詩乃「青葉先輩、急になんなんですか!?」
そう言いながら非難の目を凪へと向ける詩乃。
凪「食事会だよ!うたのん!」
何も言わずに連れてきたであろう凪がそう説明する。
詩乃「またですか?そろそろ凛君も迷惑だと思いますよ?」
言いつつ凛に申し訳なさそうな顔を詩乃は向けてくる。
凛「別にいいよ。作る側も食べる人がいてくれた方が作り甲斐あるしね」
そんな詩乃に凛は笑顔とともに返す。
陸「凛は将来いい主夫になるな」
などと凛にとってはあまり嬉しくないことを含み笑いのまま言う陸。
凛「やめてくださいよ...割と気にしてるんですから。」
凛はこの無駄に高い家事スキルのおかげでクラスの女子よりも女子力が高いと言われているのだった。
凪「そんなことよりお腹空いたよリンリン!私オムライスがいい!」
人の気も知らないで凪は自分のリクエストを述べる。
陸「あっ、じゃあ俺ハンバーグな」
続いて陸。
凛「ちょっと待ってくださいよ!なんで2人別々のものをリクエストしてくるんですか!?ここはファミレスじゃないんですよ!?」
料理に取りかかろうとしていた凛はリビングにいる2人に叫ぶ。
凪・陸「え~!品揃え悪いぞシェフ!」
打ち合わせしたかのように息ピッタリな凪と陸。
凛「狙ったかのように息ピッタリですね!?どこで打ち合わせした!?」
2人に対して1人でツッコミを返す凛。
詩乃「青葉先輩も山上先輩もその辺にしておかないと凛君が料理作る時間がどんどんなくなっていきますよ?」
苦笑していながらも呆れている顔をした詩乃は凛に加勢してくる。
凛「今日はもうカレーって決まってるんですよ」
ツッコミもそこそこにして手慣れた様子でジャガイモの皮を剥いていく凛。
凪「リンリ~ン!私なんか手伝うことある~?」
凛にだけ作らせるのは悪いと感じたのか凪が問いかける。
陸「俺も手伝うよ」
陸も凪に続く。
詩乃「私も何かするよ」
性格上人任せには出来ないのだろう詩乃が言う。しかし詩乃はしっかりしてるが家事があまり出来ない。
凛「じゃあお皿を並べておいてくれないかな?」
凛は家事が出来なくても出来る仕事を詩乃に任せる。
凛「凪先輩と陸先輩は付け合わせのサラダを作ってください」
凪と陸にも指示をする。
凪「じゃあリンリンみたいに普通のサラダ作るね!」
悪気はないのであろう凪。
陸「ま、俺達に任せてくれ」
頼もしく返してくる陸。
凛「僕みたいは余計ですよ...凪先輩」
普通であることを多少気にしている凛は凪に向かい言う。
凛「とりあえず完成させましょうか」
そして話ながらもカレーを完成させようと凛は話をまとめるのであった。
~数十分後~
凪・陸「いただきま~す!」
カレーが完成するとスプーン片手に合掌する凪と陸。
詩乃「凛君ありがとね。いただきます」
礼儀の正しい詩乃は凛にお礼を言ってから合掌する。
凛「別にいいってお礼なんて。...いただきます」
こんな時でも礼儀の正しい詩乃に苦笑しつつ合掌する凛。
凪「リンリン!おかわり!」
まだ凛は一口しか手をつけてないのに凪は皿を空にしていた。
凛「早っ!?」
そんなことがありながら食事会は進んでいった。
~数十分後~
凛「さて...食事も終わったしお風呂も入ったしあとは寝るだけかな」
凛は呟く。
凪「何寝ぼけたこと言ってんのさリンリン!これからゲーム大会でしょ?」
当然と言うように凪は宣言する。
凛「寝ぼけるも何も今から寝るとこなんですよ!?あと明日学校あるんですけど!?」
凛は今日何度目になるか分からないツッコミをした。
凪「そんな現実はドブにでも捨てるもんだよ!」
すでにコントローラーを手にした凪はすごいことを言っていた。
凛「お願いだから寝かせてくださぁぁぁぁぁい!!!!」
そんな凛の悲痛な叫びも意味をなさずその日凛がベッドに入れたのは空が明るくなってからであった。
どうでしたか?次回は恐らく学校での話になると思います。そろそろメインヒロインである彼女を出したいですね。次回もよろしければご視聴よろしくお願いします!