テストなんかなくなればいいのに...
それではどうぞ。
時間は進み放課後...
凛「さて...帰ろうかな」
ふとそんなことを呟く凛。すると近くにいた詩乃が声をかけてくる。
詩乃「そ、それなら一緒に帰ろうよ凛君!」
同じ青春寮から学校に通っている凛と詩乃はたまに一緒に帰っている。詩乃から凛を誘うパターンが6割、その逆が4割といったところだ。
凛「うん。帰ろうか」
そういって凛が扉に手をかけた時、小夏に呼び止められる。その後ろには命がいた。
小夏「永松君、桜井さん、ちょっと待つです!せっかくなら八森さんを寮まで案内してあげて欲しいのです!」
転入生である命は寮の場所なんてわかるはずもないのだが、それを聞いた凛、詩乃の2人は驚き目を丸くする。
詩乃「案内って...まさか、八森さんは青春寮に入るの!?」
驚きで目を丸くしたままの詩乃は命に話かける。
命「うん、綺麗だし!素敵な寮だよね!」
笑顔で命は返事する。
凛「自宅は遠いの?
」凛も驚いているが、表面上に出さないように質問する。
命「う~ん...そんなに遠い訳じゃないんだけどさ、1人暮らしをしてみたかったんだ~!」
この質問にも屈託のない笑顔で命は答えた。
凛「そっか、まあこのままここで話すのもなんだしさ...まずは案内するよ」
そう言って詩乃、命とともに凛は歩き出した。
~数分後~
寮に向かって歩いていた凛はもう1つ気になってたことを命に聞く。
凛「ねえ、八森さん。どうして青春寮なの?もう1つ寮があったはずだけど...」
凛の言う通りこの青藍学園には2つの寮が存在している。1つは凛たちが住む青春寮、そしてもう1つは謳歌寮という青春寮の真逆の方向に建っている寮がある。2つの寮は構造はほぼ同じだったはずだ。しかしこの学園は自宅から通う生徒が多く青春寮は4名、謳歌寮は6人ほどしか住人がいない。
命「ん~...なんとなく、かな」
凛の質問に何度目かの笑顔とともに命は答えた。
詩乃「なんとなくで決めちゃったんだ...」
そんな命に詩乃は苦笑気味に話しかける。
命「それと...君がこの寮にいるからかな!」
そんな言葉とともに命は凛を指さす。
凛「え!?ぼ、僕!?」
突然指さされ凛は驚いた。
詩乃「え!?え!?どういうことなの!?」
詩乃が凛以上に驚いて慌てながら命に聞く。
命「まあ、言葉通りだよ?寮の住人リストを見たとき君の名前が載ってたからね!それですぐに決めちゃった!」
慌てる詩乃に対して楽しそうに理由を話す命。
詩乃「凛君!?八森さんと知り合いなの!?」
慌て方が激しくなった詩乃が凛に詰め寄る。
凛「ちょ!?近い!近いよ!?詩乃さん!落ち着いてよ!数日前に学校まで案内しただけだから!」
詩乃の問い詰めに怯みつつしっかり誤解を解きにかかる凛。それと並行して命にもう1度命に質問した。
凛「1度話しただけの僕の名前があっただけで決めたのはどうして?」
詩乃をなだめながら凛は命の方を向く。
命「ん~...面白そうな人だと思ったのと...永松君、君のことが気に入ったから!」
この質問に対しても笑顔のまま命は答えた。その言葉を聞いた詩乃は
詩乃「り、り、凛君のバカぁぁぁぁぁぁぁ!!」
朝と同じように何かに耐えられなくなったのか叫びながら寮へと走っていった。
凛「え!?またこのパターン!?というか詩乃さん!?僕悪くないよね!?詩乃さぁぁぁぁぁん!!!」
帰り道に凛の叫びが虚しく響き渡った。
はい、今回はここまでです!
いかがでしたか?
実はオリジナルだけでなく何か二次創作に挑戦してみようかと考えています。
もし投稿したらこちらの作品とともによろしくお願いします!