GoT゛o LOVEる-ごっどらぶる-ダークネス 作:riv
説明文が多くなるのを何とかしたい……
01
Side モモ・ベリア・デビルーク
「むぅ……」
ギラギラと夏の日差しが外に降り注いでいる休日の昼下がり。私は一人、部屋でディスプレイを前に唸っていた。
(
ヒロイン一人ひとりの難易度は低いけど、ハーレムルートを目指して同時に攻略をしようとすると時間が足りなくてバッドエンドになってしまう。今の私の状況を写し出しているようでキツイわね……。
「ん~~、今までリトさんのことを何とかすることを中心に楽園計画を立ててきたけれど、周りの女の子のこともしっかり考えないとダメよね」
うまくいかなくてついテーブルに突っ伏してしまう。ひんやりとした机の温度が、疲れ切った頭と心を少しだけ癒してくれた。
私以外にもたくさんの人がリトさんのことを好きだと知ってから、本格的に考え始めた楽園計画。リトさん本人が奥手なのもあるけど、周りの人たちもハーレムというものに慣れていないせいでなかなかうまく進まない。
(お姉さまと春菜さんはさほど問題ないでしょうけど、ナナとヤミさんはしっかりと
お姉さまはデビルーク星の第一王女ですから一夫多妻制というものに理解を持っているし、何よりリトさんの婚約者です。もうほとんど攻略完了と言っても過言ではないはず。春菜さんの方もお姉さまが働きかけているおかげで、攻略の進み具合は順調に見えます。しかし――――
(ナナはまだお子様だからじっくり攻めるしかないとして、ヤミさんが大変ね)
銀河の殺し屋『金色の闇』として過ごしてきた日々。それによって凍り付いていたヤミさんの心。リトさんと美柑さんのおかげで少しは打ち解けてきているように見えます。とはいえ、リトさんを
(何より本人の気質、というか口癖が『えっちぃのはキライです』っていうのがもう……難しいですねぇ)
そして新たに出てきた強敵、黒咲芽亜。ヤミさんを狙うトランス能力者で、彼女がマスターと呼んでいる謎の人物が背後に存在している。ヤミさんに影響を与えたリトさんに興味津々で、彼女を何とかしないとリトさんの身も危うい。ふぅ、本当に誰にでもフラグを立てるんですからリトさんは……。
「わかってはいたけど問題は山積みよね……」
ハーレム計画に芽亜への対策。思わずため息が出てしまう。まずはリトさんの意識改革をするべきか、周りの好感度上げをするべきか。それとも――――
「……とりあえずこのゲームをクリアしてから考えましょう。何か参考になるかもしれないし」
これだけ苦戦させられたんだし、計画のために何かしら得るものがあるといいんだけど……。
「無理。絶対に無理。これはもう私のレベルを超えているわ!」
ベットの上に大の字で寝転ぶ。ゲームの中とはいえ、ハーレム形成を失敗するのはなんだか気分というか景気が悪い。すごくイライラする。
(何回目の挑戦かなんて数えるのも嫌になりました……。これは無理! 何度やってもクリアできないわ! ……ふぅ、とりあえず気分転換にシャワーでも浴びに行きましょうか)
私達の家のシャワーは使用中らしく、仕方ないのでリトさんの家のシャワーを借りることにする。……こういう時誰かに相談できればいいのだけど、そんな都合のいい相手いるわけないわよね~。
(やっぱりフラグを立てる順番がいけないのかしら。個別ルートの攻略は終わっているんだしすぐクリアできると思ったんだけど、そう上手くはいかない物ね。とはいっても一通りの組み合わせは試したし……どうしろっていうのよまったく!」
「おわっと! ……どうかしたのかモモ? いきなり大声なんか出して」
考え事をしながら階段を下りていると無意識のうちに声に出ていたようで、居間のソファーでくつろいでいたリトさんを驚かせてしまった。
「り、リトさん! いえ、これは、その、……何でもありませんよ?アハハ……」
「そ、そうか。大したことないならそれでいいけど。でも、なにか困ったことがあったら言ってくれよ。俺じゃ頼りないかもしれないけど、力になれることがあるならできる限り何でもするからさ」
(は、恥ずかしい! よりにもよってリトさんに聞かれるなんて/// うぅぅ、失敗しちゃいました。……でも、さりげないフォローにこちらのことを気にする気遣い。流石リトさん!)
リトさんはやっぱり、こういったやさしい気遣いができるところがすごい。つい気を許してしまって、気が付いたら抜け出せない魔性の罠。……本当に罪な人♡
(そういえば、ジャンルは違うけどリトさんもよくゲームをするのよね? なら、なにかいい意見が聞けるかもしれない! ついでにハーレムとか女の子についてどういった考えを持っているかも確認もできるし、さっそく行動開始ね)
勢いのままリトさんに近づく。ソファの隣に座って寄り掛かり、誘惑することも忘れません♪
「なら、少し相談に乗ってもらえませんか? そんなに大したことではないのですけど……」
「今プレイしているゲームがクリアできないねぇ……」
うーんと唸るリトさん。もしかしたら子供っぽいと思われたかもしれないけど、ゲームという二人に共通する話題で攻めているから親密度は上がるはず! ここは攻めるところよ!
「モモがやってるのってギャルゲーだよな? うーん、……そっちのジャンルはプレイしないからよくわからないけど、攻略サイトとかは見ないのか?」
「攻略サイトですか。……なるべく自分でクリアしたかったので見ないようにしていたのですけど、この際仕方ないのかもしれないですね」
時間は有限です。手段を選んでいる場合ではありません。ハーレム計画のために何としてもリトさんを落とし、みんなのためにハーレムを形成しなければ……。
「そういえば結構前にテレビでギャルゲーの特集やっててさ。そのときに話題になってたサイトがあったような? サイトの名前は確か……」
「落とし神……だったかな?」
とまあ、こんな感じで終わった第1話。
後書きでは世界観を適当に垂れ流していこうと思います。
大体1、2行しか書かないし、くだらない事が多いので読まなくても問題ないです。
世界観その1
ギャルゲーは日本が誇る文化で、1ソフトあたり世界で500万本売れているほどの人気をもつ。