GoT゛o LOVEる-ごっどらぶる-ダークネス   作:riv

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相変わらず説明まみれの第3話



03

Side 桂木桂馬

 

メールだよっ!

 

FROM 小悪魔ピーチ

 

 落とし神様へ。先日は女神クエストの攻略アドバイスありがとうございました!

 おかげで無事クリアできました。本当にありがとうございました。\(>ヮ<)/

 急に話しが変わって申し訳ないのですが、私は今、個人でギャルゲーを制作しています。その作っているゲームを落とし神様にこのゲームをテストプレイしていただきたいんです!

 完成自体はしているのですが、難易度をとても高くしてしまいテストプレイがままなりません。そこで、ぜひ落とし神様のお力をお借りしたいと思い、メールさせていただきました!

 今までのゲームとは違ってすっごくリアルなゲームなので、落とし神様も納得していただける内容だと自負しています!

 プレイしていただけるのであれば、以下のサイトにアクセスしてファイルをダウンロードしてください。アドレスは――――――

 

 

 

「……また新手のクソゲ―に巻き込まれたか?」

 

 例によってメールを消化していると、何ともまぁ、胡散臭いメールを発見してしまったわけだ。

 

(新作のゲームか。ボク=落とし神と知っている連中の悪ふざけか、それとも以前あったメールのように本物のメールか……)

 

 今のボクの現状、現実(リアル)との付き合いの原因……。昨年の出来事の発端がメールによるものだったので、つい疑ってしまう。

 

(新作のゲームの完成品のテストプレイ……。今ここを逃したらプレイできないシナリオとかキャラクターとかいるんだろうな……。クソッ、なんという高度なトラップだ! どうにかして、真偽を確かめられない物か……)

 

 ゲーマーの魂を揺さぶられる問題に直面している最中、ノックの音が部屋に響く。

 

「桂木ー、入るわよ」

「ハクアか。僕に何の用だ? エルシィなら――」

 

 ボクがまだ入室許可を出していないのに、ガチャリと扉が開く。

 

「出かけてるんでしょ? わかってるわよそんなこと。前に話していた護衛当番について報告しに来ただけよ。とりあえず仮決まりなんだけど、お前に教えておいた方がいいと思ってね」

 

 なるほど。と、納得する。地獄でのごたごたがひとまず収束し、女神達の安全は確保された。しかし、馬鹿なことを考える連中はいる。女神と、女神に力を与えるボクに手を出してくる可能性がある……らしい。それを防ぐための護衛案がある程度まとまったという事か。

 

「それじゃあ早速説明するわよ」

 

 ハクアが無駄に得意げに話した情報を纏めると、以下のようになる。

 

 

・エルシィは基本的にボクと天理担当。学校内では2B‐ペンシルズの護衛。……少しでも時間があったらかのんの方へ押しかけるのが目に見えるな。

 

・ハクアはこれから天理のいる美里東高校の三年に転入して、天理の護衛を中心に行動する。……ディアナとは舞高祭の時から対立意識を持っているようだったし大丈夫なのか?

 

・ノーラは階級が高く、部下が多いので町全体の警護を担当する。……この間からたまに家にコーヒーを飲みに来ては女神持ちの連中を引っ掻き回していく厄介な奴だが、実力と今までの功績から考えると頼りになりそうだ。

 

・灯……リュミエルはボクが提案した案である避難先を作っている。舞島市は悪魔連中が割と出入りしていて、隠れるところ等が限られている。だから、この地域から少し離れているところに緊急時の避難先を作るよう提案した訳だ。で、その拠点の確保と警護をやっているらしい。協力者(バディ)である二階堂と協力してやっているらしく、順調だそうだ。

 

・他にも信頼できる連中が持ち回りで護衛するらしい。例を挙げると、エルシィの実家で、リュミエルの一族が運営しているイーマの救命院出身の悪魔がいる。

 

「まあ、とりあえずこんなところね。あと何か質問とかはある?」

「いや、特にない。そっちに関してはボクが口出ししてもあまりいいことは無いだろうからな」

 

 確かにボクは神だが、二次元世界限定のものであって万能ではない。餅は餅屋に任せておくのがいいだろう。話がひと段落したところで、先ほどのメールの内容を思い出した。

 

「ハクア、一つお前に頼みたいことがあったのを思い出した」

「相変わらず唐突ね。また攻略関連なの?」

「いや、攻略は関係ない……はずだ」

「歯切れ悪いわね~。まあいいわ。話しなさいよ」

 

 こういう時、エルシィと違ってごねないから楽で助かる。と、頭の隅で考えながら、さっきのメールについて説明する。

 

「これがそのメールね。特に魔力とかは感じないけど……」

「だが、不審だろ。いくら神とはいえ、たかが一プレイヤーに過ぎないボクにこんなメールを送ってくるなんて展開、ありえない」

「相変わらずよくわからない自信ね……。魔力とか女神の力とかは感じないから大丈夫だけどどうするの?」

 

 どうする? なんてのは決まりきっている。ボクが選ぶのはもちろん……

 

「そこにギャルゲーがあるなら攻略するに決まっているだろ。ゲーマーとして、落としが「はいはい、そう言うと思っていたわよ」」

 

 私、下にいるから勝手にしなさいと出ていくハクア。

 

(……まあいい、一応安全は確認されたわけだし、魔力が確認されたらハクアが何とかするだろ)

 

 まずは目の前にあるゲームに集中することにする。……そして数分後、ボクは部屋から消えた。

 




次回、ようやく2作品のキャラが交流する?

世界観その3
桂木桂馬は相変わらず他人から見た自分のパラメータを自覚していない。
落とし神は今日も平和です。
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