第二話:邂逅!二組のプリキュア
1、噛み合わない会話
・・・ダークフォール・・・
不気味な雰囲気のあるこの場所で、罵りあう声が響いていた・・・
「カレッチ!あれだけ大口叩いて、プリキュアは素人だとか言ったくせに・・・あいつらピンピンしてたぞ!」
「知るかぁぁ!大体俺の直ぐ後に戦いに出掛け、あっさり負けて帰ってくるお前に言われたく無い!!」
顔を突き合わせ睨み合う二人、思わずモエルンバの頬が赤く染まり、照れ隠しのダンスを始め、その不気味さに動じるカレハーンだった。ゴーヤーンは、そんな二人に呆れかえりながらも、
「お二人共、アクダイカーン様の御前ですぞ!!お見苦しい真似は、お止めなさい!!」
「カレハーン、モエルンバよ!一体どうなっておるのだぁぁ!!」
目の前に居る巨大なアクダイカーンの一喝を受けた二人は、大いに恐れおののきひれ伏すと、
「も、申し訳ありません!プリキュアという邪魔者共、以外と手古摺(てこず)らせまして・・・」
「つ、次こそはチャッチャと片付けますので、どうかご安心を!」
「チャンスはそうは与えぬぞ!二人共、分かっておるだろうなぁ?」
アクダイカーンの気迫の前に、カレハーンとモエルンバは只怯え、平伏し、
「「ハハァ!必ずや太陽の泉の在処を、聞き出して参ります!!」」
二人は、慌てふためきながら、何処かに消え失せた。ゴーヤーンは何かを思案するように考え込むと、
「これはそろそろ、次の手を考えなければいけませんかねぇ?」
カレハーンとモエルンバに成果がない事に、ゴーヤーンの目が怪しく輝いた。
・・・TAKO CAFE・・・
この日、TAKO CAFEに訪れたなぎさとほのかは、店のテーブルを掃除する二人組の後ろ姿を見て小首を傾げた。チビとノッポの二人組で、チビの頭にはアカネ同様バンダナを巻き、タキシードを着た妙な出で立ちの二人組を・・・
「あれ!?ひかりの他に、誰か働いてるよ?」
「本当だわ!アカネさん・・・アルバイトでも雇ったのかしら?」
なぎさとほのかが、不思議そうに小首を傾げていると、ワゴンからひかりが顔を出し、苦笑を浮かべながらなぎさ達の側に近寄って来た。
「なぎささん、ほのかさん、いらっしゃい!」
「ひかり!アカネさん、アルバイトでも雇ったの?」
不思議そうにひかりに訪ねるなぎさ、二人組の後ろ姿を見て、何処かで見た気もすると言うほのか、二人組も気付いたのか、
「いらっしゃいませザケンナー・・・アッ!?」
「どうした?お客様には笑顔で、いらっしゃいませザケンナー・・・エッ?」
ノッポがなぎさ達を見て驚き、チビも愛想良く接客しようとするも、なぎさ達を見て、同じように驚愕する。なぎさとほのかも、二人組を見て目を点にしながら指をさし、口をパクパクさせて呆気に取られる。
それもその筈で、この二人はドツクゾーンのザケンナーで、嘗てベルゼイ達やひかる、バルデス達の執事をしていた、人間の大きさぐらいのザケンナーだったのだから・・・
「あ、あんた達が何でアカネさんの店に・・・!?」
「ひかりさん、これは一体!?」
呆然とするなぎさとほのかに、ひかりはどう話そうかと苦笑を浮かべると、ワゴンから出てきたアカネが、なぎさとほのかに近づいて来る。
「あれ、なぎさとほのか来てたんだ?そういえばあんた達に紹介してなかったね。この人達は・・・エェェと、私の遠い親戚で、ひかりとひかるを心配して、様子を見に来て、そのまま家で一緒に暮らしてるのよ!中々家事とかもこなしてくれるし、あたしも助かってるんだぁ!!まあ、あたしが知らない間に、随分親戚増えてるなぁとは思うんだけどさぁ・・・アハハハ」
豪快に笑い飛ばし、ワゴンの中に戻ったアカネを、目を点にしながら見ていたなぎさとほのかは、
「アカネさん・・・親戚というか、ザケンナー何ですけど?」
「アカネさんも苦労するわね・・・」
思わずアカネに同情して、生活大丈夫何だろうかと不安になるなぎさとほのかだった。
「アハハハ・・・でもこの人達のお陰で、私もアカネさんも助かってるんですよ!ひかるの面倒もちゃんと見てくれてるし、ひかるも二人に懐いているし・・・」
苦笑を浮かべたひかりから、ザケンナーコンビが意外に役に立っていると聞いたなぎさとほのかは、なら良いけどと思いながらも、
「あんた達、また悪い事でも考えて無いでしょうねぇ?」
「め、滅相もないザケンナー」
「坊ちゃまの様子を、見守りたいだけザケンナー」
なぎさの疑惑の視線に、両手を振って違うと答えるザケンナーコンビを見て、そのコミカルな様子に、思わず笑いだす一同だった。
だが・・・
邪悪な気配がTAKO CAFE近辺に漂い始める。メップル、ミップル達妖精が騒ぎ始め、ポルン、ルルンが怖がり始めると、なぎさ達一同に緊張が走った。一同の視線の先に、躍りながら現われたモエルンバを見て、またかという顔を浮かべるも、
「なぎさ、油断するなメポ」
「何時もと様子が違うミポ」
メップル、ミップルの忠告通り、現われたモエルンバの様子は、何時もと違っていた。
「セニョリータ!今日こそは太陽の泉の在処を聞き出してやる!!今度は油断しない!!こちらも、それ相応の戦力で行かせて貰うぜ・・・ウザイナー!!」
両腕を上げたモエルンバが、ウザイナーを召喚する。TAKO CAFEのテーブルと椅子に取り憑いた、二体のウザイナーを召喚したモエルンバは、更に炎を操り、なぎさ達に攻撃を仕掛けてくる。
「あんた達、アカネさんを頼んだわよ!ほのか、ひかり、行くよ!!」
表情を引き締めたなぎさが、アカネの事をザケンナーコンビに託すと、ほのか、ひかりと共にプリキュアへと変身しようとする。
「「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!!」」
二人の身体をオーロラが包み込み、なぎさとほのかをプリキュアへと変えていく・・・
「光の使者・キュアブラック!」
「光の使者・キュアホワイト!」
「「ふたりはプリキュア!!」」
「闇の力の僕達よ!」
「とっととお家に帰りなさい!!!」
「ルミナス、シャイニングストリーム!!」
ひかりの掛け声と共に、ひかりの身体を光が包み込んでいく。神々しい光と共に、ルミナスがその姿を現わす。
「輝く生命、シャイニールミナス!光の心と光の意志、全てをひとつにするために!」
ブラック、ホワイト、ルミナスが現われると、モエルンバの口元がニヤリと笑み、
「さあ、パーティーの始まりだ!踊れ、プリキュア!!」
モエルンバが指を鳴らすと、ブラック達三人の周りを炎が囲み、その熱さの為に、三人の顔が苦痛に歪む、
「どうだい、セニョリータ!俺の炎はお気に召したかい!?」
ニヤニヤするモエルンバだったが、ルミナスが発したバリアーが徐々に広がり、炎の輪を消し去る。炎を消し去ったルミナスの力に、一瞬怯んだモエルンバ、その油断を見逃さず、すかさず飛び出したブラックとホワイトが、モエルンバに対し怒濤の連続攻撃を繰り出すと、
「チッ!お前達の相手はウザイナーだ!ウザイナー、プリキュア共を倒せ!!」
モエルンバの指示を受け、丸いテーブル型のウザイナーが、炎の輪となって車輪のように転がり、ブラック達を攻撃すると、椅子のウザイナーが、まるで馬のように四本足で闊歩し、三人を踏みつぶそうとする。
「確かに、何時もと違うね・・・」
「ええ、でも私達は・・・」
「はい、絶対に負けません!!」
ブラック、ホワイト、ルミナスが決意を述べると、ルミナスが自分達の周りにバリアーを張り、攻撃を遮断する。虚を突かれ、隙が出来たウザイナーに、ブラックとホワイトが飛び出すと、ブラックはテーブルのウザイナーを連打で殴り続ける。
「ダダダダダダ!ハァァァ!!」
最後に蹴りを浴びせ吹き飛ばせば、ホワイトは椅子のウザイナーの足を取り、相手の力を利用し、テーブル形のウザイナーの側に投げ飛ばした。合流した三人が頷き合うと、ルミナスから発せられた虹の光が、ブラックとホワイトを包み込む。
「漲る勇気!」
手を回転させながら、ブラックが構え、
「溢れる希望!」
ブラックと同じように、手を回転させホワイトが構えた。
「光輝く絆とともに!」
ハーティエルバトンを構えたルミナスが、そして足を広げ踏ん張るブラックとホワイトが気合いを込め、ブラックとホワイトの前方に、巨大なハートが浮かび上がると、
「「エキストリーム!!」」
「ルミナリオォォ!!」
ブラックとホワイトの叫び声がハモリ、気合いを込めたルミナスの叫びが響き渡る・・・
強烈な虹の光が発せられ、一瞬の内に二体のウザイナーを消し去る。その凄まじき力を目の辺りにしたモエルンバは呆然とし、改めて見せつけられたプリキュアの強さを知る・・・
「アンビリィィバボォォ!?何て力だ・・・だが、パーティーがこれで終わったと思うなよ!アディオス、アミーゴ!!」
空中に浮遊したモエルンバが、捨て台詞を残しながら撤退すると、青と黄、二個の奇跡の滴が、ブラックとホワイトの手の中に落ちてくる。
「これで四つになったね・・・」
「そうね、何か重要な物な気がする。まだ、保管しておきましょう!」
「そうですね・・・敵の必死さを見ても、何かが動き始めそうなのは間違いないですね」
ブラック、ホワイト、ルミナスも、妙なノリのモエルンバの今回の必死さを見て、表情を引き締める。
「でも、クイーンがルミナスに、ハーティエルブローチェやハーティエルバトンを残してくれて助かったね」
「ええ、今回の戦いでも、ルミナスの力は必要不可欠だと思う」
「はい、私もお二人の力になれるように頑張ります!!」
クイーンは、この事を見通して、ルミナスに再び力を与えたのか?それは三人にも分からなかったが、三人は、新たなる敵との戦いに、決意も新たにしていた・・・
・・・海原市夕凪・・・
夕凪中学校のグラウンドで、咲達ソフト部は、篠原先生に扱かれながらも、猛練習をしていた。グラウンド10周後、一人づつ100本ノック、咲は投手という事もあってか、自ら進んで、キャッチャーを勤める優子相手に、投球練習に励んでいた。舞はそんな咲の姿を、芝生に座りながらスケッチしていた。咲から預かった、ミックス・コミューン姿のフラッピとチョッピは、咲の頑張りを見つめていた。
「咲達、頑張ってるラピ」
「でも、あんなに練習して、ヘトヘトになった所を襲われたら、大変チョピ」
「確かに・・・でも、あんなに頑張ってる咲に、プリキュアの事を優先しろ何て・・・言えないラピ」
「二人共、ありがとう!咲もその事は分かっていると思う・・・私も咲をフォローするから、温かく見守って上げて」
舞の言葉に、フラッピとチョッピは頷きながら、再び視線を練習している咲に向けた。
「なるほど、特訓か?金の泉に居る、キントレバカのあいつが知ったら、大喜びしそうだな・・・どうせ滅びの力に飲み込まれるものを・・・」
何時の間に現われたのか、舞の側にカレハーンが現われ、舞とフラッピ、チョッピを見てニヤリと笑んだ。
「そんな事無い!あなた達の好きにはさせないわ」
「此処で俺がウザイナーを呼べば、どうなるかは分かって居るよな?」
舞が毅然とカレハーンに対し異議を唱えるも、カレハーンの脅しを受け、立ち上がった舞が後退りすると、一目散に校舎裏の方に走り出した。咲達や他の生徒達に、なるべく被害が被らないようにする、舞の優しさからだった。
「フハハハ!いいのか、相棒から離れて?さあ、太陽の泉の在処を教えろ!そうすれば、大人しく退散してやるぞ!!」
まるで獲物をいたぶるように、ゆっくり舞の後を追いかけるカレハーン、ようやく練習を終えた咲は、仲間達と談笑していたが、芝生にいた舞の姿が消えている事に気付くと、妙な胸騒ぎを覚えた。
(舞・・・もしかして!?)
咲は、仲間達に先に帰っているように伝えると、舞が座っていた芝生に行く。芝生には、舞が大事にしているスケッチブックと、鉛筆がそのまま置かれていて、益々咲の心を不安が蝕んだ。
「舞、フラッピ、チョッピ、無事で居て!!」
咲は、舞を捜して走り出した・・・
「どうした!?鬼ごっこはもう終わりか?さあ、太陽の泉の在処を言え!!」
「そんなの知らないわ!」
「惚けるな!泉の精が知らん筈あるまい!!惚けるなら・・・」
顔を強張らせたカレハーンが、両手を挙げウザイナーを召喚すると、モエルンバ同様、手柄を焦るカレハーンは、二体のウザイナーを呼び出した。
側にあった花のウザイナーと、如雨露(じょうろ)のウザイナーが、舞達の前に姿を現わす。思わず引き攣る舞の顔を見て、カレハーンの口元が笑みを浮かべる。
だが、その時・・・
「舞!フラッピ、チョッピ、大丈夫?」
息を切らしながら、咲が一同の前に現われる。咲を見て、自然と嬉しそうな表情を浮かべる舞、フラッピとチョッピの瞳も輝いた。カレハーンは、不適な笑みを浮かべると、
「ようやく来たか、もう一人のプリキュア・・・ウザイナー!!」
カレハーンの指示を受け、二体のウザイナーが、咲に攻撃を仕掛けた。咲は、如雨露のウザイナーの攻撃を、何とかかいくぐったものの、花のウザイナーの触手を足下に食らい、転倒した拍子にスケッチブックを落としてしまう。
「アァ・・・舞の大事なスケッチブックを・・・よくもぉぉ!!」
「咲・・・」
自分がスケッチブックを大事にしている事を、咲が知っていてくれて、舞は心から嬉しく思うのだった。風でパラパラスケッチブックが捲れ、それを見た咲、フラッピ、チョッピ、カレハーンの目が点になる。
それもその筈で、スケッチブックに描かれていたのは、全て咲の絵だったのだから・・・
「ぜ、全部私の絵?ど、どうして!?」
「咲が私の大事な物を知っていてくれたように、私も気付いたら、咲の絵を描いていたの・・・そして、思ったの!私、咲の事もっと知りたいって!!」
「舞・・・私も、舞の事もっと知りたい!舞ともっと仲良くなりたい!!」
手と手を取り合い、見つめ合う咲と舞、まるで自分達の世界に浸っているような咲と舞に、呆気に取られていたカレハーンは、
「いや、それ以上仲良くなると、モエルンバのような、危ない世界に足を踏み込むぞ?」
顔に汗をかきながら、妙な雰囲気を醸し出す咲と舞に、カレハーンは、敵である筈の二人に忠告するも、フラッピは首を振ると、
「二人には、聞こえてないラピ」
「エェェ!?聞けよ、お前ら!!・・・何だろう、今なら土の泉で何時も孤独に過ごす、彼奴の気持ちが少し分かる気がする・・・」
フッと心に寂しさが沸き上がるカレハーンだったが、直ぐに我に返り、
「って場合じゃない!ウザイナー、あいつらを倒せ!!」
戸惑っていた二体のウザイナーが動き出すと、フラッピとチョッピが咲と舞に呼びかけ、二人を我に返させると、
「もう、舞と絆を深めてたのに・・・舞、行くよ!!」
「分かったわ、咲!!」
咲と舞が頷き合うと、ミックス・コミューンに二つのプリキュアダイアをセットし、ミックススピンすると、二人は手を握り合い、
「「デュアル・スピリチュアル・パワーッ!!」」
「花ひらけ大地に!!」
「はばたけ空に!!」
咲と舞の姿をプリキュアへと変えていく、
「輝く金の花!キュアブルーム!!」
「きらめく銀の翼!キュアイーグレット!!」
「「ふたりはプリキュア!!」」
「聖なる泉を汚す者よ!」
「あこぎなマネは、おやめなさいっ!!」
変身を終えたブルームとイーグレットは、何時も以上の力を感じていた。二人のプリキュアの下に、精霊の光が集まっていく。
「凄いラピ!」
「二人の気持ちに、精霊達が応えてるチョピ」
フラッピとチョッピが嬉しそうに話す。二人が身構えると、ブルームは花のウザイナーを、イーグレットが如雨露のウザイナーと戦い始める。
「いかに何時も以上の力を出そうとも・・・この俺も居るのを、忘れるなぁぁ!!」
先程無視された怨みもあってか、カレハーンも直に動き、ブルームとイーグレットを枯れ葉の舞で攻撃した。二人の視界を悪くさせると、ブルームは触手に捕らえられ、イーグレットは、如雨露から放たれた、水のシャワーを浴び続け苦戦する。
「どうだ、プリキュア!この俺が本気を出せば、お前達など相手にならん!!」
勝ち誇るカレハーンだったが、互いに手を伸ばしたブルームとイーグレットが、手を握り合った時、凄まじい光が二人を包み、二体のウザイナーを弾き飛ばした。
「何だとぉぉ!?」
動揺するカレハーンを余所に、見つめ合ったブルームとイーグレットが、笑みを浮かべ合うと、
「大地の精霊よ!」
「大空の精霊よ!」
「今プリキュアと共に」
「奇跡の力を解き放て」
「「プリキュア!ツインストリーム・スプラッシュ!!」」
腕で円を描くように回転させた二人が、両腕を前に突き出すと、螺旋の渦が二体のウザイナーを飲み込む。ウザイナーは砕け、緑色の無数の精霊が泳ぎ始めて戻っていく。
「おのれぇぇ!こいつら、着実に力をつけてやがる・・・これで勝ったと思うなよ?」
カレハーンは、怒りの表情を浮かべながら撤退した。変身を解いた二人、咲はスケッチブックを拾い、埃を払って舞に手渡すと、舞は嬉しそうにそれを受け取った。二人の絆が、また一歩深くなったように感じる、咲と舞だった・・・
・・・ダークフォール・・・
戻って来たカレハーン、モエルンバに対し、ゴーヤーンは、相変わらずの嫌みを二人に吐き、二人を苛立たせる。苛立ちを紛らわすように、モエルンバは踊り始めながら、
「今回はあと一歩だったんだ・・・二人だけなら勝っていた!三人目のあいつの強力なバリアーが無ければ・・・」
「フン、俺だってそうだ!二人を分断したまでは成功したのだが・・・」
モエルンバ、カレハーンが共にあと一歩だったとゴーヤーンに語るも、ゴーヤーンは首を傾げ、モエルンバの言葉を心の中で繰り返すと、
「二人共、お待ちなさい!今モエルンバ殿は、三人目と仰いましたなぁ?プリキュアは、三人居るのですか?」
「三人だ!」
「二人だ!」
モエルンバは三人だと言い、カレハーンは二人だと、互いに違う事を言い合った。再び互いに顔を近づけ、三人か二人かで口論するカレハーンとモエルンバ、ゴーヤーンは二人を黙らせると、
「お二人の話を聞くと、私には、認めたくない一つの可能性に突き当たるのですが・・・ひょっとして、カレハーン殿、モエルンバ殿は、互いに違うプリキュアと戦って居たのではないのですか?」
再び顔を見合わせたカレハーンとモエルンバは、ゴーヤーンの顔を見ると、一呼吸間が開いた後、
「「何だとぉぉ!!」」
思わず声をハモらせ驚きの声を上げる。だが、二人にもゴーヤーンの予想通りだとすれば、納得出来る事が多々あった。素人か戦い慣れているか、連戦の筈なのにピンピンして居た事など・・・
「俺が戦ったプリキュアは・・・黒と白、黄色い衣装を着ていた!」
「俺が戦ったプリキュアは・・・ブルーム、イーグレットと呼ばれていた!確かに・・・そう考えると、俺達の話が食い違うのも当然だな!」
「アミーゴ、それならカレッチが戦った後に、俺が攻撃を仕掛けても、疲れなど有る筈が無いな・・・」
二人は頷き合い、これなら負けた事も言い訳出来ると言うも、ゴーヤーンは、それとこれとは別ですと二人に釘を刺し、二人は不服そうな表情になる。
「これは、少し作戦を変えねばなりませんねぇ・・・もし、プリキュア同士で手でも組まれたら、我々にとって最大の脅威となる事でしょう!!お二方、プリキュアに攻撃を仕掛ける前に、互いの戦ったプリキュアの情報をお話頂きましょうか?」
ゴーヤーンの言葉に、渋々ながら二人は頷き、互いが戦ったプリキュアの情報を知らせ合うのだった・・・
2、人質作戦
月日が流れた・・・
ダークフォールの戦士達が沈黙を貫く中、時は過ぎ、ゴールデンウィークも終わり、母の日が近づいて居た・・・
母の日前々日の夜・・・
「最近、あいつら現われないよねぇ?こう静かすぎるのも、何か不気味だよね・・・」
「何かよからぬ企みを企てて居そうメポ」
「そうだよねぇ・・・でも、暫く何も無かったんなら、ラクロス部に・・・入れば良かったかな!?」
なぎさは、自分の部屋でメップルと会話していた。
なぎさとほのかは、新たな敵が現われた事で、部活に入るのを中断していた。嘗てのように、部活の仲間に迷惑を掛けないようにしようと決め、新たなる敵との決着が付くまでは、動きやすいようにお互いしておこうと、ほのかと相談して決めていた。
その時、部屋をノックする音が聞こえ、メップルは慌ててハートフルコミューンに変化した。
「お~い、なぎさ!お土産買ってきたぞ!!」
ドアをガチャリと開け、なぎさの父、岳が顔を覗かせ、ニコリと微笑む、
「お帰りなさい!どうしたの、お父さん?ニコニコして!?」
「なぎさに良い物買ってきてやったぞ!居間においで!みんなで食べよう!!」
岳に呼ばれたなぎさは、居間に向かうと、そこには母理恵、弟亮太が既に座っていた。なぎさも席に着くと、岳はニコニコしながら、
「実は、今日出張で出掛けたんだが、昼に買ったパン屋が、実に美味しくてね!みんなにも食べさせて上げたいと思って、仕事が終わった後に買ってきたんだ!ほら、なぎさも好きだろう?チョココロネ!!なぎさはチョコが大好きだからなぁ・・・チョコっと食べてみろ!!」
「イヤだ、お父さんったら、最高!!」
相変わらずのオヤジギャグを言う岳、理恵は大笑いし、なぎさと亮太は、引き攣った笑みを浮かべ呆れていた。呆れながらも貰ったチョココロネを、一口食べたなぎさの表情が幸せそうになる。
「本当だ・・・美味しい!こんなに美味しいチョココロネ食べたの、ぶっちゃっけ初めてかも?」
そう良いながらパクパク食べるなぎさを見て、岳や理恵は微笑みを向け、亮太はそんななぎさを見て呆れながら、
「お姉ちゃん、そんなにバクバク豚見たいに食べてると・・・太るよ!!」
「誰が豚だぁぁ」
立ち上がったなぎさが亮太を捕まえると、プロレス技を掛ける。高校生になったなぎさは、中学生になった亮太に対し、コブラツイストから卍固めへと、亮太へのお仕置きもグレードアップしていた。
「イテェェ!バカなぎさ、止めろよぉぉ!お母さ~~ん、なぎさが虐めるぅぅ」
「なぎさ!おとなしく座って食べなさい!!」
「ハハハ、なぎさ、卍固めを覚えたのか?」
和やかな団欒をする美墨一家だった・・・
「ほのか、ほのか」
廊下から、祖母早苗に声を掛けられたほのかが返事をすると、早苗から、ほのかの母、文から電話だと伝えた。ほのかは、嬉しそうに電話口へと向かった。
「もしもし、お母さん!ほのかです!!」
「ほのかちゃん!何時も寂しい思いをさせてゴメンね・・・」
「ううん、この間の誕生日にも来てくれたし、大丈夫よ!お母さんも、お父さんも、お身体大丈夫?お仕事忙しいんでしょう?」
「ええ、相変わらずよ・・・でも、今回一週間程休養も兼ねて、日本に帰れる事になったの!お父さんも帰るつもりだったんだけど、どうしても外せない商談が出来ちゃって・・・」
母、文が日本に帰ってくると聞き、ほのかの顔が嬉しそうに綻んだ。父、太郎は帰れないものの、一週間も一緒に居られる何て、何時以来だろうかと思うほのかだった・・・
「いやぁ、あんた達悪いねぇ?料理まで作って貰ってさ」
「いえいえ、これぐらいお世話になってるから当たり前ザケンナー・・・って、お前も手伝えザケンナー」
料理の支度に精を出す、チビのザケンナーに対し、ノッポのザケンナーは、ひかるとトランプをしていて全く手伝う気を見せず、チビザケンナーを苛立たせる。
「ひかるの面倒を見て貰ってるし・・・私が手伝いますから」
ひかりがエプロンをして、チビザケンナーを手伝い、料理を始める。敵対していた間柄なのに、今は共に暮らし、アカネという大黒柱を中心に、家族の有り難みを知り、心から今を楽しむひかりだった。
なぎさ、ほのか、ひかり、三者三様にこの日を送る三人に、闇夜に浮かぶ炎は、嘲笑うように浮かんでいた。
「精々楽しむが良いさ!お前達のラストダンスは近いぜぇ!!」
炎から姿を現わしたモエルンバは、不敵な笑みを浮かべると、その姿を消した・・・
時を同じくして・・・
「お姉ちゃん、母の日のお母さんへのプレゼント、どうするの?」
「う~ん、どうしようか?別々にプレゼントするのも良いけど、二人で何か作って、お母さんにプレゼントっていうのも有りかなぁって思うけど・・・」
母の日に、沙織へのプレゼントをどうするか考える咲とみのり、咲の提案を聞き、みのりもそれが良いと返事を返すと、咲とみのりは色々考え、二人で手作りケーキでもプレゼントしようと決めるのだった・・・
「おい、舞!そろそろお風呂入っちゃえよ・・・ン?何描いてるんだ!?」
「あっ、お兄ちゃん!うん、ちょっとね・・・お兄ちゃん、先に入っちゃって!もう少し描いておきたいから」
舞が描いている絵が気になるのか、和也はヒョイっと覗き込みながら、
「そうか、悪ぃな・・・おっ、母さんの似顔絵か・・・これなら母さんも喜ぶぞ!」
「ありがとう、お兄ちゃん」
和也に褒められ、頬を少し赤らめながらも、舞は黙々と可奈子の絵を描き続け、チョッピは興味深そうにそんな舞を見つめていた・・・
「精々、今の内に楽しんでおくのだな・・・」
不適な笑みを浮かべたカレハーンが、枯れ葉の舞と共にその姿を消した・・・
母の日・・・
なぎさとほのかは、ひかりも誘い、母の日への買い物でショッピングに出掛けていた。
「ひかり、お店大丈夫だったの?」
「はい、あの人達が私の分まで働くので、出掛けて良いと言ってくれて」
「そうなの?・・・ひかりさんには悪いけど、何か複雑な気もするわね・・・」
「でも、根は良い人達ですよ!」
「人と言うか、ザケンナーだけどね」
そんな会話をしながら笑い合う三人だった。
なぎさは理恵に、ほのかは文に、ひかりは、母親代わりとも呼べるアカネに送るプレゼントを、三人は真剣に選んでいた。そんな三人に声を掛ける者が居た。街中でも踊り歩く目立つ男・・・モエルンバである。
「セニョリータ!久しぶりだなぁ・・・ちょっと俺と付き合わないかい?」
「ハァ?今あんたに構ってる暇は無いの!プレゼント選びで忙しいんだから」
なぎさは、手でモエルンバにシッシとどっか行けとジェスチャーするも、
「おやおや、冷たいねぇ!お前達の返答次第では、そのプレゼントが無駄になっちまうぜぇ?」
不適な笑みを浮かべるモエルンバ、なぎさはモエルンバの言っている意味が分からなかったが、ほのかの脳裏に最悪な事態が過ぎった。
「あなた・・・まさか!?」
「おやおや、察しがいいな!そういう事・・・大人しく俺に追いてきて貰おうか・・・チャチャ」
勝ち誇ったように、追いて来いと言うモエルンバに、何か言おうとするなぎさを制したほのかは、自分達の家族や、アカネが、モエルンバによって捕らわれたかも知れないと言い、なぎさもひかりも表情が険しくなる。
廃工場に連れて来られた三人、そこにはほのかの予想通り、捕らわれていた理恵、文、アカネが居た。
「お母さん!?ちょっとあんた、お母さんやアカネさんは関係無いでしょう?離してよ!!」
「関係無い?いや、大有りだね!セニョリータ、俺も手荒な真似はしたくないが、お前達の返答次第だ・・・太陽の泉は何処だ?」
「そんなの知らないわ!!」
ほのかも感情的に太陽の泉など知らないと答えるも、モエルンバは忌々しそうな表情を浮かべ、
「知らないだと!?なら、捜してこい!!それが出来なければ・・・ウザイナー!!」
モエルンバは、三人を捕らえている、ベルトコンベアのようなウザイナーに指示を出すと、ベルトで巻き付かれた三人の人質が、宙に浮かべられる。それを見たなぎさ達から悲鳴が漏れる。ハートフルコミューン姿のメップル達が、変身するように促すも、
「おっと、変身したらどうなるかな?さあ、太陽の泉の在処・・・チャッチャと捜してきて貰おうか!」
表情を強張らせたモエルンバの脅迫を受け、なぎさ、ほのか、ひかりの顔が苦悶に歪む、太陽の泉の在処など、わかるわけが無かった。だが、言う通りにしなければ、三人の大切な家族の身が危うい、どうすれば良いのか、三人は戸惑っていた・・・
更に急かすモエルンバの前に、手も足も出せないなぎさ達だったが、物陰から二つの陰が、このやり取りを見ている事に、誰も気付く者は居なかった。
「よ、ようやく、見付けたザケンナー」
「プリキュア達も、手が出せないザケンナー・・・アカネ様、ひかり様には、坊ちゃまをお世話して貰ってるし・・・何とか助けるザケンナー」
チビとノッポのザケンナーが頷き合い、理恵、文、アカネの側にそっと近づいていった。
「早くしろ!セニョリータ、こうでもしなければ動けないかい?」
モエルンバの指示を受け、ウザイナーが、捕らえていた三人を空中高く放り投げると、なぎさ達から悲鳴が沸き上がった。
「今、ザケンナー!!」
咄嗟に飛び出したザケンナーコンビは、ノッポザケンナーが理恵と文を、チビザケンナーがアカネをキャッチすると、一目散に逃げ出し始める。
「アァァ!待てぇぇ・・・ウザイナー、あいつらを捕まえろぉぉ!!」
モエルンバの指示を受け、ザケンナーコンビを追いかけようとするウザイナーに、
「あんた達、出来した!そのまま逃げて!!」
「お母さん達を利用するなんて・・・」
「「「絶対に許せない!!」」」
ザケンナーコンビの活躍に喜びながらも、三人はモエルンバを見ると、険しい表情を見せ、絶対に許せないと啖呵を切った。
「「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!!」」
二人の身体をオーロラが包み込み、なぎさとほのかをプリキュアへと変えていく・・・
「光の使者・キュアブラック!」
「光の使者・キュアホワイト!」
「「ふたりはプリキュア!!」」
「闇の力の僕達よ!」
「とっととお家に帰りなさい!!!」
「ルミナス、シャイニングストリーム!!」
ひかりの掛け声と共にひかりの身体を光が包み込んでいく。神々しい光と共にルミナスがその姿を現わす。
「輝く生命、シャイニールミナス!光の心と光の意志、全てをひとつにするために!」
三人がプリキュアへと変身し、ルミナスはザケンナーコンビのフォローに向かい、ウザイナーからの攻撃を防ぎ、ブラックとホワイトは、鬱憤を晴らすように、モエルンバに対し、コンビネーションで責め続ける。ブラックの怒濤のパンチの連打が、ホワイトの投げ技が、モエルンバを圧倒する。
「クッ、人質など居なくても・・・グハァ、ウ、ウザイナー、プリキュア共を先に片付けろ!!」
怒りに燃えるブラックとホワイトの力は強く、モエルンバは思わずウザイナーに命令して、プリキュアから距離を取るも、ブラックは、ウザイナーの攻撃を右手で受け止めると、ギュッと力強く握り、ウザイナーが苦悶の表情を浮かべる。
「許せない・・・私達に攻撃してくるのは、覚悟してる。でも、お母さん達を、アカネさんを巻き込むのは・・・絶対に許せない!!ダダダダダダ!!!」
鬱憤を晴らすように、ウザイナーにパンチの連打を浴びせるブラックが、ウザイナーの巨体を宙に浮かべる姿に、モエルンバは驚愕する。
「私達は、太陽の泉何か知らない!でもあなた達に、絶対に渡してはならない物だとは、理解したわ・・・ハァァァ」
モエルンバに突っ込んだホワイトに、モエルンバは指を鳴らし炎で攻撃するも、ホワイトは華麗に躱し、瞬時に出したモエルンバのパンチを回転しながら捌くと、モエルンバを投げ技で吹き飛ばす。
「ガハァ・・・こ、此奴ら・・・い、何時も以上の力だ!」
倒れ込むモエルンバの上空にウザイナーが降ってきて、モエルンバを押しつぶし、モエルンバが悲鳴を上げる。ホワイトの側に来たブラックは、ホワイトと頷き合うと、
「ブラック、サンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「プリキュアの、美しき魂が!」
「邪悪な心を打ち砕く!」
「「プリキュア・マーブルスクリュー!」」
ブラックが右手に、ホワイトが左手に力を込めて前に突き出す
「「マックス~~!!」」
「ヒィィィ・・・ど、退け、ウザイナー!!」
何とかウザイナーから離れたモエルンバ、二人から発せられた、マーブルスクリュー・マックスを受け、ウザイナーは倒され、精霊達が解放される。ブラック、ホワイトは表情を緩めずモエルンバをキッと睨み付けた。その迫力の前に、モエルンバは思わず仰け反り、
「セニョリータ・・・次こそは、必ずお前達のラストダンスにして見せるからな!アディオス!!」
二人の視線から逃げるように、モエルンバは慌ててその姿を消した。
変身を解いたなぎさとほのかは、五つ目の奇跡の雫を手にすると、捕らわれていた母達の下に向かい、何処も怪我が無い事に、安堵の表情を浮かべ涙目になる。
「あいつ、母の日にお母さん達を、よくもこんな目に・・・」
「私達が勝てたのも、あなた達のお陰よ!ありがとう!!」
なぎさとほのかは、ザケンナーコンビを見て笑顔を見せながらお礼を言うと、戸惑いながら見つめ合ったザケンナーコンビは、慌てて両手を振って、
「と、とんでもないザケンナー」
「お世話になってる皆さんの役に立てて、良かったザケンナー」
なぎさとほのかに感謝され、どう反応して良いか戸惑うザケンナーコンビの表情に、なぎさ、ほのか、ひかりも笑い合うも、
「なぎささん、ほのかさん、私達・・・まだプレゼント買って無いですけど、このまま顔を合せても、大丈夫でしょうか?」
フッと気付いたように、ひかりがなぎさとほのかに言葉を掛けると、二人も思い出したのか、
「あっ、そうだ!このまま顔を合せるのも・・・」
「そうね・・・二人共、お母さん達をお願い!直ぐに買って戻って来るから!!」
慌てて外に飛び出すなぎさ、ほのか、ひかりに、声を掛ける暇も無く、顔を見合わせ困った顔をするザケンナーコンビの背後で、理恵、文、アカネが目を覚ました。ザケンナーコンビを見た理恵と文は、二人を変質者と勘違いし、二人の悲鳴が、廃工場の中に響き渡った。
身を寄せ合い怯える理恵と文に、アカネは、自分の親戚ですから安心して下さいと二人に声を掛け、買い物を終えたなぎさ、ほのか、ひかりが戻り、必死に、ザケンナーコンビが倒れていた三人を介抱していたと取り繕い、その場を乗り切るのだった・・・
3、運命の出会い!
・・・ダークフォール・・・
アクダイカーンの御前に引き出されたカレハーン、モエルンバの表情は怯えきっていた。その側では、二人を見たゴーヤーンがニヤニヤし、二人を苛立たせる。
「貴様ら、よくもおめおめ、我が前に姿を見せれたものだなぁ?カレハーン!モエルンバ!最早貴様らの顔など・・・見たくは無い!!この場で消し去ってくれる!!!」
怒りが頂点に達したのか、ダークフォールに地響きが鳴り響く、二人は益々怯え、必死に弁明するも、アクダイカーンの怒りが静まる事は無かった。
「お待ち下さい、アクダイカーン様!カレハーン殿も、モエルンバ殿も、何の作も無く、おめおめアクダイカーン様の御前に現われますまい・・・そうですよね、お二方?」
「む、無論だ!」
「アクダイカーン様、次こそは我らの身命を掛けて、太陽の泉のありかを白状させます!!」
ゴーヤーンの含みを残す助け船に乗り、カレハーン、モエルンバが、アクダイカーンに、次こそは身命を掛け、太陽の泉の在処を突き止めると宣言し、その姿を消した。
「モエルンバ、貴様の所為だぞ!貴様がしくじった所為で俺まで・・・」
「カレッチ・・・そう言うなよ!もう、こうなれば手段は選ばない!!カレッチ、俺もお前の作戦に協力する。お前が戦って居るプリキュアを倒し、太陽の泉の在処を・・・」
「貴様の協力など受けん・・・と言いたい所だが、背に腹は代えられん!今回ばかりは共同作戦に同意してやる!!」
追い詰められたカレハーン、モエルンバが手を握り、咲と舞に危機が迫ろうとしていた・・・
・・・夕凪中学校昼休み・・・
昨日の母の日に、咲は、妹みのりと協力して作った、沙織への感謝の気持ちを込めて作ったケーキを手渡し、沙織は、二人からの心の籠もったプレゼントのケーキを、嬉しそうにその味を味わった。一方の舞も、可奈子への似顔絵プレゼントを、可奈子は心から喜び、寝室に飾っていた。
「そうか、舞も喜んで貰えて良かったよね!」
「うん、咲も、みのりちゃんと作ったケーキ、美味しそうに食べて貰えて良かったね」
共に昨日の出来事を語りあう咲と舞だったが、突然フラッピが騒ぎ始め、二人は慌てて物陰に隠れる。
「もう、フラッピ、突然話し出さないでよ!」
「感じるラピ!奇跡の雫の力が、強くなっているラピ」
「チョッピも、感じるチョピ」
「これも咲と舞が、奇跡の雫を集めてくれたお陰ラピ」
改めて咲と舞に礼を言うフラッピとチョッピに、咲と舞は微笑むのだった。だが、反応が強くなったのは咲と舞だけのお陰ではなく、なぎさとほのか、ひかりも手にしている事も影響していた。なぎさ達が火の泉を戻す奇跡の雫を5つ、咲達が木の泉を元に戻す奇跡の雫を4つ集めていた事が影響していた。
この事をまだ一同は知らない・・・
「咲、舞、今ならフェアリーキャラフェを見付けられる筈ラピ!」
「フェラーリー?何か高級そうな名前だね!?」
「咲・・・フェアリーキャラフェラピ!奇跡の雫を保管するアイテムラピ」
「キャラフェの中に、泉の雫を7つ入れると、それぞれの泉への扉が現われるチョピ」
フラッピとチョッピの言葉を聞いていた咲と舞は、重要なアイテムである事を知り、キャラフェを捜す事を決意し、早速放課後に探しに行こうと二人で決めるのだった。
「なぎさ、中間テストで早く終わっただけなのに、出掛けて良いの?おまけにひかりさんまで・・・」
「まあまあ、ほのかとひかりにも食べさせてあげたくてさ・・・お父さんにお店の地図書いて貰ったし、ちょっと遠いけど、来れない距離じゃ無いし、勉強は、食べながらでも出来るじゃない!」
「・・・なぎささんがそう言うんでしたら、私は構いませんよ!でも、アカネさんに知られたら、怒られちゃいそうですけど・・・」
なぎさ、ほのか、ひかりは、中間テストで学校が半日で終わった事を利用し、この間岳が土産に買ってきたパン屋に、電車で向かっている最中だった。ほのか、ひかりはテスト期間中なのに良いのかなと思いつつも、なぎさの誘いを無碍(むげ)にも出来ず、共に向かうのだった。
「最初お店の名前聞いた時、またお父さんのオヤジギャグかと思ったよ!何せ、PANPAKAパンだもん」
「確かに、変わった名前よね・・・」
「でしょう?でも、味は最高何だぁ!!」
まるでピクニックに向かっているように、ウキウキするなぎさを見て、微笑むほのかとひかりであった・・・
放課後・・・
フェアリーキャラフェの探索に向かった咲と舞の二人は、フラッピ、チョッピ達が感じるキャラフェの気配を頼りに、林の中を突き進んだ。深い林の中を進んで行く二人は、
奇跡の雫が反応しだした事に気付き、
「ねえ、舞、奇跡の雫が動いているよ?」
「本当だわ・・・ひょっとして、私達を導いてくれるのかしら?」
顔を見合わせ綻んだ笑顔を見せる咲と舞だったが、
「ああ、そうだ、導いてやるさ!!」
「セニョリータ!地獄って奴にね!!」
咲と舞の前に、カレハーンとモエルンバが姿を現わすと、咲と舞は、初めて見るモエルンバに動揺する。モエルンバも初めて二人に会ったのを思い出すと、
「おっと、紹介が遅れたな・・・俺は、モエルンバ!まあ、今日で消えるお前達には、覚える必要は無いチャチャ」
モエルンバを見た咲と舞は、嫌そうな表情を浮かべるも、咲と舞が頷き合うと、ミックス・コミューンに、二つのプリキュアダイアをセットし、ミックススピンすると、二人は手を握り合い、
「「デュアル・スピリチュアル・パワーッ!!」」
「花ひらけ大地に!!」
「はばたけ空に!!」
咲と舞の姿をプリキュアへと変えていく、
「輝く金の花!キュアブルーム!!」
「きらめく銀の翼!キュアイーグレット!!」
「「ふたりはプリキュア!!」」
「聖なる泉を汚す者よ!」
「あこぎなマネは、おやめなさいっ!!」
ブルームとイーグレットが、カレハーン、モエルンバを指差し、啖呵を切った。
「今回こそ・・・全戦力を掛け、お前達を葬ってやる!だが、お前達には特別ステージを用意してやろう・・・」
カレハーンの枯れ葉が、ブルームとイーグレットを包み込むと、二人は強制的にその身を移動させられる。解放された二人が目にした場所、それは大空の樹だった。
「初めてあった此処が、お前達の最期の地だ!」
「覚悟しろ、プリキュア!!」
「「ウザイナー!!」」
険しい顔を浮かべたカレハーンは、昆虫、鳥、の二体のウザイナーを出し、尚且つ木のウザイナーを再び出現すると、自ら同化し現われる。一方のモエルンバは、キノコ、栗鼠の二体のウザイナーを出現させ、自らも二人のプリキュアと睨み合った。包囲される形になったブルーム、イーグレットに焦りが生じる。四体のウザイナーと、ウザイナーと同化したカレハーン、モエルンバ、これだけの人数に果たして勝てるのか?二人の心を不安が蝕むのだった・・・
なぎさ達は、遂にPANPAKAパンに到着し、なぎさは涎を垂らしそうな表情で、チョココロネだけを大量にお盆に乗せていた。
「なぎさ・・・他のパンも美味しそうだよ!違うのも買ったら?」
「そうだけどさ・・・今回は、チョココロネだけを食べようと心に決めて来たんだ!」
なぎさの執念にも似たチョココロネへの情熱に、呆れながらも苦笑するほのかと、ひかり、それを見て微笑むレジに居た沙織だった・・・
「そう、態々遠くから買いに来てくれた何て・・・嬉しいわぁ!」
なぎさを見て娘咲を思い描いたのか、沙織の表情が、自然と柔らかく三人を見つめていた。
「良かったら、外にテラス席あるから、家で食べていっても構わないわよ?」
「本当ですか?ヤッタァ~~!ねっ、ほのか、ひかり、食べながら試験勉強も出来るでしょう?」
「う~ん、それは、結果オーライじゃないかしら?」
「いいから、いいから!」
早く食べたいなぎさは会計を済ますと、ほのか、ひかりを急かすようにテラス席へと連れて行った。
だが、その時・・・
「ひかり、向こうの方で嫌な気配を感じるポポ」
「ルルンも感じる・・・怖いルル」
「二人共、どうしたの?向こうの方に何かを感じるの!?」
ひかりの問い掛けに頷くポルンとルルン、メップル、ミップルも異変を感じたのか、
「ポルンの言う通りメポ!あそこから、邪悪な気配が漂っているメポ」
妖精達の言葉に、表情を引き締め、邪悪な気配がする方向を見つめるほのかとひかり、名残惜しそうに、テーブルに置いてあるチョココロネを見つめるなぎさ、
「なぎさ!!」
「エッ!?わ、分かってるよ・・・おばさん、後で必ず、必ず食べに来るから、そのままにして置いてぇ~~!!」
沙織に言伝すると、走り出す三人の姿に、沙織は小首を捻るのだった。
ブルーム、イーグレットは、絶望的な戦いを続けていた・・・
何度も地面に叩き付けられ、二人の悲鳴が沸き上がった・・・
最早戦いとは呼べない、一方的な虐待だった・・・
「ハハハ、これだけの戦力差では、流石のお前達でも、手も足も出ないようだな!滅びの力の前では、所詮この程度よ!!」
「セニョリータ!これ以上痛い目に遭いたくなかったら・・・太陽の泉の在処を教えろ!」
二人を見下すカレハーン、モエルンバに対し、ヨロヨロ立ち上がった二人は、
「嫌・・・あんた達何かに、私達、絶対負けない!フラッピや、チョッピの故郷を、滅茶苦茶にしたあんた達何かに・・・」
「ブルーム・・・」
ブルームの言葉に涙を流すフラッピ、
「ブルームの言う通りよ!私達は、最後まで戦う!!二人の故郷を取り戻すんだからぁぁ!!」
「イーグレット・・・」
イーグレットの言葉に涙を流すチョッピ、そんな光景を見下し、大笑いするカレハーンとモエルンバは、
「泉の精よ、良いのか?お前達の所為で、こいつらは苦しんでいるんだぞ?」
「セニョリータ、もっと痛めつけなければ分からないかい?ウザイナー!もっと、もっと、痛めつけろ!!」
キノコのウザイナーが胞子を放射し、ブルームとイーグレットがゴホゴホ咳き込み、カレハーンが触手で二人を締め付ける。涙を流しながら必死に左手をイーグレットに伸ばすブルーム、右手を必死にブルームに伸ばすイーグレット、あと少しで届きそうになると、
「おっと、お前らの行動はお見通しだ!」
カレハーンにより引き離される二人、今までの鬱憤を晴らすように、弄ぶカレハーンとモエルンバ、
その時・・・
「アッ!あんたは・・・またあんたかぁ?全く、私達が行く先々で悪さして・・・」
「ゲッ!?セニョリータ・・・何故お前達が此処に?」
大空の樹に駆けつけたなぎさ、ほのか、ひかりは、モエルンバを見付け嫌そうな顔をするも、ウザイナーの集団を見て表情を引き締める。苦悶の顔を浮かべたブルームは、
「に、逃げて・・・私達の戦いに巻き込まれちゃう」
自らのピンチよりも、なぎさ達の身を案じるブルームに気付き、なぎさ、ほのか、ひかりの顔色が変わる。
「あの娘達・・・私達に似てるね?」
「ええ、事情は分からないけど、あいつが居る以上、このままには絶対出来ない!!」
「はい、彼女達を助けましょう!!」
三人が変身アイテムを取り出すと、
「「デュアル・オーロラ・ウェーブ!!!」」
二人の身体をオーロラが包み込み、なぎさとほのかをプリキュアへと変えていく・・・
「光の使者・キュアブラック!」
「光の使者・キュアホワイト!」
「「ふたりはプリキュア!!」」
「闇の力の僕達よ!」
「とっととお家に帰りなさい!!!」
カレハーンとモエルンバ、そして、ウザイナーを指差し二人が啖呵を切る。
「ルミナス、シャイニングストリーム!!」
ひかりの掛け声と共に、ひかりの身体を光が包み込んでいく。神々しい光と共にルミナスがその姿を現わす。
「輝く生命、シャイニールミナス!光の心と光の意志、全てをひとつにするために!」
絶対的なピンチの中で現われた、自分達に似た戦士を見て、ブルームも、イーグレットも、驚きの声を上げた。初めて見る三人に驚いたカレハーンは、
「おい、あれがお前が戦って居たプリキュアか?」
「そうだ・・・だが、こっちが有利なのは変わるまい!行くぞ、アミーゴ!!ウザイナー!!!」
標的をブラック、ホワイト、ルミナスに変えたウザイナーに対し、ブラックはルミナスに、
「ルミナスはあの娘達を援護してあげて!行くよ、ホワイト!!」
「ええ・・・決着を付けましょう!!」
キノコのウザイナーに正面から突撃したブラックとホワイトは、思いっきり助走を付けたダブルキックを浴びせ、キノコウザイナーを瞬殺し、ブルームとイーグレットを守るようにウザイナーの前に立ち塞がった。その強さに、呆然とするブルームとイーグレット、そしてカレハーンだった。
「あなた達も・・・プリキュアなの!?」
「私達以外にも、プリキュアが居た何て!?」
驚くブルームとイーグレットに、微笑み返したブラックとホワイトは、
「私らも驚いたよ・・・でも、今はこいつらを倒すことに専念しよう!」
「二人共、大丈夫!?戦えそう?無理はしないでね!!ルミナス、彼女達をフォローしてあげて!!」
「はい!お二人は戦いに集中して下さい。彼女達の守りは私が引き受けます!」
頼れる仲間の登場で、顔が綻んだブルームとイーグレットに、精霊達が集まり力を貸していく。
まるで今まで受けていたダメージが薄らいでいくように、力が漲ってくるブルームとイーグレット、四人のプリキュアが頷き合い、同時にウザイナーに突撃する。
鳥のウザイナーをブルームとイーグレットが、栗鼠のウザイナーをブラックとホワイトが、攻撃しようとするカレハーンとモエルンバの攻撃を、ルミナスが完全に防ぎきる。
鳥のウザイナーを、地面に叩き落としたブルームとイーグレット、栗鼠のウザイナーを蹴り飛ばしたブラックは、昆虫のウザイナーを投げ飛ばしたホワイトと背中合わせになり、二人はアイコンタクトすると、必殺技をウザイナーに放とうとする。
「ブラック、サンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「プリキュアの、美しき魂が!」
「邪悪な心を打ち砕く!」
「「プリキュア!マーブルスクリュー!」」
ブラックが右手に、ホワイトが左手に力を込めて前に突き出す
「「マックス~~!!」」
ブラックとホワイトの攻撃の前にウザイナーは倒され、火の精霊達が解放される。
「大地の精霊よ!」
「大空の精霊よ!」
「今プリキュアと共に」
「奇跡の力を解き放て」
「「プリキュア!ツインストリーム・スプラッシュ!!」」
腕で円を描くように回転させた二人が、両腕を前に突き出すと、螺旋の渦が二体のウザイナーを飲み込む。ウザイナーは砕け、緑色の無数の精霊が泳ぎ始めて戻っていく。
「畜生、こんな筈じゃ・・・」
「プリキュアァァァ!!」
逆上したカレハーン、モエルンバが、強大な力で一同を追い詰めていく、
「闇の力が暴走してるメポ」
「このまま攻撃を受け続けるのは、不味いラピ」
メップル、フラッピのアドバイスに頷いた五人が頷き合うと、ルミナスから発せられた虹の光が、ブラックとホワイトを包み込む。
「漲る勇気!」
手を回転させながらブラックが構え、
「溢れる希望!」
ブラックと同じように手を回転させホワイトが構えた。
「光輝く絆とともに!」
ハーティエルバトンを構えたルミナスが、そして足を広げ踏ん張るブラックとホワイトが気合いを込め、ブラックとホワイトの前方に巨大なハートが浮かび上がると、
「「エキストリーム!!」」
「ルミナリオォォ!!」
ブラックとホワイトの叫び声がハモリ、気合いを込めたルミナスの叫びが響き渡る・・・
「大地の精霊よ!」
「大空の精霊よ!」
「今プリキュアと共に」
「奇跡の力を解き放て」
「「プリキュア!ツインストリーム・スプラッシュ!!」」
腕で円を描くように回転させた二人が、両腕を前に突き出した。
虹色の凄まじい光が、螺旋の渦が、カレハーンとモエルンバを飲み込んで行く・・・
「バカな!?こんな、バカなぁぁぁ???」
「アンビィリィィバボォォ!!」
飲み込まれた二人は、自分達が敗北した事を信じられないように散った・・・
上空から枯れ葉が、火の粉が散っていった・・・
上空から落ちてきた、奇跡の雫を手にするブラックとブルーム、大喜びで踊り合うフラッピとチョッピに、メップル達も近づき踊りあった。フラッピ、チョッピから大体の事情を聞いたなぎさ達とメップル達は、
「ダークフォールメポ?クイーンなら何か知っているかも知れないけど、メップル達は聞いた事が無いメポ」
「でも、ジャアクキングと同じように、闇に関係しているのは、間違いなさそうミポ」
「奇跡の雫なら、なぎさ達も持ってるメポ!でもなぎさは、アメ玉と間違えて食べようとしたメポ」
メップルにばらされ、動揺するなぎさを見て、フラッピとチョッピが涙目になりながらなぎさを見つめると、
「ち、違うわよ!食べて無いわよ!!美味しそうだなぁとは思ったけどさぁ・・・メップル、余計なことは言わない!!」
なぎさに拳骨され、メップルは痛そうに頭を撫でていた。咲と舞も、そんなコミカルななぎさを見て笑っていると、真顔に返り、
「さっきは助かりました・・・一時はやられると思っちゃった」
「なぎささん、ほのかさん、ひかりさんは、私達がプリキュアになる前から戦って居たんですね・・・通りでお強いと思ったわ」
「ううん、あなた達こそ凄いわ!まだプリキュアに成り立てなのに、此処まで戦える何て・・・昔の私達以上だと思う!!」
「そんなぁ・・・煽(おだ)てられたら、照れるなりィ!」
頭を掻く咲を見て一同は笑い合った。舞は笑いながらも咲をたしなめ、
「もう、咲ったら・・・でも、此処で私達は始めてプリキュアになって、この場所でプリキュアの仲間に出会えたのも、何か不思議な力を感じるわ」
「そうだね・・・舞に初めて出会ったのもこの場所だし、なぎささん、ほのかさん、ひかりちゃんに初めて会ったのもこの場所・・・」
感傷に浸る一同だった・・・
その時、遊び歩いていたポルンとルルンが、大空の樹から見えるある一点が光輝いている事に気付き、騒ぎ始める。集まった一同も気付き、見つめていると、光輝く物体に反応するように、木の泉と火の泉の計14個の奇跡の雫が輝き始めた。
「これは・・・フェアリーキャラフェラピ!!」
嬉しそうに話すフラッピの言葉通り、光が近づき、一同は遂にフェアリーキャラフェの姿を目にした。ガラスの水差しに似たような容器を、嬉しそうに手にしたフラッピとチョッピは、嬉し涙を流した。
「さあ、この中に奇跡の雫を7個入れるラピ!先ずは、木の泉からラピ!!」
「分かったわ!こうで良いの?」
回転しながらキャラフェの中に転がり落ちていく、木の泉の奇跡の雫、7個全てが治められた時、突然空間が割れ、なぎさ、ほのか、ひかり、咲、舞、そしてメップル達、フラッピとチョッピが、悲鳴を上げながら、その中に吸い込まれていった・・・
第二話:邂逅!二組のプリキュア
完