嫌世紀エバンゲリオン   作:ひでぼんず

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嫌世紀エバンゲリオン 朝からナニしてやがる獣話

まさか腐要素がウケるとは・・・ヌシらもヤるのう。とりあえず制限の一つは消え去ったということか。

冥府魔導の道はまだまだじゃ。どれ、一緒に墜ちて逝くとするか。

 

新メンバーを加えて更なる深みへと突き進むネルフ本部。今日もクッソつまらない日常業務を適当にこなしつつ性癖全開で趣味に邁進する職員一堂。魔都第3新東京でのよくある一日が今日も無事ナニ事もなく過ぎ去るかと誰もが思っていたが、そんなときにヤツが現れた。

 

第12使徒レリエル。

 

突如第3新東京のド真ん中に現れたレリエルはなぜか阪○百貨店の広告をぶら下げた状態のまま、ゆらゆらと風の吹くままあちらこちらへとその身をなびかせていた。

 

使徒急襲に泡食ったネルフ本部としては、今後どのようにして使徒の処理を進めるかという本来の仕事よりも、いつの間にかアダルトサイトの広告に切り替わったレリエルの切り替え技術の推測の方で忙しくなっていた。

 

気がつけばマーブル模様だった筈のレリエル表面もマスクメロン柄になっており、同時に広告もメ○ンブックスの新作案内になっていた。

 

特に害も無いようなので、使徒撃退から使徒の取り込みに対応を切り替えるべきだとの技術部からの申し出に従い、本部としても荒事で街を破壊するより平和的に解決出来るのならば問題ない。との方針が決定されたので、シンジ君達3人はエヴァに乗り込みレリエルとのコンタクトをするために出動した。

 

戦闘目的ではないので武装は最小限に留め、その代わりにネルフ本部で吟味した至極の作品を持たせられ、エヴァ3機はゆっくりとレリエルの近くまで接近した。

 

最初にレイの乗る零号機からオススメの品をレリエルに一つずつゆっくりと見せてみる事になった。

最初に出すことになったモノはオネショターズ推薦のイメージビデオだった。

どうやらお気に召されなかったようである。ということはイロウルさんとは好みが違ったと言うことである。

足元に突如広がり始めた黒い影に危険を感じたレイ。慌てて後退しようとしたら、アンビリカルケーブルに足を取られて大転倒。このウッカリさんは・・・と思ってたら、まさかの二次被害。プツンと切れてしまったアンビリカルケーブルが切れた反動でブンと唸りをあげて初号機の背後からぶち当たった。

予想外の方向からの衝撃に耐えきれなかった初号機は、見事にイロウルさんの影に落ちてしまいました。

 

ちなみにこっぴどく叩かれた初号機を見た弐号機がうらやましそうなオーラを漂わせながら内股を擦り合わせていたのは誰も気がつかなかった。

 

これに慌てたのがネルフ首脳陣じゃなくって、まさかのイロウルさん。大慌てで初号機を追い出そうと色々試しているようなのだが、全然出てくる気配なし。むしろ初号機からナニか得体の知れない気配が内部に侵食してきているのを必死に防御している模様です。

 

可哀想だが使徒をこの世から解放してあげるべきだと気がついたネルフ技術部一堂。大慌てで初号機の好きそうなネタを次々とイロウルさんの影に不法投棄を始めてみた。そこでまさかの第三次災害発生。

 

不法投棄したネタの中にゲンドウ氏の浮気の証拠が多数含まれてました。コレを発見してしまったユイさん激怒。初号機暴走モード突入となった。

 

イロウルさんの本体と思われていた球状の影よりなぜかびっくりするほどユートピアを踊りながら現れたエヴァ初号機。出てきたところでバッテリー切れであのポーズのまんま静止しちゃったのはご愛嬌ってとこだろう。

 

あ、そうだ。嫌な死に方にランクイン確定のイロウルさんにとりあえず合掌。十字きってあげても良いかも。なんだったら墓標代わりにアイスの棒を立ててあげてもイイかも。

 

あと、司令室で恐怖の余り脂汗をダバダバと垂れ流す髭眼鏡司令とシモ垂れ流しになってオムチュがパンパンに膨れちゃった金髪マッドが見つかったのは仕方がないんだろうなぁ。

 

最後にシンジ君ですが、プラグスーツ着てた筈なのに、なぜか白のスクール水着姿でエントリープラグ内で発見されました。さてはユイさんに襲われたな?

 

イロイロと謎を含みつつも終わる。


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