GoT゛o LOVEる-ごっどらぶる-ダークネス   作:riv

4 / 5
モモがチョロインに見えてしまう第4話

桂馬はいったいどこへ消えたんだー(棒


結構な文字数書いたつもりでも、思ったより少ない不思議



04

Side モモ・ベリア・デビルーク

 

「かかった!」

 

 私の部屋に限りなく似せて作成した電脳空間で歓声をあげる。ここは、今回の計画で一番重要な物……。落とし神様に攻略してもらうためのゲームソフトの内部(・・)である。

 

(以前ナナと一緒に完成させた、お姉さまの3D体感ゲーム。それを基にみんなの……リトさんの周りで好意を寄せている女の子を再現したゲームを作り、落とし神様に主人公(リトさん)を操作しハーレムエンドを目指してもらう……。完璧よ私! これなら上手くいくはず!)

 

 落とし神様がゲーム(ダミーデータ)のダウンロードをしている。その間に位置を特定して、転送用のプログラムを用意して……転送っ!

 

(出会いのイベントは重要だから、一気にたたみかけないと!)

 

 転送されてきた方へ優雅に一礼。相手が神を名乗っているならば、敬わなければならない。こちらがお願いする立場だし、何の許可も得ずに呼び出したので、機嫌を損ねたら即アウトだ。慎重に選択肢を選ばないと……。

 

「お会いできて光栄です、落とし神様。いきなりこのような方法でお呼び立てするしかなく、申し訳ありません。しかし、私にはもう、頼れる方があなたしかいないのです!」

「……大仰なセリフや言い回しはイラン。さっさと要件を言え。こっちはメールに書いてあったことしか把握していないんだ」

 

(予想と違う反応ですね? ゲームにあるようなシチュエーションを用意すれば、喜んでいただけると思ったのですけど……。まあいいでしょう)

 

 予想外のことに動揺してしまう。だが、こんなところで挫けるわけにはいかない。何としても協力関係を築かないと……。

 

「……わかりました。まず、ゲームについて説明します。このゲームはヒロインと主人公に人工知能が搭載されていて、各自が自由に思考し、行動します」

「人工知能だと!? ……色々言いたいことがあるが、まあいい。つまりは、キャラクターが想定した動作をせずにエンディングに到達できないという事か。そして、ボクに攻略ルートを探せと……いや、作れという訳だな」

「は、はい。その通りです……」

「……そして、その裏にある事情もボクには話せないという事か」

 

 ……凄い。少し設定を話しただけで私の考えがすべて見抜かれてしまった。やはりこの方ならやってくれる!。

 

「すべてを話すことができない無礼をお許しください。そして、お願いします。どうか、私のためにゲームを攻略してください!」

「断る」

 

 

 

 ……私の願いはあっさりと砕け散ったのだった。

 

 

 

Side 桂木桂馬

 

(さて、とりあえずこっちに主導権を取り返すために一回断ったわけだが、……見事にへこんでいるな……)

 

 おそらく、この件には駆け魂が関与している。そうボクが結論付けるのには時間はかからなかった。なぜなら、リアルでこんな展開が起きるわけなど無いと決まっているからだ。

 

(ここまで強烈に接近してくるとなると、毒フラグの可能性が高い。故に、主導権を奪い取ってボクがゲームをプレイさせてもらう(・・・・・・)立場にならなければならない。そして、……肝心の心の隙間がどこにあるのか、どうすれば解決するのか、見極めなければならない)

 

 今回の攻略は、ボクの『落とし神』というパラメータが重要になってくる。攻略にプレイヤースキルが必要な、アクションや格闘ゲームと同じパターン。つまり、ギャルゲーを攻略することで、攻略が成功する。という事になるはずだ。

 

(攻略中にギャルゲーができるなんて最高じゃないか! 今回の攻略は楽勝だな。とにかく、好感度を上げなければ)

 

 一度絶望の底に沈んだところへ、一糸の希望を垂らす。その糸を使って好感度を引き上げる。最初から好感度が高い相手に有効な、ツンデレ戦法だ。

 

「何を勘違いしているんだ。何もボクは協力しないとは言っていない。」

「…………ぇ?」

 

 かかったな。内心で眼鏡を光らせ、笑いながら言葉を続ける。

 

「ボクは誰かのためにヒロインを落とすなんてことはしない。ヒロインのために、ヒロインと一緒にエンディングを迎えるためにギャルゲーをしているんだ。故に、誰かに強制されてやるなんて論外だ!」

 

 相手の目を見て強く言い切る。これはボクのポリシー。落とし神としての根幹。これを歪めていては今回の攻略は必ず失敗する。だからボクは、理想のボク(落とし神)であるために否定しなければならない。そして見せつけなければならない!

 

「キミに頼まれたからではなく、ボクがキミと一緒にエンディングを見たいから。だから、ボクに手伝わせてほしい。それでいいかい? 小悪魔ピーチちゃん」

「……っ、私でよろしいのでしたら、一緒に見てくださるのなら」

「これから二人で攻略していくんだ。堅苦しいのは無しだよ? そうだな……ボクの名前は桂木桂馬だ。好きに呼んでくれて構わない。君の名前は?」

「モモ・ベリア・デビルークです! よろしくお願いしますね! 桂馬さん!」

 

 

 

――――第一段階、クリア――――

 

 




これでFLAG_1.0は終了。

この後滅茶苦茶ギャルゲーした。

二作品のキャラが出会う所まで書けたんでとりあえず満足です。

この次はFLAG_1.5で別視点ちょっとやってFLAG_2.0かな?

先行き不明な今作ですが、これからもよろしくお願いします。

世界観その4
二作品ともにアニメ・漫画版の設定がミックスされている。
To Loveるのアニメは原作にない話が多く、一部サ○エさん時空に取り込まれているので、拾わなかったりする設定が多い。
神のみはアニメに出ていないキャラクターも拾っていく予定だが、小説版のキャラと設定は未定。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。