GoT゛o LOVEる-ごっどらぶる-ダークネス   作:riv

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とりあえず第2話。
神のみサイドからキャラクターが登場します。



ちょっとメタネタ注意


02

Side モモ・ベリア・デビルーク

 

 

 

「ゲーム攻略サイト落とし神。今のギャルゲー業界を牽引していて、独特の視点でゲーム、特にヒロインを見ている。今まで攻略情報を上げてきたゲームは数知れず、発売日当日に複数本のゲームの攻略情報を上げるなどすさまじい攻略速度を誇っている、と」

 

 さっそくリトさんに教えていただいたサイトを調べてみる。落とし神と大きな文字で書いてありその下にENTERと書かれているだけのシンプルなページ。……有名なサイトとは思えないほど恐ろしくシンプルで、それでいて引き込まれそうな不思議な魅力を感じる。

 

「知らない人が見たら宗教か何かと勘違いしそうなページね……。とりあえず入ってみますか――っと!?」

 

 目の前に飛び込んできたのは大量のゲームタイトル。50音順にきっちりソートされているけど、少しごたごたしているように見える。でも、それだけの数のギャルゲーをプレイしてきたと思うと凄く……いや、ギャルゲーばっかりっていうのは少しアレかもしれないけど、尊敬しますね。

 

「これは噂以上ね……。とりあえず、攻略情報を見てみようかしら」

 

 私は高鳴る気持ちを抑えて、とりあえず今プレイしているゲームのページを見ることにした。

 

 

 

 ストーリーのネタバレや、どの選択肢が正解かをただ連ねるのではなく、気を付けるポイントを書く程度の簡素な攻略ページ。ヒロインや、ゲームそのものについての感想が内容の大部分を占めていて、ギャルゲーへの愛が伝わってくる。

 

(ネタバレが少なくて嬉しいけど、少し物足りないわね。ん? あぁ、メールフォームで質問をすると、返信とQ&Aで対応してくれるわけね。なら、Q&Aページを見てからメールですね)

 

 ページを見てみると、質問の内容一つひとつに丁寧に回答が書かれている。どこに注目して選択肢を選ぶかとか、回収しておくべきフラグのヒント。そして励ましの言葉。これだけの対応をすべてのゲームタイトルでやっているのかと思うと、神を名乗るだけあると感心する。

 

(発売したばかりのゲームだからか、ハーレムルート攻略に入っている方は少ないのでしょうか? ページに載っていないみたいだし、とりあえずメールを出しますか)

 

 

 

FROM 小悪魔ピーチ

 

 落とし神様へ。初めまして、小悪魔ピーチです!

 私は今、女神クエストの攻略で困っています。ハーレムルートに入ることはできたのですが、何度やってもバッドエンドになってしまいます(>_<)

 フラグを立てる順番を変えて、一通り攻略したのですが、うまくいきません。助けて! 落とし神様!

 

 

 

(……こんな感じかしら? とりあえず送ってみましょう。さて、打てる手は打ったし、これ以上このゲームにこだわっていても仕方ありませんね。次のギャルゲーをプレイして返信を待ちましょう)

 

ハーレム計画成就のため、私は新しいゲームをプレイしていくのであった…………

 

 

 

 

Side 桂木桂馬

 

 メールだよっ!

 

 携帯ゲーム機……PFPをカタカタと一心不乱に操作し、自分のサイト、落とし神に届いた迷える子羊たちの願い(メール)を処理する。そんな中、気になるメールを一通発見した。

 

「ほう……。このボク以外にこのゲームのハーレムルートに挑んでいる奴がいるとは。なかなか腕の立つプレイヤーだ」

 

現実(リアル)に干渉する(・・)機会が増えたとはいえ、去年に比べれば圧倒的にゲームをする時間は増えている。そのボクに追いつく速度……いや、攻略するセンスを持っているとはなかなかできるプレイヤーだな)

 

 去年何があったかは、……そこらへんは原作を読んで補完してくれ。というか、二次創作を読む前に原作を把握しておくのは常識だ。原作を知らずに――――っと僕は何をわけのわからないことを考えているんだ! エルシィのバグが移ったか!?

 ……とりあえず、アレだ。去年あったことはボクの口からは何も言うことは無い。一つ言えるとすれば、去年に比べここ最近はトラブルが少なく、積みゲーを作ることなく過ごせている。という事だけだ。

 

「女神クエストか……。個別エンドは迎えたが、ハーレムエンドの攻略は……」

 

 ハーレム(・・・・)という言葉に、胃が少し痛む。原因はわかっているのだが、どうしようもない現状を思い、少しの間思考が止まる。

 

(昨年やったこと、そして今現在起こっている事。それを考えると、ハーレムルートは敬遠するようになってしまった……)

 

 現実(リアル)に影響されて攻略に支障が出るとは、やはりボクもまだまだ未熟という事か。それとも、あの時の失敗から少しは成長できたという事か……。まあいい。今は攻略に集中しよう。なぜならば……

 

「ボクは神だ。故に逃走も敗北も許されない。そして、助けを求める子羊を見捨てはしない!」

 

 現実(リアル)を、そして、ギャルゲー(理想)を相手に、退かず、媚びず、顧みない。神に逃走は在らず! ただ前進攻略あるのみだ!

 

(とはいえ、今から普通にプレイしていては時間がかかりすぎる。仕方ない、久々にあれをやるか……)

 

「エルシィ! 今からボクは落とし神モードに入る! ボクが出てくるまでの間、誰にも邪魔させるんじゃないぞ!」

 

 自室の扉を開けて、一階で家事をしているバグ魔……もとい、義妹のエルシィに声を掛ける。気休めかもしれないが、何もしないでいるよりはましだからな。

 

「無理ですよ神にーさま! 女神のみなさまとか2‐Bペンシルズのみんなが来たら止められませんよ! 悪魔のみんなの相手だけで限界ですぅ~!」

 

 案の定といったところか。否定の悲鳴が上がってくるが、そんなの知ったことじゃない。確かに僕はギャルゲー(理想)だけでなく、現実(リアル)にかかわると決めたが、ギャルゲーの攻略を疎かにする気は一切ないのだから。

 

「何とかしろ!」

「う、う~~~!」

 

にいさまのバカぁ~!! という怒鳴り声を聞こえなかったことにして部屋に戻る。入室禁止の張り紙を用意し、入り口のドアに貼り付けて準備完了! ボクには待っているヒロイン(理想)たちと子羊(現実)たちがいるのだから!

 

「……それにしてもこのゲーム、どっかでプレイしたことあるような無いような……なんか不安になるんだよな。まあいい、攻略再開(コンティニュー)だ。落とし神モード、発動!」

 

 

 

――――エンディングが、見えた!――――

 

 

 

 

Side モモ・ベリア・デビルーク

 

 ♪~~♪~~♪~~

 

「よしっ、この娘も攻略完了! あぁ、今ならリトさんのハーレム作成計画もうまくいく気が……そう簡単にはいきませんよねぇ。はぁ……」

 

 ここ最近ため息ばっかりついている気がする。やはりあのゲームでハーレムエンドを迎えられなかったのが思ったより響いているんでしょうか?

 

(そういえばさっき端末が鳴っていましたね。誰かからの連絡でしょうか?えっと、メールが1件。内容は……)

 

 

 

FROM 落とし神

 

 小悪魔ピーチさんこんにちは。落とし神です!

 女神クエストのハーレムルートの攻略についてですね!

 こんなに早くハーレムルートへの質問が来るとは思ってなかったので、びっくりしました!

 

 さて、攻略の方ですが、このルートで大切なのは攻略速度です。サポートキャラの女の子ではなく、その親友をサポートキャラにしてルートを展開していきます。

 攻略する順番ですが、普通にやっていては間に合わないので、全員同時に攻略するんです。クエストパートに入らず日常パートで終わらせないとBADENDになってしまうので、気を付けてくださいね!

 

 ここまで書けば、基本ルートを攻略できた小悪魔ピーチさんならクリアできると思うので頑張ってください!

 

 

 

 ……メールを読んだ後、あまりの衝撃に私はしばらく動けなかった。

 

「ぜ、全員同時……! しかも、サポートキャラクターを交代させるなんて方法でクリアですか。……まったく思いつかなかったわ!」

 

 斬新、大胆を通り越して呆れるような攻略法。こんな方法、私にはどれだけかかっても考え付かなかったでしょう。今まで憂鬱だった気分が吹き飛び、急に活力がみなぎってきました。

 

(やはり落とし神の名は伊達ではないという事ね。まさかこんな短期間で返信が来るなんて思ってなかったわ。あれからずっとサイトをチェックするようにしていたけど、ほかのゲームも同時に、しかも大量に攻略していたし。すごい人……いえ、神ね)

 

 ……もし、この方の協力を得ることができれば、リトさんを落とし、ハーレムを形成することができるんじゃないかしら!? ふと、そんなこと思いついた。だけど、男性を落とし神様に攻略させるのはさすがに無理だと、またへこみそうになる。

 しかし! 今日の私は冴えている……。すぐさま素晴らしいアイディアが閃いた!

 

「そうと決まれば即行動開始♪ お姉さまに協力してもらって、みんなのデータもとって、……ウフフフフ」

 

 

 

(待っていてくださいリトさん!私がハーレムを完成させて見せますから! そして完成した暁には私のことも……♡)

 

 

 

 




落とし神が降臨しました。

世界観その2
人間界・天界・地獄の三界が存在している。宇宙人は、三界の存在を把握しているが、天界と地獄については侵入・調査ができず、地球はある種の中立地帯として扱われている。地球側は天界・地獄の二界が宇宙人の存在を把握している。

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