も校舎内からドアを叩きつけ続けている生徒たちと同じ、生気のない動きに戻ってしまった。
「せ、んぱい……!」
>少女に迫る、意思亡き腕。先ほど、おそらく最後だと思われる理性を持って言った言葉があったからだろうか、少女はソレから逃れようと身体を
>――――ガラン、と、
「――――せん、ぱい……ッ! う、ああああああああああああああっ!!!!」
「――――――ッ!!」
>とっさにその手がつかんだソレ――大型の剣型ショベルで、少女は自身に迫る“元”青年の身体を、勢いよく斬りつけ
「あああアあああアアああああアアアああアアあッ!!!」
>突き刺し、叩きつけ、突き刺し、突き刺し、突き刺し叩き――
「――あああアアアアああアアああああッ!!」
「――っ! もう、もうやめてよぉっ!」
>何度そうして腕を振るったのか。半狂乱の少女の身体に、先ほどの少女が後ろから抱きついた。――悲痛な声を上げながら。
……はっ。思わず呆けてしまいましたが、幸いにも操作できないムービーだったのでロスではないです(詭弁)。なのでつづけてイきましょう。
はい、これにてチュートリアルが終了ですね。少なくとも、くるみネキは無事戦えるようになりました。動画の中では、ゆきちゃんが原作通り泣きながらくるみネキを止めて、それにくるみネキが半ば呆れながらも正気を取り戻した場面ですね。
これは原作でも思っていたんですが、地味にゆきちゃん最初にして最大級のファインプレーだったのではないでしょうか? その原作ではさらりと流されてはいましたが……。
ともあれこれでフラグが勃ちます。いわゆる原作突入フラグ、或いは“ろうじょうぐらし!”フラグと俗に呼ばれている(呼ばれてるとは言ってない)ものです。
そして、これを以って原作同様の“覚悟を決めて”くれるんですが……、今回は割と本来は居なかった人員が居ますので、正直どうなるかはわかりません。
なのでまあ、ここはそこに配慮して動く必要があるのですが……まずは何はともあれ立ち上がってから、年齢その他からたぶん一、二を争うレベルでやばそうなるーちゃんとりーさんに声をかけましょう。
ついでですので、先ほどクリティカルを出したっぽいみーくんにも声をかけて、と。
>二人で抱き合っている、ツインテールの少女と変わった帽子をかぶる少女。どうやらそちらは何とか持ち直しているようだ。少なくとも、聞こえる声に混じる焦燥は先ほどまでではない。
>それ以上に、るーちゃんだ。先ほどまでの違法スナッフムービーも真っ青だっただろう光景は、何処かズレている嗜好の人たちを除けば、きっと10人中9人ほどは“子供に見せてはいけない”といわれるだろうと思えるほどには凄惨だったのだから。
……いや、“ズレてないのに
>そしてそれは、私の大切な幼馴染達も同じだろう……と、瑠璃ちゃんの元に向かう道すがら思い、美紀たちにも声をかける。
「――ゥッ、ぁ、やね……?」
「――っ! ケホ、ぇほっ……あやね、けほ、こそ、だいじょーぶ……?」
>美紀たちには無理が透けているだろうけれど、それでも大丈夫だと返したあなたは、二人のいる場所には気をかけないことにして、そのままこの中での最年少であろう少女の下へと向かう。
二人の足元……生々しいゴア表現……あっ(察し)。そですね、あまり気にしないほうがいいでしょう。――そこには何もない、イイネ?
>向かった先。その場所には、落とされた籠やばら撒かれた野菜の散らばる中、しっかりと先輩に抱きすくめられている瑠璃ちゃんの姿があった。
お、りーさんナイスゥ(建前)ナイスゥ(本音)! どうやらとっさにるーちゃんの視界を、その恵体でしっかりと塞いでくれた(意味深)みたいです。
とはいえ表情を見るに、どうやらるーちゃんも\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ! なようです。そら(目の前であんなことがありゃいくら大人でも)そう(正気でいられるわけもない)よ。ましてやるーちゃんはょぅι゛ょなんだし。
>震えながらも、しっかりと瑠璃ちゃんを守る(に縋る)かのように強く抱きすくめる先輩と、震えながらも先輩に抱きつき、必死に涙をこらえる瑠璃ちゃん。どう声をかけたものか、と戸惑いつつ、あなたは――
Select!
ニア 先輩達の横から、二人を優しく包むように抱きしめた
無言で軽く頷き、そっと二人から離れて床の籠や野菜を拾い始めた
先輩と瑠璃ちゃんを呼びながら、大丈夫か尋ねた
おっと、ここで選択肢。もちろん私は上を選びます。極限状態で人を一番安心させられるのは人肌だって、それ一番言われてるから。それに流石にこの状況での後方彼氏面はイカンでしょ。
>突然のあなたの行動。その熱に思わずビクリ、と肩を跳ね上げた先輩は、しかしそれがあなただと気付いたからか、ギュッと肩に入れていた強張りをすぅ、と抜いたのがわかった。
>先輩に包まれていた瑠璃ちゃんも同じようで、あなたが先輩もろともかき抱くと、次第に全身から震えが止まっていく。
「――あやね、さん?」「あや、ねぇ?」
>同時、それはあなたもなのだということがはっきりと自覚させられる。――どうやら、幼馴染達の前で張っていた緊張の糸が、先輩達を抱きしめたときの温もりで解されてしまったのだろう。先ほど立ち上がったときにはもう大丈夫だ、なくなったと思っていた震えや脱力感が再びあなたを覆い始めた。
>倒れるまい、ととっさに力を入れては見たものの、それでも身体を支えきることはできなかったようで、あなたの身体はそのまま下へと沈み――
「「「あやね(さん)(あやねぇ)っ!?」」」
「――――ッ! ……ぁ、れ?」
「……ふぅ、間に、あいましたね……」
>切る前に、柔らかな感触と温もりがあなたの身体を包むとともに、グっと後ろから両わきを抱えあげられる形で支え上げられる感覚。
>思わず振り向いた先には、“よかった……”と息を吐く佐倉教諭の姿と、そこから香る柔らかな芳香。……というか、近い。しかも背中がやわらかい。……くっ。
あぁ^~いいっすね~……やっぱり……生徒と教師の禁断の百合を……最高やな!(最後の
>……とはいえ、やはり人肌の温もりというのが、こういった状態における特効薬であるのはどうやら正しかったらしい。
>次第に自身の身体から、強張りや脱力感が抜けていくのが感じられ、それと同時になるほど、と思う。――なんだかんだ友達感覚になってはいるけれど、この人もれっきとした“教師”であり……“大人”なんだな、と。
あぁ^~……ふぅ。
さて、こうやって極限状態での高品質百合園を見続けていたい気もしますが、それはロスになるので……やめました。
というわけで、代理ちゃんの状態が落ち着いたら、めぐねえ(要介護ヒロイン)にお礼を言いつつ立ち上がりましょう。その上で行動を開始します。
>ようやく脱力が抜けたあなた。支えてくれた“先生”に軽く礼を言うと、ところで、と話しつつ屋上の中央付近へと視線を向ける――居た。
>向けた視線の先に、いくらか焦燥がとけてはいるものの、まだ
というわけで、ここで改めてくるみネキとゆきちゃんにもちゃーんと声をかけます。
ついでに言うと、この辺りで関わりの薄かったキャラに声をかけておかないと、後々そのキャラからの好感度が足りなくなることがあるので忘れないように(2敗)。
ではまあ、先ずはくるみネキから。肝心の内容ですが、種火先輩について……は不和フラグになり得ますし、そうでなくとも、せっかく
まあ、ここは当たり障りなく、怪我はないか、とでも聞いておきましょう。“大丈夫か”でも良いのですが、大丈夫か大丈夫じゃないかで言えば(目に見えて大丈夫じゃ)ないです。目の前での生スプラッタ後先輩鏖殺だし、(大丈夫じゃないのは)当たり前だよなぁ!
「あ、ああ、一応、な。……でも、悪い、やっぱり少し……静かにさせて欲しい……」
>あなたのかけた声にそう答えた、長髪を側頭部二箇所で(ツインテールに)纏めている少女。その表情には、さまざまな感情が入り混じっている様子が見て取れる。
>――まあ、仕方の無いことか、と思う。何せ、身近な人物がああなったのだから。そう思いつつ、あなたは向きを変え、彼女を支え続けている少女へと改めて向き合うことにする。
>……ああ、そうだ。確かに“彼女の感情”をはっきりと解っている、というのは軽率ではあるだろう。――けれど、それでもまったく判らないではない。客観的にも、……自身の、かつての経験からも。
>故に、今のあなたには、それ以上踏み込むことは出来なかった。――それを和らげる特効薬は、ただ時間の経過だけなのだと、あなたは身をもって“識って”いたから。
>……まあ、それでもこの状況下ではあるのだし、何とかする必要はあるけれど。
……ん? なぁにこれぇ。すっごく不穏なんですけど? まま、今はソコまで踏み込まない理由になるのでヨシ。続いてモノローグにも在ったように、ここでゆきちゃんにも声をかけます。
ここはしっかりとお礼を言っておきます。短縮の女神様ありがとーフラッシュ!
「ぇ? ……ぁはは、女神様、なんて恥ずかしいよ。でも、どーいたしまして、かな」
>変わった帽子をかぶった少女に礼を言うあなた。先ほどの機転に救われたことを告げ、ついでに少しだけ大げさに――半ば以上は本心から――持ち上げると、そういって少し顔を朱に染めつつ、それでもにこり、と可愛らしく微笑った。
>そのついでに軽く自己紹介を済ませ……る前に、あなたは――
Select!
みんなから離れているのもなんだし、みんなのところまで移動しよう、と誘った
ニア ドアの近くにいると危ないかもしれない、と思ったことを少女に話し、ドアの近くにいたみんなを呼んだ
おっと、ここで選択肢。とはいえ、出入り口近くだと、まだドアを叩く音がしているためSAN値がランダムで下がる可能性がある他、選択肢の通りに、低確率でかれらが窓を破る危険があるため、ここは安全を取ってこちらに呼んでおきましょう。
ドアのほうはロッカーを倒してからふさいでいるため破られないので、後で落ち着いたら補強をする、程度で大丈夫ですが、もし窓を破られた場合、近くにいると感染判定が生じます(n敗)。
>もしかしたら、ドアや窓が破られるかも。そうふと思ったと話すと、少女は“じゃ、みんなも呼ぼう”と、大きく手――というか全身かも?――を振って、ドアの近くにいた美紀達を呼んでくれた。
あぁ^~ゆきちゃんがぴょんぴょんするんじゃぁ^~……失礼、取り乱しました。
というわけで、みんながこちらに来て話を始める前に、今まで地味に近くにおいていた鞄を、改めて日陰に置きなおしましょう。長く日向に置いておくと、せっかく持ってきた食べ物類がだめになってしまいます(2敗)ので、そこそこ重要です。
>屋上の中央付近に集まったあなた達。先ほど青年に襲い掛かられた少女も近くにいることを確認し、その上で改めて状況を確認しようとしたあなた達は、そこでこの場にいる全員が知り合いだというわけではないことに気づく。
>まあ、それはそうだろう。というか、そんな都合がいいことはそうそうあることではない筈だ。そういって、無理に笑おうとしたのは誰だったのか。
>ともすれば昏くなってしまいそうな状況の中、そうなったらお終いなのだ、とあなたは……否、口にこそしなかったけれど、きっとそこにいたみんながみんな、なんとなくそう感じていたのだと思う――
はい、というお通夜寸前の状況でも、原作と比べればまだマシな状況でフェードアウトしていきます。そして再びフェードインしてくると、空がきれいな茜色に染まっている状況……は、少しばかり過ぎているようですね。透き通ったような夜空がきれいです。
どうやら時間経過の際に、ちょっと大きめの乱数を引いたようですね。こっそりスマホを確認させましたが、すでに午後八時に届きそうな時間でした。
流石にそんな時間まで、直射日光に鞄を晒しているのは、中の食料的にNGです。……だから、鞄を日陰に移動させておく必要が、あったんですね(軽度メガトン)。
で、ですが、このまま何もしないと、極低確率で誰かが持ってきてくれない限り、敷物も無く就寝することになってしまい、みんなで固まって休むとはいえ、流石に全員の体力や正気度がメガトンコインしてしまいます(4敗)。
なので早速、勝手知ったるりーさんに、何かないか聞きましょう。へいりーさん、なにか被れそうな物はあるかい?
「……ぇ? ぁ、ええそうよね。流石にこのままじゃ風邪引いちゃうわよね……ちょっと待ってて?」
>少し寒くなってきたかも。吹き込む風に思わずこぼれた一言に、それまで瑠璃ちゃんを抱いていた若狭先輩――美紀と圭、あと先生以外はみんな先輩だったので、呼ぶときには苗字もつけて区別することにした――は、屋上の倉庫へと向かう。
こうしてりーさんをけしかけて、倉庫やそれ以外からシートを持ってきてもらいつつ、それとは別にめぐねえにも動いてもらいましょう。へいめぐねえ先生、エッチな寝床はあるかい?(エッチな寝床って何だよ)
「ぁ……は、はい、寝床……ですか? ――!! そうだわ、何をしていたのかしら……このままじゃ、もし雨でも降ったら」
>若狭先輩が防寒に使えそうなものを探しに言って少し。ふとあなたが感じた疑問を、この中での最年長である佐倉教諭に投げかけてみる。
>すると、半ば放心していたような教諭の瞳に、俄かに光が戻ってきたように見え――事実、それまでの散漫さからは想像出来得ないほどしっかりと、“これから”の懸念をまとめるような呟きが聞こえてくるようになった。
>その光景に、あなたはほぅ、と息を吐きつつ、隣にいた友人達の手を握る。
「よかった――まだ、大丈夫かな……」
>あなたの口から思わず毀れたその言葉。両隣から注がれる訝しげな視線に、どう説明したものか……と思考を回し、そもそも隠し立てする程でもないな、と思い直す。
「いやね、あの二人って、さ?」
>そうとなればあとはただ、本人たちに聞かれないように気をつけつつ、思っていたことを説明するだけ――。故にあなたは、一応とばかりに声のトーンを抑えて、その理由を二人に告げた。
「「あぁ、なるほど(ねぇ)……」」
まあ、確かに少しでも知ってればそうなるな。動画ではちょっとカットしてますが、少しでも親交があるか、学校やコミュニティでの知名度がある人物に対して出てくる選択肢を選んでます。
それを選ぶことで、二人をフリーにしておくと、きっとろくなこっちゃない、という心情を、PCや、関わりの強いキャラに抱かせることが出来ます。
ちなみに今回それで誘導できてますが、これはあくまで代理ちゃんが陽キャだから、もとい“話し上手”や“ムードメーカー”があればこそなので、ほかのキャラだとそれこそ“丸め込み”などのスキルが必要になると思ってください。
とか何とか言いつつ、実はここでりーさんに対して、その選択肢が出てきてちょっと慌てたのは内緒だゾ(小声)。
>軽い説明で、そろって頷く二人。二人とも背負い込みそうだしねぇ、と続ける圭に、美紀はうんうん、とただ首を縦に振るだけだったのは、まあそういうことだろう。
>……ちょっと危ないかもね。そう苦笑しながら言うあなたと、同じく苦笑を浮かべる二人。けれど。
「だからこそ、頑張らないとね。私も、美紀も――あやねも」
>めぐねえや先輩達に、無理をさせないようにさ。そういった圭の横顔が、なんだかいつもよりオトナに見えて――
「えっと、圭? 何か変なものでも食べたの?」
>思わず、といった風な美紀に、それこそ思わず噴出してしまうあなた。“ひどいよ!”と声を上げる圭。そしてそんな
>――大きく変わってしまった世界。まだ遠くでは止まない狂騒。けれどそこ(ここ)には、数時間前までは確かに在った“日常”を思い出させる暖かさがあった。
>――頑張らないと。手放すまい、と。そう無意識に思い、握っていた二人の手を、強すぎないように、それでも確りと握りなおして。
「あやね。……大丈夫」
>右手から伝う温もり。辛い時にも傍にいてくれた、掛け替えのない私の幼馴染(お姫様)。
「うん、大丈夫。あやね、がんばろ」
>左手から伝う温もり。私達を明るく照らしてくれる、得難い私の大親友(王子様)。
「うん。……私達は、生きている。私達は、ここにいる! ――そうだよね、みんな?」
>そして私は問いかける。不器用な私を受け入れてくれた先輩に、私達を助けてくれた小柄な先輩に、私達を守ろうとしている細腕の先生に。そして――守られた形ではあったのだろう、けれど結果、大切だっただろう人の最期の介錯をしてしまった先輩に。
>先ほどよりも強い声に、再度何事か、と向けられる視線。一つ一つに視線をあわせ、そしてその中でも最後では在ったけれど、それでもさっきよりも確りとした瞳を覗いて。
「負けてなんて、いられない。そうですよね、先輩、先生」
>気炎を吐く。――こんな惨事を起こした世界にも。その世界に、何もわからないまま、成す術なくかえられた“かれら”にも。そして。
「生き延びて見せなきゃ、報われないってものでしょ?」
>そんな“かれら”から、誰かを守ろうとしてくれた“かれら(想い)”の為にも、負けられない、と。
「――っ!!」
>覗いた瞳の光が、強まったのが確かに見えた。僅かではあるが、それでもはっきりと。
「そう、だよな。先輩だって、私を護ってくれたんだ。ほかでもない“私”を」
>――だったら、足掻いて見せるとも。そういって立ち上がった、ツインテールの先輩の瞳には、すでに先ほどまでの揺らぎの色は浮かんでいなかった。
ポカーン( ゚д゚)<……なぁにこれぇ。
まま、気を取り直して、唐突なNot Skip Movieはさておき、操作が戻ってきたので続行していきましょう。……本当になんだったんですかねぇ?
とりあえず、先ほどのムービーから切り替わってすぐに、ゆきちゃんとるーちゃんが、代理ちゃんたち三人にギュッと抱きついてきました。
そして……と、りーさんも戻ってきましたね。何枚かの畳まれたブルーシートも持ってきてくれました。あとはめぐねえ、ととと?
「なあ、えっと……沢代、だったっけ?」
>戻ってきた若狭先輩にへの礼を言っていると、横からツインテールの先輩――恵比須沢先輩、だったと思う――から声がかけられた。
>その言葉に頷き、あなたは言葉を続ける――
Select!
ニア そんなかしこまらなくても。“あやね”でいいですよ、センパイ。
はい。でも大丈夫です? 無理はしないでくださいね?
名前なんて……今はそんなこと、どうでもいいんだ、重要なことじゃない。
……はい、ここは下手に心配をしてしまうと、低確率で覚醒が剥がれてしまうため、涙を呑んで軽く流しましょう(一番下の霧の塊から目を逸らしながら)
というのも、先ほどくるみネキは“私”といっているので、それはまだ完全に覚醒しているわけではない、ということを示しています。
そこで変に気を使ってしまい、種火先輩を薄れさせてしまうと、覚醒判定に再チェックが入り、失敗の憂き目に会う場合が生じてしまいます(5敗)。
だから決して、私から進んで軽く流すのではない、と思っていただきたいッ!
「あ、ああ、わかった。……ありがとな、あやね」
>先輩が口にしたお礼に、あなたは理解しつつも“私は何もしてませんよ”と惚けて返し。
「それでも、さ。確かに、“あたし”が塞ぎこむわけにはいかないもんな」
>せっかく生かしてくれた先輩のためにもさ。そういって目尻を拭った先輩は自嘲交じりの、それでも先ほどよりもはっきりとした、決意を帯びた笑顔を浮かべたのだった。
はい、くるみネキの
同時に、正気度の低下が緩やかになり、滅多なことでは正気度が大きく落ちることがなくなりますので、うん、おいしい!
>グ、と強く拳を握る恵比須沢先輩。これなら大丈夫そうだ、そう思ったあなたは、改めて両隣の親友達に礼を言い、先生の下へと向かった。
>そこには先客がいたようで、先生はちょうど、変わった帽子をかぶっている小柄な先輩と話をしていた。
「あ、あーちゃんだ」
>あーちゃん? 急に呼ばれたその呼称に、あなたは思わず聞き返しつつ首をかしげる。
「丈槍さん? 沢代さんも驚いているみたいですよ?」
>佐倉教諭のその言葉に、丈槍先輩は苦笑いをしながら謝ると、その呼び方を説明してくれた。……なるほど、そうきたか。
「ぁはは……沢代さん、深く考えなくても大丈夫ですよ?」
>そこまで百面相していたのだろうか? 佐倉教諭の露骨なフォローが、なんだか妙に心に刺さった気がした……。
……なるほど、“あやね”だから“あーちゃん”、という原作風のあだ名がつけられたところで、鞄の中に入れてきていたお菓子を出して振舞っておきましょう。
まあ、羊羹はナイフなどがないとアレなので、ここはのど飴とチョコレートを出しておきます……が、くるみネキはやはり拒否ですね。
とはいえここで何かしら食べさせないと、体力値にデバフがかかった状態で二日目になるので、一かけらでもいいので口に突うずるっこんでやりましょう……やりました(クール系正妻空母感)。
>“今はいらない”という恵比須沢先輩の口元に、無理やりに食べ物を運んでいく。
「ああ、わかったわかったわかったから押し付けるな食べるって」
>運んでも、最初はいらない、といっていた恵比須沢先輩。けれど、まだ心配だから、とか、さっきの決意を引き合いに出す、とかいろいろと説得の手を変え品を変え――るほど何かがあるわけではなかったが――、何とかチョコレートを一かけらと飴を食させることに成功した。
>それになんとなく達成感を得たあなただったが――不意に、身体の回りを吹き抜ける風の冷たさにブルリ、と震えが走る。
「「「「「「あやね(さん)(あやねぇ)(沢代さん)?」」」」」」
「ぅぅ……さっきも沢代さんが言ってましたけど……初夏とはいえ、確かに寒くなってきましたね……」
>あなたの震えを見た全員から、心配のこもった視線が向けられる。それに少しだけ居心地の悪さを感じたあなたは思わず、柵の外……の下、校庭へと視線を向け――なんとなく、大きな違和感を感じた。
「……ぁ? んー? 確かに、何か違うような?」
「えっと、あやねぇ、りーねぇ。お外、誰もいないけど、どこにへいっちゃったんだろう?」
「!!! それだよ、るーちゃん!」
>あなたの感じた違和感に、続いた二人の言葉。それを元に、丈槍先輩がそれだ! と指をさす。
お? どうやらここでひとつのフラグが踏めそうです。“あめのひ”フラグは、早くに立てておけば安心できるってもんですからね。
何より、ここで立てられるなら、今後それをわざわざ立てる必要がなくなるので、タァイム的にもうま味ですし。
>先輩の言うには、もしかしたら“そう”なる前の習慣が残っているのかもしれない、とのこと。そうだとしたら、この時間に校庭ががら空きなのも頷けるというものか。
「なるほど……確かに、ありえなくはないのかもしれませんね……」
「でしょ? るーちゃんのおかげだよ!」
>ね、るーちゃん、と瑠璃ちゃんの頭を撫でる丈槍先輩。その表情はとても柔らかく、わしゃわしゃと撫でられている瑠璃ちゃんも満更ではなさそう。
>……そして瑠璃ちゃんの逆隣から、その光景をどことなく自慢げに、けれどどことなくうらやましげに見ている若狭先輩は……まあ、そっとしておこう。
あぁ~百合のトライアングルの響く音ォ~!
「……とはいえ、本当にそうかはまだわかりませんから、いつかは確認の必要がありそうですね」
ん? めぐねえが珍しくフォロー、というか指摘に参加してますが……これは(覚醒の可能性)濃いすか?
まま、ほとんど起こらないことまで入れ込むとガバるので、ここは当初のチャート(発破解体済み)通りに進めるとしましょう、といったところで、代理ちゃんにそろそろ寝るように促して……
>あなたは周りの皆に、そろそろ身体を休めたほうが良いのではないかと問いかける。特に、自ら手を下すことになった恵比須沢先輩にはちょっと重きを置いて。
>そしてそれからほどなく――言いだしっぺの法則だ、とでも言うのか――あなたを中心として、先ほど若狭先輩が持ってきてくれたシートと、近くにあったダンボールを用い、簡易的な寝床を作りあげ……なぜか、あなた達を中心とした塊になって休むことに。
>あれか。さっき寒さに震えたのがいけなかったのか。
アイヤー(蒼天jnik)。見事に代理ちゃんが真ん中になってますね……どうして(電話猫)
>まあ、それは良いだろう。今は季節柄昼間こそ暖かいが、ここまで夜も更けてくると、流石に昼間の軽装では風邪を引いてしまいかねないのだし、自身の身体も寒さを訴えているのも、さっきの震えのとおりだ。ここはありがたく享受しよう。
寒さに震える代理ちゃん(緑髪短髪美少女)を暖めようと固まりになる美女美少女の群れ……アーイイ、遥かにイイ……(末期中毒)。とはいえこっそり動きにくいので、ちょっとまず味かもしれませんねクォレハ……。
>ちょっと皆が近い気もするが、、流石に狭いダンボールとブルーシートの組み合わせでは、密着しないと入りきらないから仕方ない、と説明する教諭。
>それもそうか、と思うあなただったが、ふとその教諭を見ると、一人だけ離れていこうとしているのが見えて……
Select!
ニア 教諭の手をしっかりと握り締め、そのまま寝床の中に引きずり込んだ
教諭の腕をしっかりと引き込み、抱きしめるように引き倒した
責任感が強いのだな、と感心しつつも、それで風邪を引くのも本末転倒だろう、と教諭を呼んだ
……丈槍先輩、瑠璃ちゃん、皆さん……GO!
おっと、ここで選択肢ですか。……ここは当然二番目、といいたい所さんっ!? ですが、好感度の上昇が大きい反面、依存度にも数値が入る可能性が高くなりますので、涙を呑んで一番目に。
三番目だとまず拒否されてからの説得フェイズに入るため、タァイム! 的にまず味です。……一番下? 申し訳ないが、流石にほぼ初対面の先輩方を犬のように駆け回らせるのはNG。
>離れていこうとする教諭の手をとっさに握り、そのまま引き込んで皆の輪の中に巻き込んでみる。
>“きゃっ!?”という、成人女性らしからぬ可愛らしい悲鳴とともに引きずり込まれた教諭の腕を、以外にというべきか、俊敏な動きを見せた丈槍先輩ががっちりとホールドしたようだった。
「ひゃぁっ!? ……もう、沢代さん、転んで怪我でもしたらどうするんですか!」
「まーまーめぐねえ、寒い中で一人にはできないってば」
>簡易寝床に座り込んだ佐倉教諭のかわいい抗議に、思わず緩みそうになった頬を律しつつ謝罪しようとしたあなたの前に、彼女の腕をしっかりと抱えた丈槍先輩の声が入り込む。
>その声に、あなたと当の本人たち、および瑠璃ちゃんの四人以外のみんながそろって首を縦に振ったのを見た教諭は、あきれたようにため息を吐きつつ“あなた達はもうっ”とこぼし、それでも“こうなっては仕方がない”と満更ではないような様子で、腕をつかんでいた丈槍先輩の隣に身体をもぐりこませたのだった。
うんうん、やっぱり(めぐゆきは)こうでなくっちゃ。やっぱ“ゆきちゃん純粋攻め×めぐねえヘタレ総受け”が王道ってはっきりわかんだね。異論は認める。それもまた
さて、それでは後は眠るだけ……ではなく、一応種火パイセンからシャベルを引き抜き、ついでにハンカチか何かで顔を軽くぬぐってから余りのシートで覆っておきましょう。
それだけで、起きぬけに“
>引きずり込んだ佐倉教諭を丈槍先輩に任せ、あなたはいまだにシャベルが刺さったままだった青年の下へと向かう。
>ここのOBだったという青年。最期まで“変化”に抗い、最後の理性を持って恵比須沢先輩を逃がそうとし――最期には、その恵比須沢先輩の手で
>背後から誰か――おそらく恵比須沢先輩か――の息を呑む声が聞こえたものの、あえて無視して、その身体に突き立ったシャベルを引き抜き、取り出したタオルで青年の顔を拭っていると。
「……あやね、あたしも手伝うよ。というかあたしにやらせてくれ」
>背後から、ほかでもない恵比須沢先輩に声をかけられる。“本当なら、あたしが全部やるべきだったのにな”と。そう話すその声には、多大な後悔と、少しの自嘲の色が混じる。
>元よりそれに否やはないあなたは軽く頷くと、手に持っていたタオルを先輩に渡して、バケツと水を持ってくると告げて一度その場を離れる。
>……まあ、それも本当では在るものの、その半分以上は“先輩に区切りをつけてもらう”ための建前に近いのだが、とあなたは苦笑し。
「……あやね、さっきはああ言ったけどさ?」
>そんなあなたが寝床の近くを通った際、友人達があなたに声をかける。――無理をしないで良いのは、あやねも同じだよ? と。
>その言葉に困ったように乾いた笑いを溢すあなた。そんな様子に、あなたの誇る幼馴染と親友は顔を見合わせ、深くため息を吐き……
「まあ、あやねだから」
「ああ、仕方ないよね、あやねだし」
>そういうと、二人はあなたの両手をそれぞれの手で包み込み。
「でも、さ。それでも、少しくらいはあたし達にも頼ってほしいな、って」
「……昔から、抱え込む癖があるもんね、あやねってさ。……私じゃあ、ううん、私達じゃあやねの力には足りないかな……?」
>あなたの手を包む彼女達の手に力が入っていく。少し感じる二人の震えは、寒さだけではないだろう。……嗚呼、わたしって、ホント馬鹿。
「ひゃあっ!?」「わわっ」
>二人の言葉に、改めて自身の悪癖を自覚したあなた。申し訳なさと嬉しさが体中を駆け巡り、気がついたときには二人をギュッ、と抱きしめていた。
>突然のあなたからの抱擁に、最初こそびっくりした様子もあったものの、直ぐに二人の腕があなたの背中に回される。――制服越しに伝わる柔らかさと温もりが、思ったより溜まっていたらしい、あなたの焦燥を軽減していくのを感じた。
L E V E L U P !
ゆ、百合が……百合が濃い(歓喜)! 正気度も回復しているのも嬉しい限り。……時間? なんのこったよ(すっとぼけ)(時間をリリースして百合を所望する走者の屑)
とはいえここでおててにぎにぎが発生しているのは大きいですね。しかも二人分。さて何をとるかは次回までに考えておくとして、二人と手を洗ってから少し倍速(5,14倍)。
くるみネキの下に戻ったあたりから再開します。
>バケツに水を入れ、恵比須沢先輩の元にもっていき、青年の遺体を清めていく。
>徐々に染まるバケツの中の水が、染まったタオルが、水の冷たさも相俟って、わたし達に“現実”を突きつけている気がした――。
「……ふぅ、これで、と。……先輩、憎まないで、とは言わない。見守って、とも。ゆっくり、休んでください。おやすみなさい、先輩……」
>清め終わり、瞼を閉じて。持ってきたシートの予備を上に被せると、恵比須沢先輩とあなたは並んで手を合わせ、冥福を祈る。
>簡易的な葬送の儀を終えたあなた達は、どちらからともなく立ち上がり、皆の下へと戻っていき。
「なあ、あやね。……ありがとな、改めて」
>途中かけられた声。先ほどの行為で一先ずは精神的な区切りがついたのだろう、その声は、先ほどまでの不安定さは鳴りを潜めていたように感じた。
>その言葉に、先ほどのように“ただしたいことをしただけだ”、と返したあなた。恵比須沢先輩の返しも先ほどと同じ。けれど“それでも、だよ”と返す言葉には、先ほどと比べて幾許かの明るさが含まれていた。……幾分かは吹っ切れたのだろうか?
ふむ、これなら無事覚醒イベントを達成できたようですね。原作よりも早めに向き合い、乗り越えたように思えます……とはいえ、ここで安心すると依存モードに入りかねないので、あとゲーム内時間で一日は様子見です。
では翌朝までまでば・い・そ・く・し・た・い(ゆっくりまんじゅう生活部)
といったところで今回はここまで。寝床に入ったらチキンセーーーーブ! して……それでは次回にまた会いましょう!
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寝床について数十分経ったか。今日一日だけで、文字通り世界が変わってしまった。
狂騒と狂乱。混乱と荒廃。そこまで視点を広げずに、明日以降の寝床や食事、しっかりと休める場所のことなど、身の回りのことだけをとっても、いろいろと考えることは多い。
とはいえ、実際には私が動いたことなどほとんどない。せいぜい、倒れかけた沢代さんの身体を支えた程度だ。
――私は何をしているのだろう、と静かに自嘲する。ほとんど、生徒にやらせてしまっているというのに。本当は、自身がしっかりと前に立たないといけないというのに。
「……私は、どうすればいいの――?」
空を見て、きれいに輝く月を見上げて、ふ、と無意識に毀れだす言葉さえ、自身を責めているように感じられて。
「ん……むにゃ、めぐねえはめぐねえでいればいいんだよ……んゅ……くぅ」
そんなとき、隣で眠る生徒――丈槍さんの声がかかった。
「……ふふ、ありがとう、丈槍さん」
それはきっと寝言の延長で。どんな夢を見ているのかはわからないものの、それでもかけられた言葉は、確かに私に救いを齎し。
「……それでも、私は教師、ですから」
それに救われていてはいけないのだ、と己を律したとき。
「……んぅ。先生は、ん、いてくれるだけで。いなくなったりしなければ、それで良いんです……いてくれるだけでも、いなくならなければ……いなく、ならないで――おいて、いかない、で……わたし、も……すぅ、んぅぁ」
二つ隣。丈槍さんとは逆隣の、二年の直樹さんを挟んだ先から聞こえた声に、思わずビクリ、と肩が跳ね上がる。
そこにいるのは、つい先ほどまで中心的に動いていた、二年の沢代さん。けれど、その声にあった色は、先ほどまでのような快活さではなく。
「おね、がい……ひとりに、しないで……いい子に、するから……もう、勝手に……飛び出さない、から……ん、んぅゅ……」
まるで、捨てられた子猫のような、寂しさと苦悶の色に満ち満ちていた。
「……沢代、さん?」
辛そうな声。悲しそうな、小さな叫び。苦しそうな、自傷の呻き。
――いったい何が、そう思ったとき、ふとかつて見た生徒資料の内容を思い出す。
“沢代 理音。母親は幼い頃になくなり、以降父親に育てられるが、父親も××年前に交通事故で死亡。以後数年間親戚の家を転々とすごした後、同学年で家族ぐるみの付き合いがあった直樹家に養子縁組で引き取られる。尚、親戚の家ではこれといった話は聞かなかったが、直樹家に引き取られるに際し、直樹家と沢代家親戚一同との間で法廷闘争あり、親戚付き合いは断絶。そのため、面談等は直樹家と行う。追記:当校入学にあわせ現住所にて独居開始”
「……沢代、さん」
「ぅぅ、おね、が、い……」
苦しみとともに伸ばされた手。
正直、彼女の過去に何があったのか、まではわからない。
けれどそれでも、その手を握ってあげたいと手を伸ばし、だがそうする資格があるのかと逡巡したとき。
「だぃ、じょーぶ、だよ、あやね……私は、ここにいる、から……すぅ……」
一人の少女の……否、“幼い”少女の手を掴み、包んだのは、彼女の、そして私の隣にいた直樹さんだった。
「んゅ……み、き……? みきぃ……そばに、いて……ひとりは、もう……やぁ、なの……」
「あや、ね……私は、いっしょ……だょ……ん……けい、も……」
そしてそのまま抱き合うように、或いは包みあうように。救いを求めて伸ばされた手を引き、自らの胸元へ。
「すぅ、すぅ……あやねー……ん、へーき、だよぉ……。あたしも……すぅ、くぅ」
そしてそのまた向かい側。直樹さんとは沢代さんを挟んで反対側に居た、祠堂さんの手も、重ねられた二人の手の上に。
「ん……み、き……けい……すぅ……んん……」
その温もりに安心したのか。少女の声から、恐怖や寂しさは薄れていた。
「――ああ、そう、なんですね……」
それを見て、私の心にナニカがストンと落ちる。
――距離が近すぎる、と言った
――そのままでも良い、と言ってくれた
――私を頼ってくれた
――私を好いてくれている
そして――。
「まだ“大人”ではない。けれど、まるっきり“子供”かといえば違う。そんな
――いつかは“大人”を担っていく、けれどまだ羽ばたき始めた“小鳥”が、ここに居る。/ただ庇護されるだけではなく、誰かを護るにはまだ早い。けれど一人で立ち上がれる、いつかは一人で立たねばならない。そんな“未熟な/先のある”
改めて、周りを見回してみる。ここに居るのは、しっかりしていて、いまだ脆い、発展途上の小鳥達。自らの手で、自らの翼で。いつかは震えながら、ゆれながらも大空へと羽ばたいていく
自らの夢を、流れる雲を追いかけながら探しにいけるような、そんな鳥に、彼女達も何時かはなっていくのだろう。
なら、ここに居る私は? ただそんな雛鳥たちに、寄り添うのではなく成りきってしまっている私は、どうするのか、と自らに問いかけてみて。
「……ふふ、なぁんだ。もう、答えは得ているじゃない」
――『優しさ』と『甘さ』は違う。『心配』と『過保護』もまた、違う。そして、『しっかりと前に立つ』ことと、『焦って前に出る』ことも、また。
生徒の前だ、自身は教師だ。
先ほどの沢代さんの苦しみを見ただろう。
“できること”を軽視して、ただ“やりたいこと”を責任と取り違えた私では、それに寄り添うことなぞできやしない。
――目の前の“苦しみ”を見ずに、それに触れようとするに等しいのだから。
――だから。
「私は、私。人にできて、私にはできないことにばかり目を向けない。じゃあ……私にしかできないことは、何?」
改めて、自身に問うてみる。他の誰か、などではなく。正真正銘の“自分自身にしかできない”こととは、と。そして。気づく。
「――そう、か。……私は、これでも“教師”じゃない」
どうして気がつかなかったのか。常日頃から言っていることなのに。――嗚呼、成程。いつも言っておきながら、その実――
「笑っちゃうわね。ふふ、私自身、私を教師だと……“大人”だと思って……いえ、思い込もうとしていただけだったんだもの」
そうだ。自身で“そうだ”と思って――思えて――いないから、いつも言い聞かせていたし、いつもどこかで焦っていたんだ。“そうならなくちゃ”って。
そう気づければ、後はそう。
「焦りをなくす。自分にできることをこそ行う。羨むのはいいけれど、ないもの強請りは愚の骨頂、ね」
――できることをする。私は、教師。この変わり果てた世界で、この学校に於いてはただ一人の大人。そして。
「子供達は、何時かは飛び立っていくもの。大人は、それを支え、見守り、背中を押すもの。そうよね、お母さん。……そうですよね、教頭先生、神山先生?」
――子供達の居場所を作り、不安を乗り越えさせることこそが、この変わり果てた世界にでの“大人”に課せられた、唯一にして絶大の使命(お仕事)なのだ。そう、おそらく変わり果ててしまっただろう恩師に、家族に、同僚に。――そして自分自身へと、心でしっかりと宣言する。
その刹那、ビュウッ、と風が吹く。強く、弱く、北から、南から。
その風が、なんとなく恩師や同僚、家族の激励なんじゃないか、と、不思議と疑問もなくそう思えたのだった――。
……なお、翌朝。その決意を決めたことで、結果的に夜更かしになったため、もともと朝に強くない慈が盛大に寝過ごすことになったのは別の話。
どっとはらい。
……おや、めぐねえ(要介護ヒロイン)の様子が……?
はい、書いているうちに暴走して、なんとなくめぐねえの覚醒前夜に……ま、まあ覚醒すれば戦力になるし、ヨシッ!(現場猫)
……どこを見て“ヨシッ”っていったんでしょうか。本当に。おまけに代理ちゃんもかなり壊れかけだったりすることが発覚。どうして……(電話猫)
ではと言うわけで(だからどういうわけだ)、今回もまた難産でした。
おかしいなぁ、本来ならそろそろ三階制圧に入っていたはずなのに……、いやあ話が進まないこと進まないこと。
てかまた1万8000字オーバーとかどういうことなの……
……ハイスミマセン言い訳でした。今後ともいっそう精進していきます(蕎麦抱きの刑を受けながら)
と言うところで、ちょっと腹切ってお詫びしてくるので失踪します。